佐々木と吉田 ドラクエツクールと栄一の野望と、メガテンIf リボーンペルソナ0篇

栄一の野望

陣取りゲーム

「もちろん時代は明治初年」
「はい」
「まず最初に、東京、横浜間に鉄道を敷くのね」
「はいはいはい」
「そしたら次に、その横浜の港で海外と貿易ができるのね」
　佐々木が指を回す。
「それで富岡製糸場っていうか、富岡まで鉄道を通すのね」
「なるほど」
「つまり、日本のあちこちに産業があるから、それを鉄道で繋いでいって、それお金を稼ぐ」
「はいはいはい」
「それで初めは富岡に製糸場はないんだけど、稼いだお金で製糸場を作る」
「なるほど、なるほど」

「俺のイメージは・・・・・・」
　佐々木がこめかみに指をつく。
「桃鉄ってあるじゃん」
「ありますね」
「まぁ、あんまやったことないんだけどね」
　ハハハハハハッと吉田が笑う。
「あれって双六じゃん」
「そうですね」
「それを陣取りゲームにするかんじ」
　ああっ、はいはい、と吉田が頷く。