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二つのドラゴンボール

 オチ

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「まぁわかった」
「はい」
「両方とも面白いと、鳥山先生のもお弟子さんのも面白いと」
「それで良いなら、最初から何も言わないでください」
「ただ」
「ただ?」
「オチを言うと」
「オチ?オチってなんすか?」
 吉田が首を捻る。

「鳥山先生がドラゴンボールを描いてる時に、ハガキを送るのね」
「んん?ハガキ送る?」
「そこに先生が五万円送ってくださったら、そのうちの二万円で週刊少年ナニガシを百冊買い、アンケートハガキを送りますって書くのね」
「えっ?鳥山先生はいらないでしょう、むしろ一番必要ない人でしょう?」
「だからね・・・・・・」
 佐々木がニヤリと笑う。

「返事が返ってきてさぁ、五百万送られてくるのね」
「五百万?」
「で、返事に書いてあるのが・・・」
「はい」
「俺以外のヤツに千票づつ入れろ」
「ハハハハハハハハハハハハハッ」
 吉田は大爆笑する。

「まぁ、チャンチャンってね」
「チャンチャンじゃねぇよ」
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