佐々木と吉田 アニメ声優に必要なのは、お約束のギャグ編

アニメは好きだけど、声優には興味ない

「繰り返しになるけど」
「はい」
「そのアニメが面白い、そのアニメの続編が観たい」
　佐々木が手を振る。
「その為にはアニメ会社に製作費が必要で、その為に、アニメ会社に製作費を与える為にDVDを買わないといけない」
「そうですね」
「でもDVDはいらない、なぜならハードディスクに録画しているから」
「最近じゃは、配信でも観れますしね」
「だからそのDVDに特典として、声優のライブのチケットがついてくるく」
　指で四角を作り、チケットを表現する。

「でもこっちは、主演の、北斗な拳の主人公のケンシーロー役の山寺さんに別に会いたくない」
「ハハハハハハッ、神谷さんだったら？」
「神谷さんだったら会いたい」
　
「とにかく」
「はい、とにかく」
「アニメ声優にそんなに興味がないアニメ好きって、おかしいのか？って話」
「まぁ・・・言ってることは分かります」
「山寺さんにそんなに興味はない、山寺さんにオッハーしたくない」
「神谷さんには？」
「神谷さんには会いたい」


「それは置いといて」
　モノを置く仕草を佐々木がする。
「単純にアニメの続編を観たいって言うことに、一千円使うって事がそんなにおかしいのか、ってことをおれは言いたい」
「はいはいはい、だから言ってることは分かります」