佐々木と吉田 崩壊するのに、どうやって戦争すんだよ編

今の中国は昔の日本で、未来のインド

中国接待

「あのさぁ、ちょっと脱線すんんだけどさぁ」
「はい」
　苦笑しながら吉田が頷く。

「ミッションインポッシブルの、一コ前か二コ前のやつでさぁ」
「はい・・・・はい」
「便所でさぁ、ずっとカンフーするやつない？」
「はいはいはい、ありましたね」

「トムクルーズとさぁ、もう一人、白人の奴がいて、二人がかりで中国人の奴を取り押さえようとして」
「はいはいはい、ありました、ありました」
「その中国人が異常に強くて、ずうっとやってんだよね」
「なんか、CMでそこ流れてなかったですか？」
「そうだっけ？」
　佐々木が首を振る。

「あの中国人、中国じゃぁ有名な人なのかなぁ？」
「そうなんじゃないんですか」
「ていうかそれで、中国人は喜ぶのかなぁ？」
「まぁ、喜ぶんじゃないんですか」
　苦笑しながら、吉田が頷く。

「まぁ・・・・・」
　苦笑を続けて、吉田が呟く。
「東京ドリフトよりは、いんじゃないんですか」
「まぁな」
　佐々木も笑う。