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大阪人は薄めた香港人
香港のおばさんの方が、大阪のおばさんよりキツい
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「まぁ、中国人ていうか・・・・」
ニヤニヤしながら佐々木が言う。
「さっきの話で言うと、広東人だけど」
「そうですね」
「たださぁ」
「はい」
「昔の・・・・っていうか、単純に俺が最近観ないからなんだけどさぁ」
「はい」
「香港映画に出てくる、下町のおばちゃんみたいなの」
ハハハハハハハハッと吉田が大爆笑する。
「あれってさぁ、濃い大阪のおばちゃんみたいだよね」
「・・・・・わかる」
笑いながら、吉田が同意する。
「俺の妄想なんだけどさぁ」
「はい・・・・いつもの事です」
「香港の、若いおにいちゃんがさぁ、大学生のおにいちゃんが、留学で大阪に来るとするじゃん」
「はい」
「それで大阪のおにいちゃんと仲良くなって・・・・」
「はいはい」
「で、その大阪のおにいちゃんが、うちの母親がキツイっていう話するのね」
「はい」
「そしたらさぁ、香港のおにいちゃんがさぁ、うちもキツいよって言うのね」
「はいはいはい」
「そしたら大阪のおにいちゃんが、いやいやいや、うちのおかんの方がキツいって、って言って、大阪のおばちゃんキツいエピソードを言うわけね」
「はい」
「そしたら香港のおにいちゃんが、すごい穏やかな表情で」
「はい・・・・はい」
笑いながら吉田が頷く。
「そのくらいのことでキツいとか言ってるんだ・・・・日本人ていい人だね」
ハハハハハハハハハッと、吉田は大爆笑する。
ニヤニヤしながら佐々木が言う。
「さっきの話で言うと、広東人だけど」
「そうですね」
「たださぁ」
「はい」
「昔の・・・・っていうか、単純に俺が最近観ないからなんだけどさぁ」
「はい」
「香港映画に出てくる、下町のおばちゃんみたいなの」
ハハハハハハハハッと吉田が大爆笑する。
「あれってさぁ、濃い大阪のおばちゃんみたいだよね」
「・・・・・わかる」
笑いながら、吉田が同意する。
「俺の妄想なんだけどさぁ」
「はい・・・・いつもの事です」
「香港の、若いおにいちゃんがさぁ、大学生のおにいちゃんが、留学で大阪に来るとするじゃん」
「はい」
「それで大阪のおにいちゃんと仲良くなって・・・・」
「はいはい」
「で、その大阪のおにいちゃんが、うちの母親がキツイっていう話するのね」
「はい」
「そしたらさぁ、香港のおにいちゃんがさぁ、うちもキツいよって言うのね」
「はいはいはい」
「そしたら大阪のおにいちゃんが、いやいやいや、うちのおかんの方がキツいって、って言って、大阪のおばちゃんキツいエピソードを言うわけね」
「はい」
「そしたら香港のおにいちゃんが、すごい穏やかな表情で」
「はい・・・・はい」
笑いながら吉田が頷く。
「そのくらいのことでキツいとか言ってるんだ・・・・日本人ていい人だね」
ハハハハハハハハハッと、吉田は大爆笑する。
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