129 / 288
第百二十九話 再びの山頂
しおりを挟む
城から出た一行は、気持ちを表面だけでも切り替えると、もう一度リトーフォウがいる生息地に向かう事になった。
サーシャも会いたいと言ったのと、本当に短い時間しかフォウに交流させてあげれなかった事、あとはあのケガしたリトーフォウだ。
問題はないと思うが、出来れば目覚めた姿を確認しておきたい。
後ろ髪を引かれる思いはあるが、いつまでも悲しんでもいられない。
きっとあの子は幸せになれるだろうし、もし何かあれば命を賭けてでもあの子を助けるし、守るつもりだ。
いずれエルも共にいれなくなる、その後は自主性を強くした小鳥と小さい虫をファニーの近くにつける予定だ。
そうでもしないと不安でたまらない。
人間の一生はそう長くもない、あの子が結婚して幸せに暮らしてくれればそれでいい。
ほんの少ししんみりとしつつも街を出て、山へ向けて移動を始めた。
今回も日が沈む前くらいには中腹へと辿り着くだろう。
日が沈みかけた頃、予定通り山の中腹に辿り着いた。
晩御飯はサイリールが作った。
これから山へ登るのであまり重くならないようにサンドイッチにした。
食べ終わったら山頂目指して移動を開始する。
さすがに足元が悪いのでサーシャは抱き上げていく。
前回とは違い急ぐわけでもないのでアソートは歩いていくようだ。
馬車も馬も闇で包んでおいたので問題はないだろう。
歩きながらもサイリールに抱き上げられたサーシャとフォウはキャッキャと遊んでいるようだ。
「ねー、パパ。フォウのおともだちがいっぱいいるの?」
「うん、ともだちがいっぱいるよ。フォウはまだ子供だから小さいけど、大人のリトーフォウもいるよ。でも野生の動物だからね、大きい声を出したり、無理に触ろうとしたり、走ったりしない事、いいね?」
「うん!わかった!フォウ、たのしみだね!」
サーシャの声にフォウもぴぃと鳴いた。
そういえば大人のリトーフォウはぴぃとは鳴かなかった。
クゥクゥと喉の奥で鳴いているような独特の声であった。
フォウは親と早く別れたのでこうやって大人のリトーフォウと交流するのはとてもいい事だ。
そうこうしているうちに草木の生えない地帯までやってきた。
もう少しいけばリトーフォウと交流した場所につくだろう。
「パパ、サーシャもあるくー!」
「はいはい、こけない様に気をつけるんだよ。アソートと手をつないでね」
「うん!」
サーシャを降ろすとアソートとぎゅっと手を繋いだ。
さすがに身長差がありすぎるので、サイリールとサーシャでは手を繋ぐ事はできないのだ。
そうしてサーシャの速度に合わせてゆっくりと登り始めた。
このままでいけばあと数十分で山頂につくだろう。
そう思ってのんびりと山を登っていると、どこからかクゥクゥと独特の鳴き声がした。
その声にフォウが反応してぴぃと鳴き返している。
さらにまたクゥクゥと声がし、フォウが鳴き返す。
しかしその後はもう声はしなくなった。
フォウも鳴く事もなく、落ち着いているので、フォウかどうかの確認をされたのかもしれない。
とくにフォウも気にしていないようなので、こちらも気にせずに山頂を目指した。
しばらくして山頂に辿り着くと、そこにはすでに数匹のリトーフォウが穴の側で待っていた。
少し離れた場所で止まり、そっとフォウを地面に降ろした。
数匹のリトーフォウがいる方へフォウは駆けて行く。
サーシャとアソートと小声で会話をしてフォウが戻るのを待つ事にした。
そうしてしばらく小声で会話していると、フォウが1匹のリトーフォウを連れて戻ってきた。
ぴぃと鳴いて何かを欲しがっている。
「ああ、紙?」
サイリールの言葉にフォウがコクコク頷いた。
土の上で文字を書くのは大変なので板を出し、その上に紙を置いて固定した。
フォウは器用に口にペンを咥えると紙に何かを書き出した。
「ああ、なるほど。この間のケガしてた子がその子なんだね。良かった。元気そうで」
「あ、あの時の子かぁ。良かったねぇ、とても元気そうで安心したよ」
サイリールとアソートがそう言うとフォウがそのリトーフォウに何かぴぃぴぃと言っている。
どうも翻訳をしてくれているようだ。
フォウの言葉を聞いたそのリトーフォウはサイリール達に近づいてくると、親愛を示す行動をとった。
全員の手や足に体をこすりつけている。
全員にこすり付け終わると、今度はフォウにも顔をこすりつけている。
前回はケガをして丸まっていたのでよく見ていなかったが、胸元の銀色の毛にひと房だけ茶色い毛が生えていた。
そして目の色はフォウよりは薄いが青空のような明るい青色だ。
観察していると、そのリトーフォウはフォウに何かを話し始めた。
フォウが頷き、また紙に何かを書き始めた。
「え?名前が欲しいの?」
どうやらこのリトーフォウは名前をつけて欲しいらしい。
どうもそれも親愛を示す行動から来るもののようだ。
いい名前がないものか、とアソートやサーシャにも相談してみた。
「あ、シーニーってどうかな?どこの言葉か忘れてしまったんだけど、青って意味だったと思う。ほら、綺麗な青空みたいな目の色をしているから、いいかなって」
アソートの言葉にサーシャもサイリールも賛成した。
それをフォウに告げて翻訳してもらうと、シーニーはとても喜んでいた。
再びサイリール達に体や顔をこすりつけ親愛を示してくれた。
そうして満足気にはずむような足取りでシーニーは穴へ向かって戻って行った。
その後は少し慣れたのか、若そうな個体のリトーフォウ達が近寄ってきてくれた。
そっと体を撫でると嬉しそうな顔をしていた。
サーシャもフォウへの対応で、リトーフォウの撫でると気持ちいいポイントを心得ているようでサーシャに撫でられているリトーフォウはみな気持ちよさげにしている。
しばらくそうしてリトーフォウ達とゆっくり過ごし、明け方近くには別れ、山を下りていった。
サーシャも会いたいと言ったのと、本当に短い時間しかフォウに交流させてあげれなかった事、あとはあのケガしたリトーフォウだ。
問題はないと思うが、出来れば目覚めた姿を確認しておきたい。
後ろ髪を引かれる思いはあるが、いつまでも悲しんでもいられない。
きっとあの子は幸せになれるだろうし、もし何かあれば命を賭けてでもあの子を助けるし、守るつもりだ。
いずれエルも共にいれなくなる、その後は自主性を強くした小鳥と小さい虫をファニーの近くにつける予定だ。
そうでもしないと不安でたまらない。
人間の一生はそう長くもない、あの子が結婚して幸せに暮らしてくれればそれでいい。
ほんの少ししんみりとしつつも街を出て、山へ向けて移動を始めた。
今回も日が沈む前くらいには中腹へと辿り着くだろう。
日が沈みかけた頃、予定通り山の中腹に辿り着いた。
晩御飯はサイリールが作った。
これから山へ登るのであまり重くならないようにサンドイッチにした。
食べ終わったら山頂目指して移動を開始する。
さすがに足元が悪いのでサーシャは抱き上げていく。
前回とは違い急ぐわけでもないのでアソートは歩いていくようだ。
馬車も馬も闇で包んでおいたので問題はないだろう。
歩きながらもサイリールに抱き上げられたサーシャとフォウはキャッキャと遊んでいるようだ。
「ねー、パパ。フォウのおともだちがいっぱいいるの?」
「うん、ともだちがいっぱいるよ。フォウはまだ子供だから小さいけど、大人のリトーフォウもいるよ。でも野生の動物だからね、大きい声を出したり、無理に触ろうとしたり、走ったりしない事、いいね?」
「うん!わかった!フォウ、たのしみだね!」
サーシャの声にフォウもぴぃと鳴いた。
そういえば大人のリトーフォウはぴぃとは鳴かなかった。
クゥクゥと喉の奥で鳴いているような独特の声であった。
フォウは親と早く別れたのでこうやって大人のリトーフォウと交流するのはとてもいい事だ。
そうこうしているうちに草木の生えない地帯までやってきた。
もう少しいけばリトーフォウと交流した場所につくだろう。
「パパ、サーシャもあるくー!」
「はいはい、こけない様に気をつけるんだよ。アソートと手をつないでね」
「うん!」
サーシャを降ろすとアソートとぎゅっと手を繋いだ。
さすがに身長差がありすぎるので、サイリールとサーシャでは手を繋ぐ事はできないのだ。
そうしてサーシャの速度に合わせてゆっくりと登り始めた。
このままでいけばあと数十分で山頂につくだろう。
そう思ってのんびりと山を登っていると、どこからかクゥクゥと独特の鳴き声がした。
その声にフォウが反応してぴぃと鳴き返している。
さらにまたクゥクゥと声がし、フォウが鳴き返す。
しかしその後はもう声はしなくなった。
フォウも鳴く事もなく、落ち着いているので、フォウかどうかの確認をされたのかもしれない。
とくにフォウも気にしていないようなので、こちらも気にせずに山頂を目指した。
しばらくして山頂に辿り着くと、そこにはすでに数匹のリトーフォウが穴の側で待っていた。
少し離れた場所で止まり、そっとフォウを地面に降ろした。
数匹のリトーフォウがいる方へフォウは駆けて行く。
サーシャとアソートと小声で会話をしてフォウが戻るのを待つ事にした。
そうしてしばらく小声で会話していると、フォウが1匹のリトーフォウを連れて戻ってきた。
ぴぃと鳴いて何かを欲しがっている。
「ああ、紙?」
サイリールの言葉にフォウがコクコク頷いた。
土の上で文字を書くのは大変なので板を出し、その上に紙を置いて固定した。
フォウは器用に口にペンを咥えると紙に何かを書き出した。
「ああ、なるほど。この間のケガしてた子がその子なんだね。良かった。元気そうで」
「あ、あの時の子かぁ。良かったねぇ、とても元気そうで安心したよ」
サイリールとアソートがそう言うとフォウがそのリトーフォウに何かぴぃぴぃと言っている。
どうも翻訳をしてくれているようだ。
フォウの言葉を聞いたそのリトーフォウはサイリール達に近づいてくると、親愛を示す行動をとった。
全員の手や足に体をこすりつけている。
全員にこすり付け終わると、今度はフォウにも顔をこすりつけている。
前回はケガをして丸まっていたのでよく見ていなかったが、胸元の銀色の毛にひと房だけ茶色い毛が生えていた。
そして目の色はフォウよりは薄いが青空のような明るい青色だ。
観察していると、そのリトーフォウはフォウに何かを話し始めた。
フォウが頷き、また紙に何かを書き始めた。
「え?名前が欲しいの?」
どうやらこのリトーフォウは名前をつけて欲しいらしい。
どうもそれも親愛を示す行動から来るもののようだ。
いい名前がないものか、とアソートやサーシャにも相談してみた。
「あ、シーニーってどうかな?どこの言葉か忘れてしまったんだけど、青って意味だったと思う。ほら、綺麗な青空みたいな目の色をしているから、いいかなって」
アソートの言葉にサーシャもサイリールも賛成した。
それをフォウに告げて翻訳してもらうと、シーニーはとても喜んでいた。
再びサイリール達に体や顔をこすりつけ親愛を示してくれた。
そうして満足気にはずむような足取りでシーニーは穴へ向かって戻って行った。
その後は少し慣れたのか、若そうな個体のリトーフォウ達が近寄ってきてくれた。
そっと体を撫でると嬉しそうな顔をしていた。
サーシャもフォウへの対応で、リトーフォウの撫でると気持ちいいポイントを心得ているようでサーシャに撫でられているリトーフォウはみな気持ちよさげにしている。
しばらくそうしてリトーフォウ達とゆっくり過ごし、明け方近くには別れ、山を下りていった。
0
お気に入りに追加
150
あなたにおすすめの小説
(完結)醜くなった花嫁の末路「どうぞ、お笑いください。元旦那様」
音爽(ネソウ)
ファンタジー
容姿が気に入らないと白い結婚を強いられた妻。
本邸から追い出されはしなかったが、夫は離れに愛人を囲い顔さえ見せない。
しかし、3年と待たず離縁が決定する事態に。そして元夫の家は……。
*6月18日HOTランキング入りしました、ありがとうございます。
【本編完結】さようなら、そしてどうかお幸せに ~彼女の選んだ決断
Hinaki
ファンタジー
16歳の侯爵令嬢エルネスティーネには結婚目前に控えた婚約者がいる。
23歳の公爵家当主ジークヴァルト。
年上の婚約者には気付けば幼いエルネスティーネよりも年齢も近く、彼女よりも女性らしい色香を纏った女友達が常にジークヴァルトの傍にいた。
ただの女友達だと彼は言う。
だが偶然エルネスティーネは知ってしまった。
彼らが友人ではなく想い合う関係である事を……。
また政略目的で結ばれたエルネスティーネを疎ましく思っていると、ジークヴァルトは恋人へ告げていた。
エルネスティーネとジークヴァルトの婚姻は王命。
覆す事は出来ない。
溝が深まりつつも結婚二日前に侯爵邸へ呼び出されたエルネスティーネ。
そこで彼女は彼の私室……寝室より聞こえてくるのは悍ましい獣にも似た二人の声。
二人がいた場所は二日後には夫婦となるであろうエルネスティーネとジークヴァルトの為の寝室。
これ見よがしに少し開け放たれた扉より垣間見える寝台で絡み合う二人の姿と勝ち誇る彼女の艶笑。
エルネスティーネは限界だった。
一晩悩んだ結果彼女の選んだ道は翌日愛するジークヴァルトへ晴れやかな笑顔で挨拶すると共にバルコニーより身を投げる事。
初めて愛した男を憎らしく思う以上に彼を心から愛していた。
だから愛する男の前で死を選ぶ。
永遠に私を忘れないで、でも愛する貴方には幸せになって欲しい。
矛盾した想いを抱え彼女は今――――。
長い間スランプ状態でしたが自分の中の性と生、人間と神、ずっと前からもやもやしていたものが一応の答えを導き出し、この物語を始める事にしました。
センシティブな所へ触れるかもしれません。
これはあくまで私の考え、思想なのでそこの所はどうかご容赦して下さいませ。
【完結】私だけが知らない
綾雅(りょうが)祝!コミカライズ
ファンタジー
目が覚めたら何も覚えていなかった。父と兄を名乗る二人は泣きながら謝る。痩せ細った体、痣が残る肌、誰もが過保護に私を気遣う。けれど、誰もが何が起きたのかを語らなかった。
優しい家族、ぬるま湯のような生活、穏やかに過ぎていく日常……その陰で、人々は己の犯した罪を隠しつつ微笑む。私を守るため、そう言いながら真実から遠ざけた。
やがて、すべてを知った私は――ひとつの決断をする。
記憶喪失から始まる物語。冤罪で殺されかけた私は蘇り、陥れようとした者は断罪される。優しい嘘に隠された真実が徐々に明らかになっていく。
【同時掲載】 小説家になろう、アルファポリス、カクヨム、エブリスタ
2023/12/20……小説家になろう 日間、ファンタジー 27位
2023/12/19……番外編完結
2023/12/11……本編完結(番外編、12/12)
2023/08/27……エブリスタ ファンタジートレンド 1位
2023/08/26……カテゴリー変更「恋愛」⇒「ファンタジー」
2023/08/25……アルファポリス HOT女性向け 13位
2023/08/22……小説家になろう 異世界恋愛、日間 22位
2023/08/21……カクヨム 恋愛週間 17位
2023/08/16……カクヨム 恋愛日間 12位
2023/08/14……連載開始
幼なじみ三人が勇者に魅了されちゃって寝盗られるんだけど数年後勇者が死んで正気に戻った幼なじみ達がめちゃくちゃ後悔する話
妄想屋さん
ファンタジー
『元彼?冗談でしょ?僕はもうあんなのもうどうでもいいよ!』
『ええ、アタシはあなたに愛して欲しい。あんなゴミもう知らないわ!』
『ええ!そうですとも!だから早く私にも――』
大切な三人の仲間を勇者に〈魅了〉で奪い取られて絶望した主人公と、〈魅了〉から解放されて今までの自分たちの行いに絶望するヒロイン達の話。
貴族に生まれたのに誘拐され1歳で死にかけた
佐藤醤油
ファンタジー
貴族に生まれ、のんびりと赤ちゃん生活を満喫していたのに、気がついたら世界が変わっていた。
僕は、盗賊に誘拐され魔力を吸われながら生きる日々を過ごす。
魔力枯渇に陥ると死ぬ確率が高いにも関わらず年に1回は魔力枯渇になり死にかけている。
言葉が通じる様になって気がついたが、僕は他の人が持っていないステータスを見る力を持ち、さらに異世界と思われる世界の知識を覗ける力を持っている。
この力を使って、いつか脱出し母親の元へと戻ることを夢見て過ごす。
小さい体でチートな力は使えない中、どうにか生きる知恵を出し生活する。
------------------------------------------------------------------
お知らせ
「転生者はめぐりあう」 始めました。
------------------------------------------------------------------
注意
作者の暇つぶし、気分転換中の自己満足で公開する作品です。
感想は受け付けていません。
誤字脱字、文面等気になる方はお気に入りを削除で対応してください。
巻き込まれ召喚されたおっさん、無能だと追放され冒険者として無双する
高鉢 健太
ファンタジー
とある県立高校の最寄り駅で勇者召喚に巻き込まれたおっさん。
手違い鑑定でスキルを間違われて無能と追放されたが冒険者ギルドで間違いに気付いて無双を始める。
ボクが追放されたら飢餓に陥るけど良いですか?
音爽(ネソウ)
ファンタジー
美味しい果実より食えない石ころが欲しいなんて、人間て変わってますね。
役に立たないから出ていけ?
わかりました、緑の加護はゴッソリ持っていきます!
さようなら!
5月4日、ファンタジー1位!HOTランキング1位獲得!!ありがとうございました!
病弱が転生 ~やっぱり体力は無いけれど知識だけは豊富です~
於田縫紀
ファンタジー
ここは魔法がある世界。ただし各人がそれぞれ遺伝で受け継いだ魔法や日常生活に使える魔法を持っている。商家の次男に生まれた俺が受け継いだのは鑑定魔法、商売で使うにはいいが今一つさえない魔法だ。
しかし流行風邪で寝込んだ俺は前世の記憶を思い出す。病弱で病院からほとんど出る事無く日々を送っていた頃の記憶と、動けないかわりにネットや読書で知識を詰め込んだ知識を。
そしてある日、白い花を見て鑑定した事で、俺は前世の知識を使ってお金を稼げそうな事に気付いた。ならば今のぱっとしない暮らしをもっと豊かにしよう。俺は親友のシンハ君と挑戦を開始した。
対人戦闘ほぼ無し、知識チート系学園ものです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる