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第百十二話 屋敷に到着
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「ここが、今日から皆で住む家だよ。おかえり、我が家へ」
サイリールのそんな言葉にセイは涙が出そうになるのをぐっと奥歯をかみ締めて我慢した。
ここが「我が家」になるのだ。
初めは大きな家に驚いてしまった。
こんな立派で大きな家なんて、お貴族様や、お金持ちの家でしか見たことなかったのだ。
もちろんそういった家は普段セイ達が足を踏み入れる通りにはない。
だから、見たと言っても遠目で見たくらいで近づいた事もない。
最初はそんな通りに向けてアソートが歩いて行ったのでどこに向かうのかと喋る口も閉じて黙ってしまった。
そんな子供達にアソートは安心させるように、自分達は別に貴族でもなければ立派な肩書きなんかもないのだと、ただ、サイリールがとても強く、稼ぎがとてもいいから買えたのだと説明された。
子供達はみな、サイリールを尊敬や憧れの目で見ていた。
そんな子供達をアソートが中へ行くように促した。
「さぁ、皆、ここで立っていても仕方ないから、中へ行こう。まずは皆お風呂に入ろうね」
アソートの声かけに皆はっとして、おずおずとだが門をくぐった。
玄関へ着くまでアソートが主に色々と説明をしてくれた。
「だからね、まだ買ってすぐだから庭木も整ってないんだ。でも、この庭を専門で見てくれてる人がいるから、そう時間もかからずにきっと綺麗な庭になるよ。ほら、あそこにいる黒髪の人がそうだよ、フェローっていうんだ」
アソートの言葉にそちらを見ると、長身のガッシリした筋肉質の男性がいた。
こちらを見ていた彼は随分と優雅な仕草でお辞儀をしている。
庭専門とアソートは言ったが彼もきちんとした教育がなされているように見える。
セイ自身は彼がサイリールに作られた人だというのは知っているがそんなのはあまり関係なく思えた。
闇の住人自体がある日突然生まれるが、彼らは赤子スタートではなくある程度の知識を持ってスタートするのだ。
だから、彼が今日生まれたとしてもきっとサイリールやアソートと同じようにしっかりしているのだろう。
フェローにぺこりと頭を下げて挨拶したセイは改めてアソートに尋ねた。
「アソートにーちゃん、おれらはこのおやしきでなにをすればいいんだ?しごとは?」
セイは屋敷やここで働く人を見て不安に駆られてしまったのだ。
もしアソートやサイリールに嫌われてしまったら?
ここを追い出されたらもう後がない。
だから、必死だった。
だけど、そんなセイの焦りを見抜いたアソートは優しく笑って答えた。
「あはは。セイ、君達はもう僕らの家族だ。君達は雇われてるわけじゃないんだよ。悪い事をすればそりゃ叱ったりもするけど、でも追い出すなんてしないから。だから、そんな風に言わないでいいんだ」
「あっ……うん。ごめん。こんなりっぱないえで、なにもしないなんてっておもっちゃって……」
「そうだね、たしかに。でも君達にもやる事はあるから大丈夫だよ」
「やること?おれはなんだってやるよ」
「そうだね、大変かもしれないよ?大丈夫かな?」
少しからかうようにアソートが聞いた。
「だっだいじょうぶだぜ!こうみえてもけっこういろいろやってきたんだ。なんだってやってみせるさ!」
「おお、さすがだね。でも、これはきっとやった事がないかもしれないね。セイ達には大人になるまでに必要なお勉強をしてもらう事になるよ」
「べっ……べんきょう……?べんきょうって……なにするんだ?」
「そうだねぇ、例えば、計算だったり、文字の読み書きだったり。他にも色々。覚えないといけない事はたくさんあるぞー」
「それって、きょうかいがたまにしてるやつ?」
「んー、ちょっと違うね。どちらかというと、貴族とかが行く学校に近いかな?週に1回のお休み以外は皆きっちりお勉強するんだよ。とは言っても、別に朝から晩までみっちりやるわけじゃないからね、安心して」
セイはとても感動していた。
だって、自分達じゃなくても、普通の市民であっても学校など行かないし、行けないのだ。
教会で時折無料で教えがあるが、簡単な読み書きや計算くらいだ。
それが、お貴族様が通うような学校と同じような勉強をするというのだ。
それを、セイ達に教えてくれる、無料で知識を教えてくれるのだ。
これほどの幸運があるだろうか。
つい昨日までは、明日の飯の心配をして、いつか来る緩やかな死に怯えながら生きてたというのに。
「おれは、あさからばんまでみっちりでもいいくらいだ。ありがとう、ほんとうに」
セイのそんな言葉に玄関の前についたサイリールは後ろを振り返り、セイをそしてその他の見つめる子供達みんなに、声をかけた。
「セイ、お礼はもういらないよ。だって僕らは家族なんだから。家族に出来る事は僕らはなんだってしたいんだ」
そんな彼の言葉にセイは、セイ達は笑顔を浮かべて頷いた。
もちろん、サーシャとセイ達は違う。
サーシャは闇の住人だが、セイ達は普通の人間だ。
家族だから、できうる限りの教育は施すし、当然愛情だって注ぐ。
しかし、サーシャ程に甘くする事は出来ない。
セイ達はいずれ独立して行くし、彼らは貴族でもなくただの平民だから。
もちろん何かしらの事情があれば独立後も最大限サポートはするつもりだ。
現状はセイ以外はサイリール達が闇の住人だと知らないが、10歳を迎えた子から伝える予定だ。
今はまだ幼い為に、つい話してしまう事もあるだろうと秘密にしている。
「それじゃあ、まずは皆お風呂に入ろうね。その後はお昼ご飯にして、終わったら小さい子はお昼寝、他の子は今後について話そう」
サイリールの言葉に子供達はメイドがそれぞれ女の子と男の子に分けて浴場に連れていった。
サイリールのそんな言葉にセイは涙が出そうになるのをぐっと奥歯をかみ締めて我慢した。
ここが「我が家」になるのだ。
初めは大きな家に驚いてしまった。
こんな立派で大きな家なんて、お貴族様や、お金持ちの家でしか見たことなかったのだ。
もちろんそういった家は普段セイ達が足を踏み入れる通りにはない。
だから、見たと言っても遠目で見たくらいで近づいた事もない。
最初はそんな通りに向けてアソートが歩いて行ったのでどこに向かうのかと喋る口も閉じて黙ってしまった。
そんな子供達にアソートは安心させるように、自分達は別に貴族でもなければ立派な肩書きなんかもないのだと、ただ、サイリールがとても強く、稼ぎがとてもいいから買えたのだと説明された。
子供達はみな、サイリールを尊敬や憧れの目で見ていた。
そんな子供達をアソートが中へ行くように促した。
「さぁ、皆、ここで立っていても仕方ないから、中へ行こう。まずは皆お風呂に入ろうね」
アソートの声かけに皆はっとして、おずおずとだが門をくぐった。
玄関へ着くまでアソートが主に色々と説明をしてくれた。
「だからね、まだ買ってすぐだから庭木も整ってないんだ。でも、この庭を専門で見てくれてる人がいるから、そう時間もかからずにきっと綺麗な庭になるよ。ほら、あそこにいる黒髪の人がそうだよ、フェローっていうんだ」
アソートの言葉にそちらを見ると、長身のガッシリした筋肉質の男性がいた。
こちらを見ていた彼は随分と優雅な仕草でお辞儀をしている。
庭専門とアソートは言ったが彼もきちんとした教育がなされているように見える。
セイ自身は彼がサイリールに作られた人だというのは知っているがそんなのはあまり関係なく思えた。
闇の住人自体がある日突然生まれるが、彼らは赤子スタートではなくある程度の知識を持ってスタートするのだ。
だから、彼が今日生まれたとしてもきっとサイリールやアソートと同じようにしっかりしているのだろう。
フェローにぺこりと頭を下げて挨拶したセイは改めてアソートに尋ねた。
「アソートにーちゃん、おれらはこのおやしきでなにをすればいいんだ?しごとは?」
セイは屋敷やここで働く人を見て不安に駆られてしまったのだ。
もしアソートやサイリールに嫌われてしまったら?
ここを追い出されたらもう後がない。
だから、必死だった。
だけど、そんなセイの焦りを見抜いたアソートは優しく笑って答えた。
「あはは。セイ、君達はもう僕らの家族だ。君達は雇われてるわけじゃないんだよ。悪い事をすればそりゃ叱ったりもするけど、でも追い出すなんてしないから。だから、そんな風に言わないでいいんだ」
「あっ……うん。ごめん。こんなりっぱないえで、なにもしないなんてっておもっちゃって……」
「そうだね、たしかに。でも君達にもやる事はあるから大丈夫だよ」
「やること?おれはなんだってやるよ」
「そうだね、大変かもしれないよ?大丈夫かな?」
少しからかうようにアソートが聞いた。
「だっだいじょうぶだぜ!こうみえてもけっこういろいろやってきたんだ。なんだってやってみせるさ!」
「おお、さすがだね。でも、これはきっとやった事がないかもしれないね。セイ達には大人になるまでに必要なお勉強をしてもらう事になるよ」
「べっ……べんきょう……?べんきょうって……なにするんだ?」
「そうだねぇ、例えば、計算だったり、文字の読み書きだったり。他にも色々。覚えないといけない事はたくさんあるぞー」
「それって、きょうかいがたまにしてるやつ?」
「んー、ちょっと違うね。どちらかというと、貴族とかが行く学校に近いかな?週に1回のお休み以外は皆きっちりお勉強するんだよ。とは言っても、別に朝から晩までみっちりやるわけじゃないからね、安心して」
セイはとても感動していた。
だって、自分達じゃなくても、普通の市民であっても学校など行かないし、行けないのだ。
教会で時折無料で教えがあるが、簡単な読み書きや計算くらいだ。
それが、お貴族様が通うような学校と同じような勉強をするというのだ。
それを、セイ達に教えてくれる、無料で知識を教えてくれるのだ。
これほどの幸運があるだろうか。
つい昨日までは、明日の飯の心配をして、いつか来る緩やかな死に怯えながら生きてたというのに。
「おれは、あさからばんまでみっちりでもいいくらいだ。ありがとう、ほんとうに」
セイのそんな言葉に玄関の前についたサイリールは後ろを振り返り、セイをそしてその他の見つめる子供達みんなに、声をかけた。
「セイ、お礼はもういらないよ。だって僕らは家族なんだから。家族に出来る事は僕らはなんだってしたいんだ」
そんな彼の言葉にセイは、セイ達は笑顔を浮かべて頷いた。
もちろん、サーシャとセイ達は違う。
サーシャは闇の住人だが、セイ達は普通の人間だ。
家族だから、できうる限りの教育は施すし、当然愛情だって注ぐ。
しかし、サーシャ程に甘くする事は出来ない。
セイ達はいずれ独立して行くし、彼らは貴族でもなくただの平民だから。
もちろん何かしらの事情があれば独立後も最大限サポートはするつもりだ。
現状はセイ以外はサイリール達が闇の住人だと知らないが、10歳を迎えた子から伝える予定だ。
今はまだ幼い為に、つい話してしまう事もあるだろうと秘密にしている。
「それじゃあ、まずは皆お風呂に入ろうね。その後はお昼ご飯にして、終わったら小さい子はお昼寝、他の子は今後について話そう」
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