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第六章 武器と防具
110 ヒュドラの鱗皮
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ミハエルから受け取った灰色をしたヒュドラの皮を鑑定してみる。
---------------------
ヒュドラの鱗皮
状態:良
特性:雷耐性
詳細:薄いが柔軟で非常に丈夫である。衝撃を受けると一瞬でその部位が硬化するために高ランクの冒険者には人気の一品となっている。
大銀貨七枚の価値がある。
---------------------
「おお、雷耐性なんてあるんだな。そんじゃこれで皮鎧作ればいいんじゃね?薄いなら蒸れることもねぇだろうしな」
「そうだな」
「ええ、出てくれて良かったわ。ミノタウロスの皮は嫌だもの」
フィーネが苦笑しながらそう言った。
エルナも首をコクコクと動かしている。
「そうだな。とはいえ、エルナはそのローブが優秀だからな。作るとすればズボンとブーツあたりか」
「はいです。足元は少々心もとないです」
「俺らは全身だよな?」
ミハエルの質問に俺は頷く。
「ああ、しかしどういった鎧にするかで集める皮の数も変わってくるな。あんなにデカイくせに、ドロップする皮が一メートル四方だからな」
「そうね」
俺はドロップ品の皮をうねうねと動かして柔らかさを確認する。
柔らかさだけだと普通の布の服よりは硬いがそこまで違和感はない。
ただ気になるのは詳細にあった、衝撃を受けると硬化するという説明だ。
「ミハエル、ちょっとこの皮を、えーとこの鉄の短剣で刺してみてくれ」
俺はそう言ってミハエルに適当に作った鉄の短剣を渡した。
短剣を受け取ったミハエルは頷くと俺がピンと張って持った皮に短剣を突き刺した。
途端、ガインというまるで鉄をはじいたような音がする。
「おお? なんだこれ。すげぇな」
「ふむ、なぁみんなこの皮ちょっとダメにしてもいいか?調べておきたい」
「別にいいぜー」
「かまわないわ」
「はいです」
全員の許可がとれたところで、とりあえず次はケルベロスの爪をミハエルに渡し、それで突いてもらうことにした。
「おし、いくぞー」
「ああ」
力いっぱいミハエルがケルベロスの爪を皮に突き立てる。
やはりガッという硬い音がした。
皮を見ると、ケルベロスの爪が僅かに刺さっている。
次に皮を折りたたみ、疑似的に二枚にして試してみる。
変わらず硬い音がし、皮を見ると、一枚目は僅かに爪が刺さってはいるが、次の皮は無傷だった。
「これはすごいな。さて、次はミスリルだ。ミハエル頼む」
ミスリルの短剣を渡して、刺してもらう。
結果は短剣の半分ほどが突き刺さった。
二枚にすると、四分の一くらいだ。
この薄さでミスリルの短剣でもこれほど止めるというのはすごい。
切った場合だと一枚目は切れるが二枚目は傷が入ったくらいで切れなかった。
さらに折りたたんで三枚にしてみる。
ミスリルの短剣で突き刺すと三枚目に傷をつけることはできたが貫通することはできなかった。
ただ、アダマンタイトだと十枚重ねてやっとというところだった。
「こりゃすげぇな。こんなペラペラのくせに」
「ああ、これはすごいな」
ヒュドラの鱗皮は、かなり薄く、一ミリ程度しかない。
これなら鎧にする時に二枚重ねにしてもらってもいいかもしれない。
胸部など部分的には三枚にしてもらってもいいし。
しかし衝撃を受けて硬化するというのはある意味で問題もある。
関節部分には使用しない方がいいだろう。
加工方法にもよるだろうが、一瞬であっても可動部分が硬化するのは動きに支障がでる。
そうなると、関節部位は別の素材か紐なりで繋げる形がいいか。
鎧だと前部分で最低二枚がいるので、後ろもいれて四枚、さらに胸部などに多めに使うとして六枚、袖と籠手含め最低二枚、籠手部分でさらに一枚、これが二つで六枚の、合計十二枚。
腰鎧に六枚、ズボンに四枚くらい、ブーツに八枚、合計三十枚。
ただ正直鎧の作り方など知らないので大雑把にである。
とりあえず最低三十枚として、あとは皮鎧を作ってくれる職人に聞くしかないだろう。
今回のダンジョンから出たら二日休みなのでそのときに聞きにいけばいいな。
「さて、それじゃあ狩りを再開しようか」
「おう」
とりあえずヒュドラの皮は出た分はすべて置いておくことにして狩りを再開させた。
戦いの最中に少し気になったので、俺はヒュドラの皮というか首にミスリルの短剣を刺してみたが、ドロップ品の皮のように硬化することはなかった。
謎ではあるが、ドロップ品となった皮にだけそういう効果があるということか。
――ちなみに鉄の剣だとヒュドラにはさすがに傷すらつかなかった。やはりAランク相当の魔物というだけはある。
ヒュドラ自体の数が少ないのと、毒牙もドロップするので簡単に皮が集まりそうにはないが、俺たちの狩り速度ならそう時間をかけずに集めれそうではあるので大丈夫だろう。
それよりもヒュドラの鱗皮を加工できる職人がいるかどうかだ。
この日は予想通り六十三階で夜を過ごすことになった。
途中検証したりもしたので、六十四階への階段までは後少し距離がある。
それでも朝のうちには階段にたどり着けることだろう。
そんなことを考えながら俺はベッドに潜りこんだ。
翌朝、朝食を終えた俺たちはセーフゾーンを出て先へと進んだ。
数グループと遭遇したが、問題なく階段へとついた。
六十四階に下り、ミニマップを見る。
なるほど、きついな。
予想はしていたが、モンスターたちは四匹増えて、十匹になっていた。
Aランク相当の階層になるとこうなってくるわけか。
ただでさえ六匹でも時間がかかっていたのに、さらに時間がかかりそうだ。
とはいえ、何か依頼があるわけでもないし、のんびりやっていくしかないだろう。
最初のモンスターグループを見つけて種類の確認をする。
「ヒュドラ四、ケルベロス六だな」
ミハエルの言葉に溜め息が出そうになる。
『シュラハト』はどうやってここを突破したんだろうか。
正直レオンが二人いないと厳しい気がするのだが。
――今度エアハルトさんに会えたら聞いてみよう。
「それじゃいきますか」
「おう」
俺とミハエルは同時に走りモンスターグループへと突っ込んでいった。
正直俺はエルナが魔法を撃ちやすいようにと気に掛ける余裕はなかった。
とにかく忙しい。
十匹だが、頭がそれぞれ三つあるのである意味三十匹を相手にしているようなものだ。
もちろん単体の三十匹とはわけが違うし、俺に来ていたのは五匹だけではあったが、実に忙しい。
あっちからこっちからブレスや魔法が飛んできて、俺はシールドを張って防ぐからまだいいが、それがないミハエルは全て避けるか切り払うか、モンスターを盾にして防いでるわけだ。
ミハエルさんまじすげーっす!
正直に言えば俺も観戦にまわってミハエルの動きを見たいものだ。
そんなことを考えつつ最後のケルベロスの頭部へサンダージャベリンを撃ち込んで止めを刺した。
「ふぅ……」
思わず一息ついてしまう。
ミハエルがヒュドラの鱗皮を持ってやってきた。
「おう、お疲れ。いやーいっそがしいな。特にヒュドラがめんどくせぇ。首がなげぇから可動域広いんだよなー」
「確かにな、ケルベロスほどの移動速度はないが、首がにょろにょろ動いて面倒だな」
さすがに何度も立て続けに戦闘というのは俺もミハエルも負担が大きすぎるのでこまめに数分間の休憩を挟みつつ狩りを続けた。
まだ六十四階の半分程度ではあったが、夜になったのでセーフゾーンへと移動した。
ミハエルはやはりこれまでので慣れている部分はあったのかいつもとそう変わらなかったが、俺の疲労はそこそこあった。
普段前衛をしていないというのもあるだろう。
今日はさすがに訓練はせずに早めに布団に入ることにした。
ミハエルはいつも通りちょっと訓練してから休むようではあるが。
しかし前衛職というのは大変だ。
頭も使うし体も使う。
いつもは俯瞰的に見て全体を把握するだけで良かったのだが、今の俺にはそこまでの余裕がない。
ミハエルの動きはなんとなくわかりはするが、後衛にはまったく気を配れない。
今後も俺は魔法剣士的な前衛をしていくのもありかもしれない。
後衛で全体把握も悪くはないが、このパーティにはやはり前衛が足りないのだ。
ミハエルの補助的に動ける前衛をしていくのもいいかもしれない。
それに俺がずっと後衛でエルナと同じ立ち位置でいるといつまでたっても彼女が俺のサポート位置から抜け出せないというのもある。
さすがにエルナにこの話をすることはできないので、前衛が足りないということと、俺の訓練も兼ねているということで前衛を続けることを伝えるとしよう。
もちろんミハエルのみで問題なさそうな場合はミハエルのみでもいいしな。
そこは臨機応変だ。
そんなことを考えつつ、俺は目を閉じた。
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ヒュドラの鱗皮
状態:良
特性:雷耐性
詳細:薄いが柔軟で非常に丈夫である。衝撃を受けると一瞬でその部位が硬化するために高ランクの冒険者には人気の一品となっている。
大銀貨七枚の価値がある。
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「おお、雷耐性なんてあるんだな。そんじゃこれで皮鎧作ればいいんじゃね?薄いなら蒸れることもねぇだろうしな」
「そうだな」
「ええ、出てくれて良かったわ。ミノタウロスの皮は嫌だもの」
フィーネが苦笑しながらそう言った。
エルナも首をコクコクと動かしている。
「そうだな。とはいえ、エルナはそのローブが優秀だからな。作るとすればズボンとブーツあたりか」
「はいです。足元は少々心もとないです」
「俺らは全身だよな?」
ミハエルの質問に俺は頷く。
「ああ、しかしどういった鎧にするかで集める皮の数も変わってくるな。あんなにデカイくせに、ドロップする皮が一メートル四方だからな」
「そうね」
俺はドロップ品の皮をうねうねと動かして柔らかさを確認する。
柔らかさだけだと普通の布の服よりは硬いがそこまで違和感はない。
ただ気になるのは詳細にあった、衝撃を受けると硬化するという説明だ。
「ミハエル、ちょっとこの皮を、えーとこの鉄の短剣で刺してみてくれ」
俺はそう言ってミハエルに適当に作った鉄の短剣を渡した。
短剣を受け取ったミハエルは頷くと俺がピンと張って持った皮に短剣を突き刺した。
途端、ガインというまるで鉄をはじいたような音がする。
「おお? なんだこれ。すげぇな」
「ふむ、なぁみんなこの皮ちょっとダメにしてもいいか?調べておきたい」
「別にいいぜー」
「かまわないわ」
「はいです」
全員の許可がとれたところで、とりあえず次はケルベロスの爪をミハエルに渡し、それで突いてもらうことにした。
「おし、いくぞー」
「ああ」
力いっぱいミハエルがケルベロスの爪を皮に突き立てる。
やはりガッという硬い音がした。
皮を見ると、ケルベロスの爪が僅かに刺さっている。
次に皮を折りたたみ、疑似的に二枚にして試してみる。
変わらず硬い音がし、皮を見ると、一枚目は僅かに爪が刺さってはいるが、次の皮は無傷だった。
「これはすごいな。さて、次はミスリルだ。ミハエル頼む」
ミスリルの短剣を渡して、刺してもらう。
結果は短剣の半分ほどが突き刺さった。
二枚にすると、四分の一くらいだ。
この薄さでミスリルの短剣でもこれほど止めるというのはすごい。
切った場合だと一枚目は切れるが二枚目は傷が入ったくらいで切れなかった。
さらに折りたたんで三枚にしてみる。
ミスリルの短剣で突き刺すと三枚目に傷をつけることはできたが貫通することはできなかった。
ただ、アダマンタイトだと十枚重ねてやっとというところだった。
「こりゃすげぇな。こんなペラペラのくせに」
「ああ、これはすごいな」
ヒュドラの鱗皮は、かなり薄く、一ミリ程度しかない。
これなら鎧にする時に二枚重ねにしてもらってもいいかもしれない。
胸部など部分的には三枚にしてもらってもいいし。
しかし衝撃を受けて硬化するというのはある意味で問題もある。
関節部分には使用しない方がいいだろう。
加工方法にもよるだろうが、一瞬であっても可動部分が硬化するのは動きに支障がでる。
そうなると、関節部位は別の素材か紐なりで繋げる形がいいか。
鎧だと前部分で最低二枚がいるので、後ろもいれて四枚、さらに胸部などに多めに使うとして六枚、袖と籠手含め最低二枚、籠手部分でさらに一枚、これが二つで六枚の、合計十二枚。
腰鎧に六枚、ズボンに四枚くらい、ブーツに八枚、合計三十枚。
ただ正直鎧の作り方など知らないので大雑把にである。
とりあえず最低三十枚として、あとは皮鎧を作ってくれる職人に聞くしかないだろう。
今回のダンジョンから出たら二日休みなのでそのときに聞きにいけばいいな。
「さて、それじゃあ狩りを再開しようか」
「おう」
とりあえずヒュドラの皮は出た分はすべて置いておくことにして狩りを再開させた。
戦いの最中に少し気になったので、俺はヒュドラの皮というか首にミスリルの短剣を刺してみたが、ドロップ品の皮のように硬化することはなかった。
謎ではあるが、ドロップ品となった皮にだけそういう効果があるということか。
――ちなみに鉄の剣だとヒュドラにはさすがに傷すらつかなかった。やはりAランク相当の魔物というだけはある。
ヒュドラ自体の数が少ないのと、毒牙もドロップするので簡単に皮が集まりそうにはないが、俺たちの狩り速度ならそう時間をかけずに集めれそうではあるので大丈夫だろう。
それよりもヒュドラの鱗皮を加工できる職人がいるかどうかだ。
この日は予想通り六十三階で夜を過ごすことになった。
途中検証したりもしたので、六十四階への階段までは後少し距離がある。
それでも朝のうちには階段にたどり着けることだろう。
そんなことを考えながら俺はベッドに潜りこんだ。
翌朝、朝食を終えた俺たちはセーフゾーンを出て先へと進んだ。
数グループと遭遇したが、問題なく階段へとついた。
六十四階に下り、ミニマップを見る。
なるほど、きついな。
予想はしていたが、モンスターたちは四匹増えて、十匹になっていた。
Aランク相当の階層になるとこうなってくるわけか。
ただでさえ六匹でも時間がかかっていたのに、さらに時間がかかりそうだ。
とはいえ、何か依頼があるわけでもないし、のんびりやっていくしかないだろう。
最初のモンスターグループを見つけて種類の確認をする。
「ヒュドラ四、ケルベロス六だな」
ミハエルの言葉に溜め息が出そうになる。
『シュラハト』はどうやってここを突破したんだろうか。
正直レオンが二人いないと厳しい気がするのだが。
――今度エアハルトさんに会えたら聞いてみよう。
「それじゃいきますか」
「おう」
俺とミハエルは同時に走りモンスターグループへと突っ込んでいった。
正直俺はエルナが魔法を撃ちやすいようにと気に掛ける余裕はなかった。
とにかく忙しい。
十匹だが、頭がそれぞれ三つあるのである意味三十匹を相手にしているようなものだ。
もちろん単体の三十匹とはわけが違うし、俺に来ていたのは五匹だけではあったが、実に忙しい。
あっちからこっちからブレスや魔法が飛んできて、俺はシールドを張って防ぐからまだいいが、それがないミハエルは全て避けるか切り払うか、モンスターを盾にして防いでるわけだ。
ミハエルさんまじすげーっす!
正直に言えば俺も観戦にまわってミハエルの動きを見たいものだ。
そんなことを考えつつ最後のケルベロスの頭部へサンダージャベリンを撃ち込んで止めを刺した。
「ふぅ……」
思わず一息ついてしまう。
ミハエルがヒュドラの鱗皮を持ってやってきた。
「おう、お疲れ。いやーいっそがしいな。特にヒュドラがめんどくせぇ。首がなげぇから可動域広いんだよなー」
「確かにな、ケルベロスほどの移動速度はないが、首がにょろにょろ動いて面倒だな」
さすがに何度も立て続けに戦闘というのは俺もミハエルも負担が大きすぎるのでこまめに数分間の休憩を挟みつつ狩りを続けた。
まだ六十四階の半分程度ではあったが、夜になったのでセーフゾーンへと移動した。
ミハエルはやはりこれまでので慣れている部分はあったのかいつもとそう変わらなかったが、俺の疲労はそこそこあった。
普段前衛をしていないというのもあるだろう。
今日はさすがに訓練はせずに早めに布団に入ることにした。
ミハエルはいつも通りちょっと訓練してから休むようではあるが。
しかし前衛職というのは大変だ。
頭も使うし体も使う。
いつもは俯瞰的に見て全体を把握するだけで良かったのだが、今の俺にはそこまでの余裕がない。
ミハエルの動きはなんとなくわかりはするが、後衛にはまったく気を配れない。
今後も俺は魔法剣士的な前衛をしていくのもありかもしれない。
後衛で全体把握も悪くはないが、このパーティにはやはり前衛が足りないのだ。
ミハエルの補助的に動ける前衛をしていくのもいいかもしれない。
それに俺がずっと後衛でエルナと同じ立ち位置でいるといつまでたっても彼女が俺のサポート位置から抜け出せないというのもある。
さすがにエルナにこの話をすることはできないので、前衛が足りないということと、俺の訓練も兼ねているということで前衛を続けることを伝えるとしよう。
もちろんミハエルのみで問題なさそうな場合はミハエルのみでもいいしな。
そこは臨機応変だ。
そんなことを考えつつ、俺は目を閉じた。
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