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三章
手がかり
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顔を赤くさせている、滝村さんにちょっとキュンとしながらも、ハッと意識を戻して
「とりあえず、手がかり探しましょう!」
赤くなっている滝村さんに声をかけると、彼女も俺と同じくハッとなり、
「そ、そうですね!今日こそは崎原さんをギャフンと言わせてやりましょう!」
まだ赤い顔でニコニコしながら、腕を上に上げた。
その後、「さぁ!捜査、捜査!」と神崎さんの遺体の近くへと歩いて行った。
俺もそれに続くように顔をパチンと叩き、気を引き締めた。
俺は神崎さんの所持品も旅行カバンや、服のポケットなどから取り出してみた。
中にあったのは着替えの服や下着、パソコン、スマホ
財布だった。
俺は何か手がかりがないかとまずパソコンを開いた。
その時に、パスワード分からなくないか?と心配になったが、その心配はすぐに無くなった。
神崎さんはパスワードをパソコンに付箋で貼り付けていたからだ。
俺はすぐにそれを入力して、パソコンの中を見てみた。
写真ホルダーやアプリも調べてみたが、これと言ったものは見つからなかった。
あったのは、社員からもらったのであろう企画書や会社の書類などだった。
次に、スマホを見て見る事にした。スマホの方はロックがかかっておらずすんなり入ることができた。
だが、ロックがかかっていないと思ったのだがもともと解除されていたんだと気づいた。
なぜなら、ビデオがつきっぱなしだったからだ。
俺は、それに気づくとすぐにビデオを止めて動画を見てみる事にした。
するとそこには、最初は仕事のことを動画にしてまとめている物だったが、ドアをノックする音が聞こえた時に神崎さんはスマホを置いたため画面が真っ暗になった。
俺は、何も写ってないのかと落胆したが次の瞬間
「おい、やめろ!やめてくれ!」
動画から神崎さんの声がした。
俺は直ぐに動画に耳を傾けた。
「何で,こんなことするんだ!?君に恨まれるようなことをした覚えはないぞ!?」
「何とか言ったらどうだ!紙に書いてばかりで!」
「おい、おい!助けてくれ!頼む!ぎゃぁぁぁぁ!」
叫び声が聞こえた後は犯人が立ち去る音だけが残っていた。
だが、神崎さんが言っていた『紙に書いてばかりで』
という発言で、犯人は紙に書いて指示を出していた。
ということがわかった。
これは、大きな手がかりになったと俺は心の中でガッツポーズをしていた。
ついでに、今日は崎原さんに文句を言われずに済む!とも思っていた。
隣で滝村さんが、俺のことを見ながらめっちゃニコニコしていたのも知らずに。
「とりあえず、手がかり探しましょう!」
赤くなっている滝村さんに声をかけると、彼女も俺と同じくハッとなり、
「そ、そうですね!今日こそは崎原さんをギャフンと言わせてやりましょう!」
まだ赤い顔でニコニコしながら、腕を上に上げた。
その後、「さぁ!捜査、捜査!」と神崎さんの遺体の近くへと歩いて行った。
俺もそれに続くように顔をパチンと叩き、気を引き締めた。
俺は神崎さんの所持品も旅行カバンや、服のポケットなどから取り出してみた。
中にあったのは着替えの服や下着、パソコン、スマホ
財布だった。
俺は何か手がかりがないかとまずパソコンを開いた。
その時に、パスワード分からなくないか?と心配になったが、その心配はすぐに無くなった。
神崎さんはパスワードをパソコンに付箋で貼り付けていたからだ。
俺はすぐにそれを入力して、パソコンの中を見てみた。
写真ホルダーやアプリも調べてみたが、これと言ったものは見つからなかった。
あったのは、社員からもらったのであろう企画書や会社の書類などだった。
次に、スマホを見て見る事にした。スマホの方はロックがかかっておらずすんなり入ることができた。
だが、ロックがかかっていないと思ったのだがもともと解除されていたんだと気づいた。
なぜなら、ビデオがつきっぱなしだったからだ。
俺は、それに気づくとすぐにビデオを止めて動画を見てみる事にした。
するとそこには、最初は仕事のことを動画にしてまとめている物だったが、ドアをノックする音が聞こえた時に神崎さんはスマホを置いたため画面が真っ暗になった。
俺は、何も写ってないのかと落胆したが次の瞬間
「おい、やめろ!やめてくれ!」
動画から神崎さんの声がした。
俺は直ぐに動画に耳を傾けた。
「何で,こんなことするんだ!?君に恨まれるようなことをした覚えはないぞ!?」
「何とか言ったらどうだ!紙に書いてばかりで!」
「おい、おい!助けてくれ!頼む!ぎゃぁぁぁぁ!」
叫び声が聞こえた後は犯人が立ち去る音だけが残っていた。
だが、神崎さんが言っていた『紙に書いてばかりで』
という発言で、犯人は紙に書いて指示を出していた。
ということがわかった。
これは、大きな手がかりになったと俺は心の中でガッツポーズをしていた。
ついでに、今日は崎原さんに文句を言われずに済む!とも思っていた。
隣で滝村さんが、俺のことを見ながらめっちゃニコニコしていたのも知らずに。
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