歓鬼の歌

1.終息宣言

この話は夢で見たことをベースに作成してます。。。。


2023年4月10日
新潟県新潟市内の自宅で高校１年の赤城健一(けんいち)はテレビに向かってWHOの会見の生中継を見ていた。テレビから女性の声で翻訳した音声が次のように聞こえた。

「新型ウイルスの猛威が完全に終息したことをここに宣言します。」

WHOはついに新型ウイルスが終息したと公式に宣言を出したのだ。長きにわたって続いたウイルスの脅威がついに終わった。
このことを聞いた健一は目を大きく開いて

「よっしゃ！これでマスクなしで遊べる！！　明日とりあえず広樹誘って夜までゲーセン三昧！」

健一は小学生みたいに喜んでいた。スマホを手に取りLINEで広樹に　　明日暇！？夜までゲーセン行かね！？
って送った。

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一方、時を同じくしてドイツの首都ベルリンでは終息宣言を聞きつけた人々が酒やらを持ち寄って広場で酒を飲みかわす場面が見られた。　あちこちでProst （ドイツ語で乾杯という言葉)　と掛け声が聞こえてきた。あるものは酒を浴びるように飲み、またある者は酒の入った瓶を持ちながら意味不明なステップを踏む者まで。皆が終息を心から祝っていた。

楽しい宴はここまで。この後始まる第二のウイルスの脅威を誰もまだ知ることはない。。。