異世界焼き鳥屋

こう

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異世界生活の始まり!

#23 サリアの出番

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先ほどまでは、サリアに焼き鳥の作り方を簡単にだが伝授した。試しに1つ焼かせてみると、自分が焼いたものと全く味が変わんないくらいにうまいではないか!!とりあえず一発やっただけで合格ラインまで達することはできているとカナトは思ったため、夜に店で焼くのを手伝ってもらうことにした。

「サリアお疲れ!一回教えただけでこんなに惜しい焼き鳥を作れるなんてすごいよ!大抵の人は暑くて焦しちゃうんだけど笑」

「そうなの!?でも褒めてくれるだけありがたいわ!とりあえず今日の夜から頑張るわね!」

「ありがとう!」

そんなことを話してから数時間後、いよいよ夜の営業の時間がやってきた!二日目とはいえども、相変わらずものすごい行列だ。いや、昨日よりもいくらか長い気がするのは気のせいだろうか?? 
開店の時間がやってきた。サリアと一緒にお客の前に立つ。注文が入ると、カナトが注文を受けて肉をサリアに渡してサリアが焼く。どれ1つとしてサリアは焦したりせずに丁寧に焼いていった。 そしてサリアが焼いてる間、カナトは注文が入り次第フルーツ酒を提供した。


営業し始めてから何時間たっただろうか?正確にはわからないが、二人ともヘトヘトになりながら二日目の営業が終了した。疲れはしたが、昨日の倍くらいの売り上げが見込めた。

「サリアありがとう!今日は本当に助かったよ!」

「お安い御用よ。今日は緊張したわあ。。。ほとんど練習してなかったからお客さんの前で肉を焦しちゃうんじゃないかって,,,」

「そんなことなかったじゃん!上手だったよ!」

「ありがとう笑」

是非ともまた手伝って欲しいとカナトはひっそりと思っていた。
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