異世界焼き鳥屋

異世界生活の始まり！

＃１０ 猟師ミール

とりあえずカナトは、夜も遅くなったため一旦自分の店の二階で寝ることにした。明日会うことになるミールさんってどんな人なんだろうと思いながら今夜は眠りにつくことにした。。

「おっはよー！！」

何時間寝ただろうか？詳しくは分からないが、とりあえず辺りが明るくなってきた。さあ、夜明けだ。と言うかさっきのおっはよーってのは誰なんだろう？？　眠い目をこすりながら外を見てみると、どこかでみたことがある顔だ..ん！あれ、サリアじゃん笑

急いで着替えて外に出ると、サリアが遅い！と言ってきた。一緒に行く約束なんてしてないのに...笑　だが、とりあえず一緒に行くことにした。
店を出て数分歩くと鶏と思われる動物や鹿みたいな動物の置物が置いてある店が見えてきた。

「ここがミールの店よ！きっと焼き鳥の材料になる食材があるはずよ！」

「案内してくれてありがとう！」

「お礼なんていいわ！さあ、行ってらっしゃい！」

「行ってきます！」

そしてカナトはミールの店の扉を押した。中に入ると、コーヒーのような匂いがプーンとした。そして、店の奥に目をやると優しそうな顔つきの中年男性が出てきた。

「いらっしゃい。見ない顔だねえ。ここら辺の人かい？」

「い、いえ...サリアの紹介できました！！カナトと言います！」

「カナトくんね。よろしくな。んで、今日は何しにきたのかね？お茶を飲んでいくだけでも結構だよ？」

「いえ、なんかサリアに聞いたところ、鶏の肉を販売しているとか聞いたもので...」

「ああ、売っているよ。鶏に限らずいろんな肉を売っているさ。」

「ほんとですか！」

「ああ、それで、君はどんな料理を作っているんだい？」

「焼き鳥です！」

「焼き鳥だと！？」

焼き鳥と言った瞬間にミールの目の色が変わった。





　　　　　　　　　　つづく！！