異世界焼き鳥屋

こう

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とりあえず仕込み！

＃１　開店準備

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東京都某所にある小さな焼き鳥屋店主の前田カナトはいつものように開店準備をしていた。鶏肉とネギを串に刺したり、お通しの料理を作ったりといつもと同じ時間が流れていく。
だが、ドジなカナトは今日に限って肉が刺さった串を落としそうになる。拾おうとした拍子に冷蔵庫の取っ手に思いっきり頭をぶつけて、気を失ってしまう。
１０分ほどしてカナトは起きたが、外をみてみると、なんとそこはいつもと違う場所になっていた！！

「んアアアアアアアア！痛った！！とりあえず準備しなきゃ開店に間に合わないな...」

いつもの開店準備を続けようとするカナトだが、手を洗おうとして後ろの蛇口に向かおうとしたが、蛇口の上にある窓の外にはいつもの光景とは違う風景が広がっていた...
窓の外を見てみると周りには木造の田舎にありそうな建物が何軒も建っていた。

「え？ここどこ？？オレ、まさか頭打って夢でも見てんのかな？」

何かの間違いだと思ったカナトは店の外に出て、外を見回してみると体ほどの長さはある魔法の杖のような物を持った人が歩いていたり、背中に羽を生やしている人だったり、大きな刀を持っている人などが外を歩いていた。何度目をこすっても変わらない現実にあぜんとしていた。しばらくあぜんとして立っていたが、ずっとこうしている訳にはいかないので、意を決して、外を歩いている人に色々と聞いてみることにした！　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　つづく！！！

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