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ガネット・フォルンは愛されたい
情報収集
しおりを挟む「おばちゃん何か手伝う事はある?」
「ロセちゃん、今日はないよ。いつもありがとね」
「ううん。おばちゃん、またお隣さんいないね」
「あぁ、最近見ないね」
「お隣さん家の中で倒れてたりしないのかな?」
「それはないよ。夜中に物音が聞こえたからね」
「おばちゃん気をつけてね」
「前は感じの良い人だったんだけどね」
「今は感じが悪いの?」
「なんか思いつめてるように見えたんだよ」
「おばちゃん本当に気をつけてよ」
「ありがとね。私は大丈夫だよ。だてに何十年とここに住んでないよ」
「お隣さん変わった人なんだね」
「ロセちゃんこそ気をつけなよ。あんた可愛いんだから」
「私は大丈夫よ。おばちゃんまた来るね~」
「気をつけて帰りなよ」
「は~い」
ふ~ん
夜中には帰って来るのね!
「おじいちゃん、はい、今日のお菓子だよ」
「お前さんが作る菓子は上手いからの」
「良かった~。おじいちゃん、今日は誰が通った?」
「いつもと変わらんよ。辺境に働く騎士達といつもの男じゃな」
「また早朝に?」
「今日も日の出が出る頃に通ったなぁ」
「どこに行くんだろうね?」
「さあなぁ、どこかへ働きにでも行くんじゃろ」
「そっか。おじいちゃん早起きだね?日の出が出る頃なんてまだ私寝てるよ~」
「年寄は目が覚めるのが早いだけじゃ」
「おじいちゃん明日は違うお菓子持ってくるね?また明日ね~」
ふ~ん
早朝にはここを通るんだ!
でも、ここを通る先は辺境の騎士団しかないんだよね~。
ふ~ん
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