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憎しみ合う番、この先は…

ディガ

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「おいバカ」

「おっ!何だと」

「剣の勝負するぞ」

「俺が勝つのに?」

「それはやってみないと分からないだろ!」

「よし!ならやるか!」

「おお!」


 ◆◇◆


「あ~、また負けた!クソ!」

「今日は惜しかったよな!」

「ウソつけ!手を抜きやがったな!」

「ディガ相手に手を抜く訳がないだろ!」

「あ~そうかよ!」

「まあ、俺の勝ちだ!」

「クソ!」

「なら今日はディガの奢りな」

「毎度たかるな!」

「毎度負ける方が悪い」

「何だと!このバカが!今度こそお前に勝つ!待ってろ!」

「仕方がない、待っててやろう!」

「何だと!」

「ハハハッ」

「プッ、ハハハッ」

「ディガ、飯行こうぜ。腹減った」

「俺も腹減った」

「今日は何食べる?」

「お前は肉しか言わねぇだろ!」

「お!よく分かったな」

「このバカが!お前はいつも高い肉しか食わねぇだろうが!」

「ハハハッ」

「笑ってごまかすな」

「ハハハッ」

「野菜も食え!」

「野菜はディガが食えよ!」

「「プッ、ハハハッ」」





 なぁクロード、お前との剣の勝負、楽しかったな。

 お前と話すのは楽しかった。

 気の置けない友だったよ。

 お前は俺がこの俺が認めた唯一の人族だ!

 誇りに思え!





 バカが……………

 この大バカが……………



 
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