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ガネット・フォルンは愛されたい
諜報員達よ、また頑張ってくれ! 1
しおりを挟む俺はボスに呼び出され、
「ジェームス」
「ボス、なんですか?」
「クズの愛人達がどうなったか調べてほしいと依頼が来た」
「分かりました」
俺は部下達へ、
「お前達、クズの事は覚えているな?その愛人達の事を調べてほしい」
「ジェームスさん、俺は嫌です。もう懲りごりです」
「Gか、仕方がないな。お前は俺の補佐だ」
「それなら喜んで」
「今から監視対象を伝える。
Aはローラ、Bはアメリ、Cはミーナ、Eはサリー、Hはカレン、I、J、K、L、Mでキャルリーナを調べてほしい。Jも他の者達に伝えてくれ!」
後は報告を待つだけだな。
「ジェームスさん報告で~す」
「Aか、確か愛人ローラだったな」
「そうっす」
「見せてみろ」
A
「愛人ローラ
クズに見切りをつけ別の愛人になる。現在も愛人として生活をしている」
「これだけか?」
「あ~、ローラの証言もほしいっすか?」
「見せてみろ」
ローラ
「あ~、あのクズ? 純情そうだったからカモにしたけど、あれはダメよダメ! ガンガン腰振ればいいって思ってる所がお子ちゃまね! 良いところは持久力だけだったかしら。
それでもまあ、私も?いつまでも愛人でいるのは、と思ってたから本気で落としにかかったけど、あのクズは私としてるのにガネットガネットって煩くて、思わずあのクズの奥様に仕返ししちゃったわよ。
それは悪いとは思ってるわよ? でもまあ旅行にも連れて行ってもらったし、宝石も買って貰ったからもう私はいらないってこっちから捨ててやったわよ。
私はやっぱりテクのあるおじさまの方が良いわ。回数よりもテクよ!
え?今の私?
勿論おじさまの愛人よ?
愛人が出来なくなったら?
今迄色々な人に貢いでもらった宝石を売って若いヒモでも買うわ。私は死ぬまで女でいたいの。何が幸せかなんて人それぞれでしょ?なら私はこの体を使い続けたいわ。
あら、貴方いい男じゃない。一晩どう?」
「お前まさか!」
「クズと一緒にしないで下さいよ~。それにババアですよ?こっちから願い下げですよ~」
◆◇
「ジェームスさん報告書です」
「Bか、Bは花屋のアメリか。見せてみろ」
B
「妻がいる男性と付き合っていた事を知られ花屋をクビになり、当時付き合っていた男性と破局。親にもバレて勘当。
現在、娼館でメリーと名の娼婦として働いている」
「そうか、ご苦労だった」
「娼婦として働いているのも確認しました」
「もしかしてお前…」
「やめて下さいよ!俺はクズではありません!」
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