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ガネット・フォルンは愛されたい

ジェームスの隠密日記 File1

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 俺は毎日日記を書いてる。

 本当にこの男は性に貪欲だったな。


パラパラ…


「誰か連れ込み宿の従業員になってくれ」

「なら俺が」

「Aか、よし今日から働いてきてくれ」



「男、女、口1正1B1」
「男、女、口1正1B2」
「男、女、口1正1B1」

「ジェームスさん、一週間の報告です」

「分かった。引き続き監視しろ」

「は~い」


◆◇


「おい誰か次は花屋で働いてきてほしい」

「なら俺が」

「Bか、頼む」

「ジェームスさん、俺はどうします?」

「Aはそのまま連れ込み宿で監視だ」

「了解っす」


B
「ピンク花束購入 腰抱きキス、明日約束」
「ピンク花束購入 後ろから抱き服上から胸揉む、体触る、キス多、明日約束」
A
「男、女、正1B1」
「男、女、口1正1B1」(ガネット、ガネット、愛してる)

「ジェームスさん、報告書です」

「ジェームスさん、一週間の報告です」

「分かった。Aは引き続き監視だ」

「はいは~い」


◆◇


「おい、次は旅行に行ける奴いるか?」

「俺行きます。彼女連れて行っていいですか?」

「アホか!」

「なら俺行きますよ」

「悪いなC」

「で、どこです?」

「薔薇が有名らしい」

「男一人で薔薇はないですよ」

「それもそうか。それなら女性のaと一緒に行ってくれ」

「分かりました」


C
「薔薇の髪飾り購入」
「部屋で薔薇風呂満喫、B1」
「宿泊中、夜、営、数多」
a
「女、キスマーク10個」


「ジェームスさん、報告書です」

「C、数多は具体的に?」

「毎日してたのにその回数と体位を書けと」

「出来れば欲しい」

「分かりました。後日提出します」

「aよくキスマークなんて数えたな」

「オイルマッサージをした時に数えました。3日目が10個で、5日目が8個増えてました」


後日
「1、正1B2」
「2、口1正1B1」
「3、正1B2」(ガネット愛)
「4、口1正1B1」(ガネット愛)
「5、口1B2」(ガネット愛)
「6、朝風呂B1」
(薔薇風呂、営含む)
(1行6帰)


◆◇


「ジェームスさん、クズ宝石店入りました」

「直ぐに誰か監視に行け!」

「D急いで行きます」

「頼んだ!」


D
「ネックレス購入2 1アメジスト、1ダイヤモンド」

「ジェームスさん報告書です」

「金額は分かるか?」

「ジェームスさん、アメジストとダイヤモンド、どっちが高いですか?」

「ダイヤモンドだな」

「きっと自分の色を奥方に、だと思いますが愛人の方が高いって、俺は驚きましたよ。値段知らないにも程がある」

「そういう男だ」


◆◇


「おい、誰か仮面舞踏会に潜入してくれ。媚薬耐性あるやつ」

「俺行きますよ。耐性もまあ少しありますし、おまけに今日風邪引いて鼻が効かないんで」

「そうか、大丈夫か?」

「はい」

「ならE頼む。天井裏だ、暖かい格好で行けよ?」


E
「朝まで6?7?8?」

「報告書です」

「おい、E、この6か7か8かどれだ」

「5回目から数えるの疲れました。それに熱も出て来たんで、少しもうろうとして、すみません」

「まあ、何回でも一緒か、なら多く書いておくよ」



「ジェームスさん、あのクズ一人でも仮面舞踏会に行くみたいです。騎士に潜入してる一人から連絡がありました」

「急いで誰か、Eまた行ってくれ」

「今日は無理です。風邪ひいてないんで。あのクズに付き合ったら朝までコースですよ?俺まで媚薬でやられます」

「それなら駄目だな」

「Fなら耐性あります」

「なら急いで連絡取って行かせてくれ」

「分かりました」


F
「男、女」
「男、女、女」
「男、男、女」
「男、男、女、女」
「男、女」

「Fからの報告書が来ました」

「回数が書いてないぞ!」

「ジェームスさん、媚薬嗅いでやってる奴らですよ?1回や2回だと思います?」

「それもそうか。仮面舞踏会にどれだけ行ったか分かればいいか」


◆◇


「おい、G長期の監視になるが行ってくれるか?」

「あ~はい」

「なら頼む。船旅だからな隣の部屋を押さえた。天井裏もない、部屋を監視するのは困難だが頼む」

「船旅!!俺無理です。船、弱い…酔う……うっ、考えただけで……」

「あー、無理だな」

「なら俺が行きましょうか?」

「H良いのか?」

「俺船強いんで、任せて下さい」

「すまんな」


H
「これは壁からは聞こえないな。仕方ないか」

カラカラカラ
コンコン
「朝食をお持ちしました」
ガチャ
「そこの机の上に置いてくれ」
「はい。空いた皿は廊下に出して置いて頂ければよろしいので、では失礼します」
「分かった、ありがとう」


「1、上船 怒鳴り声」
「2、乱れあり」
「3、乱れあり」
「4、乱れなし」
「5、乱れあり」
「6、乱れなし」
「7、乱れあり」
「8、乱れあり」
「9、乱れあり」
「10、乱れあり」
「11、下船、乱れあり」


「ジェームスさん、疲れました。俺、休暇欲しいです」

「ご苦労だったな。一週間休暇しろ」


◆◇


「ジェームスさん、騎士の仲間から遠乗りへ出掛けると連絡が入りました」

「急いでG行ってくれ」

「分かりました、面倒くさいな…」


G
「大きな木 立B10」


「ジ、ジェームス…さん……ほ…うっ、ぎもぢわるい………」

「おい、10回はないだろ?」

「俺の…迷惑…料……です……ううっ、吐きそう……」

「どうした?」

「大きな木が…あった…ので…俺……そこで…うっ…監視…したん…です。そしたら…あいつら…あいつら!!ガンガン腰振りやがって!!揺れる揺れる、俺酔いました。俺の迷惑料込みです」

「本当は何回だ?」

「2回です」

「お前の迷惑料の方が多いじゃないか!」

「当たり前じゃないですか!馬にも乗れず歩いて帰ってきたんですよ? 俺もうあいつの監視やだ…グスン…」

「それは大変だったな。お前の迷惑料も追加しておく」


◆◇


「I、悪いが今日は三年目の結婚記念日だ。クズが覚えているか確かめてきてくれ」

「分かりました」



 あのクズは性に貪欲すぎだったな…。


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