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ガネット・フォルンは愛されたい
最後の話の昼ドラ版 中
しおりを挟む辺境で働き始めて貴方から黄色の花を貰ったわね。
思わず笑いそうになったわ。
そうでしょ?
芸のない人。
私なら黄色の花を贈っておけば喜ぶと思った?
貴方を思い出してまた愛すると思った?
貴方が毎日贈ってきた色々な花をどうして受け取っていたと思うの?
ふふっ
ありがとう
貴方がまだ純粋のままで良かったわ
貴方がまだ私を愛していてくれて良かったわ
私ね、毎日貴方の家の灯りが灯るのを確認していたの。
だって辺境から出て行ってもらっては困るもの。
貴方が辺境に傭兵としていた時、私嬉しかったわ。
だから、貴方に最高の贈り物を贈ろうと計画したのよ?
私の息子、尊敬する父親みたいな強い騎士になりたいのですって
私の娘、年々私に似てきたの
ようやく貴方に最高の贈り物を贈れるわ
あの日、
12回目の鐘の音を聞いた時、私は絶望したの。
貴方は愛人を作ったけど、愛人と情事してる時、いつも私の名前を「ガネット、ガネット、愛してる」って言ってたのよ?
だから貴方の愛人は私に嫌がらせをしたの。
髪飾り、花束、ドレス、貴方には見えない所のキスマーク…。
それでも貴方からの愛は感じてた。だから貴方を信じたの。
帰ってくると、
信じたの。
貴方と離縁して12年、
私が絶望した12回目の鐘の音と同じ、
さあ、
私からの最高の贈り物を受け取って
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