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第5話 ある日の体育の話
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今日も今日とで俺は深沢幸さんに振り回されている。
「おつかれさま、ダーリン」
今は体育の時間。
突然だがクラス紹介。俺が5組幸さんが6組。
うちの高校は数クラス合同でやる授業が幾つかある。
体育がその1つで2組ごとに合同でするのである。
つまり1.2組、3.4組、5.6組というふうになるわけである。
つまり一緒の授業になるのに違和感はないのだが……
「なんで当たり前のようにいるんですか?」
流石に男女別である。
おかしい。今女子はグラウンドでサッカーのはずでは?
ちなみに男子は体育館でバスケである。
「そんなのチームが休憩になったからに決まってるでしょ?ダーリンのチームの休憩時間と被るように組んだんだから」
「もはや予知能力の域で怖すぎるんですけど!?」
多分どっかで見てたんだろうけど、それにしても怖すぎる。
「てか抜け出してきていいの?女子人数少ないから休憩時間も相対的に短いんじゃないの?」
「代役立ててあるから平気よ」
流石は幸さんである。抜け目がない。
「どうやって代役立てたのさ。よっぽど運動好きじゃないと引き受けないでしょ」
「その子の好きな人の写真あげたらイチコロだったわ」
「サラッと言ってるけどどうせ盗撮だよね、それ」
「ダーリンと会うためだったら何でもしちゃうわよ」
本気で言ってるだろうから油断出来ない。
てか好きな人バレてるんじゃねぇーよ、引き受けた女子。
「そろそろ試合時間だからいくわ」
「私よりも体育の試合が大事なの!?」
泣きそうな顔で止めようとしてきたが無駄である。
俺は動きたいのである。
「そーだよ」
と返事した矢先
「へー」
悪寒がした…。あとが怖いなぁ…。
今回は何で脅されるんだろ…。
いや、そんな事はあとだ!今は試合に集中しないと!
そして試合開始したが
「がんばれダーリン」
「ちらっと見えるわき腹がステキー!」
「おへそもいい!」
ガヤ(てか1名)がうるさ過ぎてまともにプレーできないんですが。
「チッ!彼女持ちが調子乗りやがって」
「許さん許さん許さん……」
ほらぁ!周りの男子も殺気立ってるし!
その原因の彼女を見るがニヤニヤしてた。ものすごい笑顔で。
なるほどね。報復としては確かに有効打ですわ……
と、思ってた俺が馬鹿だった。
「昨日の夕方の元気はどこいったの!?」
爆弾発言を投下された
「殺す殺す殺す……」
「許さん許さん……」
さらに殺気立ってる!!
確かに昨日の夕方は元気だったよ。
だがそれは…
「それ、下校中に走って帰ったこと言ってるだけだろ!意味深に言ってんじゃねぇよ!」
幸さんを振り切るために走って帰ったのがここに来て報復として追加されるとは…
やっぱ油断出来ない子である。
そんな幸さんとの日常である。
「おつかれさま、ダーリン」
今は体育の時間。
突然だがクラス紹介。俺が5組幸さんが6組。
うちの高校は数クラス合同でやる授業が幾つかある。
体育がその1つで2組ごとに合同でするのである。
つまり1.2組、3.4組、5.6組というふうになるわけである。
つまり一緒の授業になるのに違和感はないのだが……
「なんで当たり前のようにいるんですか?」
流石に男女別である。
おかしい。今女子はグラウンドでサッカーのはずでは?
ちなみに男子は体育館でバスケである。
「そんなのチームが休憩になったからに決まってるでしょ?ダーリンのチームの休憩時間と被るように組んだんだから」
「もはや予知能力の域で怖すぎるんですけど!?」
多分どっかで見てたんだろうけど、それにしても怖すぎる。
「てか抜け出してきていいの?女子人数少ないから休憩時間も相対的に短いんじゃないの?」
「代役立ててあるから平気よ」
流石は幸さんである。抜け目がない。
「どうやって代役立てたのさ。よっぽど運動好きじゃないと引き受けないでしょ」
「その子の好きな人の写真あげたらイチコロだったわ」
「サラッと言ってるけどどうせ盗撮だよね、それ」
「ダーリンと会うためだったら何でもしちゃうわよ」
本気で言ってるだろうから油断出来ない。
てか好きな人バレてるんじゃねぇーよ、引き受けた女子。
「そろそろ試合時間だからいくわ」
「私よりも体育の試合が大事なの!?」
泣きそうな顔で止めようとしてきたが無駄である。
俺は動きたいのである。
「そーだよ」
と返事した矢先
「へー」
悪寒がした…。あとが怖いなぁ…。
今回は何で脅されるんだろ…。
いや、そんな事はあとだ!今は試合に集中しないと!
そして試合開始したが
「がんばれダーリン」
「ちらっと見えるわき腹がステキー!」
「おへそもいい!」
ガヤ(てか1名)がうるさ過ぎてまともにプレーできないんですが。
「チッ!彼女持ちが調子乗りやがって」
「許さん許さん許さん……」
ほらぁ!周りの男子も殺気立ってるし!
その原因の彼女を見るがニヤニヤしてた。ものすごい笑顔で。
なるほどね。報復としては確かに有効打ですわ……
と、思ってた俺が馬鹿だった。
「昨日の夕方の元気はどこいったの!?」
爆弾発言を投下された
「殺す殺す殺す……」
「許さん許さん……」
さらに殺気立ってる!!
確かに昨日の夕方は元気だったよ。
だがそれは…
「それ、下校中に走って帰ったこと言ってるだけだろ!意味深に言ってんじゃねぇよ!」
幸さんを振り切るために走って帰ったのがここに来て報復として追加されるとは…
やっぱ油断出来ない子である。
そんな幸さんとの日常である。
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