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(39)サヤカ3
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塔の最上階にある峰鳥サヤカの部屋に、皇太后アデレイドが訪れていた。
「うっそ!サラの奴、見つかったの?」
サヤカは、アデレイドの話を聞いて、大声で叫んだ。
「ええ。今は下の部屋で休ませているわ」
「絶対見つからないって思ってた…」
「人探しのプロを雇ったのよ」
「マジかよ…」
露出の多いキャミソールタイプのワンピースを着て、ソファに腰かけて脚を組んだまま、立っているアデレイドの話を聞いていた。
アデレイドは今更この娘に礼儀を解いても無駄だと諦めていた。
「あなたが謝るというのなら会わせてあげてもいいわよ」
「え~、いいよ。あいつと顔合わすの嫌だもん」
「謝って許してもらうつもりはないの?」
「はあ?何で私が謝るのよ。あの商人が勝手に連れてったんだし。無事に戻ってきたんだから、もういいっしょ」
サヤカはそっけなく言ってソファにふんぞり返るように深く腰掛けた。
「ねえ、それよりさ、あいつ売春してたんでしょ?メンタルとかヤバイんじゃない?」
「辛い目にあったことは確かよ。だから大事にケアしてあげなくてはならないの」
「ケアって何すんの?」
「サラにはウォルフをつけることにしたわ」
「はぁ?」
サヤカは驚いてソファから飛び起きた。
「ちょっと!それどういうことよ?」
「言った通りよ。あなたには別の騎士をつけるわ」
「嫌よ!何でウォルフなのよ!?」
「もう決めたことなの」
「なんでよ!別の騎士がいるんなら、そいつ回せばいいじゃん!」
取り乱すサヤカをアデレイドは冷たく見つめていた。
「あなたの彼への執着が強すぎるからよ。ウォルフも困っているのよ」
「はぁ?何言ってんの?ウォルフは私が好きに決まってんじゃない。どんだけエッチしたと思ってんの?」
「それは私がそうしろと命じたからよ」
「そんなわけないじゃん!ね、ちょっと待って。じゃあどうしたらウォルフを連れて行かないでくれるの?」
「…そうねえ。あなたがあの爆裂魔法以外にもいくつか魔法を使えるようになれば、考えてもいいわ」
「えー!あれでもギリなのに。だいたいあんなムズイ呪文なんかそうそう、覚えらんないよ」
「あなたのそういうところがダメなのよ。まだ文字もろくに読めないんでしょう?少しは努力して勉強なさい」
「うっさいな~。てかさ、あれだけで十分じゃない?言われた通り、ちゃんと活躍したじゃん」
「あの魔法は強力すぎて使いどころが限られるわ。そもそも緊急使用の魔法だから呪文が短いのよ?あんなの戦場で使ったら、味方まで巻き込んでしまう。他の魔法も覚えてもらわないと作戦に参加させられないのよ」
「無理なこと言わないでよ。自慢じゃないけど、今まで勉強なんてまともにしたことないんだから。うち、家庭は崩壊してたけど、お金だけはあったから高校なんかお金払えば入れるとこ行ったし」
サヤカの話はこれまで何度も聞いていたが、アデレイドには異世界のことは正直よく理解できなかった。だが、彼女が勉強嫌いで、努力することが苦手だということだけは理解していた。
「向こうの世界でどうだったかなんて関係ないわ。あなたはこちらの世界で新たな命を得たんだから」
「新たな命ってどゆこと?」
アデレイドは少し呆れたように言った。
「最初に説明したはずよ?あなた方はあちらの世界で命を失っているの。命のある者は異空間を渡ることはできないらしいわ。記録によれば、異界からの召喚者たちは皆、元の世界で何らかの形で命を落としてこちらへ転生してきたというわ。姿もそのままに、こちらの世界で新たな命を得たということになるのよ」
「ちょっとちょっと、ってーことは、私向こうで死んじゃってるってこと?ヤッバイじゃん!でも何で死んだんだろ…?」
「そうね、あなたもサラも、その若さで死亡したというのだから、不幸なことだと思うわ」
サヤカは何かを思い出しているようだった。
「あー…わかった。あんときカレシに勧められたクスリだ。飲んでエッチするとめっちゃ気持ちいいからって飲まされたんだけど…。プッ…アハハ、私、エッチしながら死んだんだ?笑えるぅ~。あのクソ親、議会とかで恥かいてんだろーな。ハッ、いい気味」
独り言のようにブツブツと呟きながら、サヤカは笑い声を立てた。
アデレイドはそんな彼女をため息をつきながら見た。
「…どうやら努力する気はないようね。なら仕方がないでしょう」
するとサヤカは縋るように必死に訴えた。
「ま、待ってよ!そうだ、ウォルフと直接話をさせてよ!もし彼が私の傍にいたいって言ったら今のままでいさせてよ!」
「…いいわ。本人の口から聞きなさい」
アデレイドはツン、とそっけなく顔を背けて出て行ってしまった。
ほどなくして、ウォルフが部屋に現れた。
「ウォルフ!」
サヤカはソファから立ち上がって彼の元へ駆け寄った。
今までしていたように、両腕を広げて彼に抱きつこうとした。
だが、ウォルフはサヤカの両肩を掴んで、傍に寄せ付けようとしなかった。
彼女はいつもと違う彼の態度に戸惑いを見せた。
「サヤカさん、皇太后様からお聞きになりませんでしたか?私はサラさんのお傍につくことになったんです」
「聞いたよ。聞いたけど、そんなの納得できるわけないじゃん!」
「サヤカさんには新しい騎士が参ります。きっと気に入りますよ」
「やだやだ!ウォルフがいい!あんなにいっぱいエッチしたじゃない?ウォルフは私と離れて平気なの?」
「命令ですから」
「やだ!絶対やだ!…そうだ、ね、しよ?エッチすれば、私がいいって絶対思うから。フェラとかして欲しいこといっぱいしてあげるからさ!ねえお願い!」
ウォルフは無表情のまま、サヤカを見下ろしていた。
自分の体で繋ぎとめようとしている愚かな娘を、哀れだとさえ思っていた。
「ねえ、お願い!」
「サヤカさんは、セックスできれば誰でもいいのでは?」
「そんなことないよ!だってウォルフはカッコイイし、優しいし、腹筋割れてるし、エッチも上手だもん」
「…それならば、新しい騎士もきっと気に入りますよ」
「やだってば!なんで、なんでサラなんかのとこに行くの?あいつ売春してたんだよ?そんな汚れた奴のどこがいいのさ!」
ウォルフはただ哀れな目で見つめるだけで、反論しなかった。
この娘の思考は自分を中心にしてしか働かず、何を言ってもきかないとわかっているからだ。
そんな彼の態度が、サヤカの思考をある方向へと導いていった。
「そっか、サラがいなくなればいいんだ!あいつが娼婦上がりだって皆に言いふらしてさ、誰とでもヤる女だって噂になったら、居づらくなって自分から出て行くんじゃん?」
ウォルフは軽く首を振って、ため息をついた。
「そんな意地悪、やめてください。ただでさえサラさんは傷ついているんですよ?」
「そんなの知ったことじゃないもん。ねえ、あんなやつのとこに行かないでよ」
「どうやら私はあなたを甘やかしすぎたようだ」
「ウォルフが傍にいてくれれば何もしないよ」
「私を脅迫するんですか」
「違うよ!傍にいて欲しいだけだもん!」
サヤカは縋るような目で彼を見上げた。
だがウォルフは表情一つ変えず、彼女を引き離して顔を背けた。
「…こちらにはもう二度と伺いません」
「ちょっと、待ってよ」
「サラさんの部屋には近づかないようお願いします」
「やだったら!行かないでよ!私のこと好きじゃないの?」
「…失礼します」
ウォルフは背を向け、そのまま部屋を出て行った。
「ちょっと待ってよ!やだあ!やだよおー!行かないでウォルフ!」
サヤカは一人でまだ騒いでいた。
「やだよ、よりによって、なんであいつなんだよ…!」
彼女はソファの上に置かれていたクッションを取って、思いきり彼の出て行った扉に投げつけた。
「くっそ、マジムカつく、あのくそババア!きっと私が嫌いで嫌がらせしてんだ!ウォルフがいなかったらこんな城、メタメタに破壊してやるのに…!」
怒りが頂点に立って、サヤカは肩で息をしながら部屋の中のものを手あたり次第に投げつけた。部屋の中はあっという間に物が散乱した。
「…そうよ、サラさえいなきゃいいんだ。私からウォルフを奪うなんて、絶対許さないんだから…!」
サヤカの怒りはなかなか収まらなかった。
「うっそ!サラの奴、見つかったの?」
サヤカは、アデレイドの話を聞いて、大声で叫んだ。
「ええ。今は下の部屋で休ませているわ」
「絶対見つからないって思ってた…」
「人探しのプロを雇ったのよ」
「マジかよ…」
露出の多いキャミソールタイプのワンピースを着て、ソファに腰かけて脚を組んだまま、立っているアデレイドの話を聞いていた。
アデレイドは今更この娘に礼儀を解いても無駄だと諦めていた。
「あなたが謝るというのなら会わせてあげてもいいわよ」
「え~、いいよ。あいつと顔合わすの嫌だもん」
「謝って許してもらうつもりはないの?」
「はあ?何で私が謝るのよ。あの商人が勝手に連れてったんだし。無事に戻ってきたんだから、もういいっしょ」
サヤカはそっけなく言ってソファにふんぞり返るように深く腰掛けた。
「ねえ、それよりさ、あいつ売春してたんでしょ?メンタルとかヤバイんじゃない?」
「辛い目にあったことは確かよ。だから大事にケアしてあげなくてはならないの」
「ケアって何すんの?」
「サラにはウォルフをつけることにしたわ」
「はぁ?」
サヤカは驚いてソファから飛び起きた。
「ちょっと!それどういうことよ?」
「言った通りよ。あなたには別の騎士をつけるわ」
「嫌よ!何でウォルフなのよ!?」
「もう決めたことなの」
「なんでよ!別の騎士がいるんなら、そいつ回せばいいじゃん!」
取り乱すサヤカをアデレイドは冷たく見つめていた。
「あなたの彼への執着が強すぎるからよ。ウォルフも困っているのよ」
「はぁ?何言ってんの?ウォルフは私が好きに決まってんじゃない。どんだけエッチしたと思ってんの?」
「それは私がそうしろと命じたからよ」
「そんなわけないじゃん!ね、ちょっと待って。じゃあどうしたらウォルフを連れて行かないでくれるの?」
「…そうねえ。あなたがあの爆裂魔法以外にもいくつか魔法を使えるようになれば、考えてもいいわ」
「えー!あれでもギリなのに。だいたいあんなムズイ呪文なんかそうそう、覚えらんないよ」
「あなたのそういうところがダメなのよ。まだ文字もろくに読めないんでしょう?少しは努力して勉強なさい」
「うっさいな~。てかさ、あれだけで十分じゃない?言われた通り、ちゃんと活躍したじゃん」
「あの魔法は強力すぎて使いどころが限られるわ。そもそも緊急使用の魔法だから呪文が短いのよ?あんなの戦場で使ったら、味方まで巻き込んでしまう。他の魔法も覚えてもらわないと作戦に参加させられないのよ」
「無理なこと言わないでよ。自慢じゃないけど、今まで勉強なんてまともにしたことないんだから。うち、家庭は崩壊してたけど、お金だけはあったから高校なんかお金払えば入れるとこ行ったし」
サヤカの話はこれまで何度も聞いていたが、アデレイドには異世界のことは正直よく理解できなかった。だが、彼女が勉強嫌いで、努力することが苦手だということだけは理解していた。
「向こうの世界でどうだったかなんて関係ないわ。あなたはこちらの世界で新たな命を得たんだから」
「新たな命ってどゆこと?」
アデレイドは少し呆れたように言った。
「最初に説明したはずよ?あなた方はあちらの世界で命を失っているの。命のある者は異空間を渡ることはできないらしいわ。記録によれば、異界からの召喚者たちは皆、元の世界で何らかの形で命を落としてこちらへ転生してきたというわ。姿もそのままに、こちらの世界で新たな命を得たということになるのよ」
「ちょっとちょっと、ってーことは、私向こうで死んじゃってるってこと?ヤッバイじゃん!でも何で死んだんだろ…?」
「そうね、あなたもサラも、その若さで死亡したというのだから、不幸なことだと思うわ」
サヤカは何かを思い出しているようだった。
「あー…わかった。あんときカレシに勧められたクスリだ。飲んでエッチするとめっちゃ気持ちいいからって飲まされたんだけど…。プッ…アハハ、私、エッチしながら死んだんだ?笑えるぅ~。あのクソ親、議会とかで恥かいてんだろーな。ハッ、いい気味」
独り言のようにブツブツと呟きながら、サヤカは笑い声を立てた。
アデレイドはそんな彼女をため息をつきながら見た。
「…どうやら努力する気はないようね。なら仕方がないでしょう」
するとサヤカは縋るように必死に訴えた。
「ま、待ってよ!そうだ、ウォルフと直接話をさせてよ!もし彼が私の傍にいたいって言ったら今のままでいさせてよ!」
「…いいわ。本人の口から聞きなさい」
アデレイドはツン、とそっけなく顔を背けて出て行ってしまった。
ほどなくして、ウォルフが部屋に現れた。
「ウォルフ!」
サヤカはソファから立ち上がって彼の元へ駆け寄った。
今までしていたように、両腕を広げて彼に抱きつこうとした。
だが、ウォルフはサヤカの両肩を掴んで、傍に寄せ付けようとしなかった。
彼女はいつもと違う彼の態度に戸惑いを見せた。
「サヤカさん、皇太后様からお聞きになりませんでしたか?私はサラさんのお傍につくことになったんです」
「聞いたよ。聞いたけど、そんなの納得できるわけないじゃん!」
「サヤカさんには新しい騎士が参ります。きっと気に入りますよ」
「やだやだ!ウォルフがいい!あんなにいっぱいエッチしたじゃない?ウォルフは私と離れて平気なの?」
「命令ですから」
「やだ!絶対やだ!…そうだ、ね、しよ?エッチすれば、私がいいって絶対思うから。フェラとかして欲しいこといっぱいしてあげるからさ!ねえお願い!」
ウォルフは無表情のまま、サヤカを見下ろしていた。
自分の体で繋ぎとめようとしている愚かな娘を、哀れだとさえ思っていた。
「ねえ、お願い!」
「サヤカさんは、セックスできれば誰でもいいのでは?」
「そんなことないよ!だってウォルフはカッコイイし、優しいし、腹筋割れてるし、エッチも上手だもん」
「…それならば、新しい騎士もきっと気に入りますよ」
「やだってば!なんで、なんでサラなんかのとこに行くの?あいつ売春してたんだよ?そんな汚れた奴のどこがいいのさ!」
ウォルフはただ哀れな目で見つめるだけで、反論しなかった。
この娘の思考は自分を中心にしてしか働かず、何を言ってもきかないとわかっているからだ。
そんな彼の態度が、サヤカの思考をある方向へと導いていった。
「そっか、サラがいなくなればいいんだ!あいつが娼婦上がりだって皆に言いふらしてさ、誰とでもヤる女だって噂になったら、居づらくなって自分から出て行くんじゃん?」
ウォルフは軽く首を振って、ため息をついた。
「そんな意地悪、やめてください。ただでさえサラさんは傷ついているんですよ?」
「そんなの知ったことじゃないもん。ねえ、あんなやつのとこに行かないでよ」
「どうやら私はあなたを甘やかしすぎたようだ」
「ウォルフが傍にいてくれれば何もしないよ」
「私を脅迫するんですか」
「違うよ!傍にいて欲しいだけだもん!」
サヤカは縋るような目で彼を見上げた。
だがウォルフは表情一つ変えず、彼女を引き離して顔を背けた。
「…こちらにはもう二度と伺いません」
「ちょっと、待ってよ」
「サラさんの部屋には近づかないようお願いします」
「やだったら!行かないでよ!私のこと好きじゃないの?」
「…失礼します」
ウォルフは背を向け、そのまま部屋を出て行った。
「ちょっと待ってよ!やだあ!やだよおー!行かないでウォルフ!」
サヤカは一人でまだ騒いでいた。
「やだよ、よりによって、なんであいつなんだよ…!」
彼女はソファの上に置かれていたクッションを取って、思いきり彼の出て行った扉に投げつけた。
「くっそ、マジムカつく、あのくそババア!きっと私が嫌いで嫌がらせしてんだ!ウォルフがいなかったらこんな城、メタメタに破壊してやるのに…!」
怒りが頂点に立って、サヤカは肩で息をしながら部屋の中のものを手あたり次第に投げつけた。部屋の中はあっという間に物が散乱した。
「…そうよ、サラさえいなきゃいいんだ。私からウォルフを奪うなんて、絶対許さないんだから…!」
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