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第1話 異世界からこんにちは
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「はじめまして! リリスの異世界チャンネルへようこそ! 私、リリス・サキュアっていいます。気軽にリリちゃんって呼んでくださいね♪」
画面の中では金髪エルフ耳で、ややあどけなさの残る極上の美少女がこちらに向かってニッコリと微笑んでいる。
金の長い髪からはまるでエルフのように尖ったエルフ耳がのぞき、緑の瞳は宝石のように美しく、薄ピンク色の唇が真っ白な肌にアクセントを添えている。
そして半袖でひざ下まで丈のある白のワンピースという清楚な服を着ているにもかかわらず、その胸は爆乳と言っても差し支えないレベルで大きく盛り上がっており、ほっそりとしたその腕と相まってどこか倒錯的な妖しい魅力を放っている。
「見てのとおり森の中にいるんですけどぉ、ここ、どこだと思いますか?」
画面の中のリリスが手のひらをこちらに向けながら右腕を広げると、その動作に白いワンピースに包まれたたわわな胸がたゆんと大きく動いた。
リリスの背後には、彼女が腕を目いっぱい広げても足りないくらいの太い幹を持つ大木がそびえ立っている。
「実はここ、エンデガルドっていう異世界なんです。私、本当は日本に住んでいたんです。でも不幸な事故で死んじゃって、それで女神様がこっちの世界にエロフとして転生させてくれたんです」
リリスは物憂げな表情でそう説明した。
「それで、ここにある大きな木から今日、生まれました。だから私、実は今0歳なんです。えへっ♡」
リリスはいたずらっ子のようにはにかんだ笑顔を浮かべる。
「それと今後の活動内容なんですけど、まだ決まっていません。でもせっかく異世界に転生したので、この世界のことを知りたいなって。だからたっくさん冒険して、地球にはいなかったような珍しい生き物とか、美味しいお料理とか、たくさん紹介していけたらと思います」
「ゲギャギャギャギャ」
そんな彼女の話を遮るかのように、何かの動物の泣き声が聞こえてきた。
「あっ!? そんな話をしていたら、早速来ましたね。あれ、ゴブリンです」
カメラが切り替わると、遠くから二足歩行をする緑色の動物がやってきた。ゴブリンの股間の部分にはモザイク処理が施されている。
そして再び画面がリリスに戻ってきた。
「ゴブリンって言っても、私が勝手に命名しただけなんですけどね」
画面の中のリリスは恥ずかしそうに微笑み、わずかにこてんと首を傾げた。
「撮影の邪魔なので、ちょっと倒してきますね♪」
そういってリリスは画面外に出ていった。画面はどこかおっかなびっくりといった様子でゆっくり歩くリリスを追いかける。
やがてゴブリンとの距離が三メートルくらいまで近づいたところでリリスは立ち止まり、手を突き出した。
すると軽快な効果音と共に画面が黒にワイプされ、すぐに画面が戻ってきた。
「はい。というわけで撮影の邪魔をした悪いゴブリンはやっつけました」
そう言ってリリスはぺろりと唇を舐めた。
「そんなわけで、私はこの世界で生きていくことになったので、応援してくれると嬉しいです」
再びリリスは極上のスマイルを浮かべた。
「ここまで見てくれてありがとうございます。いいねボタンやチャンネル登録をしてもらえると嬉しいです。それじゃあ、また会いにきてくださいね。バイバーイ」
笑顔のままリリスはちょこんと首を傾げ、小さく手を振った。その弾みで胸がたゆんたゆんと震えている。
動画はその光景を映したまま終了したのだった。
◆◇◆
「ふぅ」
俺は大きくため息をつくと、目の前にある半透明のウィンドウのアップロードボタンをタップした。
すると動画は一瞬でアップロードが完了し、公開状態となる。
さて、俺の名前は茂手内猛夫。日本で暮らす普通のサラリーマンだった。
だった、というのは、この動画に映っているリリス・サキュアという名前のエロフが今の俺なのだ。
あの動画で話した内容は概ね真実なのだが、その実はもう少し腹立たしい経緯があったりする。
ちょっと愚痴っぽくなるが、ここに至るまでの経緯を聞いてほしい。
================
本作は読者参加型小説となります。
感想欄で動画に対するコメントをしていただくと、リリスがコメント返しの動画で読み上げて反応する場合があり、内容によってはリリスがコメントの内容を参考にする場合がございます。
ぜひ本作を盛り上げていただけますよう、よろしくお願いいたします。
なお、コメントいただく際はどの動画に対するものか分かるように明記(例:第1話)いただけますよう、よろしくお願いいたします。
また本作は読者参加型という性質上、あまり多くの原稿のストックをすることができません。
コメント、お気に入り登録などで応援いただけると続きを執筆するモチベーションになります。
何卒よろしくお願いいたします!
【更新予定について】
毎日 18:00 更新を目指して執筆いたします。
画面の中では金髪エルフ耳で、ややあどけなさの残る極上の美少女がこちらに向かってニッコリと微笑んでいる。
金の長い髪からはまるでエルフのように尖ったエルフ耳がのぞき、緑の瞳は宝石のように美しく、薄ピンク色の唇が真っ白な肌にアクセントを添えている。
そして半袖でひざ下まで丈のある白のワンピースという清楚な服を着ているにもかかわらず、その胸は爆乳と言っても差し支えないレベルで大きく盛り上がっており、ほっそりとしたその腕と相まってどこか倒錯的な妖しい魅力を放っている。
「見てのとおり森の中にいるんですけどぉ、ここ、どこだと思いますか?」
画面の中のリリスが手のひらをこちらに向けながら右腕を広げると、その動作に白いワンピースに包まれたたわわな胸がたゆんと大きく動いた。
リリスの背後には、彼女が腕を目いっぱい広げても足りないくらいの太い幹を持つ大木がそびえ立っている。
「実はここ、エンデガルドっていう異世界なんです。私、本当は日本に住んでいたんです。でも不幸な事故で死んじゃって、それで女神様がこっちの世界にエロフとして転生させてくれたんです」
リリスは物憂げな表情でそう説明した。
「それで、ここにある大きな木から今日、生まれました。だから私、実は今0歳なんです。えへっ♡」
リリスはいたずらっ子のようにはにかんだ笑顔を浮かべる。
「それと今後の活動内容なんですけど、まだ決まっていません。でもせっかく異世界に転生したので、この世界のことを知りたいなって。だからたっくさん冒険して、地球にはいなかったような珍しい生き物とか、美味しいお料理とか、たくさん紹介していけたらと思います」
「ゲギャギャギャギャ」
そんな彼女の話を遮るかのように、何かの動物の泣き声が聞こえてきた。
「あっ!? そんな話をしていたら、早速来ましたね。あれ、ゴブリンです」
カメラが切り替わると、遠くから二足歩行をする緑色の動物がやってきた。ゴブリンの股間の部分にはモザイク処理が施されている。
そして再び画面がリリスに戻ってきた。
「ゴブリンって言っても、私が勝手に命名しただけなんですけどね」
画面の中のリリスは恥ずかしそうに微笑み、わずかにこてんと首を傾げた。
「撮影の邪魔なので、ちょっと倒してきますね♪」
そういってリリスは画面外に出ていった。画面はどこかおっかなびっくりといった様子でゆっくり歩くリリスを追いかける。
やがてゴブリンとの距離が三メートルくらいまで近づいたところでリリスは立ち止まり、手を突き出した。
すると軽快な効果音と共に画面が黒にワイプされ、すぐに画面が戻ってきた。
「はい。というわけで撮影の邪魔をした悪いゴブリンはやっつけました」
そう言ってリリスはぺろりと唇を舐めた。
「そんなわけで、私はこの世界で生きていくことになったので、応援してくれると嬉しいです」
再びリリスは極上のスマイルを浮かべた。
「ここまで見てくれてありがとうございます。いいねボタンやチャンネル登録をしてもらえると嬉しいです。それじゃあ、また会いにきてくださいね。バイバーイ」
笑顔のままリリスはちょこんと首を傾げ、小さく手を振った。その弾みで胸がたゆんたゆんと震えている。
動画はその光景を映したまま終了したのだった。
◆◇◆
「ふぅ」
俺は大きくため息をつくと、目の前にある半透明のウィンドウのアップロードボタンをタップした。
すると動画は一瞬でアップロードが完了し、公開状態となる。
さて、俺の名前は茂手内猛夫。日本で暮らす普通のサラリーマンだった。
だった、というのは、この動画に映っているリリス・サキュアという名前のエロフが今の俺なのだ。
あの動画で話した内容は概ね真実なのだが、その実はもう少し腹立たしい経緯があったりする。
ちょっと愚痴っぽくなるが、ここに至るまでの経緯を聞いてほしい。
================
本作は読者参加型小説となります。
感想欄で動画に対するコメントをしていただくと、リリスがコメント返しの動画で読み上げて反応する場合があり、内容によってはリリスがコメントの内容を参考にする場合がございます。
ぜひ本作を盛り上げていただけますよう、よろしくお願いいたします。
なお、コメントいただく際はどの動画に対するものか分かるように明記(例:第1話)いただけますよう、よろしくお願いいたします。
また本作は読者参加型という性質上、あまり多くの原稿のストックをすることができません。
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