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番外編
敗北の少女に与える快楽実験 3
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「ん……うぅ……」
強い日差しを感じて目が覚める。
だが視界がはっきりしてくると、自分を照らしているのが日光ではなく手術室などにある無影灯だと気づく。
「ん……これは……!?」
「おや、お目覚めッスか?」
すぐさま立ち上がろうとするが、手足が動かない。
サクラは手術台に寝かされ、手足は固い鉄枷で拘束されていた。
周囲を見渡すと何に使うか分からない器具がたくさん並んでいる。
無影灯を見て手術室のようだと思ったサクラだったが、そこはまさに手術室、あるいは拷問室のようだった。
「すごいッスね、退魔師の治癒能力は。あんなにボコボコにされたのに、数時間寝ただけで体の傷のほとんどが治っている」
寝かされているサクラの横にあの白衣の淫魔、デミアがやってくる。
デミアはサクラの肌を興味深そうに見つめ、露出した腹部に軽く触れる。
少し遅れて、サクラは自身の服が脱がされ、ブラとショーツだけの下着姿にされていることに気づく。
「退魔師さんに使った睡眠毒も、普通の人間なら受けた瞬間即落ちレベルの毒のはずなんスけどねぇ」
デミアは小さな針を手に持ち、サクラにこれ見よがしに見せつける。
それはおそらく、淫魔との戦闘中に首筋に打たれたものだろう。
あの一撃を受けてから体が重くなり、サクラは敵の猛攻を受けることになった。
それを思い出し、サクラは悔しさで唇を噛む。
「ぐっ……何をするつもり……?」
「貴重な退魔師の体ッスからねぇ、色々実験させて貰うッスよ」
楽しそうに目を光らせるデミア。
彼女の表情は人の体を弄んで楽しむ今までの淫魔とは少し違う。
子供のような、好奇心に満ちた表情。
その表情がサクラを困惑させる。
「じゃあ早速」
「……!」
デミアが注射器を取り出し、サクラの顔色がサッと青くなる。
中にどんな薬品が入っているのかは分からないが、それはサクラにとって恐怖の対象でしかない。
「や、やめっ!」
ガチャガチャと手足を動かし暴れるサクラ。
「こらこら、暴れると逆に危険ッスよ? もう……淫魔ちゃん、押さえて」
「グ……ガ……」
デミアとは反対方向から六本腕の淫魔が現れ、サクラの体を押さえつける。
「んぐッ……あぁッ……!」
顔、胸、腕といくつもの大きな手で、上から強く押さえつけられる。
肺が圧迫されて、呼吸がおぼつかない。
「はーいそのままじっとしててねー。別にこっちは、またお腹をボコボコにして強制的に動けなくしてあげてもいいんスよ?」
左腕に感じるチクリとした痛み。
淫魔の手で顔を押さえられ何をされているのか見ることはできないが、体に何かを注入されているということは分かる。
「はーいOK!」
「はぁ……あぁ……っ」
淫魔の手による拘束が解かれ、ようやく肺に空気が回る。
体が熱い。
最初は肺を圧迫された影響かと思ったが、体の奥底から疼くようなこの感覚に違和感を覚える。
そしてそのまま呼吸が整うことはなく、むしろどんどん呼吸が荒くなっていく。
体はどんどん熱くなり、疼きが止まらない。
「あぁッ! ああぅ……ッ、何を、したの……ンぅ……ッ!」
「効果てきめん! やっぱり退魔師は物理的な攻撃や毒に対して強い抵抗力があっても、快楽に弱いんスねぇ」
再びデミアがサクラの腹部をそっと撫でる。
「んっ、んぅううッ!」
その一撫でにサクラの体は強く反応して悶えてしまう。
先程は撫でられても何も感じなかったのに、今は触れられただけで体がビクンと跳ねる。
「そうだと分かったら今度から退魔師と戦うときは媚薬成分たっぷりの武器で戦うのが良さそうッスね。媚薬の毒針を使うか、あるいはガス兵器か……退魔師にはどっちの方が有効なんスかね?」
サクラに問いかけるように語るデミア。
そんなことの答えを、サクラが知るはずもない。
「じゃーあ、ちょうどいい実験体もあることだし、この体で試してみることにするッスよ。さぁ実験実験!」
サクラ自身は知らなくても、分からないことはその体に聞けばいい。
デミアはどこからか酸素マスクを取り出し、それをサクラの口元に付けようとする。
「ン、ぐぅ……ッ!」
サクラは顔を振って抵抗しようとするが、後ろから六腕の淫魔に顔を強制的に押さえられ、抵抗むなしく口にマスクをつけられてしまう。
「よし、じゃあ実験スタート!」
「んぁっ……むぐっ……!?」
マスク内に空気が入り込んでくる。
もちろんただの空気ではなく、すぐに口の中が甘い香りで充満する。
花の香りを凝縮させたような匂いが、鼻を抜けて頭をとろけさせていく。
(だめ……これ、何も……考えられなくなる……)
全身が心地よい暖かさに包まれ、このまま眠ってしまいそうになる。
「うーん、注射した時よりも幾分か心拍数の変化が低いッスねぇ。肌の感度は……っと」
デミアの指がサクラのへその辺りを撫でる。
その瞬間、電流を流されたかのような刺激が走る。
「ひぃッ、いぐうううッ!?」
「おーすごいすごい、めちゃくちゃ体ビクンって跳ねたッスよ! きちんと薬は効いてるみたいッスね」
ツンツンとデミアがサクラの体に触れるたび、ビクッ……ビクッ……と体が跳ねる。
(ま、まずい……これ、意識が遠のいたり……痺れたりして……あたま、どうにかなりそう……ッ!)
「折角だから、皮膚に直接媚薬を塗った時の反応も見てみたいッスねぇ」
デミアは小瓶を取り出すと、それを自身の手のひらに垂らす。
そして指の隙間から、トロリとした液体がサクラの腹部にこぼれる。
「ひぃ……ッ!?」
腹部に垂らされたその液体は冷たいはずなのに、デミアの指で円を描くように伸ばされていくとだんだん触れている場所が熱くなっていく。
「心拍数、体温、どんどん上がっていくッスねぇ……大丈夫ッスか? 口から、血液から、そして皮膚からも媚薬責めにされて、普通の人間ならもうとち狂ってるところッスよ?」
「ひぐっ……あっ……あああッ!?」
全身がビクビクと痺れて、腰が無意識に浮き上がる。
「お、もう限界そうッスねぇ。なるほど、媚薬漬けにされた退魔師の女の子はこうやっておへそをクリクリされただけでッ――」
「あぐぅうッ!? あッ、いあッ! ンぁああああああーーーーッ!!」
サクラはガチャガチャと拘束具を鳴らしながら、腰を突き上げ絶頂する。
ショーツ越しにあふれた潮や愛液がボタボタと音を立てベッドに滴る。
「はーい、よくイけました。あらら、腰が震えて止まらなくなっちゃってるッスねぇ」
絶頂で腰が浮いたまま戻らなくなっているサクラの姿を、デミアは興味深そうに見つめていた。
指を腹部から太ももの方に這わせ、ショーツと股関節の間をゆっくりと何度か撫でたりしてヒクヒク動くサクラの姿を観察する。
そしてその指先がだんだんショーツの合間へと近づいてゆき、開いた隙間から一気に指を挿入する。
「えいっ!」
――グリュッ!
「い”ッ!?」
サクラは何が起きたか分からず、始めは体が強くビクンと跳ねる。
そして少しして、お腹の奥底から愛液と一緒に強い快楽があふれ出す。
「ぎッ、ンぁ”あ”あ”あ"あ”あ”ッ!?」
絶叫を上げながら、サクラはさらに高く腰を突き上げる。
もう十分に愛液でべとべとになっていたショーツの中が、さらにぐちゃぐちゃに濡れていく。
「お、おぉう、すっご。人間の女の子って絶頂中にここを責められるとこんな風になっちゃうんスねぇ……もっと責めたら、もっとたくさんイっちゃうのかな……」
指にまとわりついた媚薬粘液を膣内に浸透させるように、デミアはサクラの内側を責め続ける。
「ふぁああッ、指、だめぇえッ!!」
「そんなダメって言われても、ぎゅっぎゅって締め付けてくるのはそっちの方ッスよ? あ、ほらまた強くぎゅってなった。欲しがりな退魔師さんッスねぇ」
「違っ……あっ、あぁうううッ!!」
今のサクラは度重なる媚薬責めで、もう性感帯でなくとも触れられれば絶頂してしまう状態。
そんな状態でいきなりやってきた秘所責め。
そんなもの耐えられるはずもなく、サクラは悶えながら何度も何度も絶頂する。
「この程度で音を上げちゃだめッスよ? まだお腹と膣内にしか媚薬を塗れていないんスから。こことかにも塗ってあげないとッスねぇ」
デミアは一度サクラの膣内から指を抜き、そそり立ったクリトリスをピンと跳ねる。
「ン”い”ッ――――ッ!?」
声にならない声を上げ、サクラは体を硬調させたままひたすらに体を震わす。
「大丈夫ッスかー? 全身に媚薬が塗られる頃には、イくの止まらない体になっちゃってそうッスねぇ」
「はぁ……ン、あぁ……」
息を荒げると、マスクから送られてくる媚薬をさらに吸い込んでしまい、体はさらに熱くなり快楽のループから抜け出せない。
「あ、そうだ淫魔ちゃんも手伝ってよ。その六本の腕はこういうときのためにあるんスから」
六腕の淫魔がサクラに近づく。
デミアは小瓶の中に入っている液体を、六腕の淫魔のそれぞれの手のひらに垂らしていく。
「や、め……」
やめるはずなどない。
デミアの意のままに動く低級淫魔は、主人の望むがままに行動する。
胸や脇、首筋などに、粘液のついた淫魔の手が同時に触れる。
「ひッ、冷たっ……あっ、だめ……塗り、たくるなぁ……あっ、ンぁああッ! そこだめッ、いっ!? あ、熱いッ! これ、一気に責めらえたらぁ……やぁああああッ!!」
淫魔の責めは止まらない。
全身がくまなく、粘液だらけにされていく。
もう体中が熱く、マグマを体に塗られているかのようにさえ感じてしまう。
「膝裏も、足の指の合間も、そうそうお尻もちゃーんと媚薬だらけにしてあげるッスからね」
「ひぐぅうッ!? あっ、あぁあッ!? そっちだめ――ンンンンッ!?」
デミアは容赦しない。
サクラの下半身を媚薬まみれにした挙句、アナルにまで指を挿れ、指の届くところ全てを快楽の色に染め上げる。
「あ、そうだ淫魔ちゃん。マスク取ってお口の方も責めてあげて」
「グガ……」
六腕の淫魔は軽く頷くと、サクラの酸素マスクを外す。
そのまま淫魔はやや暴力的に、サクラの口に指を突っ込む。
「ンごがっ!?」
喉の奥まで指を突っ込まれ、むせて呼吸がおぼつかなくなる。
「がぁ、かッ、げはッ!?」
咳き込んだ上に、生理現象で涙があふれる。
そしてそのまま、淫魔の指についた媚薬を飲み込んでしまう。
(ま、まずい……これ、飲み込んだら……っ!)
「ン、ンンーーーーッ!」
胸が熱い。
熱くて張り裂けそうになる。
サクラの悶絶する声と、ガチャガチャと手足の枷が擦れる音が室内に響く。
「お尻を責められ、口も責められ……折角なんで空いてるこっちをもっかい責めてあげるッスね!」
デミアの気まぐれで、突如また秘所を責められる。
「ンぎゅッ!? ンぐぅううううううッ!?」
その瞬間、ビクンと強く体が跳ね上がり、ショーツの隙間から噴水のように潮があふれる。
口とアナルと秘所の同時責め。
大きな6つの手と、小柄な二つの手に同時に体全身を責められて、サクラは目をひん剥きながら長い長い絶頂を迎えた。
強い日差しを感じて目が覚める。
だが視界がはっきりしてくると、自分を照らしているのが日光ではなく手術室などにある無影灯だと気づく。
「ん……これは……!?」
「おや、お目覚めッスか?」
すぐさま立ち上がろうとするが、手足が動かない。
サクラは手術台に寝かされ、手足は固い鉄枷で拘束されていた。
周囲を見渡すと何に使うか分からない器具がたくさん並んでいる。
無影灯を見て手術室のようだと思ったサクラだったが、そこはまさに手術室、あるいは拷問室のようだった。
「すごいッスね、退魔師の治癒能力は。あんなにボコボコにされたのに、数時間寝ただけで体の傷のほとんどが治っている」
寝かされているサクラの横にあの白衣の淫魔、デミアがやってくる。
デミアはサクラの肌を興味深そうに見つめ、露出した腹部に軽く触れる。
少し遅れて、サクラは自身の服が脱がされ、ブラとショーツだけの下着姿にされていることに気づく。
「退魔師さんに使った睡眠毒も、普通の人間なら受けた瞬間即落ちレベルの毒のはずなんスけどねぇ」
デミアは小さな針を手に持ち、サクラにこれ見よがしに見せつける。
それはおそらく、淫魔との戦闘中に首筋に打たれたものだろう。
あの一撃を受けてから体が重くなり、サクラは敵の猛攻を受けることになった。
それを思い出し、サクラは悔しさで唇を噛む。
「ぐっ……何をするつもり……?」
「貴重な退魔師の体ッスからねぇ、色々実験させて貰うッスよ」
楽しそうに目を光らせるデミア。
彼女の表情は人の体を弄んで楽しむ今までの淫魔とは少し違う。
子供のような、好奇心に満ちた表情。
その表情がサクラを困惑させる。
「じゃあ早速」
「……!」
デミアが注射器を取り出し、サクラの顔色がサッと青くなる。
中にどんな薬品が入っているのかは分からないが、それはサクラにとって恐怖の対象でしかない。
「や、やめっ!」
ガチャガチャと手足を動かし暴れるサクラ。
「こらこら、暴れると逆に危険ッスよ? もう……淫魔ちゃん、押さえて」
「グ……ガ……」
デミアとは反対方向から六本腕の淫魔が現れ、サクラの体を押さえつける。
「んぐッ……あぁッ……!」
顔、胸、腕といくつもの大きな手で、上から強く押さえつけられる。
肺が圧迫されて、呼吸がおぼつかない。
「はーいそのままじっとしててねー。別にこっちは、またお腹をボコボコにして強制的に動けなくしてあげてもいいんスよ?」
左腕に感じるチクリとした痛み。
淫魔の手で顔を押さえられ何をされているのか見ることはできないが、体に何かを注入されているということは分かる。
「はーいOK!」
「はぁ……あぁ……っ」
淫魔の手による拘束が解かれ、ようやく肺に空気が回る。
体が熱い。
最初は肺を圧迫された影響かと思ったが、体の奥底から疼くようなこの感覚に違和感を覚える。
そしてそのまま呼吸が整うことはなく、むしろどんどん呼吸が荒くなっていく。
体はどんどん熱くなり、疼きが止まらない。
「あぁッ! ああぅ……ッ、何を、したの……ンぅ……ッ!」
「効果てきめん! やっぱり退魔師は物理的な攻撃や毒に対して強い抵抗力があっても、快楽に弱いんスねぇ」
再びデミアがサクラの腹部をそっと撫でる。
「んっ、んぅううッ!」
その一撫でにサクラの体は強く反応して悶えてしまう。
先程は撫でられても何も感じなかったのに、今は触れられただけで体がビクンと跳ねる。
「そうだと分かったら今度から退魔師と戦うときは媚薬成分たっぷりの武器で戦うのが良さそうッスね。媚薬の毒針を使うか、あるいはガス兵器か……退魔師にはどっちの方が有効なんスかね?」
サクラに問いかけるように語るデミア。
そんなことの答えを、サクラが知るはずもない。
「じゃーあ、ちょうどいい実験体もあることだし、この体で試してみることにするッスよ。さぁ実験実験!」
サクラ自身は知らなくても、分からないことはその体に聞けばいい。
デミアはどこからか酸素マスクを取り出し、それをサクラの口元に付けようとする。
「ン、ぐぅ……ッ!」
サクラは顔を振って抵抗しようとするが、後ろから六腕の淫魔に顔を強制的に押さえられ、抵抗むなしく口にマスクをつけられてしまう。
「よし、じゃあ実験スタート!」
「んぁっ……むぐっ……!?」
マスク内に空気が入り込んでくる。
もちろんただの空気ではなく、すぐに口の中が甘い香りで充満する。
花の香りを凝縮させたような匂いが、鼻を抜けて頭をとろけさせていく。
(だめ……これ、何も……考えられなくなる……)
全身が心地よい暖かさに包まれ、このまま眠ってしまいそうになる。
「うーん、注射した時よりも幾分か心拍数の変化が低いッスねぇ。肌の感度は……っと」
デミアの指がサクラのへその辺りを撫でる。
その瞬間、電流を流されたかのような刺激が走る。
「ひぃッ、いぐうううッ!?」
「おーすごいすごい、めちゃくちゃ体ビクンって跳ねたッスよ! きちんと薬は効いてるみたいッスね」
ツンツンとデミアがサクラの体に触れるたび、ビクッ……ビクッ……と体が跳ねる。
(ま、まずい……これ、意識が遠のいたり……痺れたりして……あたま、どうにかなりそう……ッ!)
「折角だから、皮膚に直接媚薬を塗った時の反応も見てみたいッスねぇ」
デミアは小瓶を取り出すと、それを自身の手のひらに垂らす。
そして指の隙間から、トロリとした液体がサクラの腹部にこぼれる。
「ひぃ……ッ!?」
腹部に垂らされたその液体は冷たいはずなのに、デミアの指で円を描くように伸ばされていくとだんだん触れている場所が熱くなっていく。
「心拍数、体温、どんどん上がっていくッスねぇ……大丈夫ッスか? 口から、血液から、そして皮膚からも媚薬責めにされて、普通の人間ならもうとち狂ってるところッスよ?」
「ひぐっ……あっ……あああッ!?」
全身がビクビクと痺れて、腰が無意識に浮き上がる。
「お、もう限界そうッスねぇ。なるほど、媚薬漬けにされた退魔師の女の子はこうやっておへそをクリクリされただけでッ――」
「あぐぅうッ!? あッ、いあッ! ンぁああああああーーーーッ!!」
サクラはガチャガチャと拘束具を鳴らしながら、腰を突き上げ絶頂する。
ショーツ越しにあふれた潮や愛液がボタボタと音を立てベッドに滴る。
「はーい、よくイけました。あらら、腰が震えて止まらなくなっちゃってるッスねぇ」
絶頂で腰が浮いたまま戻らなくなっているサクラの姿を、デミアは興味深そうに見つめていた。
指を腹部から太ももの方に這わせ、ショーツと股関節の間をゆっくりと何度か撫でたりしてヒクヒク動くサクラの姿を観察する。
そしてその指先がだんだんショーツの合間へと近づいてゆき、開いた隙間から一気に指を挿入する。
「えいっ!」
――グリュッ!
「い”ッ!?」
サクラは何が起きたか分からず、始めは体が強くビクンと跳ねる。
そして少しして、お腹の奥底から愛液と一緒に強い快楽があふれ出す。
「ぎッ、ンぁ”あ”あ”あ"あ”あ”ッ!?」
絶叫を上げながら、サクラはさらに高く腰を突き上げる。
もう十分に愛液でべとべとになっていたショーツの中が、さらにぐちゃぐちゃに濡れていく。
「お、おぉう、すっご。人間の女の子って絶頂中にここを責められるとこんな風になっちゃうんスねぇ……もっと責めたら、もっとたくさんイっちゃうのかな……」
指にまとわりついた媚薬粘液を膣内に浸透させるように、デミアはサクラの内側を責め続ける。
「ふぁああッ、指、だめぇえッ!!」
「そんなダメって言われても、ぎゅっぎゅって締め付けてくるのはそっちの方ッスよ? あ、ほらまた強くぎゅってなった。欲しがりな退魔師さんッスねぇ」
「違っ……あっ、あぁうううッ!!」
今のサクラは度重なる媚薬責めで、もう性感帯でなくとも触れられれば絶頂してしまう状態。
そんな状態でいきなりやってきた秘所責め。
そんなもの耐えられるはずもなく、サクラは悶えながら何度も何度も絶頂する。
「この程度で音を上げちゃだめッスよ? まだお腹と膣内にしか媚薬を塗れていないんスから。こことかにも塗ってあげないとッスねぇ」
デミアは一度サクラの膣内から指を抜き、そそり立ったクリトリスをピンと跳ねる。
「ン”い”ッ――――ッ!?」
声にならない声を上げ、サクラは体を硬調させたままひたすらに体を震わす。
「大丈夫ッスかー? 全身に媚薬が塗られる頃には、イくの止まらない体になっちゃってそうッスねぇ」
「はぁ……ン、あぁ……」
息を荒げると、マスクから送られてくる媚薬をさらに吸い込んでしまい、体はさらに熱くなり快楽のループから抜け出せない。
「あ、そうだ淫魔ちゃんも手伝ってよ。その六本の腕はこういうときのためにあるんスから」
六腕の淫魔がサクラに近づく。
デミアは小瓶の中に入っている液体を、六腕の淫魔のそれぞれの手のひらに垂らしていく。
「や、め……」
やめるはずなどない。
デミアの意のままに動く低級淫魔は、主人の望むがままに行動する。
胸や脇、首筋などに、粘液のついた淫魔の手が同時に触れる。
「ひッ、冷たっ……あっ、だめ……塗り、たくるなぁ……あっ、ンぁああッ! そこだめッ、いっ!? あ、熱いッ! これ、一気に責めらえたらぁ……やぁああああッ!!」
淫魔の責めは止まらない。
全身がくまなく、粘液だらけにされていく。
もう体中が熱く、マグマを体に塗られているかのようにさえ感じてしまう。
「膝裏も、足の指の合間も、そうそうお尻もちゃーんと媚薬だらけにしてあげるッスからね」
「ひぐぅうッ!? あっ、あぁあッ!? そっちだめ――ンンンンッ!?」
デミアは容赦しない。
サクラの下半身を媚薬まみれにした挙句、アナルにまで指を挿れ、指の届くところ全てを快楽の色に染め上げる。
「あ、そうだ淫魔ちゃん。マスク取ってお口の方も責めてあげて」
「グガ……」
六腕の淫魔は軽く頷くと、サクラの酸素マスクを外す。
そのまま淫魔はやや暴力的に、サクラの口に指を突っ込む。
「ンごがっ!?」
喉の奥まで指を突っ込まれ、むせて呼吸がおぼつかなくなる。
「がぁ、かッ、げはッ!?」
咳き込んだ上に、生理現象で涙があふれる。
そしてそのまま、淫魔の指についた媚薬を飲み込んでしまう。
(ま、まずい……これ、飲み込んだら……っ!)
「ン、ンンーーーーッ!」
胸が熱い。
熱くて張り裂けそうになる。
サクラの悶絶する声と、ガチャガチャと手足の枷が擦れる音が室内に響く。
「お尻を責められ、口も責められ……折角なんで空いてるこっちをもっかい責めてあげるッスね!」
デミアの気まぐれで、突如また秘所を責められる。
「ンぎゅッ!? ンぐぅううううううッ!?」
その瞬間、ビクンと強く体が跳ね上がり、ショーツの隙間から噴水のように潮があふれる。
口とアナルと秘所の同時責め。
大きな6つの手と、小柄な二つの手に同時に体全身を責められて、サクラは目をひん剥きながら長い長い絶頂を迎えた。
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