16 / 19
【聖女視点】第六話 聖女は何としてもお近づきになりたい
しおりを挟む
「それでは少し休憩をして、お茶でも飲みましょうか」
テントに戻った後、小さな焚き火を囲んでキャンプチェアに座った。
「カタカタ」と音を立てたポットを手に、マグカップにお茶を注いでやる。
森で採れた薬草だが、独特な苦味があってかなり美味いんだ。街では惚れ薬として重宝されている禁断の薬草だがな。
「トオル様、この世界での暮らしはどうですか?」
「そ、そうですね。少しは慣れてきたと言いますか、思ったよりも快適ですね」
「それは良かったです。トオル様の世界は、あのゲイムやカメラの様な魔導具があるところを見ると、ここよりもずっと快適なのでしょうね」
「確かに栄えてはいますが、魔法なんて便利なものは無いですけどね」
「魔法が無い世界ですか……それはとても気になりますね。もしも元の世界へ帰れるとしたら、やはり帰ってしまわれるのですか?」
「え? 元の世界へ帰れるんですか!?」
うっ、しまった。
実の所、大聖堂の地下に眠る秘宝を使えば元の世界へ帰る事ができる。
「以前お話した通り、私にその様な力はございません。ただ……」
「ただ?」
いや、やはり帰す訳にはいかない。
あの帰還の宝珠も一度使えば二度と使えなくなる。
サリエルのハゲジジイも流石に黙ってはいないだろうしな。
「いえ、何でもありません。それでは日も暮れてきましたので、夕飯の支度を始めますね」
「俺も手伝いましょうか?」
「いえ、食事を用意するのも聖女のお役目です。トオル様はいつも通りにしてもらえれば結構ですよ」
「では料理風景を映させてもらいますね」
前回と同じ感じでいいか。
あえて豪快に原始的に作ってやるのも、男の野生本能に訴えることが出来るかもしれない。
「皆様、ご機嫌よう。今日はキャンプをしている事もあり、最近流行りのキャンプ飯を作っていきます。それでは食材のご紹介です」
トオルに料理を作っている姿を見せるのは二回目だが、あたしは昔から皆に注目されてきた聖女だ。
緊張するはずが無い。
「主菜となる食材はこちらです。先ほど森で捕獲したばかりのブラッディベアのお肉です」
やはり美味そうな肉だ。
生のままかぶり付きたいぐらいだな。
「まず、牛肉にお塩と森に生えていたブラックペッパーをたっぷりと振りかけます。よく揉み込むのがポイントですね。フライパンにブラッディベアの牛脂を入れて溶かします」
良い香りだ。
腹がグゥグゥ鳴っているが、肉を焼いている音で聞こえていないだろう。
「フライパンから煙が上がってきたら塊のまま焼きます。全面にしっかりと焼き色を付けて下さいね。ガーリックがあればもっと美味しくできますよ」
やべえ、ヨダレが止まらない。
秒で平らげる自信がある。
「このように綺麗な焼き色が付いたら、一度取り出します。そして、このキャンプ飯に欠かせないハーブのローズマリーとタイムとセージをのせます」
あぁ……美味そうな香りと媚薬効果が相まってムラムラしてくる。
トオルはいつになったら、あたしを襲ってくれるのだろう。
「蓋をして蒸し焼きにします。このサイズだと二十分ぐらいですね。お肉が焼き上がるまでに付け合わせを用意します。まずは湖で採れたジャガイモを鍋に入れて茹でていきます。あ、今回は聖水が無いので、湖の水を使用しています」
湖にたまたま生えていたジャガイモだが、多分食えるだろう。
「ジャガイモが茹であがるまで時間がありますので、次に森で採れたキノコを切っていきます。今回は高級品のマツタケですよ~」
あたしは自慢気にマツタケを見せつける。
ジュネイル王都でも最高の高値で取引される高級食材だ。このサイズであれば白金貨十枚はくだらない。
「マツタケは包丁やウインドカッターで切るのではなく、このように手で裂くのがポイントです。繊維に沿ってゆっくりと裂くことで、香りも立ちますし、途中で折れる事もありませんよ」
ここまでは完璧な説明だ。
やっぱ、あたしは天才だな。
「お肉をフライパンから取り出したら、一度休ませます。すぐに切ってしまうと、肉汁が溢れ出てしまいますからね。続いて、茹で上がったジャガイモの皮を剥いたら、深めの容器に移して、お塩を入れてから潰します。潰し終わったら、ブラッディベアの牛乳を入れて混ぜ合わせます。ナツメッグがあれば良かったのですが、今回はブラックペッパーを入れます」
ん? 少し酒の匂いがするな。
ジャガイモか?
「付け合わせのマッシュポテトが完成しましたので、火から外しておきます。ここでいよいよ主菜のローストビーフを切っていきます。ほら、美味しそうに焼き上がってますよ~。ここで一度味見をしてみますね」
あぁ美味すぎる。
ジャガイモの酒の匂いは全く気にならない。
気のせいだったな。
あ、また半分も食ってしまった。
「あ、また美味しすぎて食べ過ぎてしまいましたね。悪い癖は治らないものです。では今回のキャンプ飯の最大のポイントがここですね。深めの容器に松茸以外を入れて、思い切り粉砕して粉微塵にしてから、こねくり回して下さい。素手では大変なので、今回は粉砕魔法ミキシングを使います。すると、この様なピザ生地ができます。このピザ生地を丸く伸ばしてから、上にマツタケとチーズを乗せて、今回はファイアボールで焼き上げます」
惚れ薬と媚薬が入った最高の料理が完成する。
あたしは、ついに結ばれるのだ。
「焼き上がったら、ソースとマヨネーズ、そして青のり
をかけて、最近流行りのマツタケ入りのローストビーフの完成です。ぜひ皆様も作ってみて下さいね」
「はい、オッケーです」
「今回は二回目でしたので、うまく出来たと思います」
「えぇ、完璧でしたよ。やっぱりラーナさんは流石ですね」
「あら、トオル様ったら。さぁ、冷めないうちに食べましょう」
美味え!
自分で作ったし、味見もしていたから予想はしていたが、これはかなり美味い。
だが酒を飲んだ時に感じるこの酔いは何だ?
「ラ、ラーナさん……」
お、媚薬が回ったな。
顔が火照っているではないか。
我慢しなくていいぞ。
あたしの胸に飛び込んで来るといいさ。
「ど、どうされましたか? お顔が赤い様ですが」
「なぜか酔っ払ってきた様で……そ、それになぜか、ラーナさんが、い、愛おし……」
よっしゃ!
作戦成功だぜ!
「トオル様!? こ、こんな所で、そ、その、いけませんわ」
「ヒックッ。もう我慢できないんです……」
だから我慢しなくていいんだ。
ほら、押し倒せ!
「お、お手洗いに行ってきます」
は?
そういえば、あたしもなんだか急にお花摘みが。
まさか、湖のジャガイモに利尿作用があるのか……。
テントに戻った後、小さな焚き火を囲んでキャンプチェアに座った。
「カタカタ」と音を立てたポットを手に、マグカップにお茶を注いでやる。
森で採れた薬草だが、独特な苦味があってかなり美味いんだ。街では惚れ薬として重宝されている禁断の薬草だがな。
「トオル様、この世界での暮らしはどうですか?」
「そ、そうですね。少しは慣れてきたと言いますか、思ったよりも快適ですね」
「それは良かったです。トオル様の世界は、あのゲイムやカメラの様な魔導具があるところを見ると、ここよりもずっと快適なのでしょうね」
「確かに栄えてはいますが、魔法なんて便利なものは無いですけどね」
「魔法が無い世界ですか……それはとても気になりますね。もしも元の世界へ帰れるとしたら、やはり帰ってしまわれるのですか?」
「え? 元の世界へ帰れるんですか!?」
うっ、しまった。
実の所、大聖堂の地下に眠る秘宝を使えば元の世界へ帰る事ができる。
「以前お話した通り、私にその様な力はございません。ただ……」
「ただ?」
いや、やはり帰す訳にはいかない。
あの帰還の宝珠も一度使えば二度と使えなくなる。
サリエルのハゲジジイも流石に黙ってはいないだろうしな。
「いえ、何でもありません。それでは日も暮れてきましたので、夕飯の支度を始めますね」
「俺も手伝いましょうか?」
「いえ、食事を用意するのも聖女のお役目です。トオル様はいつも通りにしてもらえれば結構ですよ」
「では料理風景を映させてもらいますね」
前回と同じ感じでいいか。
あえて豪快に原始的に作ってやるのも、男の野生本能に訴えることが出来るかもしれない。
「皆様、ご機嫌よう。今日はキャンプをしている事もあり、最近流行りのキャンプ飯を作っていきます。それでは食材のご紹介です」
トオルに料理を作っている姿を見せるのは二回目だが、あたしは昔から皆に注目されてきた聖女だ。
緊張するはずが無い。
「主菜となる食材はこちらです。先ほど森で捕獲したばかりのブラッディベアのお肉です」
やはり美味そうな肉だ。
生のままかぶり付きたいぐらいだな。
「まず、牛肉にお塩と森に生えていたブラックペッパーをたっぷりと振りかけます。よく揉み込むのがポイントですね。フライパンにブラッディベアの牛脂を入れて溶かします」
良い香りだ。
腹がグゥグゥ鳴っているが、肉を焼いている音で聞こえていないだろう。
「フライパンから煙が上がってきたら塊のまま焼きます。全面にしっかりと焼き色を付けて下さいね。ガーリックがあればもっと美味しくできますよ」
やべえ、ヨダレが止まらない。
秒で平らげる自信がある。
「このように綺麗な焼き色が付いたら、一度取り出します。そして、このキャンプ飯に欠かせないハーブのローズマリーとタイムとセージをのせます」
あぁ……美味そうな香りと媚薬効果が相まってムラムラしてくる。
トオルはいつになったら、あたしを襲ってくれるのだろう。
「蓋をして蒸し焼きにします。このサイズだと二十分ぐらいですね。お肉が焼き上がるまでに付け合わせを用意します。まずは湖で採れたジャガイモを鍋に入れて茹でていきます。あ、今回は聖水が無いので、湖の水を使用しています」
湖にたまたま生えていたジャガイモだが、多分食えるだろう。
「ジャガイモが茹であがるまで時間がありますので、次に森で採れたキノコを切っていきます。今回は高級品のマツタケですよ~」
あたしは自慢気にマツタケを見せつける。
ジュネイル王都でも最高の高値で取引される高級食材だ。このサイズであれば白金貨十枚はくだらない。
「マツタケは包丁やウインドカッターで切るのではなく、このように手で裂くのがポイントです。繊維に沿ってゆっくりと裂くことで、香りも立ちますし、途中で折れる事もありませんよ」
ここまでは完璧な説明だ。
やっぱ、あたしは天才だな。
「お肉をフライパンから取り出したら、一度休ませます。すぐに切ってしまうと、肉汁が溢れ出てしまいますからね。続いて、茹で上がったジャガイモの皮を剥いたら、深めの容器に移して、お塩を入れてから潰します。潰し終わったら、ブラッディベアの牛乳を入れて混ぜ合わせます。ナツメッグがあれば良かったのですが、今回はブラックペッパーを入れます」
ん? 少し酒の匂いがするな。
ジャガイモか?
「付け合わせのマッシュポテトが完成しましたので、火から外しておきます。ここでいよいよ主菜のローストビーフを切っていきます。ほら、美味しそうに焼き上がってますよ~。ここで一度味見をしてみますね」
あぁ美味すぎる。
ジャガイモの酒の匂いは全く気にならない。
気のせいだったな。
あ、また半分も食ってしまった。
「あ、また美味しすぎて食べ過ぎてしまいましたね。悪い癖は治らないものです。では今回のキャンプ飯の最大のポイントがここですね。深めの容器に松茸以外を入れて、思い切り粉砕して粉微塵にしてから、こねくり回して下さい。素手では大変なので、今回は粉砕魔法ミキシングを使います。すると、この様なピザ生地ができます。このピザ生地を丸く伸ばしてから、上にマツタケとチーズを乗せて、今回はファイアボールで焼き上げます」
惚れ薬と媚薬が入った最高の料理が完成する。
あたしは、ついに結ばれるのだ。
「焼き上がったら、ソースとマヨネーズ、そして青のり
をかけて、最近流行りのマツタケ入りのローストビーフの完成です。ぜひ皆様も作ってみて下さいね」
「はい、オッケーです」
「今回は二回目でしたので、うまく出来たと思います」
「えぇ、完璧でしたよ。やっぱりラーナさんは流石ですね」
「あら、トオル様ったら。さぁ、冷めないうちに食べましょう」
美味え!
自分で作ったし、味見もしていたから予想はしていたが、これはかなり美味い。
だが酒を飲んだ時に感じるこの酔いは何だ?
「ラ、ラーナさん……」
お、媚薬が回ったな。
顔が火照っているではないか。
我慢しなくていいぞ。
あたしの胸に飛び込んで来るといいさ。
「ど、どうされましたか? お顔が赤い様ですが」
「なぜか酔っ払ってきた様で……そ、それになぜか、ラーナさんが、い、愛おし……」
よっしゃ!
作戦成功だぜ!
「トオル様!? こ、こんな所で、そ、その、いけませんわ」
「ヒックッ。もう我慢できないんです……」
だから我慢しなくていいんだ。
ほら、押し倒せ!
「お、お手洗いに行ってきます」
は?
そういえば、あたしもなんだか急にお花摘みが。
まさか、湖のジャガイモに利尿作用があるのか……。
0
お気に入りに追加
15
あなたにおすすめの小説
蘇生魔法を授かった僕は戦闘不能の前衛(♀)を何度も復活させる
フルーツパフェ
大衆娯楽
転移した異世界で唯一、蘇生魔法を授かった僕。
一緒にパーティーを組めば絶対に死ぬ(死んだままになる)ことがない。
そんな口コミがいつの間にか広まって、同じく異世界転移した同業者(多くは女子)から引っ張りだこに!
寛容な僕は彼女達の申し出に快諾するが条件が一つだけ。
――実は僕、他の戦闘スキルは皆無なんです
そういうわけでパーティーメンバーが前衛に立って死ぬ気で僕を守ることになる。
大丈夫、一度死んでも蘇生魔法で復活させてあげるから。
相互利益はあるはずなのに、どこか鬼畜な匂いがするファンタジー、ここに開幕。
クラス転移で無能判定されて追放されたけど、努力してSSランクのチートスキルに進化しました~【生命付与】スキルで異世界を自由に楽しみます~
いちまる
ファンタジー
ある日、クラスごと異世界に召喚されてしまった少年、天羽イオリ。
他のクラスメートが強力なスキルを発現させてゆく中、イオリだけが最低ランクのEランクスキル【生命付与】の持ち主だと鑑定される。
「無能は不要だ」と判断した他の生徒や、召喚した張本人である神官によって、イオリは追放され、川に突き落とされた。
しかしそこで、川底に沈んでいた謎の男の力でスキルを強化するチャンスを得た――。
1千年の努力とともに、イオリのスキルはSSランクへと進化!
自分を拾ってくれた田舎町のアイテムショップで、チートスキルをフル稼働!
「転移者が世界を良くする?」
「知らねえよ、俺は異世界を自由気ままに楽しむんだ!」
追放された少年の第2の人生が、始まる――!
※本作品は他サイト様でも掲載中です。
異世界の皆さんが優しすぎる。
来栖もよもよ&来栖もよりーぬ
ファンタジー
★書籍化部分は非公開になっております★
間宮遥(マミヤハルカ)は大学卒業を控え、就職も決まった10月に、うっかり川で溺れてる子供を助けて死んでしまったが、気がついたら異世界の森の中。妖精さんにチート増量してもらったので今度こそしぶとく生き抜こうと心に決めた。
しかし、ご飯大好きスイーツ大好きの主人公が暮らすには、塩と砂糖とハチミツがメインの調味料の国とか、無理ゲーであった。
お気楽な主人公が調味料を作り出し、商売人として知らない間に大金持ちになったり、獣人や精霊さん等と暮らしつつ、好かれたり絡まれたり揉め事に巻き込まれたりしつつスローライフを求めるお話。
とにかく飯とスイーツの話がわっさわっさ出てきて恋愛話がちっとも進みません(笑)
処女作でございます。挿し絵も始めましたが時間がなかなか取れずに入ったり入らなかったり。文章優先です。絵も作品と同じくゆるい系です。おじいちゃんのパンツ位ゆるゆるです。
基本的にゆるく話は進んでおりましたが完結致しました。全181話。
なろうでも掲載中。
恋愛も出ますが基本はファンタジーのためカテゴリはファンタジーで。
転生したら脳筋魔法使い男爵の子供だった。見渡す限り荒野の領地でスローライフを目指します。
克全
ファンタジー
「第3回次世代ファンタジーカップ」参加作。面白いと感じましたらお気に入り登録と感想をくださると作者の励みになります!
辺境も辺境、水一滴手に入れるのも大変なマクネイア男爵家生まれた待望の男子には、誰にも言えない秘密があった。それは前世の記憶がある事だった。姉四人に続いてようやく生まれた嫡男フェルディナンドは、この世界の常識だった『魔法の才能は遺伝しない』を覆す存在だった。だが、五〇年戦争で大活躍したマクネイア男爵インマヌエルは、敵対していた旧教徒から怨敵扱いされ、味方だった新教徒達からも畏れられ、炎竜が砂漠にしてしまったと言う伝説がある地に押し込められたいた。そんな父親達を救うべく、前世の知識と魔法を駆使するのだった。
悠々自適な転生冒険者ライフ ~実力がバレると面倒だから周りのみんなにはナイショです~
こばやん2号
ファンタジー
とある大学に通う22歳の大学生である日比野秋雨は、通学途中にある工事現場の事故に巻き込まれてあっけなく死んでしまう。
それを不憫に思った女神が、異世界で生き返る権利と異世界転生定番のチート能力を与えてくれた。
かつて生きていた世界で趣味で読んでいた小説の知識から、自分の実力がバレてしまうと面倒事に巻き込まれると思った彼は、自身の実力を隠したまま自由気ままな冒険者をすることにした。
果たして彼の二度目の人生はうまくいくのか? そして彼は自分の実力を隠したまま平和な異世界生活をおくれるのか!?
※この作品はアルファポリス、小説家になろうの両サイトで同時配信しております。
転生ドラゴンの魔法使い~魔法はガチでプログラムだった~
喰寝丸太
ファンタジー
ブラック企業のプログラマーだった俺はある日倒れて帰らぬ人となったらしい。
神様に会う事も無く何故かドラゴンとして転生。
ドラゴンは産まれた時から最強だった。
やる事も無く食っちゃ寝する日々。
そして、ある日人間の集団に出会い、その一人が使った魔法に俺は魅せられた。
使いたい、魔法が使いたい、使いたいったら、使いたい。
それからは人間をこっそり観察して呪文を集める日々。
そしてある日、気づいた呪文の法則に。
それはプログラムだった。
それから俺は言葉が喋れない壁を乗り越え、呪文の製作者となった。
そんな俺がドラゴンの賢者と褒め称えられ、守護竜となるまで。
カクヨム、小説家になろう、アルファポリスに掲載しております。
【全話挿絵】発情✕転生 〜何あれ……誘ってるのかしら?〜
墨笑
ファンタジー
『エロ×ギャグ×バトル+雑学』をテーマにした異世界ファンタジー小説です。
主人公はごく普通(?)の『むっつりすけべ』な女の子。
異世界転生に伴って召喚士としての才能を強化されたまでは良かったのですが、なぜか発情体質まで付与されていて……?
召喚士として様々な依頼をこなしながら、無駄にドキドキムラムラハァハァしてしまう日々を描きます。
明るく、楽しく読んでいただけることを目指して書きました。
普通のJK、実は異世界最強のお姫様でした〜みんなが私を殺したいくらい大好きすぎる〜
セカイ
ファンタジー
いたって普通の女子高生・花園 アリス。彼女の平穏な日常は、魔法使いを名乗る二人組との邂逅によって破られた。
異世界からやって来たという魔法使いは、アリスを自国の『姫君』だと言い、強引に連れ去ろうとする。
心当たりがないアリスに魔の手が伸びた時、彼女を救いに現れたのは、魔女を名乗る少女だった。
未知のウィルスに感染したことで魔法を発症した『魔女』と、それを狩る正統な魔法の使い手の『魔法使い』。アリスはその戦いの鍵であるという。
わけもわからぬまま、生き残りをかけた戦いに巻き込まれるアリス。自分のために傷付く友達を守るため、平和な日常を取り戻すため、戦う事を決意した彼女の手に現れたのは、あらゆる魔法を打ち消す『真理の剣』だった。
守り守られ、どんな時でも友達を想い、心の繋がりを信じた少女の戦いの物語。
覚醒した時だけ最強!? お伽話の様な世界と現代が交錯する、バイオレンスなガールミーツガールのローファンタジー。
※非テンプレ。異世界転生・転移要素なし。
※GL要素はございません。 ※男性キャラクターも登場します。
※イラストがある話がございます。絵:時々様( @_to_u_to_ )/SSS様( @SSS_0n0 )
旧タイトル「《ドルミーレ》終末の眠り姫 〜私、魔女はじめました〜」
※他サイト(小説家になろう・カクヨム・ノベルアッププラス)でも掲載中。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる