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第二章 ボス(プレイヤースキル的な)
十九本目 水龍神ナイアード
しおりを挟むマルトロスの石橋に向かう。
陸側には門があるけど・・・橋が高い位置にあるわけじゃないからね。
普通に水面から登れそう。
門番がいた。けど・・・正直、あんまり強くは無さそう。
カイルの方がずっと・・・
・・・ん?カイル?
......あっ!?!?
忘れてた!カイルとの模擬戦!!
しまったなぁ・・・また今度エイフォルトに戻ろう・・・
綺麗な風景を見て上がっていたテンションが若干下がる。
「こんばんは。あなたは・・・冒険者ですか」
門番が話しかけてきた。
けど少し嫌そうな顔してるんだけど・・・
冒険者に嫌な思い出でもあるのかな?
「こんばんは。冒険者ですが・・・どうかしましたか?」
「ああ、すみません。この街にやってくる冒険者の方に、少々問題を起こした方がいまして・・・」
「問題?」
ショートの話じゃこの街に来てるプレイヤー、冒険者は少ない。
何があったんだろ?
「その件に関しては・・・すいません、街に入ってから聞いてください」
「??はい、わかりました」
街に入ってから・・・?
どういうことなのかは分からないけど、申し訳なさそうにしている門番さんの様子を見るに、悪意があってのことではないみたいだ。
「それじゃあ、通っていいですか?」
「あ、すみません。どうぞお通りください」
門番さんが恭しく礼をして門を開ける。
...カイルとは大違いだ。
どっちがいいとは言わないけどね。
石橋を歩く。かなりの距離があるな・・・改めて見ると、やっぱりこの湖は巨大だ。
湖の中に街が一つ収まってるんだから当然か。
――と、そんなことを考えていると、重低音が響く。
そして、その音は、言葉となる。
『ふむ・・・お主、何者だ?』
そんな言葉が聞こえてきた。
だが・・・周囲には誰かがいる様子もない。
門を振り返ってみると、門番さんも困惑している様子だった。
改めて周囲を見回す。
すると――先ほどまではなかった気配が――
――下に現れた。
ザバァァァッ!!!!
音と共に、水飛沫が飛び散る。
水面が割れ、巨大な何かが現れた。
突然の出来事に、目を見開いた。
目の前に現れたのは、巨大な生き物の上半身。
にも拘わらず、目の前に存在している相手は、見えている部分だけでナーガを凌駕する大きさだった。
一瞬、コイツが蛇帝ニーズヘッグなのか、とも思ったが、考えを改める。
その姿が蛇ではなく、間違いなく龍だったからだ。
それに、敵意も感じない。先ほどの声も、ただ疑問に思っただけのようだった。
『やはり奇異なものだ・・・わずかとはいえ龍の気配がする人間とはな』
改めてその姿を見て、感嘆の息をもらす。
青く、いや、水色に輝く鱗。
壮大、荘厳、偉大。
そんな言葉が似あうような、力を感じさせる佇まい。
「・・・綺麗だなぁ」
思わずそう呟いてしまったのも、仕方がなかったと思う。
僕の言葉を聞いた龍が、一瞬目を見開き、口を開けて笑い出した。
『くくっ、はっ、はっはっは!!!そうか!綺麗か!』
龍の大声が辺りに響く。
『やはりお主は特異な人間だな・・・私を見て初めに出る言葉が綺麗とは』
「っと、すいません。僕はリューセイ。あなたは?」
とりあえず・・・敵ではなさそうだな。
『ふむ、私は水龍神と呼ばれているものだ。名はナイアードという。なぜ人間であるお主が龍の力を持っているのか、出来ることなら聞かせてくれないか?』
見下してる感じもない・・・いい龍神さんだ。
っていうか水龍神ってなんだろう・・・
龍の力・・・【竜魔法】のこと?
いや、黒妖の能力は龍の力を与えること・・・【竜魔法】だけとは限らないか。
「僕も全て分かるわけではないですが、分かる範囲でなら」
『ほう、聞かせてもらおうか』
「その前に、一つ聞いてもいいでしょうか?」
『む?別に構わんぞ』
この前、"紅鎧"メンバーとの会話で学んだことだ。
「敬語なしでもいいですか?」
『ッ!くッ、フハハハッ!やはりお主は面白いな!構わん、慣れた話し方でいいぞ』
「分かったよ。それじゃ――」
黒妖を手に入れたことで、同時に龍の力も手に入れたことを語った。
ナーガを討伐したこと、大蛇の加護を入手したこと。
『――ふむ、なるほどな。ナーガを人間が単体で討伐するとはな・・・一つ聞いていいか?』
「別にいいよ」
『その黒妖という刀を、他人に渡した場合はどうなる?』
・・・そうか。考えたことなかったけど、黒妖を持つことで龍の力が手に入るなら、誰でも龍の力を手に入れることが出来るのかもしれない。
だが、契約が必須である上に、他人は装備できない。
僕は契約必須の武器は黒妖とまだ名前も付けていない杖刀しか知らない。
けれど、恐らく契約と他人の装備不可はセットだと思う。
「黒妖は、契約するタイプの武器だよ。君なら知ってるだろ?」
『まぁ、それはそうだろうがな。確認のためだ。龍の力というのは、そう簡単に人間が持っていいものではないからな』
――あれ?僕は?
「・・・持ってるのはダメなのかな?」
『いや、そんなことはない。お主の様に、まともな方法で龍の力を手に入れたものならば問題ない。龍というのは、力を重んじるのでな』
そういうことか。
『まぁ、特に咎めることがあるわけではない。気になっただけだ。引き止めてすまなかったな』
「別に気にしてないよ。それより、僕の方からお願いがあるんだけど」
『・・・なんだ?まともな願いだろうな?』
明らかに警戒してるね。
まぁ、龍に頼み事なんて、碌でもないことの方が多いかもしれない。
けれど・・・ナイアード、これは、しょうがないよね?
――――――――
『水龍神ナイアード』 Lv???
水龍の王にして、神と呼ぶべき存在
――――――――
水龍の王、やはりナイアードは水属性の龍の頂点、ってことだよね。
それに・・・Lv???。これは気になるよ。
Lvが分からない理由・・・あるとしたら、特殊な存在だからか。
それとも――Lvが高すぎるからか。
「ちょっとだけ僕と勝負しない?」
『ッ!!?フッ、ハハハハハハハ!!!』
ナイアードの笑い声が湖に響き渡る。
・・・ナイアードって結構笑いやすいの?
首を傾げていると、ナイアードが喋り出した。
『まさか私に勝負を挑むとはな・・・冒険者は生き返るとはいえ、面白い男だ』
「そうかな?それで、受けてくれないの?」
そう言うと、ナイアードが僕の様子を真剣に見る。
・・・なんだろ。
『・・・ふむ、勝てると思っているわけではなく、気が狂っているわけでもない。力試しか?』
確かに勝てると思ってるわけじゃない。
ナイアードは強い。その雰囲気だけで並のモンスターが竦み上がりそうなほどに。
――だからこそだ。
「僕は、目標が欲しい。こんな風に強くなりたい、と思えるような。ナイアード、君は僕よりも強いだろう?だから、その強さを直に見てみたい」
『フッ、そういうことか。・・・こんな感情は何百年ぶりだろうな』
ナイアード、君一体何歳なんだい・・・?
「受けてくれるってことでいいのかな?」
『お主の力は、私も見てみたい。受けてたとう』
喜びで思わず口角が上がる。
いやぁ・・・楽しみだよ。
「それじゃ、場所を変えない?」
『そんな必要はない、といいたいところだがな。お主を倒すころには橋どころか街が半壊しているかもしれんな』
・・・いや、さすがにそれはないと思うよ?
ナイアードなら簡単に出来そうだとは思うけど。
「いい場所、知らない?」
『・・・ふむ、私の背に乗れ。人間の足に合わせるのは面倒だ』
そう言ってナイアードが身体・・・というか首を橋の上に乗せた。
「いいの?人間なんか乗せて」
『ふん、確かに誰でも乗せるような真似はしないが。お主ならばよいだろう』
「そう?それじゃあお言葉に甘えて」
跳躍して、ナイアードの頭の後ろに音を立てずに乗る。
ナイアードの鱗は水色だが、よく描かれる龍と同じように頭の後ろに鬣が生えている。
夕日を反射して赤く光っているように見えるが、その色は銀だ。
『しっかり掴まっておけ』
そのままナイアードは湖から飛び出した。
一瞬で周囲の風景が後ろへ流れる。
・・・これ、時速400kmくらいは間違いなく出てるね。
掴まっているだけで大変だけど・・・思ったより風を感じない?
というか・・・無風だ。どういうことだろ?
「ねぇナイアード、風を感じないのはどういうことなの?」
『魔法で風がお主に届かないようにしているだけだ。私は水龍だが、この程度の【風魔法】は造作もない』
そんなことも出来るのか・・・
というか、態々風を防いでくれてるのは、気遣ってくれてるのかな?
「ナイアード、ありがとう」
『・・・気にするな』
やっぱり優しいな。
うん?そういえば、よく考えたらなんであんな場所にいたんだろ。
大して時間もかからず、ナイアードは高度を下げて地面に降りた。
「へぇ・・・こんな場所もあるのか」
ナイアードが降り立った場所は、一言で言うなら岩石地帯。
こんな場所はマルトロスの近くにはなかったはず。
飛んだのは短い時間だったけど、かなりの距離を移動したみたいだ。
そういえば、あんな風に飛ぶのは初めてだったな・・・まぁ、景色を楽しめるような速度じゃなかったけどね。
『さて・・・始めようか』
お互いに少し離れ、戦闘を開始する。
その瞬間、ナイアードが身体に魔力を溜めた。
ナイアード相手に、下手な出し惜しみは無駄だな。
僕が今出来るだけの付与魔法をかける。
「《ハイスピード》、《ハイストレングス》、《ハイディフェンス》」
僕の体から光が溢れる。
僅かにナイアードが目を見開いた。
僕がなぜ付与魔法を魔法名だけで発動できているのか?
答えは簡単。
―――慣れだ。
何度も使ってたら、イメージ出来るようになった。
それだけだ。
「〈我、竜の力を求めん〉《竜腕》」
腕を竜の鱗が覆う。
残念ながら、【竜魔法】のイメージは難しいので無詠唱には出来ていない。
「|《竜爪》《ドラゴンクロー》」
――|《竜爪》《コレ》以外は。
地を蹴って駆け出す。
ナーガの時のように【火魔法】での加速はしていない。
けれど、【付与魔法】での強化に加え、【風魔法】でブーストするだけでも、普段とは段違いの速度だ。
《竜爪》の効果時間は一秒。
僕とナイアードの距離は20mちょっとってところかな。
素早く跳躍し、ナイアードの首に向けて刀を振るう。
刀は、ナイアードに届かない。
けれど、魔力で形作られた竜の爪は、ナイアードに届いた。
しかし、ナイアードは多少驚いた様子だったものの、半透明な竜の爪を、巨大な手で払う。
まぁ・・・当然だよね。
大蛇の加護の内容。
――蛇・竜・龍種の友好度が上がりやすくなる――
蛇⇒竜⇒龍という、この順番が問題だ。
恐らく、この三種類は種族的に近い。
けれど、この三種は同格だとは思えない。
――つまりこの順番は、後になるほど上位の存在なんだろう。
それなら、魔法で作った竜の爪が本物の龍、それも龍神の腕に勝てるとは思えない。
それは予想していた。だから、ここからが本番だ。
僕が地面に着地する瞬間、ナイアードが溜めた魔力を口から放出。
僕でも知っている様々なゲームでドラゴンが使う攻撃方法。
――ブレスだ。
その莫大な魔力の塊が、青色の閃光となって降りかかる。
即座に魔法を展開。
氷の壁を作り、ブレスを受け流す形に配置する。
その程度では龍のブレスを防ぐことは出来ず、拮抗したかと思えば、一瞬で砕かれた。
しかし、その僅かな時間が今は大きな意味を持つ。
氷の壁を作った瞬間に、風で後押ししつつ横へ全力で跳躍した。
――危なかった。
冷や汗が流れる。
『ほう、中々上手い避け方をする』
「いやぁ、さすがだよ、ナイアード」
思わず笑みがこぼれる。
強い。ナイアードは本当に強い。
これでもまだ本気には程遠いだろう。
だからこそ―――楽しい。
『今度はこちらから行くぞ』
ナイアードが動く。
巨体に似合わないその速度で、一瞬で僕の足元の地面を抉り取る。
跳躍して回避することは出来たが、間違いなく一撃食らっただけで即死だ。
一度も失敗できないな・・・まぁ、戦闘はそれが普通だよね。
先ほど地面を抉ったのは、爪だ。
長い胴体に比べれば、その腕は小さい。
しかし、それでも人間からすれば巨大だ。
十分武器になるだけの長さもある。
「さて・・・そろそろ動かせてもらうよ」
『む?』
瞬時に魔力を移動、魔法を発動。
騎士の持つランスのような炎で出来た槍が僕の周囲に生まれる。
その数は、15本。
炎の槍がナイアードへ向けて飛び出した。
しかし、そのどれもがナイアードへぶつかる前に止まった。
『ほう?私の水壁でも消えない炎の槍か・・・』
炎の槍を止めたのはナイアードを覆うように存在している水のような見た目の壁。
いや、実際に水で出来てるんだと思う。
けど、この強度は完全に別物だなぁ・・・
魔法の制御を手放す。
その瞬間、水の障壁で止められていた炎の槍が膨れ上がり、爆ぜる。
『むっ!?』
ナイアードが驚きの声を挙げる。
しかし、炎の槍の爆発は水の障壁を破壊するまでには至らなかった。
まぁ、これも予想通りだ。
そもそも炎の槍では貫くどころか傷一つつけられていなかった。
それを爆発させたところで、完全に破壊できるとは考えにくい。
水壁は爆炎で包まれている。視認は――できない。...多分。
わずかにひびが入る程度しかダメージを受けていない水壁を一瞥し、ナイアードの背後へ移動する。
さて――煙で見えてはいないはずだけど・・・どうかな?
踏み込み、水壁を斬りつける。
黒妖での一撃でようやく水壁はその役目を終え、崩れた。
そのままの勢いでナイアードへ飛びかかり――
―――吹き飛ばされた。
『ふむ・・・人間とは思えんな』
やはりナイアードは僕を認識していた。
僕を打ったのは、尻尾だ。
そのままの勢いで岩山へ突っ込み―――
―――そうになったところで、魔法で風を展開。
速度を緩め、縦回転で岩山へ足を向ける。
自分の足の裏へ追加で風の塊を作り出し、さらに勢いを弱め、岩に足をつけて衝撃を吸収。
そのまま地面へ飛び下りる。
『・・・化け物め』
「こっちのセリフだよ」
大して音を立てることもなく岩から降りた僕を見てナイアードがそんなことを言ってきた。
ナイアードには言われたくないなぁ・・・
『今のを食らって生き延びる、か・・・お主、【回復魔法】を発動しておったな?』
「当たり。よくわかったね」
『・・・ふん』
僕は尻尾に打たれる瞬間、【回復魔法】を継続発動した。
結果、MPはかなり消費したものの、減ったそばからHPが回復していたのでナイアードの尻尾に打たれても僕のHPは全快だ。
「ま、身体強化系の魔法に加え、さっきの炎槍、さらに【回復魔法】まで発動したからね。さすがに魔力が足りないよ」
『そうだろうな・・・魔法も剣も異常なレベルだ。本当にお主は人間とは思えん』
「そんなことないよ?ナイアードこそまだ2割、ってとこじゃないの?」
『ほう・・・相手の力量を測る目も正確か。まぁ、それはおいておくか。一応聞いておくが、まだ続けるか?』
うーん・・・ナイアードと戦うのは楽しいんだけどね。
「いや、続きはもっと強くなってからにしておくよ。本気を出してもあんなふうに一蹴されちゃったからね」
『・・・ふっ、気づいていないとでも思ってるのか?お主は、確かに私よりも弱い。だが、まだ何か隠しているだろう?』
「・・・バレてたか。まぁ、今回はこれぐらいでいいよ。目標が出来たからね」
『ふむ、そうか。・・・ところでお主に一つ提案があるんだが』
「...?何だい?」
すると、ナイアードが急に真面目な表情をした。
・・・ナイアードは龍なんだけどね。意外と表情が分かるもんだなぁ。
『リューセイ、私の眷属にならないか?』
「・・・へ?」
思いもよらない提案に、そんな声を出してしまったのはしょうがないと思う。
僕の呆けた表情を見て、ナイアードは先ほどまでとは対照的にイタズラが成功した子供のような顔で笑った。
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