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第一章 リアルチーター
三本目 ギルド"紅鎧"で話題になるリアルチータ―
しおりを挟む"紅鎧"メンバー用公式掲示板
ショート:いやーマジでやべー ほんとヤベーよアレ。いやもう何がやばいってほんとヤバイ
変リル:ああヤバいな
Sティア:ええ、前々から変な奴だとは思っていたのだけれど
BANストップ阿部:ついにここまで堕ちたかギルマス・・・
Lily:頭大丈夫?
ショート:いや俺の話じゃねぇよ!!
ヤバすぎて語彙力が無くなってただけだッ!!
Sティア:ヤバいのはあなたじゃないの?
雷蔵:どうしたギルマス。いつも以上に発言がアホだぞ
ショート:誰がアホだ!( #゜Д゜)
雷蔵:お前だろ
Lily:ギルマスでしょ
Sティア:あんたじゃないの?
変リル:お前だな
BANストップ阿部:お前以外いる?
ショート:いつにもまして辛辣(/ω\)
っていやそうじゃなくてね?
今日始まりの町までリア友迎えに行ったんよ
そしたら待ち合わせ場所にいなくてさ
雷蔵:迷子じゃねぇの?
変リル:初心者ならおかしくないんじゃないか?
ショート:それがさ・・・町の外は危ないって言ってたのに町の外出とんのよ・・・
当然無職&装備なし&Lv1だよ?
Sティア:馬鹿なんじゃないの?
Lily:まぁギルマスの友達ならしょうがないんじゃない?
BANストップ阿部:なんせギルマスの友達だもんな
ショート:あれ俺がディスられてるっ!!?
いやね、これだけなら「馬鹿なやつ」で済むじゃん?でもね、アイツ普通に生還してんだよ
Sティア:モンスターに遭遇して逃げただけじゃないの?それか街の外を見てみたかっただけか
ショート:ブッハ
Sティア:何笑ってんのよ
変リル:ギルマスのくせに
BANストップ阿部:ギルマスのくせに!
Lily:ギルマスのくせに!!
雷蔵:ギルマスのくせに!!!
ショート:あっれギルマスって敬われるもんじゃないの?
まぁそれは置いておこう。結論から言う
マイフレンドの成果
・ゴブリン12匹討伐
・ホブゴブリン1匹討伐
※これ一つの群れだそうです。あと多分10分以内の出来事
Sティア:えっ
Lily:へっ
変リル:ふぁ?
BANストップ阿部:ふぉ?
雷蔵:いやラノベじゃあるまいし
ショート:ちなみにコイツゲームもVRもBFOが初めてだから
雷蔵:うわぁ
BANストップ阿部:チートじゃなくて?
Sティア:何者よそいつ・・・
ショート:とまぁ、ここまでならその程度の驚きで済むわけよ
Lily:え?
変リル:まだあんのかよ・・・
BANストップ阿部:なんなの?ほんとなんなの?
ショート:普段リアルチートとか言われてるじゃん?俺らって
でもぶっちゃけリアルチートってアイツのことを言うんだと思う
問題はこれをやった本人の意識よ
感想
・いくらなんでも遅すぎる
・脆すぎ
・動きが単調すぎる
だってさ
Sティア:は?見栄張ってるんじゃなくて?
BANストップ阿部:いやいやいや・・・ゴブリンだけならまだしもホブも?
雷蔵:リアルで何やってんだよそいつ・・・
Lily:その感想本気で言ってるなら確かにやばいね・・・
変リル:リアルで武術でもやってんの?
ショート:大体正解。現実の方で友人たちの評価が「コイツなら銃弾飛び交う戦場に行っても素手で功績あげて無傷で帰還できる」と言われるくらいには
本人は否定してるけどね
変リル:まさにリアルチート・・・
Sティア:ギルマスと同い年じゃないの?
BANストップ阿部:もうその評価の意味が分からん・・・
雷蔵:バケモノォ
ショート:ここまでならね?まぁビビるけど、現実のアイツを知ってる奴はまだ納得できるわけよ
Sティア:納得できちゃうのね・・・
変リル:まだあんの・・・?
Lily:もうお腹いっぱいだよー
雷蔵:チートよりチートなんじゃねぇの?
ショート:ありのまま起こったことを話すぜ!!
俺は始まりの町の訓練場でアイツに魔法を教えていた!
で、俺は【ファイアジャベリン】を見せたんだ!
そしたらアイツ無詠唱で一発成功させやがった
何を言ってるか分からないと思うが俺も何を言ってるか分からな(ry
Sティア:さすがに盛りすぎじゃない?
雷蔵:ギルマス・・・普段馬鹿にされてることに意趣返しか?
変リル:いくらなんでもありえないでしょ
BANストップ阿部:いや待て頭がおかしくなった可能性も
ショート:お前ら・・・
いや俺もな?これが嘘ならこんなショック受けてねぇよ
なんなのアイツ?「魔力手のひらに持ってきてねー」って説明だけで何で詠唱なしでできちゃうのっ!?一回で!!
変リル:・・・マジで?
Lily:ほんと・・・?
BANストップ阿部:いやありえるのか・・・?そんなもん
雷蔵:あれって練習しないとできないようになってるんじゃないの?
Sティア:それがほんとなら私の努力って・・・
ショート:うんそれは俺も思った
スポーツとかだとさ、イメトレってあるじゃん?
Sティア:それがどうしたの?
BANストップ阿部:まさか・・・
Lily:いやいやいや
雷蔵:ちょ、おま・・・それは・・・
Sティア:え?どうしたのよ?
ショート:そのまさかだと思うわ
要するに
・イメトレやりすぎて想像力が異常
変リル:プギャーm9(^Д^)
雷蔵:嘘だッ!!!!
BANストップ阿部:イメトレは神なんだね分かります
Lily:もう何も言えないよ・・・
Sティア:・・・そんなことあるの?
ショート:ちなみに魔力をホイッと操れた理由は
「自分の体のことなら鍛錬で分かってるから」
だとさ
イメトレに関してはやり過ぎて剣道の全国大会出場者と手合わせしたら相手が「何でアイツ未来見てんの?」って泣き言言うレベル
本人曰く「相手の動きの可能性を全部頭の中に入れてその全てに対応すればいい」らしい
ちなみに一般人では全国大会出場者とマイフレンドの手合わせは何が起こってるか分かりませんでした
マジで「気づいたら終わってた」感じ?
Lily:・・・
Sティア:・・・
変リル:・・・( ゜Д゜)
BANストップ阿部:・・・(顎が外れた)
雷蔵:・・・ワターシニホンゴワカリマセーン
ショート:安心しろ・・・俺も同じ感想だよ
アイツなら運が良ければ「12体の最強種」をソロ討伐できるんじゃねぇかと思うんだ
BANストップ阿部:魔王なんですね分かります
Sティア:その人・・・ギルドに誘うの?
Lily:間違いなく即戦力だよねぇ・・・レベルとか関係あるの?
ショート:ステは意味があると思うが・・・ぶっちゃけ【剣術】・【無手術】・【身体操作】とかは無意味なんじゃねぇかな
まぁしばらくは様子見で・・・ちなみに彼のJOBは聖法士だそうです
Sティア:物理ダメージ削減90%くらいしないとバランス取れないんじゃない?
変リル:聖法士っつか聖戦士って感じになりそう
雷蔵:前衛後衛両方トップレベルでこなせるんじゃね?
Lily:面白そうだねー
どっかで会えない?
ショート:まぁいつか引き合わせるつもりだよ
少なくともしばらくはソロ活動するって言ってたからある程度余裕ができたらかな?
BANストップ阿部:いつか都市伝説になりそう
ショート:否定できんわ
ブライアン(変態):ちわーっす 何の話?
雷蔵:ギルマスの友人がリアルチートな話
ブライアン(変態):なにそれ超聞きたい
ショート:ログ見ろ変態
変リル:ログ見やがれ変態
BANストップ阿部:ログ見てから言えや変態
雷蔵:てめぇはログ見てりゃいいんだよこの変態
ブライアン(変態):( ;∀;)
~~~~~
その頃のリューセイは――――
《ボスエリアに入りました》
「ん?ボスエリア?」
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