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96.考え中・・・

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イワンさん達が帰ってから、俺は事務室の椅子に腰掛けて頭の後ろで手を組み、上を見上げた。

無駄に意匠を凝らした、木組みの天井が目に入る。

「フーッ・・・」

領都に出店かあ・・。

「確かに魅力的といえば魅力的なんだが・・問題は・・」

やっぱり、お湯だよなあ。

「どうしたもんかね?」

ふじの湯だけじゃなく、商人連中の各家庭に配っているお湯もあるしなあ。

「ふむーー・・・」

とにかくお湯をいっぱい作っといて、どこかに貯めとくか?

「冷めたら終わりだしな」

冷めない装置を、ダンクさんたちに作ってもらう?

「それじゃ普通に、魔道具か」

めっちゃ温度を上げておくとか?

「そういや、ここ2ヶ月以上随分とスキルを使いまくったけど、レベルとか能力とかどうなってるのかな?」



『ステイタス』

◇◇◇◇◇◇◇◇

名前 マモル
種族 人族
年齢 25
レベル 253
体力 453/453
魔力 25400/25400
スキル 【温泉】

〈水魔法〉
水を生成し消滅することができる。
レベル253で最大2540L
消費MP1(生成・消滅セットでも片方でも消費MP1)

〈火魔法〉
熱を操ることができる。
レベル253で2540kgの水を最大プラスマイナス36度の熱を操れる。
消費MP1

〈土魔法〉
任意の鉱物を生成することができる。
レベル253で10種類最大2540kg
消費MP10

〈回復魔法〉
あらゆる症状を癒すことができる。
レベル200で高レベルの傷病の完治および部分欠損の修復
消費MP10

〈収納魔法〉
時間停止で物を収納できる。
生物不可。
レベル200で町1個分程度の容量
消費MP1

〈解析魔法〉
水に含まれる成分および温度を分析できる。
レベル200で上限200種類
消費MP1

〈探知魔法〉
温泉源を探知できる。レベル253で範囲5.3km以内
消費MP1000

〈掘削魔法〉
地面を掘削できる(口径100mm)。レベル253で長さ5.3km以内
消費MP100

◇◇◇◇◇◇◇◇


「レベル253!?」

なんだそれ?

「レベル100越えも大概だったと思うけど、250越えってどうなの?」

人間やめてるレベルじゃないの?

あとでそっと、サルクさんにでも普通の人族のレベルとかを聞いてみるか・・・。

「それにしても、それぞれの魔法を一個一個見て行ってもツッコミ所満載だな」

まずは、水魔法。

「2.5tの水が生成できるんだろ?それも魔力量からしたら、その2万5千倍可能だから・・」

約6万t!

「えーと。25mプールだと?・・・・・600tくらいか」

プール100杯分!!!

「う~ん。実感わかねえ・・」

とりあえず置いといて・・・。

「次は火魔法か?」
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