50 / 142
第3章 暗躍と毒女たちとの戦い
第17話 命は天に在り
しおりを挟む
へーディン侯爵のお屋敷に向かっている3人は、公爵夫妻の前に座る彼を王弟殿下と重ねているのか。
時たま、神妙な面持ちで彼を見つめるようにしているのを感じた。
金髪の髪に戻されたエリアスは、緊張した固い表情で私の隣に置物の様に座る。
紺ベストに黒パンツに、清涼感ある白シャツに映える水色のタイしているエリアス。
ヘイズに着いてから、すぐに私が選んで買い与えた服だった。
スクード公爵も馬車に乗る前に、キレイな服を着たエリアスの姿に声をあげそうに驚いていた時を思い出す。
プリムローズは横の彼をチラッと見て、王弟の残された遺児なんだと改めて実感する。
ヘーディン侯爵のお屋敷が目前に近づく、白壁に赤い屋根で、なんか可愛い佇まい。
馬車から降りると王様たちを迎えるために早く来たので、ヘーディン侯爵一家がお出迎えに姿を現していだ。
「これは、スクード公爵様にプリムローズ嬢。
ようこそ参られた!」
侯爵はライラと同じ見事な赤い頭髪の持ち主で、笑顔を見せながら私たちに歓迎してくれた。
「お招き頂き感謝するぞ、ヘーディン侯爵。
こちらは、プリムローズ嬢と供の者だ。
名前をエリアスと申す。
彼を宜しゅう、頼むぞ!」
エリアスは胸に手を当てて、お辞儀しながら挨拶をした。
対面したライラの父侯爵は、挨拶をしながら頭を軽くだが下げた。
これは侯爵が、ただの従者にするものではない。
公爵は事前にヘーディン侯爵に話されたようで、エリアスに丁重に接しているように思えた。
これから現れるヘイズ王がエリアスを見て認めれば、彼は未来の国王になるかもしれない。
「プリムローズ様~!
今日は私のために皆様、ご足労頂き感謝致しますわ」
何も知らされてないライラは、嬉しそう話しかけてくれる。
彼女を騙して悪いと思いつつ顔見せが終わる頃、ヘイズ王が屋敷に到着するのをお待ちしていた。
エリアスは場違いで落ち着かないのか、不安な表情をプリムローズに時折向けている。
「今日は王妃のワガママを聞いてくれて、余からも礼を申すぞ!」
ヘイズ王が供を従えて、目の前に現れた。
「顔をあげてくれ!
これはお忍びだし、気を使うでない」
皆が一斉に顔を挙げると、ヘイズ王はエリアスの顔を直視する。
王の目には、涙が浮かんでいるように見えた。
あぁ、エリアスはやはり王弟殿下の子供だったのね。
プリムローズの表情が、何故か曇っていた。
「そちの名は、なんと申すのか?!
ご両親は、どんな方であったか?」
ヘイズ王は、エリアスへ直接声がけする。
へーディン侯爵の家族や供の者たちは驚き2人を見ていたが、その二人の面差しが似ているので何かを感じ取っているようだった。
うろたえて赤い顔のエリアスに、最後であろう主人としてプリムローズは命じた。
「エリアス……。ヘイズ国王陛下に、正直にお答えしなさい」
「はい!エリアスと申します。両親は、他界しておりません」
「そうか…そうであったか。
そなたは、我が亡き弟にソックリなのだよ。
生きていたら12歳になる。
君も12歳かね?」
「ハイ」と、エリアスは戸惑い視線を思わず下に向ける。
「ああ、私には分かる!
たった、2人の兄弟だった。
エリアス、弟の子もエリアスという名なのだよ。
そなたはー。そなたは…。
弟の子によく似ている。
おおー、間違いない!!」
そう断言すると一筋の涙を流しヘイズ王は、エリアスを強く抱き締めるのである。
プリムローズは驚かされるままのエリアスを見ると、嬉しさと寂しさが胸に感情が流る。
船底からの彼氏の人生は、この瞬間にまったく別なものになってしまった。
それは、凶と出るのか吉と出るのか。
へーディン侯爵はこの屋敷の当主として、折り目正しく客人たちを案内する。
事前に、極秘で知らされていたのだろう。
顔にも出さず、実に落ち着いていた。
彼は味方に違いない、プリムローズはその態度でそう思った。
席に座ると、王妃はライラの短くされた髪を慰めるお言葉をかけた。
彼女は心からライラ様の事で、胸が傷んだのだろう。
その言葉にはうそ偽りは、まったく感じなかった。
思い出したのか、目には涙が溜まり王妃の優しい言葉に感動していた。
へーディン侯爵夫人とライラに、王妃は庭の案内を所望された。
私たちだけにするつもりなのであろう、かの方は起点の効く頭の回転が速い女性。
「クラレンス公爵令嬢よ!
エリアスを、王宮に連れ帰って良いだろうか!?」
ヘイズ王は弟の死後、この行方不明であったエリアスを探すことを1番に考えていたのだろう。
それは、不安で危険な行為だ。
「お断り致します!
陛下、弟君は誰かに殺害されたのでは?!
考えが違っていたら、無礼を謝ります。
膿を出し切り、キレイにしてからエリアス様をどうか王宮にお迎えして下さいませ」
プリムローズは、初めてここでエリアスを様付けする。
「貴女の仰るのは正しい!
ヘイズは膿だらけです。
次世代が安心して継げるように、今こそ立ち上がらくてはいけないのだ」
そう王が話すと、スクード公爵とへーディン侯爵はほぼ同時に頷く。
「エリアス様、突然このような立場になり混乱されているでしょう。
【命は天に在り】!
人間の運命は天が定めること、人の力ではどうすることも出来んこともある。
我らがお守りしますので、この先をお考えください。
このヘイズの安寧のためにー」
スクード公爵は、エリアスの瞳を見つめ仰った。
一同に注目を受ける彼は、返事も出来ずに悩みどうして良いか分からずにいる。
彼の態度をプリムローズだけが気になり、これからの茨の道を考えると気の毒に思えてならない。
時たま、神妙な面持ちで彼を見つめるようにしているのを感じた。
金髪の髪に戻されたエリアスは、緊張した固い表情で私の隣に置物の様に座る。
紺ベストに黒パンツに、清涼感ある白シャツに映える水色のタイしているエリアス。
ヘイズに着いてから、すぐに私が選んで買い与えた服だった。
スクード公爵も馬車に乗る前に、キレイな服を着たエリアスの姿に声をあげそうに驚いていた時を思い出す。
プリムローズは横の彼をチラッと見て、王弟の残された遺児なんだと改めて実感する。
ヘーディン侯爵のお屋敷が目前に近づく、白壁に赤い屋根で、なんか可愛い佇まい。
馬車から降りると王様たちを迎えるために早く来たので、ヘーディン侯爵一家がお出迎えに姿を現していだ。
「これは、スクード公爵様にプリムローズ嬢。
ようこそ参られた!」
侯爵はライラと同じ見事な赤い頭髪の持ち主で、笑顔を見せながら私たちに歓迎してくれた。
「お招き頂き感謝するぞ、ヘーディン侯爵。
こちらは、プリムローズ嬢と供の者だ。
名前をエリアスと申す。
彼を宜しゅう、頼むぞ!」
エリアスは胸に手を当てて、お辞儀しながら挨拶をした。
対面したライラの父侯爵は、挨拶をしながら頭を軽くだが下げた。
これは侯爵が、ただの従者にするものではない。
公爵は事前にヘーディン侯爵に話されたようで、エリアスに丁重に接しているように思えた。
これから現れるヘイズ王がエリアスを見て認めれば、彼は未来の国王になるかもしれない。
「プリムローズ様~!
今日は私のために皆様、ご足労頂き感謝致しますわ」
何も知らされてないライラは、嬉しそう話しかけてくれる。
彼女を騙して悪いと思いつつ顔見せが終わる頃、ヘイズ王が屋敷に到着するのをお待ちしていた。
エリアスは場違いで落ち着かないのか、不安な表情をプリムローズに時折向けている。
「今日は王妃のワガママを聞いてくれて、余からも礼を申すぞ!」
ヘイズ王が供を従えて、目の前に現れた。
「顔をあげてくれ!
これはお忍びだし、気を使うでない」
皆が一斉に顔を挙げると、ヘイズ王はエリアスの顔を直視する。
王の目には、涙が浮かんでいるように見えた。
あぁ、エリアスはやはり王弟殿下の子供だったのね。
プリムローズの表情が、何故か曇っていた。
「そちの名は、なんと申すのか?!
ご両親は、どんな方であったか?」
ヘイズ王は、エリアスへ直接声がけする。
へーディン侯爵の家族や供の者たちは驚き2人を見ていたが、その二人の面差しが似ているので何かを感じ取っているようだった。
うろたえて赤い顔のエリアスに、最後であろう主人としてプリムローズは命じた。
「エリアス……。ヘイズ国王陛下に、正直にお答えしなさい」
「はい!エリアスと申します。両親は、他界しておりません」
「そうか…そうであったか。
そなたは、我が亡き弟にソックリなのだよ。
生きていたら12歳になる。
君も12歳かね?」
「ハイ」と、エリアスは戸惑い視線を思わず下に向ける。
「ああ、私には分かる!
たった、2人の兄弟だった。
エリアス、弟の子もエリアスという名なのだよ。
そなたはー。そなたは…。
弟の子によく似ている。
おおー、間違いない!!」
そう断言すると一筋の涙を流しヘイズ王は、エリアスを強く抱き締めるのである。
プリムローズは驚かされるままのエリアスを見ると、嬉しさと寂しさが胸に感情が流る。
船底からの彼氏の人生は、この瞬間にまったく別なものになってしまった。
それは、凶と出るのか吉と出るのか。
へーディン侯爵はこの屋敷の当主として、折り目正しく客人たちを案内する。
事前に、極秘で知らされていたのだろう。
顔にも出さず、実に落ち着いていた。
彼は味方に違いない、プリムローズはその態度でそう思った。
席に座ると、王妃はライラの短くされた髪を慰めるお言葉をかけた。
彼女は心からライラ様の事で、胸が傷んだのだろう。
その言葉にはうそ偽りは、まったく感じなかった。
思い出したのか、目には涙が溜まり王妃の優しい言葉に感動していた。
へーディン侯爵夫人とライラに、王妃は庭の案内を所望された。
私たちだけにするつもりなのであろう、かの方は起点の効く頭の回転が速い女性。
「クラレンス公爵令嬢よ!
エリアスを、王宮に連れ帰って良いだろうか!?」
ヘイズ王は弟の死後、この行方不明であったエリアスを探すことを1番に考えていたのだろう。
それは、不安で危険な行為だ。
「お断り致します!
陛下、弟君は誰かに殺害されたのでは?!
考えが違っていたら、無礼を謝ります。
膿を出し切り、キレイにしてからエリアス様をどうか王宮にお迎えして下さいませ」
プリムローズは、初めてここでエリアスを様付けする。
「貴女の仰るのは正しい!
ヘイズは膿だらけです。
次世代が安心して継げるように、今こそ立ち上がらくてはいけないのだ」
そう王が話すと、スクード公爵とへーディン侯爵はほぼ同時に頷く。
「エリアス様、突然このような立場になり混乱されているでしょう。
【命は天に在り】!
人間の運命は天が定めること、人の力ではどうすることも出来んこともある。
我らがお守りしますので、この先をお考えください。
このヘイズの安寧のためにー」
スクード公爵は、エリアスの瞳を見つめ仰った。
一同に注目を受ける彼は、返事も出来ずに悩みどうして良いか分からずにいる。
彼の態度をプリムローズだけが気になり、これからの茨の道を考えると気の毒に思えてならない。
20
お気に入りに追加
115
あなたにおすすめの小説
記憶がないので離縁します。今更謝られても困りますからね。
せいめ
恋愛
メイドにいじめられ、頭をぶつけた私は、前世の記憶を思い出す。前世では兄2人と取っ組み合いの喧嘩をするくらい気の強かった私が、メイドにいじめられているなんて…。どれ、やり返してやるか!まずは邸の使用人を教育しよう。その後は、顔も知らない旦那様と離婚して、平民として自由に生きていこう。
頭をぶつけて現世記憶を失ったけど、前世の記憶で逞しく生きて行く、侯爵夫人のお話。
ご都合主義です。誤字脱字お許しください。
いじめられ続けた挙げ句、三回も婚約破棄された悪役令嬢は微笑みながら言った「女神の顔も三度まで」と
鳳ナナ
恋愛
伯爵令嬢アムネジアはいじめられていた。
令嬢から。子息から。婚約者の王子から。
それでも彼女はただ微笑を浮かべて、一切の抵抗をしなかった。
そんなある日、三回目の婚約破棄を宣言されたアムネジアは、閉じていた目を見開いて言った。
「――女神の顔も三度まで、という言葉をご存知ですか?」
その言葉を皮切りに、ついにアムネジアは本性を現し、夜会は女達の修羅場と化した。
「ああ、気持ち悪い」
「お黙りなさい! この泥棒猫が!」
「言いましたよね? 助けてやる代わりに、友達料金を払えって」
飛び交う罵倒に乱れ飛ぶワイングラス。
謀略渦巻く宮廷の中で、咲き誇るは一輪の悪の華。
――出てくる令嬢、全員悪人。
※小説家になろう様でも掲載しております。
家出した伯爵令嬢【完結済】
弓立歩
恋愛
薬学に長けた家に生まれた伯爵令嬢のカノン。病弱だった第2王子との7年の婚約の結果は何と婚約破棄だった!これまでの尽力に対して、実家も含めあまりにもつらい仕打ちにとうとうカノンは家を出る決意をする。
番外編において暴力的なシーン等もありますので一応R15が付いています
6/21完結。今後の更新は予定しておりません。また、本編は60000字と少しで柔らかい表現で出来ております
【完結】公女が死んだ、その後のこと
杜野秋人
恋愛
【第17回恋愛小説大賞 奨励賞受賞しました!】
「お母様……」
冷たく薄暗く、不潔で不快な地下の罪人牢で、彼女は独り、亡き母に語りかける。その掌の中には、ひと粒の小さな白い錠剤。
古ぼけた簡易寝台に座り、彼女はそのままゆっくりと、覚悟を決めたように横たわる。
「言いつけを、守ります」
最期にそう呟いて、彼女は震える手で錠剤を口に含み、そのまま飲み下した。
こうして、第二王子ボアネルジェスの婚約者でありカストリア公爵家の次期女公爵でもある公女オフィーリアは、獄中にて自ら命を断った。
そして彼女の死後、その影響はマケダニア王国の王宮内外の至るところで噴出した。
「ええい、公務が回らん!オフィーリアは何をやっている!?」
「殿下は何を仰せか!すでに公女は儚くなられたでしょうが!」
「くっ……、な、ならば蘇生させ」
「あれから何日経つとお思いで!?お気は確かか!」
「何故だ!何故この私が裁かれねばならん!」
「そうよ!お父様も私も何も悪くないわ!悪いのは全部お義姉さまよ!」
「…………申し開きがあるのなら、今ここではなく取り調べと裁判の場で存分に申すがよいわ。⸺連れて行け」
「まっ、待て!話を」
「嫌ぁ〜!」
「今さら何しに戻ってきたかね先々代様。わしらはもう、公女さま以外にお仕えする気も従う気もないんじゃがな?」
「なっ……貴様!領主たる儂の言うことが聞けんと」
「領主だったのは亡くなった女公さまとその娘の公女さまじゃ。あの方らはあんたと違って、わしら領民を第一に考えて下さった。あんたと違ってな!」
「くっ……!」
「なっ、譲位せよだと!?」
「本国の決定にございます。これ以上の混迷は連邦友邦にまで悪影響を与えかねないと。⸺潔く観念なさいませ。さあ、ご署名を」
「おのれ、謀りおったか!」
「…………父上が悪いのですよ。あの時止めてさえいれば、彼女は死なずに済んだのに」
◆人が亡くなる描写、及びベッドシーンがあるのでR15で。生々しい表現は避けています。
◆公女が亡くなってからが本番。なので最初の方、恋愛要素はほぼありません。最後はちゃんとジャンル:恋愛です。
◆ドアマットヒロインを書こうとしたはずが。どうしてこうなった?
◆作中の演出として自死のシーンがありますが、決して推奨し助長するものではありません。早まっちゃう前に然るべき窓口に一言相談を。
◆作者の作品は特に断りなき場合、基本的に同一の世界観に基づいています。が、他作品とリンクする予定は特にありません。本作単品でお楽しみ頂けます。
◆この作品は小説家になろうでも公開します。
◆24/2/17、HOTランキング女性向け1位!?1位は初ですありがとうございます!
私がいなくなった部屋を見て、あなた様はその心に何を思われるのでしょうね…?
新野乃花(大舟)
恋愛
貴族であるファーラ伯爵との婚約を結んでいたセイラ。しかし伯爵はセイラの事をほったらかしにして、幼馴染であるレリアの方にばかり愛情をかけていた。それは溺愛と呼んでもいいほどのもので、そんな行動の果てにファーラ伯爵は婚約破棄まで持ち出してしまう。しかしそれと時を同じくして、セイラはその姿を伯爵の前からこつぜんと消してしまう。弱気なセイラが自分に逆らう事など絶対に無いと思い上がっていた伯爵は、誰もいなくなってしまったセイラの部屋を見て…。
※カクヨム、小説家になろうにも投稿しています!
父の大事な家族は、再婚相手と異母妹のみで、私は元より家族ではなかったようです
珠宮さくら
恋愛
フィロマという国で、母の病を治そうとした1人の少女がいた。母のみならず、その病に苦しむ者は、年々増えていたが、治せる薬はなく、進行を遅らせる薬しかなかった。
その病を色んな本を読んで調べあげた彼女の名前は、ヴァリャ・チャンダ。だが、それで病に効く特効薬が出来上がることになったが、母を救うことは叶わなかった。
そんな彼女が、楽しみにしていたのは隣国のラジェスへの留学だったのだが、そのために必死に貯めていた資金も父に取り上げられ、義母と異母妹の散財のために金を稼げとまで言われてしまう。
そこにヴァリャにとって救世主のように現れた令嬢がいたことで、彼女の人生は一変していくのだが、彼女らしさが消えることはなかった。
【完結】婚姻無効になったので新しい人生始めます~前世の記憶を思い出して家を出たら、愛も仕事も手に入れて幸せになりました~
Na20
恋愛
セレーナは嫁いで三年が経ってもいまだに旦那様と使用人達に受け入れられないでいた。
そんな時頭をぶつけたことで前世の記憶を思い出し、家を出ていくことを決意する。
「…そうだ、この結婚はなかったことにしよう」
※ご都合主義、ふんわり設定です
※小説家になろう様にも掲載しています
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる