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第3章 暗躍と毒女たちとの戦い
第2話 独立独歩
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朝一番でイチャモンつけられて、疲れ切っていた私たち。
運がいいのか、学園側の指示なのか。
それとも、スクード公爵家からの圧力なのか。
ライラ様と、同じクラスになるのだった。
あのムカつく非常識な令嬢は、クラスが違って助かった。
初めて会うクラスメートの方々も登校前の騒ぎを知ってか、特に優しい態度を私にしてくれている。
1日がやっと終わり馬車で屋敷に戻ると、気が抜けたのか少しだけベッドで横になっていた。
「おっー、お嬢様~!
どうされたのですか?
大丈夫ですか?
具合が悪いんですか?」
メリーがノックしても返事がないので、勝手に部屋に入ったようだ。
「つ…、疲れたの。
女性だけの学園は、まさに伏魔殿にいるみたい。
朝から校門で、ライラ様の悪友に絡まれたの。
私の髪を、白髪って罵ってくれたわよ」
「そんな…、酷い罵りをうけたのですか!?
初対面で挨拶する前から…、本当に仰ったのですか?お嬢様」
これにはメリーが怒り心頭で、誰も居ない場所で居ない相手に怒鳴っていたわ。
これはこれで、別な意味で怖いし見てるだけで疲れる。
「スクード公爵様から、その令嬢の家に抗議されたらどうですか?!
身分を下に見られて、ましてや容姿をバカにするとは許せません!」
相手が言えないけど、とっても厄介なのよ。
メリーは知らないけど、あの図書館で陰謀を話していた主犯の片割れですもの。
「もういいわよ。
1度だけは許すわ。
またしてきたら、真面目に考えて対処する。
エリアスと拾った猫は、どう元気している?!
来週には、平民向けの学園の編入試験でしょう?」
自分の学園の準備で忙しく、ギルとメリーに丸投げをしていたので気になっていた。
「エリアスは賢いのか、勉強は大丈夫みたいですわ。
問題はー、あの猫です。
あの猫は、肉しか食べません。
凄く成長が早いのか、大きくなりましたわ。
そろそろ、お名前も付けた方が宜しいと存じます」
名前か、ピーちゃんの時は私が7歳で適当に付けたのよね。
だって、すぐに飛んで居なくなると思っていたから。
ピーちゃん、あれから現れないし生きているのか心配よ。
「皆は、何と呼んでるの?猫ちゃん?」
「ニャンコとか、ニャアニャアとか、好き放題に呼んでますわ」
私がちゃんとした名前を付けなくては、余りにもそれは酷い言いようだ。
「私が、あんなに偏見を持たのよ。
エリアスはもっとだわ。
あの金髪は、平民の学園では目立ってしまう。
タルモ殿に連絡して、髪染めを購入しましょう。
高くていいから質の良いものを、メリーお願い出来る?!」
メリーはハイと返事して、ベッドにグッタリと腰掛ける姿を眺めていた。
疲れ方を見て、よっぽどだったのねと感じる。
そして、絡んだ令嬢にまたフッフッと怒りが込み上げるのだった。
それから、数日が経過した。
何とか朝の日課の挨拶は、睨み合いで収まっていた。
「すごく、執念深いのね。
いったい何時から、学園に登校しているのかしら?
あれなら遅刻はないので、ある意味優等生ね。
勉学はどうか存じあげないけど」
プリムローズは、睨み付けているヴェント侯爵令嬢とその取り巻きを見て呆れて言った。
「申し訳ありません。
遠いエテルネルから、留学してコチラに来たのに…。
毎日、不快な思いをさせてますわよね」
ライラ様は、縮こまり謝罪していた。
「構いませんわよ。
これも、社交界に出たら当たり前になりるわ。
今から、いい訓練になります」
隣にいるライラは、プリムローズの初日のサンドラのやり取りを見て強いと思った。
私より、5歳下とは思えないわ。
嫌みを連発して、あのサンドラに言い返してましたわね。
最後は先生を使い、謝罪させていた。
なかなかの策士だわ。
「思い出しましたわ。
プリムローズ様は、もうじきお誕生日でしたわよね?」
「…あぁ、それ過ぎました。
自分も慌ただしくて、つい忘れてましたわ。
べつに良いのですよ。
昔から誕生日はあまり祝って貰ってなかったので、ライラ様はお気になさらないで下さいませね」
「気づくのが遅くなりまして、お誕生日おめでとうございます。
プリムローズ様のお誕生日は、ちなみに何日でしたの?」
ライラはプリムローズのサバサバ感に驚きつつも、感情のこもらない声で祝ってしまった。
口にしてからまずいと思ったが、彼女の返事にまた驚くのだった。
「はぁ、登校初日ですわ。
帰宅して横になってたら、メイドから思い出したかのように言われたわ。
叫びながら言うので、心臓が止まりかけましたことよ」
この人、案外大物なんではー!
「【独立独歩】とは、まさしくこの人物にあてはまる。
自分の意思で祖国を離れ留学して、きっと信念も持ち合わせているのね。
横で一緒に歩く美少女を、尊敬に近い気持ちで見つめていた。
また勝手に、ライラに思い違いをされているとは思ってなかった。
彼女の目的は、不思議な泉を探すこと。
愛する者たちと、己の長寿しか願っていない。
しかし、神は彼女に試練を与えた。
執念深いサンドラが、プリムローズたちに想像できない振る舞いをするのだった。
運がいいのか、学園側の指示なのか。
それとも、スクード公爵家からの圧力なのか。
ライラ様と、同じクラスになるのだった。
あのムカつく非常識な令嬢は、クラスが違って助かった。
初めて会うクラスメートの方々も登校前の騒ぎを知ってか、特に優しい態度を私にしてくれている。
1日がやっと終わり馬車で屋敷に戻ると、気が抜けたのか少しだけベッドで横になっていた。
「おっー、お嬢様~!
どうされたのですか?
大丈夫ですか?
具合が悪いんですか?」
メリーがノックしても返事がないので、勝手に部屋に入ったようだ。
「つ…、疲れたの。
女性だけの学園は、まさに伏魔殿にいるみたい。
朝から校門で、ライラ様の悪友に絡まれたの。
私の髪を、白髪って罵ってくれたわよ」
「そんな…、酷い罵りをうけたのですか!?
初対面で挨拶する前から…、本当に仰ったのですか?お嬢様」
これにはメリーが怒り心頭で、誰も居ない場所で居ない相手に怒鳴っていたわ。
これはこれで、別な意味で怖いし見てるだけで疲れる。
「スクード公爵様から、その令嬢の家に抗議されたらどうですか?!
身分を下に見られて、ましてや容姿をバカにするとは許せません!」
相手が言えないけど、とっても厄介なのよ。
メリーは知らないけど、あの図書館で陰謀を話していた主犯の片割れですもの。
「もういいわよ。
1度だけは許すわ。
またしてきたら、真面目に考えて対処する。
エリアスと拾った猫は、どう元気している?!
来週には、平民向けの学園の編入試験でしょう?」
自分の学園の準備で忙しく、ギルとメリーに丸投げをしていたので気になっていた。
「エリアスは賢いのか、勉強は大丈夫みたいですわ。
問題はー、あの猫です。
あの猫は、肉しか食べません。
凄く成長が早いのか、大きくなりましたわ。
そろそろ、お名前も付けた方が宜しいと存じます」
名前か、ピーちゃんの時は私が7歳で適当に付けたのよね。
だって、すぐに飛んで居なくなると思っていたから。
ピーちゃん、あれから現れないし生きているのか心配よ。
「皆は、何と呼んでるの?猫ちゃん?」
「ニャンコとか、ニャアニャアとか、好き放題に呼んでますわ」
私がちゃんとした名前を付けなくては、余りにもそれは酷い言いようだ。
「私が、あんなに偏見を持たのよ。
エリアスはもっとだわ。
あの金髪は、平民の学園では目立ってしまう。
タルモ殿に連絡して、髪染めを購入しましょう。
高くていいから質の良いものを、メリーお願い出来る?!」
メリーはハイと返事して、ベッドにグッタリと腰掛ける姿を眺めていた。
疲れ方を見て、よっぽどだったのねと感じる。
そして、絡んだ令嬢にまたフッフッと怒りが込み上げるのだった。
それから、数日が経過した。
何とか朝の日課の挨拶は、睨み合いで収まっていた。
「すごく、執念深いのね。
いったい何時から、学園に登校しているのかしら?
あれなら遅刻はないので、ある意味優等生ね。
勉学はどうか存じあげないけど」
プリムローズは、睨み付けているヴェント侯爵令嬢とその取り巻きを見て呆れて言った。
「申し訳ありません。
遠いエテルネルから、留学してコチラに来たのに…。
毎日、不快な思いをさせてますわよね」
ライラ様は、縮こまり謝罪していた。
「構いませんわよ。
これも、社交界に出たら当たり前になりるわ。
今から、いい訓練になります」
隣にいるライラは、プリムローズの初日のサンドラのやり取りを見て強いと思った。
私より、5歳下とは思えないわ。
嫌みを連発して、あのサンドラに言い返してましたわね。
最後は先生を使い、謝罪させていた。
なかなかの策士だわ。
「思い出しましたわ。
プリムローズ様は、もうじきお誕生日でしたわよね?」
「…あぁ、それ過ぎました。
自分も慌ただしくて、つい忘れてましたわ。
べつに良いのですよ。
昔から誕生日はあまり祝って貰ってなかったので、ライラ様はお気になさらないで下さいませね」
「気づくのが遅くなりまして、お誕生日おめでとうございます。
プリムローズ様のお誕生日は、ちなみに何日でしたの?」
ライラはプリムローズのサバサバ感に驚きつつも、感情のこもらない声で祝ってしまった。
口にしてからまずいと思ったが、彼女の返事にまた驚くのだった。
「はぁ、登校初日ですわ。
帰宅して横になってたら、メイドから思い出したかのように言われたわ。
叫びながら言うので、心臓が止まりかけましたことよ」
この人、案外大物なんではー!
「【独立独歩】とは、まさしくこの人物にあてはまる。
自分の意思で祖国を離れ留学して、きっと信念も持ち合わせているのね。
横で一緒に歩く美少女を、尊敬に近い気持ちで見つめていた。
また勝手に、ライラに思い違いをされているとは思ってなかった。
彼女の目的は、不思議な泉を探すこと。
愛する者たちと、己の長寿しか願っていない。
しかし、神は彼女に試練を与えた。
執念深いサンドラが、プリムローズたちに想像できない振る舞いをするのだった。
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