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第3章 暗躍と毒女たちとの戦い
第1話 前途多難
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馬車から降りて紹介されたばかりのライラ様に、学園内を説明しながら校舎入口に2人揃って足を運ぶ。
どこからか、感じ悪い視線を向けられていた。
絶対に私たちを見て、複数の生徒たちがコソコソ話する。
いかにも、険悪な空気をまとった方々が私たちを待ち伏せしていた。
「…、へーディン侯爵令嬢。
あの方々は、貴女様のお知り合いの方々ですか?!」
プリムローズは、自分らを目つき鋭く睨みつけている様な3人の令嬢たちを見て質問する。
「クラレンス公爵令嬢…。
イヤなところを、早速見せてしまい。
……、申し訳ありません。
あの人たちは、なぜだか私が気に入りませんのよ。
この赤い髪が珍しいそうで、どうやら気味悪いんですって…」
昔は血の色に例えられて赤い髪を忌み嫌うのを、本で読みましたわ。
そんな古い習わしが、まだヘイズでは語り継がれているの?!
「それはまぁ、ずいぶんと古めかしい考えをしてますね。
島国で、他国と交流が少ないせいかしら?!」
プリムローズは、ライラを元気づけるように話しかけた。
「二人とも、ねぇ見て頂戴!
赤毛の魔女が、銀髪のちいさな子を連れているわ」
先頭切って言い出した令嬢は、ブルネットの髪に濃い紺色の瞳をしていた。
ドレスは豪華で、ピンクに白のレースをヒラヒラさせていた。
ここは……、学園よね!?
これから舞踏会にでも、今から行く気なのかしら?
初対面にして、明らかに嫌悪の表情を話しかけてきた令嬢に向ける。
「礼儀知らずな方々で、申し訳ありません。
クラレンス公爵令嬢」
へーディン侯爵令嬢のことで、ライラは顔を赤くして恥ずかしげに謝罪するのであった。
「ほら、ご覧になって!
赤毛が、白髪に何やら謝っているわ。
それになにあれ、ドレスも着せて貰えないみたい!
お可哀想~、クスクス」
両者、髪の色をバカにされてしまう。
『……!、白髪…?!
この髪がー!しら、白髪ですって…!!
その白髪に完全にブチ切れたようだ。
私のプラチナブロンドをー!
アルゴラ王族、遺伝の自慢の頭髪をー!』
『アンタ、一生許しませんわよ!』
一度ターゲットを決めたら忘れない。
祖母ヴィクトリアの孫の遺伝子を呼び覚ます。
「なんという、無礼な!
他国から留学に、今日来たばかりの見知らぬ令嬢にー」
ライラはドレスの裾を片手で軽く持ち上げると、無礼な令嬢に歩き出した。
あまりの言われように固まってしまい。
文句の一言も口に出せずにいた。
前の方では、3対1の壮絶な言い争いが勃発していた。
「サンドラ様ー!!
初対面の方に、その言い方は失礼ですよ!
貴女、何様のつもりですの」
「なによ、赤毛の分際で偉そうに!
貴女と同じ侯爵の爵位なのに、どうして貴女だったの。
納得がいきませんわ!」
好き勝手話して、この令嬢は…。
『もしかして、スクード公爵令息のオスモ様がお好きなの?!
婚約者のライラ様にあたっているの?!』
プリムローズが怒りの顔を表して、へーディン侯爵令嬢の横に立った。
「凄いご令嬢が、いらっしゃいますね!
初めて他国から来た者に、悪口を本人の前で平然と言ってくる。
貴女は、どこのどなたかしら?教えて下さる?」
彼女は、お得意の真っ向勝負に出てきた。
この嫌味合戦は、今までは負け知らず。
なにせ祖国では何人もの犠牲者が出て、再起不能になった令嬢もいた。
「私からは言わないわ。
貴女だって、侯爵で身分が一緒じゃない!」
この方、勘違いをしているのね!
「サンドラ様…、あなたは!
何を仰っているの?!」
へーディン侯爵令嬢が、額に手を当てて呆れ果てていらっしゃいますわ。
「侯爵ねぇ~?
ヘイズでは公爵より侯爵の方が、身分は上なの?
貴女は、王族か何かなのかしら?」
サンドラは、しばらく意味が理解できないようであった。
騒ぎを聞いていた、他の生徒たちが先生を呼んできたらしい。
「これはこれは、クラレンス公爵令嬢。
どうかされましたか?!」
メガネをかけた女性の先生が、プリムローズに低姿勢で声をかけるのをサンドラたちは不思議そうに見ていた。
「そこのご令嬢が、私を侯爵令嬢といいますの。
それに私の髪を、白髪だとふざけた物言いをしましたわ!
ドレスではないせいか、制服姿を馬鹿にしましたのよ!」
先生は顔色を悪くして、サンドラ嬢を睨みつける。
「何ということを!
この方はエテルネルでは筆頭公爵のご令嬢ですよ。
あのアルゴラ王家の血筋の方でもあります。
今すぐにこの場で謝罪しなさい、ヴェント侯爵令嬢」
サンドラという令嬢は、心がこもっていない棒読みで謝ってきた。
「ごめんなさいね!
どうも、勘違いをしたみたいですわ」
「そうよね。
私の髪が白髪に見えるのは、目が余程お悪いからでしたの。
よく見たら貴女の髪の色って、平凡な茶色なのね!」
「茶じゃないわ。
これは、栗毛よ!」
「そんなに、変わらないじゃないの。
白髪よりマシですわよ!
でっ、貴女どちらの方?私は…、こちらに来て日が浅いのです。
先に名乗るのが礼儀ですよね?!
先生は、どう思いまして?」
「名乗ってあげなさい!
これ以上、問題を起こさないで!」
先生は疲れた顔をして、無礼な令嬢に命令する。
「サンドラ・ヴェントですわ!」
カーテシーもしないで、腕を組んで名乗りましたわよ。
「クラレンス公爵令嬢、初日から迷惑かけました。
ヴェント侯爵令嬢!
貴女は、反省室でお説教です。
行きますよー!」
プリムローズは先生に引っ張られていく、令嬢たちを呆然と見送った。
「申し訳ございません。
彼女は、毎日私に突っかかってくるのです。
クラレンス公爵令嬢に、ご迷惑をおかけしました」
ライラ様の話に思わず、ビックリして言ってしまいましたよ。
「ま、毎日ですの?!
これがですの!!?」
プリムローズは、激しくヘイズに来てしまった事を後悔をしていた。
『まだ、初日ですよー!
しかも、校舎にも入ってない!
この先、学園生活はどうなるの??!』
「あぁ~、【前途多難】だわ。
先行きに望みが感じられない。
多くの苦しみや困難が待ち受けていそう」
プリムローズは独り言を小さく言うと、頭がクラクラしてきた。
額に手を当てて、今まさに倒れそうになるのである。
どこからか、感じ悪い視線を向けられていた。
絶対に私たちを見て、複数の生徒たちがコソコソ話する。
いかにも、険悪な空気をまとった方々が私たちを待ち伏せしていた。
「…、へーディン侯爵令嬢。
あの方々は、貴女様のお知り合いの方々ですか?!」
プリムローズは、自分らを目つき鋭く睨みつけている様な3人の令嬢たちを見て質問する。
「クラレンス公爵令嬢…。
イヤなところを、早速見せてしまい。
……、申し訳ありません。
あの人たちは、なぜだか私が気に入りませんのよ。
この赤い髪が珍しいそうで、どうやら気味悪いんですって…」
昔は血の色に例えられて赤い髪を忌み嫌うのを、本で読みましたわ。
そんな古い習わしが、まだヘイズでは語り継がれているの?!
「それはまぁ、ずいぶんと古めかしい考えをしてますね。
島国で、他国と交流が少ないせいかしら?!」
プリムローズは、ライラを元気づけるように話しかけた。
「二人とも、ねぇ見て頂戴!
赤毛の魔女が、銀髪のちいさな子を連れているわ」
先頭切って言い出した令嬢は、ブルネットの髪に濃い紺色の瞳をしていた。
ドレスは豪華で、ピンクに白のレースをヒラヒラさせていた。
ここは……、学園よね!?
これから舞踏会にでも、今から行く気なのかしら?
初対面にして、明らかに嫌悪の表情を話しかけてきた令嬢に向ける。
「礼儀知らずな方々で、申し訳ありません。
クラレンス公爵令嬢」
へーディン侯爵令嬢のことで、ライラは顔を赤くして恥ずかしげに謝罪するのであった。
「ほら、ご覧になって!
赤毛が、白髪に何やら謝っているわ。
それになにあれ、ドレスも着せて貰えないみたい!
お可哀想~、クスクス」
両者、髪の色をバカにされてしまう。
『……!、白髪…?!
この髪がー!しら、白髪ですって…!!
その白髪に完全にブチ切れたようだ。
私のプラチナブロンドをー!
アルゴラ王族、遺伝の自慢の頭髪をー!』
『アンタ、一生許しませんわよ!』
一度ターゲットを決めたら忘れない。
祖母ヴィクトリアの孫の遺伝子を呼び覚ます。
「なんという、無礼な!
他国から留学に、今日来たばかりの見知らぬ令嬢にー」
ライラはドレスの裾を片手で軽く持ち上げると、無礼な令嬢に歩き出した。
あまりの言われように固まってしまい。
文句の一言も口に出せずにいた。
前の方では、3対1の壮絶な言い争いが勃発していた。
「サンドラ様ー!!
初対面の方に、その言い方は失礼ですよ!
貴女、何様のつもりですの」
「なによ、赤毛の分際で偉そうに!
貴女と同じ侯爵の爵位なのに、どうして貴女だったの。
納得がいきませんわ!」
好き勝手話して、この令嬢は…。
『もしかして、スクード公爵令息のオスモ様がお好きなの?!
婚約者のライラ様にあたっているの?!』
プリムローズが怒りの顔を表して、へーディン侯爵令嬢の横に立った。
「凄いご令嬢が、いらっしゃいますね!
初めて他国から来た者に、悪口を本人の前で平然と言ってくる。
貴女は、どこのどなたかしら?教えて下さる?」
彼女は、お得意の真っ向勝負に出てきた。
この嫌味合戦は、今までは負け知らず。
なにせ祖国では何人もの犠牲者が出て、再起不能になった令嬢もいた。
「私からは言わないわ。
貴女だって、侯爵で身分が一緒じゃない!」
この方、勘違いをしているのね!
「サンドラ様…、あなたは!
何を仰っているの?!」
へーディン侯爵令嬢が、額に手を当てて呆れ果てていらっしゃいますわ。
「侯爵ねぇ~?
ヘイズでは公爵より侯爵の方が、身分は上なの?
貴女は、王族か何かなのかしら?」
サンドラは、しばらく意味が理解できないようであった。
騒ぎを聞いていた、他の生徒たちが先生を呼んできたらしい。
「これはこれは、クラレンス公爵令嬢。
どうかされましたか?!」
メガネをかけた女性の先生が、プリムローズに低姿勢で声をかけるのをサンドラたちは不思議そうに見ていた。
「そこのご令嬢が、私を侯爵令嬢といいますの。
それに私の髪を、白髪だとふざけた物言いをしましたわ!
ドレスではないせいか、制服姿を馬鹿にしましたのよ!」
先生は顔色を悪くして、サンドラ嬢を睨みつける。
「何ということを!
この方はエテルネルでは筆頭公爵のご令嬢ですよ。
あのアルゴラ王家の血筋の方でもあります。
今すぐにこの場で謝罪しなさい、ヴェント侯爵令嬢」
サンドラという令嬢は、心がこもっていない棒読みで謝ってきた。
「ごめんなさいね!
どうも、勘違いをしたみたいですわ」
「そうよね。
私の髪が白髪に見えるのは、目が余程お悪いからでしたの。
よく見たら貴女の髪の色って、平凡な茶色なのね!」
「茶じゃないわ。
これは、栗毛よ!」
「そんなに、変わらないじゃないの。
白髪よりマシですわよ!
でっ、貴女どちらの方?私は…、こちらに来て日が浅いのです。
先に名乗るのが礼儀ですよね?!
先生は、どう思いまして?」
「名乗ってあげなさい!
これ以上、問題を起こさないで!」
先生は疲れた顔をして、無礼な令嬢に命令する。
「サンドラ・ヴェントですわ!」
カーテシーもしないで、腕を組んで名乗りましたわよ。
「クラレンス公爵令嬢、初日から迷惑かけました。
ヴェント侯爵令嬢!
貴女は、反省室でお説教です。
行きますよー!」
プリムローズは先生に引っ張られていく、令嬢たちを呆然と見送った。
「申し訳ございません。
彼女は、毎日私に突っかかってくるのです。
クラレンス公爵令嬢に、ご迷惑をおかけしました」
ライラ様の話に思わず、ビックリして言ってしまいましたよ。
「ま、毎日ですの?!
これがですの!!?」
プリムローズは、激しくヘイズに来てしまった事を後悔をしていた。
『まだ、初日ですよー!
しかも、校舎にも入ってない!
この先、学園生活はどうなるの??!』
「あぁ~、【前途多難】だわ。
先行きに望みが感じられない。
多くの苦しみや困難が待ち受けていそう」
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