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学校編

51.俺と愉快な仲間達

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作者A「一週間に3回投稿した。偉くない?」
作者B「このくらいでイキんなハゲ」
ーーーーーーーーーーーーーー
場所を移して。
俺と先生で事情聴取。
「それじゃああの時の詳しい説明を」
「あのその前にいいですか?」
「どうぞ」
「なんで俺だけがこんな状況なんですか?」
「ソースケくんしか聞ける人いないでしょ?それになんか裏がありそうだし」
裏、裏はあるけど...
そもそも俺がふざけなければこんな状況になってないっていうか。
「そもそもあれって人じゃないでしょ?」
「あはは...」
もうめんどくさいからカミングアウトしてもいいかな?
「じゃあ先生だけに事の真相を打ち明けますけど...」
とりあえず俺のしょうもない思いつきであんな大事になったって言っちゃう。
「あー...」
「それと俺の秘密も隠せなさそうだから全部話そうと思うんですけど」
「言って大丈夫?」
「なんとなーく信用してもいいかなって」
「そんな信用されることしたかなー?」
「まあとにかく!俺のあんな事やこんな事まで...」
「ソースケくんって結構...変わってる...ね?」
「なれたら結構こんな感じでふざけまくるタイプです。じゃあとりあえずすべてを話します。絶対に誰かに言ったらだめですよ?」
「もちろん」
「じゃあ急にぶっこむんですけど、俺魔物です」
地味に久々の魔物形態。
そういえばね、人化してるときって若干弱体化してるから、今の状態だったらできること増えてるかも。
今度実験しよう。
「...」
「加えて全部の属性が使えます」
火球に水球に風球に土球に空球に光球に闇球。
ちょくちょく造語が含まれてるのは気にしない。
空球はブラックホール、それ以外は属性のボールって思ってくれて大丈夫。
てか空球の制御ムズ!
ちょっと気を抜いたら全部吸い込みそうになるわ。
まあ人化解除してるからか全然キツくないけど。
「...」
「これが俺の秘密」
「...ちょっと冗談きついよ。もしかして世界滅ぼす気?」
そういえばギルドの時も同じこと言われたなー。
「ないない!俺は面白おかしく生きれればそれでいい。まあ、昨日みたいに俺を陥れようとする人がいたら容赦しないけどねー」
「はあ...これ言う相手が相手なら攻撃されても文句言えないよ?」
「こんな人畜無害な俺を攻撃するわけ無いですよ」
「人畜無害...ねえ。まあ怒らせたら何されるかわからないけど、何もしなければフレンドリーだからいい...のかな」
「魔物もちゃんと意思があれば仲良くなれるっていう証明にならない?」
「いやそもそも意思のある魔物が少ないから」
その少ないカテゴリーの仲間が結構いるんだよねー。
「俺は仲間にできたよ?これ、可愛くない?」
例としてとりあえず異空間からレモンを出す。
「...もう色々突っ込みたいことがあるけどスルーしたほうがいいと思えてきた」
先生がなんか悟り開き始めた。
「じゃあスルーしてスライムのぷにぷにでも堪能してください」
もふもふ&ぷにぷには癒やし。
異論は認める。
他にも癒やしってあると思いますし。
自分だけの意見を押し付けない俺、大人。
すみません生言いましたごめんなさい。
「このスライムは...いやまさかね」
あやっぱりなんか伝説のナンチャラーの一部とかそんな感じ?
俺が頭痛になるのが嫌だからって理由で範囲を絞ったってのもあったけど、あの鑑定様が一部をチョメチョメ表示にしたからね。(■■■←チョメチョメ)
「とりあえずソースケくんの正体を含め色々わかった。それじゃとりあえず寮の説明があるから5時までに近くにある寮に行ってまだ3時くらいだから余裕はあるでしょ」

「おかえり」
うわまたグレンが怒ってる。
最近怒り過ぎじゃない?更年期?
てか待っててくれたんだ。
「ただいま」
「とりあえずここじゃなんだし屋上に行こうか」
「え、なになに愛の告白?」
「色々と聞きたいことがあるから」
そうだよねー。
思いっきりやらかしてるもんねー。
けどあれって不可抗力と言うかー。
なんて脳内で言い訳してたら引っ張られて連れて行かれた。
やらかしてる自覚はあるから素直に引っ張られておきます。
え?反省してるなら自分で歩けって?
そこに触れちゃいけない。

やってきました屋上!
景色すごい!
前世の学校だと屋上って入っちゃいけないところだからねー。
アニメとか漫画だと恋愛スポットになっていたり。
リアルだと体育館裏が関の山っていう。
なんて盛り上がったのは内心だけ。
そこまで空気読めない人じゃないです。
「とりあえずさっきの出来事を包み隠さず全部話して」
ヒェ!
グレンの目が座ってて怖い。
中学生くらいの美少年がそんな顔をしちゃいけないと思うんだ。
俺?俺はイケメンじゃないからこんな顔をしても許される...気がする。
多分俺がグレンの立場だったらあんな感じになる。
心配で。
そう考えたらいらんことしたなーって。
そんな後ろめたさもあり素直に全部話した。
「総括するとただただ俺がふざけただけ」
「そっか...」
重苦しい雰囲気。
なんでこれだけで重苦しい雰囲気になるの?
「ソースケくんさ、もうちょっと人の心配とか考えて?」
「...」
「僕心配だったんだよ?この前のこともあるし、また失ってしまうって思った」
あーなんか、うん。
「もしまたこんなことをするってなったら、知らせること。そのためにこのイヤリングがあるんでしょ?」
ちゃんと連絡手段があったのに知らせなかったのは悪かった。
「自分のことに置き換えて考えたら僕の気持ちわかってくれるでしょ?」
うん。
俺もグレンを失うってなったらこんな言い方になる。
「まあソースケくんなら簡単に死ななそうだけどね!」
そう言って俺から目を背けて外の景色を見始めるグレン。
失礼な!俺だって死ぬときは死ぬよ?
ん?
...あーもうなんか、うん。
ごめん。
ほんとごめん。
今度からもうこんな冗談はしないから。
だから...
「グレン、ごめん。だけど大丈夫。俺、絶対に死なないから」
ま、隣で屋上からの景色を一緒に見るくらいは許されるでしょう。
「うん...」
「じゃあもうすぐ寮の説明があるみたいだから行こう」
「もうちょっとまってくれても良くない?」
「くよくよしてる時間はないよ。ほらもうショートカットで飛び降りよう」
「え、ちょ...」
グレンをお姫様抱っこして、地面にダイブ!
アーイキャーンフラーイ!
くるりと一回転して着地!
10点!
ふふん!魔法で色々強化したからこの程度じゃ傷一つつかん!
...誰も見てないよね?
よし!
「まあしんみりするよりこっちのほうがいい、のかな...」
グレンがなんかぼやいてる気がするけど、多分、おそらく、きっと気のせい。

寮!
学生たちの住処!
この学校は全寮制だからね。
なんか順番が違う気がするのは気のせい。
「はいそれでは寮の説明をしたいと思います。食事は一階にある食堂でとり、お風呂は同じく一階にある浴場で部屋のグループごとで入ってください。部屋割りは張り出しておきますので確認してください」
さて、俺達のグループはどんなかな。
また混雑してるから心がきれいだろうが汚かろうが見えないカメラで撮影。
えーっと俺の同居人は...

ソースケ
グレン
アラン・レクネイド
チャド・コックス


王子様以外転生者じゃないですかヤダー。
「見てみてグレン。王子様以外転生者だよ」
「あれ、このチャドって人転生者なの?」
「あそっか、グレンには言ってなかったね。鬼ごっこの時に俺の術式が全部吹っ飛んだ時あったじゃん?気になってその原因になった人を鑑定したら転生者の称号とチートスキルがあった」
「よくあの時に鑑定する暇あったね」
「ちなみにチートスキルは異空収納って言ってどんなものでも無限に収納できるってスキル」
「それは...すごいね」
「なんで俺のスキルって解析鑑定だけなんだろ。グレンは超能力詰め合わせなのにさあ」
「相手の情報がすべてわかるっていうのも大概チートだと思うけどね」
「まーね。今はアホみたいなチートスキルになってるけど。さっきもカメラ使ったし」
「あーあの映像どっから来たかと思ったら...」
「俺の魔法で魔改造してるけどね」
「...ソースケくんのチートはその器用さじゃないかな」
「そう?」
なんて駄弁ってたら部屋に移動することになったみたい。
ちなみに俺たちの部屋は二階の右角。
いいのか悪いのかはわからない。
個人的な面で言えば良いかなー。
移動が楽。
楽に勝るものはないと信じてる。
それじゃあ自分たちの部屋に移動開始。

イカれたメンバー紹介するぜ!
王族(現地人)のアラン!
貴族(転生者)のチャド!
魔族(転生者)のグレン!
魔物(転生者)の俺!
以上だ!

...えー?
まじでイカれてるんだけど。
そもそも俺だけ人外なのおかしくない?
魔族は一応人間判定らしいし。
亜人だよ亜人。
まあグレンってもともと角生えてたけど今は隠してるし人判定で可能?
いや、俺ももともと人間だから心は人のままのつもり。
...人のままだよね?
なんか最近魔族をジェノサイドしてたから不安になるんだけど。
ここは自己暗示で乗り切りましょう。
俺は人間俺は人間。
よしオッケイ。
なんて考えてたら集合したっぽい。
「それじゃあとりあえず自己紹介...はする必要ないか。同じクラスだし」
「そだねー」
確かにここで自己紹介をするのもめんどくさいし、グレンの案に賛成しておく。
「ベットはどうする?」
「俺はどこでもいいけど...グレンは?」
「僕も別に余ったとこでいいけど」
「僕もどこでもいい」
チャドもどこでもいいっぽい。
てか一人称僕だったのか。どうでもいいけど。
「ここは一番位の高いアラン様が...」
「ここで身分は関係ない。あと様付けで呼ぶな」
そうですか。てか目つき怖っ。
別にシンヤと同じ波動を感じるから怖くないけど。
どんな波動かは聞いてはいけない。俺も感覚のことで説明できないから。
「じゃあもうめんどくさいからくじ引きで行こう!」
「どうやって?」
「グレンいいことを聞いてくれた!ちょっと見てて」
氷の魔法を使っていい感じにくじ引きに使えそうな箱を作る。
で四つ形を変えた氷を入れる。
「この中に入れた氷を一つずつ取って。予めこの形はここ、この形はここって決めといたから。これなら悩まなくていいでしょ?」
「...魔法の扱い上手いな」
ぼそっとなんか聞こえたし、チャドも目をキラキラさせてるけど気にしない。
グレンがもうどうにでもなーれって感じのいい笑顔を浮かべてたから気にしたら負け。
結果発表!
俺が右側の下で、アランがその上。
チャドが左側の下で、グレンが上。
こんな感じで決まりました。
「これで決定ね」
「この方法だとすぐに文句なく決まっていいな」
「そうだね」
「それじゃあしばらく自由行動!あっそうだ。ちょっとチャドくんこっち来て」
「どうしたの?」
「じゃあちょっと俺とチャドは外で話があるから」『グレン、何かあったらイヤリングで知らせて』
『了解』「早く戻ってきてね」

とりあえず外の広場に移動。
周りにも人がいるけど...まあ遮音結界張ればいいか。
「ソースケくんだっけ?どうしたの?」
「君、名前は?」
「?」
「ああ、聞き方が悪かった。前世での名前は?」
「え?」
「転生者でしょ?」
ここまで来たらあれだから日本語で話す。
どうせ拓海のことだから日本人しか送らないんだろうなーっていう予想で。
「え?まって、え?」
あーなんか混乱しすぎて周りが見えてなさそう。
しばらく放置!

まーた転生者に出会っちゃったなー。
まあ同郷だし色々話し合えたらいいなって。
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