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付録2、ご質問へのお返事1
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※こちらは、連載終了時の企画として質問等を募集させていただいた際のものです。
このページの掲載後にいただくご質問には、このページでお答えすることはありません。悪しからずご了承いただければ幸いです。
※できるだけ原文の通りに掲載させていただいておりますが、文字数等の都合により、内容の抜粋・要約となっている部分があります。
※ご質問くださった方のお名前は掲載なしで統一させていただいております。
<ハルカレンディアについて>
Q.
ハルカレンディアが戦場の奇術師と謳われていたとは!個人的に奇術師のワードにすごく惹かれてしまって、とても気になります!かっこいい!!
A.
これは、ハルカレンディアというキャラクターを練っていた時に、真面目なだけではひねりが出ないと考えて、思いついた設定が元です。
ハルカレンディアは、育ての親がアレなせいなのか持って生まれたものか、合理的というか拘らない一面があり、目的のためには手段を選ばないところがあります。
きつい戦場で騎士隊が苦戦した時に、何らかの、絶妙に正々堂々とは言い切れない手段を思いついて、結果として一人勝ちのようになってしまったため、半分は純粋な賞賛として、半分は白い目で見られ皮肉として「まるで奇術師」だと評されました。
Q.
全裸監禁生活から一変、ルーによって彼シャツを与えられることになり外へ出られるようになったハルカレンディアくん。下着もアギレオくんの物を借りていたのでしょうか?!それとも!下着なしのズボン直履きだったのでしょうか……?!
A.
下着はあります。下着を脱がす描写が好きなので…笑
ガチの身包み剥がしに遭い、何から何まで奪われたので、下着にいたるまですべてアギレオのお下がりでした。
Q.
ハルカレンディア監禁中はトイレしてる描写がなかったですが大丈夫だったのでしょうか…食事もしてないから入ってくるものがなきゃ出てくものもなかっただけでしょうか…潮は吹けるハルカレンディア、おしっこやうんちはするの?(アイドルってうんちするの?みたいな顔)
A.
食事を摂るので排泄します。
私が汚いものの描写があまり得意でないため省いていますが、第二話で「腹の中まで洗われた」というのは、そういう意味です。
書く気がなかったので書かなかったのですが、人並みの処理をしていたか、何も飲み食いしないので出さなかったかの二択だろうと思います。
Q.
10話の最後、アギレオくんにその面…と言われたハルカレンディアのお顔はいったいどんな表情をしていたのでしょうか……
A.
鳩が豆鉄砲を食らったような顔をしました。詳細はぜひご想像にてお楽しみください。
Q.
22話で、アギレオくんに「なんつう顔だ。酔ったのか?」と言われたハルカレンディアの、表情めちゃくちゃめちゃくちゃめちゃくちゃ気になっています。いったいどんな顔してたんやーーーッ
A.
酒ではなく、快楽に酔った顔をしていました。詳細はぜひご想像にてお楽しみください。
Q.
ハルカレンディアはいつアギレオを好きになったのですか?
A.
明確な「ここ!」というポイントはなく、セックスを含めた彼との遣り取りを重ねる内に、いつの間にか、次第に惹かれていった、というのが一番近いです。
連載中、天然、鈍感とのご指摘をよく見かけ、否めませんが、そのせいだけでなく、愛だの恋だの感じる余裕がありませんでした。
逃亡どころか逃亡疑惑でも即ち死、という状況で、まずは生き延びる。生き延びてから次の手を考える、という地道な状況打破につとめる中で、あまりに多くのことが起き、対応で精一杯だったようです。
そんな中、24話辺りでやっと落ち着いてアギレオとの親しい間柄を恋しく感じ、26話でアギレオから思いを告げられてから、ようやく自分の気持ちの正体に気づきました。
<アギレオについて>
Q.
アギレオとハルカレンディア2人の年齢を教えていただきたいです~!!!!!!
A.
アギレオが30代前半、ハルカレンディアが400歳ちょっとです。
年下攻めですね! さすがエルフ、時空が歪む!
Q.
アギレオくんのお家には御手洗のよう場所はあるのでしょうか…!人間種と違って獣人やヴァルグはその辺で済まs……()
A.
種族というよりも時代背景として、今より清潔意識は低いかもしれません。
トイレの個人所有はあやしい気もしますが、「不安でないくらいの清潔が保たれている」程度までしか設定していません。
ご自由にご想像ください。笑
Q.
アギレオくんはハルカレンディアの表情について度々言及していますが(具体的に表情の描写がされていないシーン等で)そういう表情をみて、何を思っていたのでしょうか……
A.
鳩が豆鉄砲を食ったような顔を見ては面白がり、エロ顔を見ては「エッロ」と思っています。あまりひねった感情はないようです。
Q.
アギレオくんの声について
ハルカレンディアは声フェチ?!初期から不思議な声だ…と、アギレオくんの声に反応していたようですが、その頃から無意識に惹かれていた……?!それともヴァルグの特性なのですか?!(何でもヴァルグの特性を疑う←)
厩舎でコウを呼んでたときも…あれはコウの耳が良いだけなのか何かの魔法?なのか…(いや魔法の才皆無のアギレオくんにそれはないか…コウの技術?)
ヴァルグの声にはなにか力が?と深読みマンを発揮しました……
A.
アギレオの声に特別な力はありません。
声質と発声がいい(体質)せいで明るくよく伸びる声をしており、ハルカレンディアは、その声を魅力的だとは感じていました。声フェチではなく、今の感覚でいうと「イケボや…」と思ったていどですね。
文字数の都合で削りっぱなしにしてしまったのですが、その場で呼んで、どこからともなくコウが現れるのは、コウの側の能力です。
幅拾い意味では魔術というか、種族的特徴として、地面に響く音(つまりほとんど全ての音)を土や地中の物質を伝って聞くことができます。大抵の音は雑音としてスルーしていますが、砦の恩に報いるために船長とアギレオに名前を呼ばれた時だけ聞き分けて姿を現します。
Q.
アギレオくんは穴の使い方を一体どこで覚えたんでしょうか……
悪いヤツだしエッチだからそういうのも一通り経験はあるものだろうと思ってはいたのですがどうしても気になってしまい?!あんなにガッツリ解し方知ってるなんて…いつからあなたは尻穴マスターになったの???!ヴァルグってそもそもそういうの普通な種族……?それも海賊時代に覚えたの?!(ま、まさか奥方もそういうご趣味が……?)(身体が弱い設定をすっ飛ばす妄想……)
A.
これは実は細かい設定があります。
アギレオの生まれた氏族には、夫婦仲を良く保つためとして、成人した男子に年上の既婚女性等が性交の手ほどきをする習慣がありました。
女性(及び受けの男性)の身体を重視するセックス観のベースがここで作られ、海賊時代はもちろん、放浪時から結婚して奥さんをもらうまで、娼婦男娼を含むかなり色々な相手と寝ており、その中で、相手から教わったり独自に研究開発したようです。
男性同士に抵抗がないのは、アギレオがバイセクシャルだから。というシンプルな理由。
意外に性癖は普通なので、奥さんとアナルセックスをしたことはないかもしれません。笑
Q.
アギレオはなぜハルカレンディアに自分の女になることを持ちかけたのですか
A.
あれは、持ちかけたというよりも、からかうとか嘲るという感情から出た言葉でした。
ハルカレンディアが男性としてのプライドを傷つけられ、悔しがっているのを見抜いて煽っています。
「俺の靴をなめろ」とか「三回まわってワンと言え」の類ですね。
Q.
アギレオくんはなぜ、ハルカレンディアから「女になるから出してくれ」と言われた時、いやいやいや……と困惑しながらも、結局女にすることを決めたのですか?
単純に、こんな酷い扱いを受けている状況でも素直にお礼を言うような「馬鹿なのか?」と言いたくなる面白いやつだと思って女にしてみることにしたのか、お前が言ったんだと言われて、なにか…でまかせでも何でも…1度口にしたら守る性格だったりするのかと思ったのですが、実際のところはどうなのでしょうか?
A.
うーん、考えてみたのですが、一言で言ってしまうと成り行きです。
最初にそう言われた時は、出任せの煽り文句を約束として守ることはそれほど真面目に考えておらず、やけに食い下がるから内容を聞いてみれば、戦争を起こさせないためだというので、まずそちらを優先しました。
任務とやらが済めば殺しても構わないくらいに考えていたはずですが、逆に、いつでも殺せると思っていたために処断は急ぎませんでした。
ところが、境の森の任務で、ハルカレンディアが自分の仲間を断りなく戦闘に巻き込み危険に晒したのを見て、(殺すことは視野に入れつつも)精神的にへし折り、屈服させて支配下に置く必要を感じて動いたのが6~8話辺りです。
余談程度ですが、約束を守ることを軽視はしておらず「確かに言った」と言われて、多少は「まあ、言ったのは言ったんだから話くらい聞くか」くらいには心動いています。
Q.
アギレオくんはいつの時点でハルカレンディアくんに惚れていたのですか?!
12話の「戻ってこい、・・・ここに」のセリフの真意が知りたい!
アギレオくんにはもうあの時点でもうハルカレンディアくんに惚れて……?!
A.
最初はまったくハルカレンディアのことを相手にしておらず、感覚としては「宝物についてた残り物」くらいの扱いです。
アギレオも、心境の変化に大きななターニングポイントはなく、身体を重ね、言葉を交わす内にハルカレンディアを個人として認識し、それから惹かれていっています。
ご指摘の12話の台詞は、本人はまだ、ハルカレンディアを支配するために口にしているつもりですが、気持ちは変化し始めている辺りです。
アギレオが自分の気持ちに気づいた瞬間、というのを描写したつもりだったのですが(17話)、何度自分で読み返しても解りにくく、反省点です。笑
Q.
アギレオくんは、なんで弓がハルカレンディアのものだと分かったんですか?
本当に……たまたまでしょうか???
よく考えてみたら、1~2話で連隊長ハルカレンディアと対峙して倒すところまでをアギレオくんがやってるのだし、実際に回収したのもアギレオくんだったりしたのかとか思ったりしたんですけど……それでも、他の掃除品と同じように売りさばいたりせず、なぜ砦から追い出したその日まで保管していたのか疑問で気になっています……
A.
長くなる割にさほどの内容でもなく、省いてしまいましたが。笑
たまたまと言ってしまえば、たまたまです。
あの弓がハルカレンディアのものだと気づいたのは、第一にはご指摘の通り、至近距離で対峙したため。その際に、いつまでも剣を抜かないこと、弓の腕が良いことに気づいていました。
エルフ達から奪った戦利品の中にあった弓の一つが、使用者の拘りで特別にあつらえたものらしいのを見て、なんとなく「あいつのかも」くらいに思っていましたが、最初は特に気にも留めず売り飛ばす予定でした。
そこへ、出所を探られたり密告されるのを防ぐ工作で盗品の売買に時間掛かっている間に、次第にハルカレンディアと親しくなり、弓を売却予定から外し、引き取りました。
弓がハルカレンディアのものだと気づいたのも「たまたま」、売らずに済むタイミングだったのも確かに「たまたま」ですが、実際のところは、(自由にしてやろうという気はありませんでしたが)大事にしていたらしい弓をいつか機会があれば返してやろうという、作中ではおそらく唯一のアギレオの贖罪でした。
Q.
かつて女性と結婚もしたアギレオくんの恋愛対象は、もとから性別や種族など関係なかったのでしょうか?それともハルカレンディアだけが特別……?
A.
もともと種族や性別に拘りはありませんが、どちらかといえばヴァルグと人間の女性が一番好きです。
エルフに関しては、世界共通の認識としてなんだか近寄りがたい、見かけることも珍しく親しみを感じない存在と感じており、エルフと近しくなるとは想像したこともなかった、という状況です。
Q.
奥方と結婚することになったとき、アギレオくんからプロポーズしたんでしょうか~?
奥方がどんな方だったのか…あのアギレオくんの奥さんになった方の人となりがとても気になります。
A.
アギレオからプロポーズしました。
元妻に関しては、本編に出てきた以外に詳細な設定があるわけではないのですが、いつか書きたいエピソードがひとつあるので、いつか書くかもしれません。
Q.
アギレオくんは、信頼なんて曖昧なもの……と言っていましたが、何か、そう考えるようになることが過去にあったのでしょうか?
信頼に重きを置くハルカレンディアとの対比がとても印象的で気になっています!
A.
これは、何か特別な出来事があって、というよりも、無法者として生きてきたアギレオの世界観というのが近いです。
彼らの世界は、やったもん勝ち、騙される方が馬鹿という弱肉強食であり、他者が口先だけで言う言葉を信じることは身の危険につながるため、ことのほか味方以外の対人関係について、信じない期待しない宛てにしないのが当たり前になっています。
Q.
初恋や最初にふれて優しくしてもらった人との思い出や、なにかキャラクターに関するなよやかな若木のような時代のエピソードがあるとうれしいなと思います。
A.
アギレオの若い頃のエピソードとして気に入っているのは、氏族の風習で人妻から夜の作法を習うというものです。
彼の氏族では15才で何らかの儀式を経て成人と認められ、その際に、一人選ばれた人妻に何度かに渡って手ほどきを受けます。(誰が誰に手ほどきをしたかは隠される)
15才のアギレオがこなれた奥さんにセックスを習うというのは、アレですね。いいですね。笑
ハルカレンディアについては、子供の頃めちゃくちゃ可愛いかった。くらいしか設定がありません。笑
たくさんのご質問ありがとうございます。まさかの次ページに続きます…!
このページの掲載後にいただくご質問には、このページでお答えすることはありません。悪しからずご了承いただければ幸いです。
※できるだけ原文の通りに掲載させていただいておりますが、文字数等の都合により、内容の抜粋・要約となっている部分があります。
※ご質問くださった方のお名前は掲載なしで統一させていただいております。
<ハルカレンディアについて>
Q.
ハルカレンディアが戦場の奇術師と謳われていたとは!個人的に奇術師のワードにすごく惹かれてしまって、とても気になります!かっこいい!!
A.
これは、ハルカレンディアというキャラクターを練っていた時に、真面目なだけではひねりが出ないと考えて、思いついた設定が元です。
ハルカレンディアは、育ての親がアレなせいなのか持って生まれたものか、合理的というか拘らない一面があり、目的のためには手段を選ばないところがあります。
きつい戦場で騎士隊が苦戦した時に、何らかの、絶妙に正々堂々とは言い切れない手段を思いついて、結果として一人勝ちのようになってしまったため、半分は純粋な賞賛として、半分は白い目で見られ皮肉として「まるで奇術師」だと評されました。
Q.
全裸監禁生活から一変、ルーによって彼シャツを与えられることになり外へ出られるようになったハルカレンディアくん。下着もアギレオくんの物を借りていたのでしょうか?!それとも!下着なしのズボン直履きだったのでしょうか……?!
A.
下着はあります。下着を脱がす描写が好きなので…笑
ガチの身包み剥がしに遭い、何から何まで奪われたので、下着にいたるまですべてアギレオのお下がりでした。
Q.
ハルカレンディア監禁中はトイレしてる描写がなかったですが大丈夫だったのでしょうか…食事もしてないから入ってくるものがなきゃ出てくものもなかっただけでしょうか…潮は吹けるハルカレンディア、おしっこやうんちはするの?(アイドルってうんちするの?みたいな顔)
A.
食事を摂るので排泄します。
私が汚いものの描写があまり得意でないため省いていますが、第二話で「腹の中まで洗われた」というのは、そういう意味です。
書く気がなかったので書かなかったのですが、人並みの処理をしていたか、何も飲み食いしないので出さなかったかの二択だろうと思います。
Q.
10話の最後、アギレオくんにその面…と言われたハルカレンディアのお顔はいったいどんな表情をしていたのでしょうか……
A.
鳩が豆鉄砲を食らったような顔をしました。詳細はぜひご想像にてお楽しみください。
Q.
22話で、アギレオくんに「なんつう顔だ。酔ったのか?」と言われたハルカレンディアの、表情めちゃくちゃめちゃくちゃめちゃくちゃ気になっています。いったいどんな顔してたんやーーーッ
A.
酒ではなく、快楽に酔った顔をしていました。詳細はぜひご想像にてお楽しみください。
Q.
ハルカレンディアはいつアギレオを好きになったのですか?
A.
明確な「ここ!」というポイントはなく、セックスを含めた彼との遣り取りを重ねる内に、いつの間にか、次第に惹かれていった、というのが一番近いです。
連載中、天然、鈍感とのご指摘をよく見かけ、否めませんが、そのせいだけでなく、愛だの恋だの感じる余裕がありませんでした。
逃亡どころか逃亡疑惑でも即ち死、という状況で、まずは生き延びる。生き延びてから次の手を考える、という地道な状況打破につとめる中で、あまりに多くのことが起き、対応で精一杯だったようです。
そんな中、24話辺りでやっと落ち着いてアギレオとの親しい間柄を恋しく感じ、26話でアギレオから思いを告げられてから、ようやく自分の気持ちの正体に気づきました。
<アギレオについて>
Q.
アギレオとハルカレンディア2人の年齢を教えていただきたいです~!!!!!!
A.
アギレオが30代前半、ハルカレンディアが400歳ちょっとです。
年下攻めですね! さすがエルフ、時空が歪む!
Q.
アギレオくんのお家には御手洗のよう場所はあるのでしょうか…!人間種と違って獣人やヴァルグはその辺で済まs……()
A.
種族というよりも時代背景として、今より清潔意識は低いかもしれません。
トイレの個人所有はあやしい気もしますが、「不安でないくらいの清潔が保たれている」程度までしか設定していません。
ご自由にご想像ください。笑
Q.
アギレオくんはハルカレンディアの表情について度々言及していますが(具体的に表情の描写がされていないシーン等で)そういう表情をみて、何を思っていたのでしょうか……
A.
鳩が豆鉄砲を食ったような顔を見ては面白がり、エロ顔を見ては「エッロ」と思っています。あまりひねった感情はないようです。
Q.
アギレオくんの声について
ハルカレンディアは声フェチ?!初期から不思議な声だ…と、アギレオくんの声に反応していたようですが、その頃から無意識に惹かれていた……?!それともヴァルグの特性なのですか?!(何でもヴァルグの特性を疑う←)
厩舎でコウを呼んでたときも…あれはコウの耳が良いだけなのか何かの魔法?なのか…(いや魔法の才皆無のアギレオくんにそれはないか…コウの技術?)
ヴァルグの声にはなにか力が?と深読みマンを発揮しました……
A.
アギレオの声に特別な力はありません。
声質と発声がいい(体質)せいで明るくよく伸びる声をしており、ハルカレンディアは、その声を魅力的だとは感じていました。声フェチではなく、今の感覚でいうと「イケボや…」と思ったていどですね。
文字数の都合で削りっぱなしにしてしまったのですが、その場で呼んで、どこからともなくコウが現れるのは、コウの側の能力です。
幅拾い意味では魔術というか、種族的特徴として、地面に響く音(つまりほとんど全ての音)を土や地中の物質を伝って聞くことができます。大抵の音は雑音としてスルーしていますが、砦の恩に報いるために船長とアギレオに名前を呼ばれた時だけ聞き分けて姿を現します。
Q.
アギレオくんは穴の使い方を一体どこで覚えたんでしょうか……
悪いヤツだしエッチだからそういうのも一通り経験はあるものだろうと思ってはいたのですがどうしても気になってしまい?!あんなにガッツリ解し方知ってるなんて…いつからあなたは尻穴マスターになったの???!ヴァルグってそもそもそういうの普通な種族……?それも海賊時代に覚えたの?!(ま、まさか奥方もそういうご趣味が……?)(身体が弱い設定をすっ飛ばす妄想……)
A.
これは実は細かい設定があります。
アギレオの生まれた氏族には、夫婦仲を良く保つためとして、成人した男子に年上の既婚女性等が性交の手ほどきをする習慣がありました。
女性(及び受けの男性)の身体を重視するセックス観のベースがここで作られ、海賊時代はもちろん、放浪時から結婚して奥さんをもらうまで、娼婦男娼を含むかなり色々な相手と寝ており、その中で、相手から教わったり独自に研究開発したようです。
男性同士に抵抗がないのは、アギレオがバイセクシャルだから。というシンプルな理由。
意外に性癖は普通なので、奥さんとアナルセックスをしたことはないかもしれません。笑
Q.
アギレオはなぜハルカレンディアに自分の女になることを持ちかけたのですか
A.
あれは、持ちかけたというよりも、からかうとか嘲るという感情から出た言葉でした。
ハルカレンディアが男性としてのプライドを傷つけられ、悔しがっているのを見抜いて煽っています。
「俺の靴をなめろ」とか「三回まわってワンと言え」の類ですね。
Q.
アギレオくんはなぜ、ハルカレンディアから「女になるから出してくれ」と言われた時、いやいやいや……と困惑しながらも、結局女にすることを決めたのですか?
単純に、こんな酷い扱いを受けている状況でも素直にお礼を言うような「馬鹿なのか?」と言いたくなる面白いやつだと思って女にしてみることにしたのか、お前が言ったんだと言われて、なにか…でまかせでも何でも…1度口にしたら守る性格だったりするのかと思ったのですが、実際のところはどうなのでしょうか?
A.
うーん、考えてみたのですが、一言で言ってしまうと成り行きです。
最初にそう言われた時は、出任せの煽り文句を約束として守ることはそれほど真面目に考えておらず、やけに食い下がるから内容を聞いてみれば、戦争を起こさせないためだというので、まずそちらを優先しました。
任務とやらが済めば殺しても構わないくらいに考えていたはずですが、逆に、いつでも殺せると思っていたために処断は急ぎませんでした。
ところが、境の森の任務で、ハルカレンディアが自分の仲間を断りなく戦闘に巻き込み危険に晒したのを見て、(殺すことは視野に入れつつも)精神的にへし折り、屈服させて支配下に置く必要を感じて動いたのが6~8話辺りです。
余談程度ですが、約束を守ることを軽視はしておらず「確かに言った」と言われて、多少は「まあ、言ったのは言ったんだから話くらい聞くか」くらいには心動いています。
Q.
アギレオくんはいつの時点でハルカレンディアくんに惚れていたのですか?!
12話の「戻ってこい、・・・ここに」のセリフの真意が知りたい!
アギレオくんにはもうあの時点でもうハルカレンディアくんに惚れて……?!
A.
最初はまったくハルカレンディアのことを相手にしておらず、感覚としては「宝物についてた残り物」くらいの扱いです。
アギレオも、心境の変化に大きななターニングポイントはなく、身体を重ね、言葉を交わす内にハルカレンディアを個人として認識し、それから惹かれていっています。
ご指摘の12話の台詞は、本人はまだ、ハルカレンディアを支配するために口にしているつもりですが、気持ちは変化し始めている辺りです。
アギレオが自分の気持ちに気づいた瞬間、というのを描写したつもりだったのですが(17話)、何度自分で読み返しても解りにくく、反省点です。笑
Q.
アギレオくんは、なんで弓がハルカレンディアのものだと分かったんですか?
本当に……たまたまでしょうか???
よく考えてみたら、1~2話で連隊長ハルカレンディアと対峙して倒すところまでをアギレオくんがやってるのだし、実際に回収したのもアギレオくんだったりしたのかとか思ったりしたんですけど……それでも、他の掃除品と同じように売りさばいたりせず、なぜ砦から追い出したその日まで保管していたのか疑問で気になっています……
A.
長くなる割にさほどの内容でもなく、省いてしまいましたが。笑
たまたまと言ってしまえば、たまたまです。
あの弓がハルカレンディアのものだと気づいたのは、第一にはご指摘の通り、至近距離で対峙したため。その際に、いつまでも剣を抜かないこと、弓の腕が良いことに気づいていました。
エルフ達から奪った戦利品の中にあった弓の一つが、使用者の拘りで特別にあつらえたものらしいのを見て、なんとなく「あいつのかも」くらいに思っていましたが、最初は特に気にも留めず売り飛ばす予定でした。
そこへ、出所を探られたり密告されるのを防ぐ工作で盗品の売買に時間掛かっている間に、次第にハルカレンディアと親しくなり、弓を売却予定から外し、引き取りました。
弓がハルカレンディアのものだと気づいたのも「たまたま」、売らずに済むタイミングだったのも確かに「たまたま」ですが、実際のところは、(自由にしてやろうという気はありませんでしたが)大事にしていたらしい弓をいつか機会があれば返してやろうという、作中ではおそらく唯一のアギレオの贖罪でした。
Q.
かつて女性と結婚もしたアギレオくんの恋愛対象は、もとから性別や種族など関係なかったのでしょうか?それともハルカレンディアだけが特別……?
A.
もともと種族や性別に拘りはありませんが、どちらかといえばヴァルグと人間の女性が一番好きです。
エルフに関しては、世界共通の認識としてなんだか近寄りがたい、見かけることも珍しく親しみを感じない存在と感じており、エルフと近しくなるとは想像したこともなかった、という状況です。
Q.
奥方と結婚することになったとき、アギレオくんからプロポーズしたんでしょうか~?
奥方がどんな方だったのか…あのアギレオくんの奥さんになった方の人となりがとても気になります。
A.
アギレオからプロポーズしました。
元妻に関しては、本編に出てきた以外に詳細な設定があるわけではないのですが、いつか書きたいエピソードがひとつあるので、いつか書くかもしれません。
Q.
アギレオくんは、信頼なんて曖昧なもの……と言っていましたが、何か、そう考えるようになることが過去にあったのでしょうか?
信頼に重きを置くハルカレンディアとの対比がとても印象的で気になっています!
A.
これは、何か特別な出来事があって、というよりも、無法者として生きてきたアギレオの世界観というのが近いです。
彼らの世界は、やったもん勝ち、騙される方が馬鹿という弱肉強食であり、他者が口先だけで言う言葉を信じることは身の危険につながるため、ことのほか味方以外の対人関係について、信じない期待しない宛てにしないのが当たり前になっています。
Q.
初恋や最初にふれて優しくしてもらった人との思い出や、なにかキャラクターに関するなよやかな若木のような時代のエピソードがあるとうれしいなと思います。
A.
アギレオの若い頃のエピソードとして気に入っているのは、氏族の風習で人妻から夜の作法を習うというものです。
彼の氏族では15才で何らかの儀式を経て成人と認められ、その際に、一人選ばれた人妻に何度かに渡って手ほどきを受けます。(誰が誰に手ほどきをしたかは隠される)
15才のアギレオがこなれた奥さんにセックスを習うというのは、アレですね。いいですね。笑
ハルカレンディアについては、子供の頃めちゃくちゃ可愛いかった。くらいしか設定がありません。笑
たくさんのご質問ありがとうございます。まさかの次ページに続きます…!
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