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おまけのSS
お餅つき♪♪
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今日は【天使の楽園】での大収穫祭だ。
黄金色に輝く稲穂をみんなで器用に刈り取っていく。
『野郎ども! この調子ジャイ♪』
『一気に刈り取るコブ♪』
『『『『『ジャイ♪ジャイ♪ジャイコブー!!』』』』』
ハクとロウがジャイコブウルフ達を鼓舞する。
「俺たちも負けてらんねーぞ! ジャイコブたちより多く刈ってやるぜ!」
そんなジャイコブたちを見たアレクが、獣人の仲間たちを煽る。
ジャイコブと獣人族が我先にと、競争するように稲を刈り取っていく。
「ははっ。ジャイコブウルフVS獣人族になってるじゃん」
「まぁ。皆が楽しそうで良い。せっかくもち米を大量に収穫したんじゃ! この後は餅つきに決まりじゃな」
パールは刈り取られていく稲穂を、目を細めて見ながら楽しそうに言った。
もちつき? 初めて聞く言葉だな?
「もちつきってなんだ?」
「んん? 餅つきとはの? その名のとうり餅を搗くんじゃよ。まぁやってみれば分かる」
パールはフンフフ~ン♪っと鼻歌混じりに「ではワシは準備してくるのじゃ。さぁて忙しくなるのじゃ」っと言って二号と森に向かって歩いて行った。
「何をするんだ?」
このもち米もパールが「港町ニューバウンに倭の国産新商品が入荷したらしいから、買いに行ってくるのじゃー!」っと二号をつれて嵐のように飛んで行き、爆買いしてきた中のひとつ。
なんでそんな情報網をもってるんだパール。俺はそっちも気になるぞ?
その時に買ったもち米を植えて、今収穫となったわけなのだが。
なんて一人で考え事をしていたら、パールと二号が森から戻ってきた。
そして何もない広場にドカドカっと鉱石と丸太をアイテムボックスから出していく。
何をする気なんだ? 餅つきってのは一体何をするんだ?
「ティーゴよ! そんな所でぼさっと突っ立っておらんと、こっちに来て手伝うのじゃ」
ボーッと見ていたら、パールから早く来いと呼ばれ走って行く。
「何を手伝ったら良いんだ?」
『それはだな? この木で斧のようなこんな形を作ってくれ』
二号が既に完成した物を俺に見せてくれた。
大きなトンカチのような……斧のようなでも先は鋭利に尖ってないし。
『不思議か? これは杵と言って、これで蒸したもち米を叩いていくんだよ。すると柔らかくって滑らかな美しい餅が出来上がるんだ』
俺があまりにも不思議そうに見ていたからか、二号がクスリと笑いながら説明してくれた。
なるほどな。俺はその杵というものを作れば良いんだな。
『おおっ! オーちゃんも手伝いに来てくれたか。オーちゃんは俺と一緒に鉱石をこの形に錬金してくれないか?』
俺が見よう見まねで杵とやらを作っていると、オーちゃんがやってきて二号が嬉しそうに説明している。あの二人は物作りが大好きコンビだから気が合うんだろうな。まぁ二人と呼んでいいものなのか。……微妙だが。
ある程度の準備が終わると。
『主~? 何をしているのだ? 祭りか?』
『これは餅つきだな? 俺つくの得意なんだぜ?』
『餅つき? それはなんなの? ティアは気になるの』
海に遊びに行っていた、銀太とスバルそれにティアが帰ってきた。
さすがスバルだな。餅つきをした事があるのか。
ティアと銀太は興味津々とばかりに、餅つきの道具を眺めている。
そんな俺たちの所にドタドタと
『ティーゴしゃま。もち米が蒸せたでキュ♪』
キューとキュウタが蒸し上がったばかりのもち米を運んできた。
辺りがなんとも言えない、米の甘い香りに包まれる。
「よし! それをこの臼の中に入れるのじゃ」
パールが出来上がったばかりの臼を指差す。
臼ってのは変わった形をしていて、真ん中が球状に穴が開いている。
その穴にもち米を投入した。
「ではティーゴよ見ておれ?」
『じゃあ、つき手はあっしにさせてくれ!』
一号が自分で作った杵を肩に引っさげて臼の前に立つ。パールは臼の前でしゃがみ込んだ。
何が始まるんだ? なんだかワクワクするな。
『よいしょ!』
「ほいさっ」
『こらしょ!』
「ほれっ!」
ペッタン♪ ペッタン♪
一号が軽快なリズムでもち米を杵で叩くと、パールがさっともち米を上手く回す。
これを何回も繰り返していく内にもち米の粘りが増していく。
米粒がなくなり一つの塊となっていく。
「こんな感じじゃ! どうれ味見じゃ」
丸く艶々に輝いた餅をパールがつまんで口に入れる。
「旨いのう。やはり餅はつきたてに限る! 餅は色んなタレも合うからのう」
その姿を見て皆が唾をゴクリっと飲み込む。
『主! ずるいぜっ俺はしょーゆ焼きが良い! きなこも食べたい!』
スバルが羽をバタバタとばたつかせて俺も食べさせろとパールの周りを飛ぶ。
「まぁ慌てんでも今から餅つき祭りじゃ! 杵も臼もいっぱい作ったからのみんな自分で作った餅を食うのじゃ!」
それを聞いたスバルが我先にと人化して杵を持ってスタンバイする。
二号とパールの餅つきを見ていたみんなも、あちこちで餅つきが始まった。
「よっし俺だって負けないんだからな」
俺も杵を持ち、ペッタンペッタンともち米を叩いた。
やってみるとこれが意外に楽しい。
「よいしょっ!」
「ほいっ」
「よいしょっ」
「ほれっ」
ペッタン♪ ペッタン♪
「ティーゴよ? 初めてにしてはなかなか良い手つきじゃ」
「そうか? なんか照れるぜ」
周りの皆も笑顔で楽しそうに餅つきしている。
ふふっ……楽しくする魔法みたいだ。
『ジャイ♪ ジャイ♪ ジャイコブ♪』
『ジャイジャイ♪ ジャイコブ♪』
あははっ!
ジャイコブたちは掛け声までそのリズムなのか。
踊りながら餅をついてるし……。
アイツらだけは別なことをしているみたいだな。
「さぁいっぱい餅を食べるぞー!」
あちこちで好きなように餅をつき、楽しく食べる。
気がついたらみんな酒を酌み交わし飲んでいる。
餅には米で出来た辛口の酒が一番合うと、パールがみんなに勧めていた。
「ったく。パールってばもう酔っ払ってるじゃん」
あれ? 創造神様や女神様まで餅つきしてないか?
『お餅ってぇ初めて食べたけど美味し~♡♡』
『こりゃヘスティアよ! 食べてばかりおらんとお主も手伝わんか!』
『だってぇ~創造神様楽しそうにお餅つきしてるからぁ』
『ぐぬっ……』
あははっ。いつのまに?
誰かが餅を奉納したのかな? その勢いで出てきたな。
まぁ楽しそうで良いけど。
今日も遅くまで祭りが続きそうだ。
★★★
新年明けましておめでとうございます。
今年もティーゴたちをよろしくお願いします。
このお話は、昨日更新して消えてしまったお話を、再度書いたのですが、全く違う内容になってしまいました。どうしても【お餅つき】のお話がお正月に書きたかったので、諦めの悪い作者は再び挑戦しました。
消えたお話も好きだったのですが、これはこれで良いかなと気に入っています。
お正月のお話として楽しんでいただけたらと。
2023年もお人好し底辺テイマーをよろしくお願いします。
大福金
黄金色に輝く稲穂をみんなで器用に刈り取っていく。
『野郎ども! この調子ジャイ♪』
『一気に刈り取るコブ♪』
『『『『『ジャイ♪ジャイ♪ジャイコブー!!』』』』』
ハクとロウがジャイコブウルフ達を鼓舞する。
「俺たちも負けてらんねーぞ! ジャイコブたちより多く刈ってやるぜ!」
そんなジャイコブたちを見たアレクが、獣人の仲間たちを煽る。
ジャイコブと獣人族が我先にと、競争するように稲を刈り取っていく。
「ははっ。ジャイコブウルフVS獣人族になってるじゃん」
「まぁ。皆が楽しそうで良い。せっかくもち米を大量に収穫したんじゃ! この後は餅つきに決まりじゃな」
パールは刈り取られていく稲穂を、目を細めて見ながら楽しそうに言った。
もちつき? 初めて聞く言葉だな?
「もちつきってなんだ?」
「んん? 餅つきとはの? その名のとうり餅を搗くんじゃよ。まぁやってみれば分かる」
パールはフンフフ~ン♪っと鼻歌混じりに「ではワシは準備してくるのじゃ。さぁて忙しくなるのじゃ」っと言って二号と森に向かって歩いて行った。
「何をするんだ?」
このもち米もパールが「港町ニューバウンに倭の国産新商品が入荷したらしいから、買いに行ってくるのじゃー!」っと二号をつれて嵐のように飛んで行き、爆買いしてきた中のひとつ。
なんでそんな情報網をもってるんだパール。俺はそっちも気になるぞ?
その時に買ったもち米を植えて、今収穫となったわけなのだが。
なんて一人で考え事をしていたら、パールと二号が森から戻ってきた。
そして何もない広場にドカドカっと鉱石と丸太をアイテムボックスから出していく。
何をする気なんだ? 餅つきってのは一体何をするんだ?
「ティーゴよ! そんな所でぼさっと突っ立っておらんと、こっちに来て手伝うのじゃ」
ボーッと見ていたら、パールから早く来いと呼ばれ走って行く。
「何を手伝ったら良いんだ?」
『それはだな? この木で斧のようなこんな形を作ってくれ』
二号が既に完成した物を俺に見せてくれた。
大きなトンカチのような……斧のようなでも先は鋭利に尖ってないし。
『不思議か? これは杵と言って、これで蒸したもち米を叩いていくんだよ。すると柔らかくって滑らかな美しい餅が出来上がるんだ』
俺があまりにも不思議そうに見ていたからか、二号がクスリと笑いながら説明してくれた。
なるほどな。俺はその杵というものを作れば良いんだな。
『おおっ! オーちゃんも手伝いに来てくれたか。オーちゃんは俺と一緒に鉱石をこの形に錬金してくれないか?』
俺が見よう見まねで杵とやらを作っていると、オーちゃんがやってきて二号が嬉しそうに説明している。あの二人は物作りが大好きコンビだから気が合うんだろうな。まぁ二人と呼んでいいものなのか。……微妙だが。
ある程度の準備が終わると。
『主~? 何をしているのだ? 祭りか?』
『これは餅つきだな? 俺つくの得意なんだぜ?』
『餅つき? それはなんなの? ティアは気になるの』
海に遊びに行っていた、銀太とスバルそれにティアが帰ってきた。
さすがスバルだな。餅つきをした事があるのか。
ティアと銀太は興味津々とばかりに、餅つきの道具を眺めている。
そんな俺たちの所にドタドタと
『ティーゴしゃま。もち米が蒸せたでキュ♪』
キューとキュウタが蒸し上がったばかりのもち米を運んできた。
辺りがなんとも言えない、米の甘い香りに包まれる。
「よし! それをこの臼の中に入れるのじゃ」
パールが出来上がったばかりの臼を指差す。
臼ってのは変わった形をしていて、真ん中が球状に穴が開いている。
その穴にもち米を投入した。
「ではティーゴよ見ておれ?」
『じゃあ、つき手はあっしにさせてくれ!』
一号が自分で作った杵を肩に引っさげて臼の前に立つ。パールは臼の前でしゃがみ込んだ。
何が始まるんだ? なんだかワクワクするな。
『よいしょ!』
「ほいさっ」
『こらしょ!』
「ほれっ!」
ペッタン♪ ペッタン♪
一号が軽快なリズムでもち米を杵で叩くと、パールがさっともち米を上手く回す。
これを何回も繰り返していく内にもち米の粘りが増していく。
米粒がなくなり一つの塊となっていく。
「こんな感じじゃ! どうれ味見じゃ」
丸く艶々に輝いた餅をパールがつまんで口に入れる。
「旨いのう。やはり餅はつきたてに限る! 餅は色んなタレも合うからのう」
その姿を見て皆が唾をゴクリっと飲み込む。
『主! ずるいぜっ俺はしょーゆ焼きが良い! きなこも食べたい!』
スバルが羽をバタバタとばたつかせて俺も食べさせろとパールの周りを飛ぶ。
「まぁ慌てんでも今から餅つき祭りじゃ! 杵も臼もいっぱい作ったからのみんな自分で作った餅を食うのじゃ!」
それを聞いたスバルが我先にと人化して杵を持ってスタンバイする。
二号とパールの餅つきを見ていたみんなも、あちこちで餅つきが始まった。
「よっし俺だって負けないんだからな」
俺も杵を持ち、ペッタンペッタンともち米を叩いた。
やってみるとこれが意外に楽しい。
「よいしょっ!」
「ほいっ」
「よいしょっ」
「ほれっ」
ペッタン♪ ペッタン♪
「ティーゴよ? 初めてにしてはなかなか良い手つきじゃ」
「そうか? なんか照れるぜ」
周りの皆も笑顔で楽しそうに餅つきしている。
ふふっ……楽しくする魔法みたいだ。
『ジャイ♪ ジャイ♪ ジャイコブ♪』
『ジャイジャイ♪ ジャイコブ♪』
あははっ!
ジャイコブたちは掛け声までそのリズムなのか。
踊りながら餅をついてるし……。
アイツらだけは別なことをしているみたいだな。
「さぁいっぱい餅を食べるぞー!」
あちこちで好きなように餅をつき、楽しく食べる。
気がついたらみんな酒を酌み交わし飲んでいる。
餅には米で出来た辛口の酒が一番合うと、パールがみんなに勧めていた。
「ったく。パールってばもう酔っ払ってるじゃん」
あれ? 創造神様や女神様まで餅つきしてないか?
『お餅ってぇ初めて食べたけど美味し~♡♡』
『こりゃヘスティアよ! 食べてばかりおらんとお主も手伝わんか!』
『だってぇ~創造神様楽しそうにお餅つきしてるからぁ』
『ぐぬっ……』
あははっ。いつのまに?
誰かが餅を奉納したのかな? その勢いで出てきたな。
まぁ楽しそうで良いけど。
今日も遅くまで祭りが続きそうだ。
★★★
新年明けましておめでとうございます。
今年もティーゴたちをよろしくお願いします。
このお話は、昨日更新して消えてしまったお話を、再度書いたのですが、全く違う内容になってしまいました。どうしても【お餅つき】のお話がお正月に書きたかったので、諦めの悪い作者は再び挑戦しました。
消えたお話も好きだったのですが、これはこれで良いかなと気に入っています。
お正月のお話として楽しんでいただけたらと。
2023年もお人好し底辺テイマーをよろしくお願いします。
大福金
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