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本編 燦聖教編
コイツは何だ?
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「なるほどな……二人の間にはそんな事があったのか」
「ワシの弟子がこんな事をするなんて……すまぬ」
「何でパールが謝るんだよ!悪いのは元弟子であって、パールじゃない!」
「………じゃがワシはリィモがああなるほどに追い詰められておったと言うのに……」
「だから!パールは悪くない」
俺は悲しそうにグリモワールを見つめるパールの背中を軽く叩く。
パールにこんな顔をさせるなんて……弟子失格だぞ!
大切な人を亡くした辛い気持ちは分かるが……だからってグリモワールがした事は許せる訳ない!
悪い奴だけどパールからしたらスバル達と同じ様に可愛がっていたんだもんな。
ここは俺がしっかりしないと、冷静に判断するんだ。
俺はグリモワールをじっと見つめる。コイツはコンちゃんに時を止められた後に、銀太が眠らせた。
目を覚ましたら…………んん? さっきから気になっていたんだが、やはり気のせいじゃない。
グリモワールの体は少し黒いオーラ? 何だろうか? とにかく黒い靄の様なもので覆われている。
何なんだろう?
悪い何かならこの慈愛の手で触れたら浄化できるよな?
どうしようか……コイツを触ってみるか?
…………。
「よしっ!悩んでる時間があるなら行動が先だよな」
俺はグリモワールの右肩に触れてみた、すると黒い靄はまるで俺の手から逃げるように右肩の周りだけ靄がなくなった。
なっ?! この黒いヤツ動いてる?
慌てて反対側の左肩を触れるとやはり靄が移動した。
嘘だろ? 意志がある? それともグリモワールが無意識に動かしているのか?
気になりあっちこっちを触っていたら、それに気付いたパールが訝しげに俺を見ている。
「ティーゴよ? リィモの体に触れて何をやっておるんじゃ?」
「何ってパール聞いてくれよ! この黒い靄見たいなのに触ろうとしたら、この靄が逃げるように動いたんだよ」
「……むう? 黒い靄?」
パールは首を傾げ不思議そうに俺とグリモワールを交互に見る。
「黒い靄? なぞ見えぬが?」
えっ?……パールには見えないのか? こんなにも目立つ黒い靄がか?
「嘘だろ? こんなにハッキリ見えるじゃないか!」
「ワシには見えぬ……」
俺は慌てて銀太やスバルを見る。
『我にも靄は見えんのだ……』
『俺もだ! でもティーゴの旦那にはソイツの周りに黒いのが見えるんだよな?』
「ああそうだ」
俺だけって……なんか目がおかしくなって幻覚を見てるのか? もしかして俺がおかしいのか?
『なんて顔してるんだよ! ティーゴの旦那っ!』
『そうなのだ! 主にしか見えんとはさすが我の主なのだ』
「えっ? 俺が変な事を言い出したって思ったんじゃ……?」
『『はっ? なんで?』』
銀太とスバルは不思議そうな顔をして俺を見た。
『そうじゃ! 妾の主殿が見えるなら黒いのがあるんじゃ』
コンちゃんもフンスッと鼻を鳴らし俺の足に擦り寄ってきた。
なんだよお前達は! 俺が間違って変な事を言い出したとか思わないのかよ。俺の事信じて疑わないんだな。
そんなの……嬉しすぎるだろ。
『ティーゴの旦那? どうしたんだ? 変な顔でニヤけて』
「なっ! 変な顔って」
またニヤけてたみたいだな。
「して……ティーゴよ? その靄はまだリィモについておるのか?」
パールも自分には見えないのに、信じてくれているみたいだ。
みんなが俺の事を信じてくれる。ただそれだけなんだけど、泣きそうになるくらい嬉しい。
その事を気付かれないように普通に返事を返す。
「ああ」
「ふぅむ気になるのじゃ」
パールは顎髭を触りながら何やら考えている。
「よしっ! 今度はリィモの体を両手で触りまくってくれ」
「分かった」
俺はグリモワールの体を両手で触る。さっきと同じように黒い靄は移動するが、移動するって分かって触ってるんだ。
俺の手は黒い靄をとらえた。
靄に触れた次の瞬間。
ジュッ!!
触れた靄が浄化され消えた。
やはり何かがいる!
ーーああっ!? あっぶねーっ!何だコイツ! 嫌な予感がしたから逃げてたらっ……折角集めた邪気を半分も浄化しやがった! バケモンか!?
「なっ?」
何だあれは? 黒い塊がグリモワールの体から飛び出して天井に引っ付いている。
しかも何だこれ……黒い塊の声が頭に直接聞こえてくる。
ふとみんなを見ると同じ様に天井を見ている。
良かったあの塊は見えるんだな。
「なんじゃ彼奴は?」
『喋る靄? 何だアイツは? 俺も初めて見た』
『我はなんだか気持ち悪いのだ』
みんなにも声が聞こえてるんだな。
本当になんだよ黒い靄は?
ーーくそっ! せっかく上手くいってたのにっ!邪気が半分に減ったじゃねーか! 一体なんなんだお前は? 人族? いや違う……なんだ?
どうやら靄は俺に文句を言っているみたいだ。
『主の事を馬鹿にするな!』
銀太が怒り、天井にくっ付いている黒い塊に飛びかかるが、触れる事が出来ない。
『なんでじゃ? 我が触れない?』
ーーあーあっ!また良い身体を見つけないとなっ
黒い塊は消えてしまった。
何だったんだ?
グリモワールを見るともう黒い靄に覆われていなかった。
★ ★ ★
長らく更新をお休みしてお待たせしました。二月からは更新頑張ります。
そして嬉しいお知らせが♡
二月に『お人好し底辺テイマー』の二巻が!発売します!
もう二巻を出して頂けるなんて感謝しかありません。
二巻は一言でまとめると、大賢者カスパール様が主役ですか?と言うくらい。もうカスパール様が初めから終わりまで登場します。
加筆もしました。
オマケでカスパール様とスバル達の出会いから別れまでのお話が入ってます。
ぜひ手に取って頂けると嬉しいです♡(*´꒳`*)
詳しい情報は近況報告にて後日報告しますね。
これからもティーゴ達を宜しくお願いします♡
「ワシの弟子がこんな事をするなんて……すまぬ」
「何でパールが謝るんだよ!悪いのは元弟子であって、パールじゃない!」
「………じゃがワシはリィモがああなるほどに追い詰められておったと言うのに……」
「だから!パールは悪くない」
俺は悲しそうにグリモワールを見つめるパールの背中を軽く叩く。
パールにこんな顔をさせるなんて……弟子失格だぞ!
大切な人を亡くした辛い気持ちは分かるが……だからってグリモワールがした事は許せる訳ない!
悪い奴だけどパールからしたらスバル達と同じ様に可愛がっていたんだもんな。
ここは俺がしっかりしないと、冷静に判断するんだ。
俺はグリモワールをじっと見つめる。コイツはコンちゃんに時を止められた後に、銀太が眠らせた。
目を覚ましたら…………んん? さっきから気になっていたんだが、やはり気のせいじゃない。
グリモワールの体は少し黒いオーラ? 何だろうか? とにかく黒い靄の様なもので覆われている。
何なんだろう?
悪い何かならこの慈愛の手で触れたら浄化できるよな?
どうしようか……コイツを触ってみるか?
…………。
「よしっ!悩んでる時間があるなら行動が先だよな」
俺はグリモワールの右肩に触れてみた、すると黒い靄はまるで俺の手から逃げるように右肩の周りだけ靄がなくなった。
なっ?! この黒いヤツ動いてる?
慌てて反対側の左肩を触れるとやはり靄が移動した。
嘘だろ? 意志がある? それともグリモワールが無意識に動かしているのか?
気になりあっちこっちを触っていたら、それに気付いたパールが訝しげに俺を見ている。
「ティーゴよ? リィモの体に触れて何をやっておるんじゃ?」
「何ってパール聞いてくれよ! この黒い靄見たいなのに触ろうとしたら、この靄が逃げるように動いたんだよ」
「……むう? 黒い靄?」
パールは首を傾げ不思議そうに俺とグリモワールを交互に見る。
「黒い靄? なぞ見えぬが?」
えっ?……パールには見えないのか? こんなにも目立つ黒い靄がか?
「嘘だろ? こんなにハッキリ見えるじゃないか!」
「ワシには見えぬ……」
俺は慌てて銀太やスバルを見る。
『我にも靄は見えんのだ……』
『俺もだ! でもティーゴの旦那にはソイツの周りに黒いのが見えるんだよな?』
「ああそうだ」
俺だけって……なんか目がおかしくなって幻覚を見てるのか? もしかして俺がおかしいのか?
『なんて顔してるんだよ! ティーゴの旦那っ!』
『そうなのだ! 主にしか見えんとはさすが我の主なのだ』
「えっ? 俺が変な事を言い出したって思ったんじゃ……?」
『『はっ? なんで?』』
銀太とスバルは不思議そうな顔をして俺を見た。
『そうじゃ! 妾の主殿が見えるなら黒いのがあるんじゃ』
コンちゃんもフンスッと鼻を鳴らし俺の足に擦り寄ってきた。
なんだよお前達は! 俺が間違って変な事を言い出したとか思わないのかよ。俺の事信じて疑わないんだな。
そんなの……嬉しすぎるだろ。
『ティーゴの旦那? どうしたんだ? 変な顔でニヤけて』
「なっ! 変な顔って」
またニヤけてたみたいだな。
「して……ティーゴよ? その靄はまだリィモについておるのか?」
パールも自分には見えないのに、信じてくれているみたいだ。
みんなが俺の事を信じてくれる。ただそれだけなんだけど、泣きそうになるくらい嬉しい。
その事を気付かれないように普通に返事を返す。
「ああ」
「ふぅむ気になるのじゃ」
パールは顎髭を触りながら何やら考えている。
「よしっ! 今度はリィモの体を両手で触りまくってくれ」
「分かった」
俺はグリモワールの体を両手で触る。さっきと同じように黒い靄は移動するが、移動するって分かって触ってるんだ。
俺の手は黒い靄をとらえた。
靄に触れた次の瞬間。
ジュッ!!
触れた靄が浄化され消えた。
やはり何かがいる!
ーーああっ!? あっぶねーっ!何だコイツ! 嫌な予感がしたから逃げてたらっ……折角集めた邪気を半分も浄化しやがった! バケモンか!?
「なっ?」
何だあれは? 黒い塊がグリモワールの体から飛び出して天井に引っ付いている。
しかも何だこれ……黒い塊の声が頭に直接聞こえてくる。
ふとみんなを見ると同じ様に天井を見ている。
良かったあの塊は見えるんだな。
「なんじゃ彼奴は?」
『喋る靄? 何だアイツは? 俺も初めて見た』
『我はなんだか気持ち悪いのだ』
みんなにも声が聞こえてるんだな。
本当になんだよ黒い靄は?
ーーくそっ! せっかく上手くいってたのにっ!邪気が半分に減ったじゃねーか! 一体なんなんだお前は? 人族? いや違う……なんだ?
どうやら靄は俺に文句を言っているみたいだ。
『主の事を馬鹿にするな!』
銀太が怒り、天井にくっ付いている黒い塊に飛びかかるが、触れる事が出来ない。
『なんでじゃ? 我が触れない?』
ーーあーあっ!また良い身体を見つけないとなっ
黒い塊は消えてしまった。
何だったんだ?
グリモワールを見るともう黒い靄に覆われていなかった。
★ ★ ★
長らく更新をお休みしてお待たせしました。二月からは更新頑張ります。
そして嬉しいお知らせが♡
二月に『お人好し底辺テイマー』の二巻が!発売します!
もう二巻を出して頂けるなんて感謝しかありません。
二巻は一言でまとめると、大賢者カスパール様が主役ですか?と言うくらい。もうカスパール様が初めから終わりまで登場します。
加筆もしました。
オマケでカスパール様とスバル達の出会いから別れまでのお話が入ってます。
ぜひ手に取って頂けると嬉しいです♡(*´꒳`*)
詳しい情報は近況報告にて後日報告しますね。
これからもティーゴ達を宜しくお願いします♡
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