「愛してる」と言いながら、妻を追い詰める夫

【はじめに】

④【特殊な人格】サイコパス系統

最近、あおり運転で続々と逮捕者が出ている。その風貌や素行などからも、絶対に関わり合いたくない人物像だ。
その記事を見て普通の人なら「ありえない」「信じられない」という感想だろう。だが、【特殊な人格】の夫は「一概に一方が悪いとは言えない」と言う。それには言葉が出なかった。

【特殊な人格】の夫の言い分はこうだ。
「世の中は運転が下手くそなヤツが多すぎる」と。だから、捕まった方も悪いがあおられた方も悪いんではないか…と理解不能な見解を示す。
そこそこ高級な車に乗り、運転も達人級と思い込んでいる夫は、運転中も他のドライバーに小言を言いながら走る。クラクションも頻繁に鳴らす。
周りから見れば迷惑な車だろう。もしくは痛すぎる車だろう…

ヤンチャ盛りの若者ならまだしも、社会的には立派な大人の年齢なのだから、そんなにカッカしながら運転しなくてもと思う。当然、妻のことは見下しており、車やや運転に関するウンチクを誇らしげに語る。（女性がわからない趣味の話などを延々と語る男性は多い）
妻に自慢したところで何になるのやら。自分はすごいだろうと言う主張をして自己満足。妻にとっては実に無駄で苦痛な時間だ。

一連のあおり運転事件で、犯人は【サイコパス】と表現されていた。【サイコパス】な人が全部悪者と言うわけではなく、社長や外科医、弁護士などにも多い。【善のサイコパス】とでも言うべきか。
凶悪犯罪者などは、それに対して【悪のサイコパス】と区別しておこう。まさに紙一重で偉人か罪人かの両極端。

【特殊な人格】の夫は、【サイコパス】系統には間違いなさそうだが、良いのか悪いのか、偉人にも罪人にもなれない器。
夫は妻の前でだけ偉人のように振舞う。対応している妻は罪人を見るかのように冷ややかな視線を向けているのに。