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魔王様はアイドル!?
56話 アナタに翼を
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『引き続き、コスチュームチェンジを実行しますか?』
「します、します」
買ってしまった……ついに、あの魔王デスブリンガーのオプションであるこす、こすこすこすチュ――ムを買ってしまった。
「フッ……」なんか、また一歩、大人の階段を上がってしまったかな?
悪いね~、君たち。俺は、先に天辺とりに行くぜ?
ササブリのオプション……。
それが、単なる着せ替えのシステムではないことは、初めて見た時から股間を通し伝わってきた。
予感ではなく股間。
シックスパックの下にある、第七の神秘。
ソイツが俺に告げた――「魔王にナース服ってのはどうよ?」
「はぁ? お前、それは全裸で地雷原をかけるぐらいに色んな物を捨ててんぞ!」
俺は否定した。ナースを否定して看護師を受け入れた、あの時の悲しみを二度と味わいたくなかった。
「けどよ~。回復効果で選んでいるとこあるっしょ? そんなシナジー効果で満足できるのん?」
「誰だよ!? お前……よく分からんけど、回復だけでは満足する性能ではないということか?」
「俺か? 俺は俺だよ、俺! 実は分かっているんだろう? 彼女に何が必要かってかえあ~」
軽く、キマッているコイツが、詐欺師だということは分かった。
そして、奴のいう通り俺が知る最強最高へ極みには必要不可欠なモノがある。
それが、エロ可愛さだ!!
確かに、ナース服は魅力的だ。モンドセレクションも狙えよう。
だが、しかぁーし! 可愛い……のか? 世の中にいる猛者たちの趣味趣向は知らんが……俺的にはどうなのだ?
煮え切らぬ、煮え切らぬ、煮え切らぬぞ、光秀ぇ――――!!
やはり、あれだ……オレたち会議では決め兼ねてしまう。
ここは、一つ、家電の宝刀、テンプレートを用いろうではないか。
「そや、それやで! 大事なのは自分が求めるもん求めるちゅうことやで」
だから、誰だよ!? うっとおおしいわ! お前ら、鼻くそボンバーズに言われなくても知ってるわ!
強くなるには鉄の定石がある。それは裏切り者の悪魔しかり、ロボットしかり、美少女~しかり、富〇しかりだ。
美少女~の美あたりが若干、世論との摩擦を生みだしかねないが、ようは翼だ。
馬鹿と鋏は高いところが好き……愚かな者は危険な行為や無謀なことを好む。
俺が考えた、真ことわざだ。
それは、さておき……戦闘において有利な状況、それは相手より高い位置にいるという安心感だ。
ゆえに、人はマウントを取る、マウンティングについてはお父さん、お母さんに聞こう!
からのぉおおおお――!! 飛行能力があれば、だいたい勝てる、なんとなく勝てる、なんとなく、都合が良い。なんとなく、カッコイイ。なんとなく、別途販売できる。
玩具メーカーとソシャゲメーカー救済の一手だ。
キャラを飛ばす……それは人類の夢であり願望である。鳥のように自由に飛びたいと望んだ想いをキャラに託し、我々は彼らに激動の進化を求めた。もし、業績が悪化したのなら、もう一度原点に戻って思い出してごらん。
キャラを飛ばせば売れる! 売れなきゃ人を飛ばせ! それでもダメなら会社が飛ぶ!?
そうゆうことだ…………。
「どいういう事よ!! アホ、マイト」
リンが憐みの表情で俺を見ていた。
オレたち会議を終えた、俺は疲労困憊となっていた。
一同、揃って見詰める先に、湾曲した水面から魔王の拳突き出していた。
そう、彼女は舞い戻ってきた……この戦い場に、新たなるカタチとなり。
「な、なに……ワシのビックシフトを破っただと!? そ、その姿はぁぁぁあああああああ―――」
「クフフッ……デスブリンガー、小悪魔モードじゃ!! どうじゃ? カッコ良かろう!? 羨ましかろう!? 翼がはえた我は前より、百倍強いぞ!!」
さすがに、それは見積もりすぎでは……?
意気揚々として現れた、ササブリの新コスチュームに誰もが眼を奪われていた。
それは、まさにステージ上で観客の声援に答え、ファンを魅了する小鳩ササ、そのものに匹敵するほど眩く見えた。
小悪魔モードは見た目だけない。
ヘッドギア風の角は、どんな電波も拾い上げる白兵戦向けの機能を有している。
肌の露出が際どいレザーのハイレ……戦闘服は、従来比50パーセントの重量軽減を可能にした。
ハート形の尻尾は、刺した相手を確実にブレインウォッシュし、カラフルなニーソがマニアたちの脳髄を破壊する。
破壊と渇望、二重の闇を背負う、その翼は。
安っぽい、コウモリ傘などではない! 職人たちの手で一つ一つ、洗練されて作られたグライダーだ。
「します、します」
買ってしまった……ついに、あの魔王デスブリンガーのオプションであるこす、こすこすこすチュ――ムを買ってしまった。
「フッ……」なんか、また一歩、大人の階段を上がってしまったかな?
悪いね~、君たち。俺は、先に天辺とりに行くぜ?
ササブリのオプション……。
それが、単なる着せ替えのシステムではないことは、初めて見た時から股間を通し伝わってきた。
予感ではなく股間。
シックスパックの下にある、第七の神秘。
ソイツが俺に告げた――「魔王にナース服ってのはどうよ?」
「はぁ? お前、それは全裸で地雷原をかけるぐらいに色んな物を捨ててんぞ!」
俺は否定した。ナースを否定して看護師を受け入れた、あの時の悲しみを二度と味わいたくなかった。
「けどよ~。回復効果で選んでいるとこあるっしょ? そんなシナジー効果で満足できるのん?」
「誰だよ!? お前……よく分からんけど、回復だけでは満足する性能ではないということか?」
「俺か? 俺は俺だよ、俺! 実は分かっているんだろう? 彼女に何が必要かってかえあ~」
軽く、キマッているコイツが、詐欺師だということは分かった。
そして、奴のいう通り俺が知る最強最高へ極みには必要不可欠なモノがある。
それが、エロ可愛さだ!!
確かに、ナース服は魅力的だ。モンドセレクションも狙えよう。
だが、しかぁーし! 可愛い……のか? 世の中にいる猛者たちの趣味趣向は知らんが……俺的にはどうなのだ?
煮え切らぬ、煮え切らぬ、煮え切らぬぞ、光秀ぇ――――!!
やはり、あれだ……オレたち会議では決め兼ねてしまう。
ここは、一つ、家電の宝刀、テンプレートを用いろうではないか。
「そや、それやで! 大事なのは自分が求めるもん求めるちゅうことやで」
だから、誰だよ!? うっとおおしいわ! お前ら、鼻くそボンバーズに言われなくても知ってるわ!
強くなるには鉄の定石がある。それは裏切り者の悪魔しかり、ロボットしかり、美少女~しかり、富〇しかりだ。
美少女~の美あたりが若干、世論との摩擦を生みだしかねないが、ようは翼だ。
馬鹿と鋏は高いところが好き……愚かな者は危険な行為や無謀なことを好む。
俺が考えた、真ことわざだ。
それは、さておき……戦闘において有利な状況、それは相手より高い位置にいるという安心感だ。
ゆえに、人はマウントを取る、マウンティングについてはお父さん、お母さんに聞こう!
からのぉおおおお――!! 飛行能力があれば、だいたい勝てる、なんとなく勝てる、なんとなく、都合が良い。なんとなく、カッコイイ。なんとなく、別途販売できる。
玩具メーカーとソシャゲメーカー救済の一手だ。
キャラを飛ばす……それは人類の夢であり願望である。鳥のように自由に飛びたいと望んだ想いをキャラに託し、我々は彼らに激動の進化を求めた。もし、業績が悪化したのなら、もう一度原点に戻って思い出してごらん。
キャラを飛ばせば売れる! 売れなきゃ人を飛ばせ! それでもダメなら会社が飛ぶ!?
そうゆうことだ…………。
「どいういう事よ!! アホ、マイト」
リンが憐みの表情で俺を見ていた。
オレたち会議を終えた、俺は疲労困憊となっていた。
一同、揃って見詰める先に、湾曲した水面から魔王の拳突き出していた。
そう、彼女は舞い戻ってきた……この戦い場に、新たなるカタチとなり。
「な、なに……ワシのビックシフトを破っただと!? そ、その姿はぁぁぁあああああああ―――」
「クフフッ……デスブリンガー、小悪魔モードじゃ!! どうじゃ? カッコ良かろう!? 羨ましかろう!? 翼がはえた我は前より、百倍強いぞ!!」
さすがに、それは見積もりすぎでは……?
意気揚々として現れた、ササブリの新コスチュームに誰もが眼を奪われていた。
それは、まさにステージ上で観客の声援に答え、ファンを魅了する小鳩ササ、そのものに匹敵するほど眩く見えた。
小悪魔モードは見た目だけない。
ヘッドギア風の角は、どんな電波も拾い上げる白兵戦向けの機能を有している。
肌の露出が際どいレザーのハイレ……戦闘服は、従来比50パーセントの重量軽減を可能にした。
ハート形の尻尾は、刺した相手を確実にブレインウォッシュし、カラフルなニーソがマニアたちの脳髄を破壊する。
破壊と渇望、二重の闇を背負う、その翼は。
安っぽい、コウモリ傘などではない! 職人たちの手で一つ一つ、洗練されて作られたグライダーだ。
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