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幻影抱く灰色の都
誰が為に君を背負う
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今にしてみれば、そもそも出会いが不自然すぎた。
不自然な部分ばかりが目立ちすぎて、逆に気に留めることがなかった。
すべての言動は、この問いの為にだけあった。
そう考えると今まで不透明だったモノが輪郭を帯びてきたように感じる。
「ネェーちゃんは魔女なのか? あっ、俺様は断じて違うぞ! トルテがブレーキかけているからな」
「ち、違うけど。魔導士がウォロックやウィッチになるって話だから、心配しているの?」
「何言ってんだ? 魔導士とか関係なく魔性持ちは闇に堕ちていくぞ。ネェーちゃんが言っているのは、大昔にあった魔導士弾圧で、魔術師教会が喧伝していた噂話だぞ」
彼女の言葉に困惑の色を浮かべる自分がいた。
情報の不一致……ここに来てアーカイブスの弱点が明らかとなった。
便利であるが為、自ら罠に陥る。
アーカイブスのデータ収集力は優秀であっても万能ではない。
もし、誤ったデータが登録され、そのまま保管され続けていれば、今回のような状況が発生する。
取り扱い方を、見直さなければならない……。
そのことを早期に気づけただけ、幸運なのかもしれない。
「なんてかさぁ、ヤバイ臭気プンプンなんだよ~魔性特有の奴! けどよ、それだけ臭っても、ネェーちゃんは正気を保っている! それが腑に堕ちねぇ……」
小動物みたいに鼻をクンクンさせるタタンを見て、少し和む。
相手は至って真面目だというのに、私の方はどうにも身が入らない。
バレたら、エライ目に合わされるかもしれないけど、可愛いモノは別枠だ。
「ん? サクリファイスに到着する前の日は、お風呂に入ってなかったからね」
「ちげぇーし、ったく惚けんのも大概にしろよな。まあ、それだけ悪乗りできんなら、まだ大丈夫だって思っておくわ。それよりもだ!」
タタンが顎で家屋の外を指し示す。
戦線から一時離脱したとはいえ、ペイルライダーやソルジャーたちから逃れられたわけじゃない。
私達が逃げる際、屋根の上からオイスタが盾を投げつけてくれなければ光の鞭による追撃が放たれていた。
それほどまで執念深い敵だ。
現在進行形で私達を追っていると見て違いない。
ただ、それ以上に気がかりなのは男性陣の安否だ。
場合によっては、ペイルライダーのヘイトをかって彼らの方が先に狙わっている事すらあり得る。
「じゃ、俺様は戻るぜ。ネェーちゃんに策があろうがなかろうが、どうでもいい。このガリアブレ―ヴァで叩きのめすだけだ!」
「でも、もうそんなに振れないよね? それに腕の傷口……瘴気の毒が入り込んでいるわね」
待って! と制止する必要なんかない。
タタンは私の一言で歩を止めた。
いくら、彼女が怪力の持ち主でも、自分の身の丈ほどもある超重量の鉄鎚を振るのに制限がないわけがない。
さらに悪い事に、瘴気の毒にあてられた腕は黒く変色し全身にまわり始めている。
神眼の見立てでは振り回せる残り回数は、良くて四回。
毒に侵されている状態では、その回数すら怪しいが……。
「だから、どうした? どうせ、当てずっぽうで言っているだけだろ?」
タタンは私の方を向き合おうとはせず、ずっと外の様子をうかがっているフリをしている。
虚勢を張ってまで、一人で戦い抜こうとした彼女にとって誰かに真意を問い立たされるのは、さぞ面白くない話なのだろう。
苛立ちという名の熱気がここまで押し寄せてきている。
「タタンの言う御使いの力を使用したの。私の力は瞳に宿っているから、他者の動きを見ただけで多くの情報が得られるのよ」
「へぇ~、事実かどうかは別として本当なら凄いな。それなら、俺様の力もどういったモノか知っているよな?」
残念ながら、私は彼女の能力については一切知らない?
見当をつけて言ったところで所詮は当てずっぽうだ。
あてにはならない……しまった、コイツは藪蛇だったか。
……などと後悔している暇はない。
今までのやり取りでようやく掴めてきた! トルテがどうやって日頃、タタンを従わせてきたのかを。
この娘は基本、対抗意識が強い。
普段から、ああ言えばこう言うという反発的な態度を示す。
それを踏まえると、力を合わせて敵と戦おうなんて会話を持ち掛けた時点でNGだ。
彼女からすれば、こちらの提案など知ったこちゃない無関係な話に過ぎない。
トルテとは、真逆のまったくもって可愛げのない、一癖も二癖もある気性をしているというわけだ。
ならば、いっそ彼女のルール自体を逆手に取って挑発するのもありだ。
否定的な言葉をいくつか混ぜてやれば、気の短い彼女は簡単に食いつくだろう。
けれど……それが本当に正しいのだろうか?
私達がペイルライダー倒せる可能性、それはガリアブレ―ヴァの残り四振りをどう扱うかで決まる。
戦闘センスが優れているタタンなら、私がちゃんと誘導してあげれば、思惑に沿った通りの活躍をしてくれるはずだ。
タタンの意思や考えを無視して……やれば。
違う……そんなの間違っている!
この場にいる誰一人として、そんな結果は望んでいない。
何より、胸の奥が苦しくなってくるほどに私の心が嫌だと訴えている。
小手先だけの方法で人を動かしても何も活路は見いだせない。
そうだ、私は愚か者だ!! 何を以て自己陶酔しているんだ。
そのせいで危うく彼女の問いの真意を見落とすところだったじゃないか!
最初から、タタンは自身の能力を当てて欲しいわけじゃない――
「タタン、それにトルテ、聞いて。今のままだと、私達はペイルライダーに負ける。私達は互いに個々でどうにかしようとしているけど、それは足並みを揃えているにすぎない。奴らは必ずその隙をついて攻撃を仕掛けてくる。本当の意味で全員の気持ちが一つにならなければ、この状況はくつがえらないんだ!」
「言いたい事はそれだけか? あの野郎を倒すにはネェーちゃんを信用しろと? 一蓮托生……けっ! てんで無茶な要望だな、アンタは何を対価に差し出すつもりなんだよ。まさか、理想だけを押し付けて解決すると思っていないよなぁ、俺様たちの命を背負う覚悟があんのかよ!?」
「覚悟? それなら……とっくに出来ている。すでに私は、三百人以上の命を背負って此処に赴いているんだ!! 今更、一人二人増えたところで何かが変わるわけじゃない!! 負けられない戦いを強いられているのはタタン、あなただけじゃないんだ。さっきの問いの答えは知らないだ! あなたたちが、不用心に人の前で、自分の能力をひけらかす訳がない」
息を荒げて伝える私を見たタタンが一瞬、目を見開いたような気がした。
私だって意地がある、中途半端な気持ちでここまで来たんじゃない。
本来の目的を無視してでも、優先しなければならない事だと判断したからディングリングたちを追ってきたんだ。
それを、上辺だけ見て否定されるのであれば、私も黙ってはいられない。
「……嫌いじゃない口上だ。不要に問い詰めて悪かったな。俺様も、トルテの事があるから簡単に気を許すわけにはいかないんだよ。今更、言っても言い訳でしかないけど、ネェーちゃんが信用に足る人物か? 見極める必要があったんだよ」
「合格……そう捉えていいの?」
「お、おうよ……一々、確認すんなよ! こそばゆくて敵わないわ。指示には従う、だからネェーちゃんが頭の中でイメージした必勝法を教えてくれや」
私は、ゆっくりと頷いた。
タタンに、敵の情報や作戦の内容を事細かに伝え、ようやくすべての準備が整った。
余力的に次は引けない。
ここでペイルライダーに引導を渡す。
不自然な部分ばかりが目立ちすぎて、逆に気に留めることがなかった。
すべての言動は、この問いの為にだけあった。
そう考えると今まで不透明だったモノが輪郭を帯びてきたように感じる。
「ネェーちゃんは魔女なのか? あっ、俺様は断じて違うぞ! トルテがブレーキかけているからな」
「ち、違うけど。魔導士がウォロックやウィッチになるって話だから、心配しているの?」
「何言ってんだ? 魔導士とか関係なく魔性持ちは闇に堕ちていくぞ。ネェーちゃんが言っているのは、大昔にあった魔導士弾圧で、魔術師教会が喧伝していた噂話だぞ」
彼女の言葉に困惑の色を浮かべる自分がいた。
情報の不一致……ここに来てアーカイブスの弱点が明らかとなった。
便利であるが為、自ら罠に陥る。
アーカイブスのデータ収集力は優秀であっても万能ではない。
もし、誤ったデータが登録され、そのまま保管され続けていれば、今回のような状況が発生する。
取り扱い方を、見直さなければならない……。
そのことを早期に気づけただけ、幸運なのかもしれない。
「なんてかさぁ、ヤバイ臭気プンプンなんだよ~魔性特有の奴! けどよ、それだけ臭っても、ネェーちゃんは正気を保っている! それが腑に堕ちねぇ……」
小動物みたいに鼻をクンクンさせるタタンを見て、少し和む。
相手は至って真面目だというのに、私の方はどうにも身が入らない。
バレたら、エライ目に合わされるかもしれないけど、可愛いモノは別枠だ。
「ん? サクリファイスに到着する前の日は、お風呂に入ってなかったからね」
「ちげぇーし、ったく惚けんのも大概にしろよな。まあ、それだけ悪乗りできんなら、まだ大丈夫だって思っておくわ。それよりもだ!」
タタンが顎で家屋の外を指し示す。
戦線から一時離脱したとはいえ、ペイルライダーやソルジャーたちから逃れられたわけじゃない。
私達が逃げる際、屋根の上からオイスタが盾を投げつけてくれなければ光の鞭による追撃が放たれていた。
それほどまで執念深い敵だ。
現在進行形で私達を追っていると見て違いない。
ただ、それ以上に気がかりなのは男性陣の安否だ。
場合によっては、ペイルライダーのヘイトをかって彼らの方が先に狙わっている事すらあり得る。
「じゃ、俺様は戻るぜ。ネェーちゃんに策があろうがなかろうが、どうでもいい。このガリアブレ―ヴァで叩きのめすだけだ!」
「でも、もうそんなに振れないよね? それに腕の傷口……瘴気の毒が入り込んでいるわね」
待って! と制止する必要なんかない。
タタンは私の一言で歩を止めた。
いくら、彼女が怪力の持ち主でも、自分の身の丈ほどもある超重量の鉄鎚を振るのに制限がないわけがない。
さらに悪い事に、瘴気の毒にあてられた腕は黒く変色し全身にまわり始めている。
神眼の見立てでは振り回せる残り回数は、良くて四回。
毒に侵されている状態では、その回数すら怪しいが……。
「だから、どうした? どうせ、当てずっぽうで言っているだけだろ?」
タタンは私の方を向き合おうとはせず、ずっと外の様子をうかがっているフリをしている。
虚勢を張ってまで、一人で戦い抜こうとした彼女にとって誰かに真意を問い立たされるのは、さぞ面白くない話なのだろう。
苛立ちという名の熱気がここまで押し寄せてきている。
「タタンの言う御使いの力を使用したの。私の力は瞳に宿っているから、他者の動きを見ただけで多くの情報が得られるのよ」
「へぇ~、事実かどうかは別として本当なら凄いな。それなら、俺様の力もどういったモノか知っているよな?」
残念ながら、私は彼女の能力については一切知らない?
見当をつけて言ったところで所詮は当てずっぽうだ。
あてにはならない……しまった、コイツは藪蛇だったか。
……などと後悔している暇はない。
今までのやり取りでようやく掴めてきた! トルテがどうやって日頃、タタンを従わせてきたのかを。
この娘は基本、対抗意識が強い。
普段から、ああ言えばこう言うという反発的な態度を示す。
それを踏まえると、力を合わせて敵と戦おうなんて会話を持ち掛けた時点でNGだ。
彼女からすれば、こちらの提案など知ったこちゃない無関係な話に過ぎない。
トルテとは、真逆のまったくもって可愛げのない、一癖も二癖もある気性をしているというわけだ。
ならば、いっそ彼女のルール自体を逆手に取って挑発するのもありだ。
否定的な言葉をいくつか混ぜてやれば、気の短い彼女は簡単に食いつくだろう。
けれど……それが本当に正しいのだろうか?
私達がペイルライダー倒せる可能性、それはガリアブレ―ヴァの残り四振りをどう扱うかで決まる。
戦闘センスが優れているタタンなら、私がちゃんと誘導してあげれば、思惑に沿った通りの活躍をしてくれるはずだ。
タタンの意思や考えを無視して……やれば。
違う……そんなの間違っている!
この場にいる誰一人として、そんな結果は望んでいない。
何より、胸の奥が苦しくなってくるほどに私の心が嫌だと訴えている。
小手先だけの方法で人を動かしても何も活路は見いだせない。
そうだ、私は愚か者だ!! 何を以て自己陶酔しているんだ。
そのせいで危うく彼女の問いの真意を見落とすところだったじゃないか!
最初から、タタンは自身の能力を当てて欲しいわけじゃない――
「タタン、それにトルテ、聞いて。今のままだと、私達はペイルライダーに負ける。私達は互いに個々でどうにかしようとしているけど、それは足並みを揃えているにすぎない。奴らは必ずその隙をついて攻撃を仕掛けてくる。本当の意味で全員の気持ちが一つにならなければ、この状況はくつがえらないんだ!」
「言いたい事はそれだけか? あの野郎を倒すにはネェーちゃんを信用しろと? 一蓮托生……けっ! てんで無茶な要望だな、アンタは何を対価に差し出すつもりなんだよ。まさか、理想だけを押し付けて解決すると思っていないよなぁ、俺様たちの命を背負う覚悟があんのかよ!?」
「覚悟? それなら……とっくに出来ている。すでに私は、三百人以上の命を背負って此処に赴いているんだ!! 今更、一人二人増えたところで何かが変わるわけじゃない!! 負けられない戦いを強いられているのはタタン、あなただけじゃないんだ。さっきの問いの答えは知らないだ! あなたたちが、不用心に人の前で、自分の能力をひけらかす訳がない」
息を荒げて伝える私を見たタタンが一瞬、目を見開いたような気がした。
私だって意地がある、中途半端な気持ちでここまで来たんじゃない。
本来の目的を無視してでも、優先しなければならない事だと判断したからディングリングたちを追ってきたんだ。
それを、上辺だけ見て否定されるのであれば、私も黙ってはいられない。
「……嫌いじゃない口上だ。不要に問い詰めて悪かったな。俺様も、トルテの事があるから簡単に気を許すわけにはいかないんだよ。今更、言っても言い訳でしかないけど、ネェーちゃんが信用に足る人物か? 見極める必要があったんだよ」
「合格……そう捉えていいの?」
「お、おうよ……一々、確認すんなよ! こそばゆくて敵わないわ。指示には従う、だからネェーちゃんが頭の中でイメージした必勝法を教えてくれや」
私は、ゆっくりと頷いた。
タタンに、敵の情報や作戦の内容を事細かに伝え、ようやくすべての準備が整った。
余力的に次は引けない。
ここでペイルライダーに引導を渡す。
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