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Chapter.1:錆び朽ちた魔機人《マギナ》

5話:ダンジョンボス攻略戦①

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 休憩を挟んだ後に改めてログインした私は、何度かボスに挑んだ。負け続けはしたものの、ボスを相手にしただけあってスキルレベルはかなり上昇している。

 このゲームのデスペナルティは所持金の半減と装備している武器防具の耐久低下なんだけど、どちらも私には関係ない。
 森の中じゃお金なんて使わないし、装備してるパーツや武装は初期装備だ。耐久の低下を心配する必要はないからね。

 そして、何回か戦ううちに相手の行動パターンも読めてきた。このゲームのモンスターのAIはモンスターによって違うようで、あのロボットには決まった行動パターンがあるみたい。

 こうされたらこうする、あれをされたらあれをする、みたいな感じって言えばいいのかな。
 受けた攻撃に対して反撃のパターンが一定だから、そこさえ読んでしまえばある程度ダメージを抑えることができる。

 でも、あくまで抑えるだけ。避け続けたり、見切ったりはできない。装備がよければ違うかもだけどね。
 そんなわけで、ロボット道場に通った結果の現状のスキルレベルとステータスはこんな感じだ。

 [所持スキル]
 《魔機人マギナ》Lv.21(9up↑)
《武装》Lv.22(7up↑)《パーツクリエイト》Lv.1
 《自動修復オートリペア》Lv17(4up↑)《自動供給オートリチャージ》Lv.10(3up↑)
《刀剣》Lv.25(6up↑)《鑑定》Lv.-- 《感知》Lv.10(2up↑)《直感》Lv.21(6up↑)《敏捷強化》Lv.19(10up↑)

 残りSPスキルポイント20

[STATUS]
 HP:600(+500) EN:550(+500)
 STR:15(+14)VIT:27(+17)INT:0 MIND:19(-11)AGI:41(+25)DEX:15(+10)LUK:2

スキルレベルが上がったおかげで分かったんだけど、《敏捷強化》はスキルレベルが10上がるごとに固定値で4ステータスが上昇するみたいだ。これが、成長補正の代わりの固定値ってやつだろうね。

《刀剣》スキルは……と言うより、基本の一次スキルはLv.30が成長限界で、様々な派生スキルが取得可能になるらしい。
 そこから各々の好みにあったスキルに派生していくみたいだね。まぁ、パッシブカテゴリーのスキルはその限りじゃないみたいだけど。

 ただし、派生元のスキルは消えてしまうので、今まで使っていた武器が使えなくなることがある。
 もし《刀剣》スキルを派生スキルにした後に、《刀剣》スキルから派生する別の派生スキルを取得したい場合、また一から《刀剣》スキルを育てることになる。

 私の場合、取るなら《片手剣》スキルと《刀》スキルのどっちかになるわけだけど、そのどっちかを取ったらもう片方の武器種は使えなくなっちゃうって感じ。

 今は右に剣、左に刀を装備してるけど、片方しか装備できなくなっちゃうわけだね。現状それはいただけないので、スキル派生は武器の目処がたってからかな。

 ま、スキルがなくなるとはいえ、《刀剣》スキルで覚えたアーツはそのまま使えるんだけどね。

 そうそう、アーツについて。
 アーツとは、MPを消費して放つ必殺技のようなもの。某大作RPGで言えば特技ね。
 これらは、武器カテゴリーのスキルを育てていけば覚えることができる。
 でも、私は使えない。

 元々魔機人は武器や防具を装備できず、《武装》スキルのおかげで種類に武装とついている武器なら装備できる。
 それが理由なのかは知らないけど、本来使えるはずのアーツが使えない。というより覚えられないんだよね。

 ボス相手に火力の欲しい私にとっては大問題だ。現状、ちまちま殴っていくしか方法がないからね。
 ただ、もうほとんど行動パターンも読めた。次で決めてやる!

 私は確認のために表示していたスキル画面を閉じて、ガレージの外へと歩いていく。
 そのままの足でしばらく進み、ダンジョンへと向かう。そろそろ夕ご飯も食べたいし、ここで倒したいところだね。

 青い膜を通り、機械的な装飾が施された殺風景な通路を進んで行く。
 ……今度こそ、あいつを倒す。ボス部屋に近づくにつれてその想いは強くなっていった。

『散々私を死に戻りさせて殺してきたんだから、その落とし前はきっちりと、ね!』

 そしてダンジョンの主、ボスロボット(私命名)との戦いが始まった。

『ふっ!』

 ボスロボットは私がボス部屋の中心あたりに来ると、床に突き刺さった剣を抜いてこちらに走ってくる。そして、間髪入れずに振り下ろし。

 私はそれを余裕を持って横に回避し、右の剣を叩きつけた。そうすると攻撃の判定が打撃判定になって、ボスロボットに効くようになる。
 HPバーを見れば、最初の時は一撃で1%しか減らなかった一本目のHPゲージが2%ほど削れているのが分かった。

 たった1%でも大きな進歩だ。単純に火力が2倍になったようなものだからね。

 ダメージを受けたボスロボットは鋭い連撃を放ってくる。私はボスロボットの後ろに回り込むように回避し、その背中を剣で打ちつける。基本的にはこの行動の繰り返しだね。

 回避し、とは言ってるけど、その際に掠ったりして微量のダメージを受けたりしている。ま、《自動修復》スキルの自動回復で回復出来る範囲だから問題は無いかな。

 何度もその工程を繰り返し、一本目のHPバーが半分を切った。するとボスロボットの動きが変わり、大きくバックステップして私との距離を空ける。
 剣を床に突き刺したボスロボットはおもむろに両の手のひらを私の方へ向けてきた。そこから伸びるのは銃口。

 ここからが第二ラウンド。銃口から発射される魔力弾を躱してボスロボットにダメージを入れないといけない。ま、私は躱さないけどね!

 バババババババババ、と発射される魔力弾を後目しりめに私は真っ直ぐボスロボットへ向かっていく。魔力弾が私の装甲に当たりダメージを与えていくけど、《自動修復》スキルによってすぐさま回復していった。

 そう、スキルレベルの上がった《自動修復》スキルのおかげで、回復量が相手の与えるダメージを上回ったのだ!
 だからこんな無茶な動きをしてるってわけ。そうでもしなきゃやってられないけど。この弾幕を一人で突破するなんて無理ゲーだよ無理ゲー。

 ここを私が突破するには、《自動修復》スキルの回復に任せてのゴリ押ししかない。一応私の身体は機械だから、ポーションの類も使えないし。

『やぁぁぁぁぁぁぁっ!』

 ボスロボットの与えてくるダメージを無視し、何度も剣と刀で殴りつける。でも、初期装備に耐久値がなくてよかった。これでも強引な戦い方をしてる自覚はあるからね。普通の武器だったら壊れてたかもしれない。

 私がどれだけ近づいてもボスロボットは銃撃を止めることなく撃ち続けている。近づけば近づくほどダメージは増えていくけど、私のHPが減るよりも相手のHPバーが削れる速度の方が速い。それに、《自動修復》スキルのスキル上げにちょうどいいんだよね、この攻撃。

〈《自動修復》スキルのレベルが上がりました〉

 あ、また1上がった。

 一本目のHPバーを削りきると、ボスロボットは銃口をしまい、再び剣を構える。私も一度距離をとって呼吸を整える。アバターは機械の身体だけど、中の人はそうじゃないからね。

 ここからが第三ラウンド。攻撃の密度は下がるけど一撃一撃が洒落にならない威力の斬撃をお見舞してくる。気を抜いたら一瞬でHPを刈りとられてしまう危険ゾーンだ。

『――ふっ!』

 私はボスロボットの重い斬撃を一つ一つ丁寧に剣の腹で受け流しつつ、カウンターを叩き込んでいく。
 ダメージを与える頻度は落ちてしまうけど、ここは安全第一。確実にダメージを入れていくことを優先する。もちろん回避出来そうな攻撃は回避していく。

 二本目のHPバーが半分を切り、ボスロボットの行動パターンが変わった。重い一撃重視の動きから軽い連撃重視の動きになり、猛攻を仕掛けてくる。
 私は、その息吐く暇もない連続攻撃に防戦一方になる。

『でも、その動きには慣れた!』

 少しずつ敵の攻撃を躱せるようになり、それに合わせてカウンターを叩き込む。ノーダメージとはいかないけど、こちらのダメージをかなり抑えて戦うことができている。
 前回はこの連撃ラウンドの最中で死に戻っちゃったからなぁ。今回は頑張らないとね。

 また、このラウンドから本格的に敵がアーツを使い始めるようになる。初回の時に使われたアーツはこちらの体力が半分を切ったら自動発動するアーツだった。

 ボスロボットが使ってくるのは《刀剣》スキルの【スラッシュ】と【スライサー】。
【スラッシュ】はアーツの光を纏いながら敵を切るスキルで、一撃の威力と振りの速度が高い。初回の時に使ってきたのはこれね。

【スライサー】は高速移動しながら敵を切りつけるスキルで、移動しながら敵にダメージを与えられる優れものだ。ま、どちらも私には使えないけど。

 ボスロボットの動きを観察していると、眼前の剣に光が集まる。アーツが来るか!
 ボスロボットは上段に剣を構え、真っ直ぐ振り下ろしてくる。

 私はそれを何とか右に避けることで難を逃れたけど、【スラッシュ】を受けた地面は無事ではない。剣先から放射状にヒビが入っており、威力の高さを物語っている。

 あれは、ちょっと受け流すのは無理そうだね。でも、だからってビビっていられない!

 奔る剣閃。頬を掠める刃。地を割るアーツ。致命傷となりうる攻撃を避けてダメージを叩き込んでいく。
 こちらのHPはまだ安全マージンを保っているけど、まともに攻撃を食らったらアウトだ。豆鉄砲ならともかく剣はやばい。アーツなんてもっての外だ。

 精神とHPを削る戦いが続き、ようやく敵の二本目のHPバーを削り切った。
 私はバックステップしながら相手の様子を確認するが、ボスロボットの動きは変わらないようだ。

 私は一度落ち着くために深呼吸をする。
 すぅ……はぁ……。
 ――よし! やるぞ!
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