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第二百十四話:奪還2
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ナマイキ少女と一緒に2階へと向かう。
「いいか、絶対に後ろに隠れているんだぞ」
「分かったわ」
本当に分かってるのか。
反応があるポイントまで進んでいく。それにしても、王宮内は酷く散乱していた。
彫像品は倒れて破壊されているし、絵画は斬り裂かれている。どれも値がはる物だろうに。
この角を曲がった先に1人いる。
少女を目で制して、その場に居るように伝える。
ははは⋯はぁ⋯。
あれって、どうみても侵入者である俺を待ち構えているよな。
自身に身体強化を施す。
俺の姿を見るや否や魔術をぶっ放してくる。
ドアの向こう側にはナマイキ少女がいるってのに。
石壁を背後に使用する。
そのまま真っ直ぐ突き進む。
魔術をギリギリで躱して相手と距離を詰める。
なっ⋯んだと!
地面が輝いたかと思いきや、身体が動かなくなる。
「これは⋯」
見ると、魔法陣が地面に展開されていた。行動阻害の魔法陣だろうか? って、今は流暢に考えている時間はない。
魔法陣の外から魔術による容赦ない攻撃だ。限界突破して、耐性が大幅に上がっているとはいえ、それなりに痛いな⋯。
この魔法陣、行動阻害だけじゃなく、スキルや魔術も使えないのか。
同じ階にいた他の2人がこちらへと近付いてくるのが範囲探索で確認出来る。
いつまでもやられたままだと思うなよ!
ポータルリングを使って、一旦この場を離脱する。
そして、間髪入れずに先程の場所まで転移で移動した。勿論魔法陣の外だ。
背後から一撃を加えて意識を奪う。そのまますぐに洗脳状態を解除した。
次から次へと⋯
続け様に増援の2人が部屋へと入って来る。1人は全身甲冑を身に纏っている。あれじゃ、打撃によって意識を奪う事は出来ないだろうな。
もう1人は、いや1匹は⋯なんだあれは?
名前:ベルストリンガー
レベル78
種族:九尾狼
弱点属性:火
スキル:雷撃咆哮Lv4、焔撃咆哮Lv4、氷撃咆哮Lv4、遠吠、重力波Lv4、衝撃波Lv4、立体起動
ヤバいくらい強くない────って! 俺の姿を視認するなりイキナリ襲い掛かって来やがった!
トップスピードで噛みつくすんでの所で、火壁を展開した。
弱点でもある火なら、あいつの動きを止めらるだ──!
「離せ! こんにゃろ!」
火の壁をもろともせずに飛び掛かり、腕に噛み付いてきやがった。
力任せに振り払うと、風刃を放つが、避けられてしまった。なかなかに素早い。
あいつ、空中を駆けてやがる。それも縦横無尽に部屋中を駆け回っている。
狙いが定め辛いな。範囲指定だと、威力がありすぎて、部屋を破壊してしまう。
攻めあぐねていると、3本の頭からそれぞれ別種の息吹を吐いてくる。
すぐに障壁を展開し、それを受けると、背後から長剣を持った全身甲冑野郎が斬りかかってくる。
勿論、範囲探索で捕捉していた為、不意打ちなんて事にはならない。
素早く甲冑野郎の背後に周り、回転蹴りを浴びせる。全身甲冑の為、今までのように簡単に意識を飛ばせる事が出来ない為、割と本気で放ったはずだったんだけど、どうやら相当にタフなようだ。倒れたが、すぐに起き上がっている。
っと、背後からまた息吹が襲ってくる。
悪いけどモンスターには容赦しない!
《重力》
モンスターの足元に重力を発動させ、動きを奪う。
重力は、無詠唱で放つ事が出来るから高速で動こうとも捉える事が出来る。
トドメを刺そうとするが、甲冑野郎がさせてくれない。長剣に炎を纏って斬りつけてくる。重装備の割に中々に速い。
先程の回し蹴りでダメなら打撃で意識を奪うのは難しい。加減が難しいのだ。間違っても命を奪う事は出来ない。それなら、勝算の高い方を選ばせて貰う。
感電死するなよ!
《雷撃》
電撃が甲冑野郎の脳天から襲う。全身が痙攣するかの如く、震えた後、その場に崩れ落ちる。
さて、後はお前だけだな。
先程の重力でもがき苦しんでいる。
最大威力で放ったんだ。普通の相手ならそれだけでペシャンコなんだけど、やはりお前は強い。
でも、これで終わりだ。
杖を天に掲げ、魔術を発動しようとしたまさにその瞬間、正面からグサリと何かが突き刺さる感触を感じた。
見ると、見事に剣が俺を貫通していた。
しかし、相手の姿は見えない。
範囲探索で確認すると、近くにはいないが、3階にいたはずの反応が無くなっていた。
⋯いや、近くにいる。間違いなくこの近くに誰かがいる。殺気を感じるからだ。
《熱源感知》
やはり、この部屋内に反応がある。
以前、不死の王と対峙した際も、異空間にいる場合は、範囲探索での認知は出来なかった。
こいつも恐らくその類いだろう。
夥しい量の出血が流れる。高レベルのおかげか、すぐにどうこうにはならないにしても、このまま放っておくと、間違いなく出血多量で死ぬだろう。
すぐに剣を抜き、治癒を使う。
しかし、その隙を狙ったのかまたしても剣が飛んでくる。今回は警戒していた事もあり、また、飛んで来る方向がハッキリしていた為、ギリギリで躱す事に成功した。
その際に生じた隙を突き、狼野郎が右腕に喰らい付き、噛みちぎる。
腕って簡単にもげるんだななんて変な事を考えながらも意外と冷静だった。
《一閃光》
人差し指から発せられた光線が狼野郎の首を落とす。
続いて、異空間にいる最後の1人を引きずり出す。
《次元窓》
突如何もない空間に黒い窓が出現した。
その中に腕を突っ込み、中にいるその人物を強引に引きずり出した。そのまま額に手を当てて、洗脳を解除する。
「あまり調子に乗るなよ」
これで洗脳された人は全員解除する事が出来たはすだ。
「動かないで」
すぐ背後に反応が一つ。
しかしそれは敵対する赤反応ではなく、自分にとって害にならない白反応だった。しかも2つ確認出来る。
「振り向いたらこの人殺す」
聞きなれた声。
当たり前だ。先程まで一緒に行動していたのだから。
「どういう事か説明してもらおうか」
「説明? 私は貴方の敵。ただそれだけ」
「ふん、それに、その人はキミのお姉さんじゃなかったのか?」
「あれは嘘」
どういう訳か、見た目少女のこの子もどうやら敵らしい。しかし、洗脳状態じゃないんだよな。
「貴方何者なの。人族の強さを遥かに凌駕してる」
「敵にわざわざくれてやる情報はないな」
《転移》
少女の背後に転移して、人質に突き立てていたナイフって、あれ⋯何も手に持ってないぞ? それに人質の女性はクスクスと笑っている。
「そうそれ。人族は転移使えないはず」
どうやら俺は騙されたみたいだな。少女に最低限に手加減したデコピンをお見舞いする。
「ぎゃ!」
涙目の少女が訴えて来る。
「痛い」
「いやいや、俺たちは敵なんだろ?」
涙目のまま睨んでいる。少し意地悪だっただろうか?
「で、キミは一体何者なんだい。見た目だけの少女って訳じゃないんだろ?」
実は、今更ながら気が付いたのだが、鑑定が無効だったのだ。
「私は魔女。深緑の魔女」
まさかの魔女だったのか。
「なるほど。なぜ、魔女さんがこんな所にいたのかは取り敢えず置いておく」
実は、まだ戦闘で負った傷を癒していない。
腕だって、片方しかない。
《治癒》
洗脳されて気を失っている人たちを集め、一緒に転移する。
「ユウ様! 逃げて下さい!」
転移するや否や突如としてエレナの叫び声が聞こえて来る。辺りを見回すが、状況が飲み込めない。
近衛隊が、全員血だらけで倒れ伏していた。
「これは一体⋯」
無事に王宮を奪還し、エレナの待つ離れの御所に戻ると、何故だか、近衛隊が全滅していた。
すぐにエレナを保護する。
悪いけど、何を置いてもエレナが第一優先だ。
「そ、それが⋯いきなり、お父様が襲って来たんです⋯」
エレナの指差す方向には、プラメルの王でもあるエレナの父親ロイドが佇んでいた。
剣を手にし、返り血だろう、血まみれの姿だった。
流石に王が相手では、誰も手出しが出来なかったのだろう。
「エレナ、俺の背後に」
やはり、洗脳状態となっている。
しかし、さっきまでは洗脳されていなかったじゃないか。
何故急に⋯まさか、元凶者が近くにいるのか?
いや、そんなはずはない。
7大魔王の動向は、指定把握で常に居場所を監視している。
誰も、この場所には近付いて来てはいない。
なら、7大魔王以外の犯行か?
こんな事、普通の輩に出来るはずもない。
例えば、亡国の騎士のような犯罪集団の仕業だと言うのか?
いや、たぶんそれも違う。なら、考えられる可能性は⋯。
時間差で洗脳しさせる事が出来るか、離れた位置から相手を洗脳する事が出来るのか。恐らくどちらかだろう。
なら、俺も洗脳される可能性があるって事か?
いやいや、常識で考えろ。洗脳する為には必ず、対象者と直接接触する必要があるはずだ。
いつになく弱気になってる気がするな。
そのまますぐに王の洗脳を解除する。
「いいか、絶対に後ろに隠れているんだぞ」
「分かったわ」
本当に分かってるのか。
反応があるポイントまで進んでいく。それにしても、王宮内は酷く散乱していた。
彫像品は倒れて破壊されているし、絵画は斬り裂かれている。どれも値がはる物だろうに。
この角を曲がった先に1人いる。
少女を目で制して、その場に居るように伝える。
ははは⋯はぁ⋯。
あれって、どうみても侵入者である俺を待ち構えているよな。
自身に身体強化を施す。
俺の姿を見るや否や魔術をぶっ放してくる。
ドアの向こう側にはナマイキ少女がいるってのに。
石壁を背後に使用する。
そのまま真っ直ぐ突き進む。
魔術をギリギリで躱して相手と距離を詰める。
なっ⋯んだと!
地面が輝いたかと思いきや、身体が動かなくなる。
「これは⋯」
見ると、魔法陣が地面に展開されていた。行動阻害の魔法陣だろうか? って、今は流暢に考えている時間はない。
魔法陣の外から魔術による容赦ない攻撃だ。限界突破して、耐性が大幅に上がっているとはいえ、それなりに痛いな⋯。
この魔法陣、行動阻害だけじゃなく、スキルや魔術も使えないのか。
同じ階にいた他の2人がこちらへと近付いてくるのが範囲探索で確認出来る。
いつまでもやられたままだと思うなよ!
ポータルリングを使って、一旦この場を離脱する。
そして、間髪入れずに先程の場所まで転移で移動した。勿論魔法陣の外だ。
背後から一撃を加えて意識を奪う。そのまますぐに洗脳状態を解除した。
次から次へと⋯
続け様に増援の2人が部屋へと入って来る。1人は全身甲冑を身に纏っている。あれじゃ、打撃によって意識を奪う事は出来ないだろうな。
もう1人は、いや1匹は⋯なんだあれは?
名前:ベルストリンガー
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種族:九尾狼
弱点属性:火
スキル:雷撃咆哮Lv4、焔撃咆哮Lv4、氷撃咆哮Lv4、遠吠、重力波Lv4、衝撃波Lv4、立体起動
ヤバいくらい強くない────って! 俺の姿を視認するなりイキナリ襲い掛かって来やがった!
トップスピードで噛みつくすんでの所で、火壁を展開した。
弱点でもある火なら、あいつの動きを止めらるだ──!
「離せ! こんにゃろ!」
火の壁をもろともせずに飛び掛かり、腕に噛み付いてきやがった。
力任せに振り払うと、風刃を放つが、避けられてしまった。なかなかに素早い。
あいつ、空中を駆けてやがる。それも縦横無尽に部屋中を駆け回っている。
狙いが定め辛いな。範囲指定だと、威力がありすぎて、部屋を破壊してしまう。
攻めあぐねていると、3本の頭からそれぞれ別種の息吹を吐いてくる。
すぐに障壁を展開し、それを受けると、背後から長剣を持った全身甲冑野郎が斬りかかってくる。
勿論、範囲探索で捕捉していた為、不意打ちなんて事にはならない。
素早く甲冑野郎の背後に周り、回転蹴りを浴びせる。全身甲冑の為、今までのように簡単に意識を飛ばせる事が出来ない為、割と本気で放ったはずだったんだけど、どうやら相当にタフなようだ。倒れたが、すぐに起き上がっている。
っと、背後からまた息吹が襲ってくる。
悪いけどモンスターには容赦しない!
《重力》
モンスターの足元に重力を発動させ、動きを奪う。
重力は、無詠唱で放つ事が出来るから高速で動こうとも捉える事が出来る。
トドメを刺そうとするが、甲冑野郎がさせてくれない。長剣に炎を纏って斬りつけてくる。重装備の割に中々に速い。
先程の回し蹴りでダメなら打撃で意識を奪うのは難しい。加減が難しいのだ。間違っても命を奪う事は出来ない。それなら、勝算の高い方を選ばせて貰う。
感電死するなよ!
《雷撃》
電撃が甲冑野郎の脳天から襲う。全身が痙攣するかの如く、震えた後、その場に崩れ落ちる。
さて、後はお前だけだな。
先程の重力でもがき苦しんでいる。
最大威力で放ったんだ。普通の相手ならそれだけでペシャンコなんだけど、やはりお前は強い。
でも、これで終わりだ。
杖を天に掲げ、魔術を発動しようとしたまさにその瞬間、正面からグサリと何かが突き刺さる感触を感じた。
見ると、見事に剣が俺を貫通していた。
しかし、相手の姿は見えない。
範囲探索で確認すると、近くにはいないが、3階にいたはずの反応が無くなっていた。
⋯いや、近くにいる。間違いなくこの近くに誰かがいる。殺気を感じるからだ。
《熱源感知》
やはり、この部屋内に反応がある。
以前、不死の王と対峙した際も、異空間にいる場合は、範囲探索での認知は出来なかった。
こいつも恐らくその類いだろう。
夥しい量の出血が流れる。高レベルのおかげか、すぐにどうこうにはならないにしても、このまま放っておくと、間違いなく出血多量で死ぬだろう。
すぐに剣を抜き、治癒を使う。
しかし、その隙を狙ったのかまたしても剣が飛んでくる。今回は警戒していた事もあり、また、飛んで来る方向がハッキリしていた為、ギリギリで躱す事に成功した。
その際に生じた隙を突き、狼野郎が右腕に喰らい付き、噛みちぎる。
腕って簡単にもげるんだななんて変な事を考えながらも意外と冷静だった。
《一閃光》
人差し指から発せられた光線が狼野郎の首を落とす。
続いて、異空間にいる最後の1人を引きずり出す。
《次元窓》
突如何もない空間に黒い窓が出現した。
その中に腕を突っ込み、中にいるその人物を強引に引きずり出した。そのまま額に手を当てて、洗脳を解除する。
「あまり調子に乗るなよ」
これで洗脳された人は全員解除する事が出来たはすだ。
「動かないで」
すぐ背後に反応が一つ。
しかしそれは敵対する赤反応ではなく、自分にとって害にならない白反応だった。しかも2つ確認出来る。
「振り向いたらこの人殺す」
聞きなれた声。
当たり前だ。先程まで一緒に行動していたのだから。
「どういう事か説明してもらおうか」
「説明? 私は貴方の敵。ただそれだけ」
「ふん、それに、その人はキミのお姉さんじゃなかったのか?」
「あれは嘘」
どういう訳か、見た目少女のこの子もどうやら敵らしい。しかし、洗脳状態じゃないんだよな。
「貴方何者なの。人族の強さを遥かに凌駕してる」
「敵にわざわざくれてやる情報はないな」
《転移》
少女の背後に転移して、人質に突き立てていたナイフって、あれ⋯何も手に持ってないぞ? それに人質の女性はクスクスと笑っている。
「そうそれ。人族は転移使えないはず」
どうやら俺は騙されたみたいだな。少女に最低限に手加減したデコピンをお見舞いする。
「ぎゃ!」
涙目の少女が訴えて来る。
「痛い」
「いやいや、俺たちは敵なんだろ?」
涙目のまま睨んでいる。少し意地悪だっただろうか?
「で、キミは一体何者なんだい。見た目だけの少女って訳じゃないんだろ?」
実は、今更ながら気が付いたのだが、鑑定が無効だったのだ。
「私は魔女。深緑の魔女」
まさかの魔女だったのか。
「なるほど。なぜ、魔女さんがこんな所にいたのかは取り敢えず置いておく」
実は、まだ戦闘で負った傷を癒していない。
腕だって、片方しかない。
《治癒》
洗脳されて気を失っている人たちを集め、一緒に転移する。
「ユウ様! 逃げて下さい!」
転移するや否や突如としてエレナの叫び声が聞こえて来る。辺りを見回すが、状況が飲み込めない。
近衛隊が、全員血だらけで倒れ伏していた。
「これは一体⋯」
無事に王宮を奪還し、エレナの待つ離れの御所に戻ると、何故だか、近衛隊が全滅していた。
すぐにエレナを保護する。
悪いけど、何を置いてもエレナが第一優先だ。
「そ、それが⋯いきなり、お父様が襲って来たんです⋯」
エレナの指差す方向には、プラメルの王でもあるエレナの父親ロイドが佇んでいた。
剣を手にし、返り血だろう、血まみれの姿だった。
流石に王が相手では、誰も手出しが出来なかったのだろう。
「エレナ、俺の背後に」
やはり、洗脳状態となっている。
しかし、さっきまでは洗脳されていなかったじゃないか。
何故急に⋯まさか、元凶者が近くにいるのか?
いや、そんなはずはない。
7大魔王の動向は、指定把握で常に居場所を監視している。
誰も、この場所には近付いて来てはいない。
なら、7大魔王以外の犯行か?
こんな事、普通の輩に出来るはずもない。
例えば、亡国の騎士のような犯罪集団の仕業だと言うのか?
いや、たぶんそれも違う。なら、考えられる可能性は⋯。
時間差で洗脳しさせる事が出来るか、離れた位置から相手を洗脳する事が出来るのか。恐らくどちらかだろう。
なら、俺も洗脳される可能性があるって事か?
いやいや、常識で考えろ。洗脳する為には必ず、対象者と直接接触する必要があるはずだ。
いつになく弱気になってる気がするな。
そのまますぐに王の洗脳を解除する。
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