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第3話「知らない間に押し付けられた債務!計画倒産を目論む悪徳経営者にリベンジだ!」
3-4「金城司法書士事務所」
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「金城司法書士事務所」
陽菜は、帰りの行楽客でにぎわう京阪電車の中で人野にいろいろと話をした。人野はひとつひとつに頷いてメモを取った。夏子は、(難しい話は、陽菜ちゃんに任せといたらええよな。私が首を突っ込んでもややこしくするだけやしな。それにしても、あんないい家、放ったらかしにして人野さんとこの社長どこに連れ去られてしもたんやろか?2週間に一回の訪問って何なんかな?この広い大阪で1週間で人探しなんかできるんやろか…。なんか、不安になってきたなぁ…。)と考えながら窓の外を見つめていた。
古川橋で3人は電車を降り、そこから15分ほど歩いた。夏子と陽菜がニコニコ商店街でリサイクルショップを開業する際に、商店街会長から紹介をもらった、お人好しでリーズナブルでちょっとおせっかいなおじさんとイケメン先生のふたりでやっている「金城司法書士事務所」にやってきた。
「よろず相談承ります」の売り文句に嘘はなく、イケメン所長で司法書士の森先生と補助者で「自称もぐりのオールラウンドコンサルサント」の副島のおっちゃんと呼ばれるふたりが人野を迎えてくれた。
事前に人野が「リサイクルショップニコニコの夏子さんと陽菜さんの知り合いです」と言って電話をしていたのでスムーズに話は進んだ。
陽菜の指示通り、人野は副島に書類を渡し、コピーを取ってもらった。要望を伝えると、森と副島がふたりでこそこそと話をすると、森から「明日の昼にまた来てください」と言われた。今まで、社長のところで出入りしていた「先生」と呼ばれるどの「サムライ業」の人たちとも違うフレンドリーな雰囲気が人野に伝わった。
夏子は最後に副島と目が合った気がした。(まあ、副島のおっちゃんには私の姿見えへんはずやし、気のせいかな?)と考えた。
金城事務所を出ると強い風が吹いた。「ぱさっ」っと夏子の顔に風で飛ばされてきた紙が貼りついた。
「もう、何やねん!鼻紙とちゃうやろなぁ?」
と夏子がいぶしがって髪をつまむと、5000円札だった。
「きゃー、「樋口一葉」やんかー!ラッキー!」
夏子は周りでお金を落としたであろう人がいないか探した。見える範囲では人ひとりいなかったのでよほど遠くからか、落ちていたものが風で煽られて飛んできたのだろうと思った。物欲しそうに陽菜の目を見る夏子に
「財布やったら届けなあかんけど、ばら札やから人野さんにあげとき。私ら持ってても使われへんからな。」
と優しい言葉をかけた。
人野は申し訳なさそうに受け取ると、
「おふたりにはご迷惑おかけしましたので、大したことはできませんがよかったら、今晩うちでごちそうしますので寄って行ってください。腕を振るわせていただきますから。」
と控えめに申し出た。夏子と陽菜は顔を見合わせ、有無を言わさず同時に頷いた。
業務用スーパーで5000円で材料を購入し、3人は人野のアパートに戻った。人野は、狭いキッチンではあるが、手際よく調理を進め、次々と夏子と陽菜にサーブした。前菜に始まって、かっちりとコース形式で5品。ミシュランシェフの腕をふたりは堪能した。喜ぶ、ふたりの顔を見て人野も嬉しそうだった。
すっかり満腹になった夏子が人野に小さな声で聞いた。
「人野さん、彼女とかいてんの?」
人野は片づけをしていた手を止め、夏子に言った。
「いません。いたこともありません。料理、料理でそれどころじゃなかったですから。はずかしい話ですけど、28歳で彼女歴無しの童貞です。カッコ悪いでしょ?」
人野の言葉に夏子は赤くなって再度尋ねた。
「女の子に興味ないの?」
「うーん、興味ないことは無いですよ。ただ、今までに女の人と話す機会がなかったんで。おそらく、この一生で女性と話した時間では、なっちゃんと陽菜ちゃんがトップ2ですね!」
とさわやかに笑った。夏子は意を決して
「それやったら、今晩私と…」
と言いかけた瞬間、ガンガンとドアが蹴られ、ドアの向こうから怒声が飛んだ。聞き覚えのある声は、昼に取り立てに来ていたふたりであることは間違いない!
(くっそー、せっかくのチャンスを邪魔しやがって!)夏子は再び「ナイトメア」を送り込んだ!
夏子の送り込んだ「ドアのノブから無数の紫色の触手が出てきて、手のひらや腕を食い破り体内に侵食していく悪夢」に男ふたりの悲鳴が上がった。さらに、怒りが収まらない夏子はさらにパイロキネシスで体が発火するイメージを送り込んだ。
「ぎゃおっ!」男の叫びが響くとガタンゴロンと階段を転げ落ちる音が室内にまで響いてきた。
「なっちゃん、ちょっと出かけてくる!あとはよろしく!」
と言い残し、突然、陽菜は壁から「すーっ」と出て行った。アパートの前でエンジン始動音が響くとキュルキュルキュルとタイヤを鳴らし排気音が遠ざかっていった。
4月30日朝、夏子と人野は一晩中、徹夜で話をしていて、周りが明るくなりなりかけたとき、人野が敷いてくれた布団で夏子は休み、人野は壁にもたれ、バスタオルを被って座ったまま眠りについた。
朝7時のアラームが鳴って夏子が目を覚ました瞬間、壁から陽菜が抜け出てきた。
「あれっ、なっちゃんやらずじまいやったんかいな?せっかく気を利かしたったのに…。もったいないことしたな。ケラケラケラ!まあ、私も徹夜明けやから、今から1時間半寝させてな!」
と言いうと、夏子の寝ていた布団にもぐりこみ、すぐにすやすやと眠りに落ちた。
午前8時半、陽菜は、紅茶の香りで目を覚ました。鼻をくすぐるアールグレイと焼けたトーストとベーコンと蜂蜜の香りで人野の家にいることに気がついた。夏子と人野はふたりでテーブルで既に食事をとっている最中だった。(おっ、何かええ感じやん!もしかするとあと5日の間になんかあるかな?)と陽菜は思った。
「おはよう、朝ごはん食べたら、すぐに金城事務所に行こか!」
陽菜が言うと
「えっ、お昼の予定やなかったん?」
と夏子が返した。陽菜は、細かい話は飛ばして、朝9時の訪問が可能か、人野に電話で確認させた。司法書士の森は法務局に行く予定だが副島は事務所にいるとこ事だったので訪問することにした。
金城司法書士事務所につくと、横に着いた陽菜の言うことを人野はオウム返しで副島に伝えた。昨晩、取り立てに来ていた男たちのおんぼろセルシオの後部席に便乗し一晩いろいろと調べに回っていたらしい。
副島から森に連絡してもらい、法務局で、人野の会社の履歴事項等全部証明書と社長の家の登記閲覧以外にいくつか追加の調べ物を依頼した。
9時10分、副島のスマホに森からラインが入ってきた。写真が2枚来ていた。一枚は、人野の会社の履歴事項等全部証明書の写真だった。その登記簿では、人野が代表取締役になっており、黒井の名前はなかった。相談役に人野の知らない男の名が入っていた。変更登記は2週間前に行われていたことが分かった。
もう一枚は、陽菜が追加で調べて欲しいといった会社のものだった。
10時、陸運局に移動した森から社長が載っていたベンツの現在登録証の写真が送られてきた。車両所有者は別の法人に変更されていた。(やっぱり…。私の感が正しければ…)陽菜が思った直後に、2枚目に履歴登録が送られてきた。その画を人野の肩越しに覗き込んだ陽菜は確信した。10時40分、森が帰ってきた。それと同時に事務所の電話が鳴った。副島が対応した。副島が依頼した仲間の弁護士からの電話だった。
「人野さん、黒井譲司の現住所が分かりました。元の住所からは2週間前に移転してますね。住所は…」
(これは、もう間違いない!人野さん、ごめんね、ちょっと体借りるで!)と陽菜が人野の背中から入り込んだ。そこから、約30分、陽菜が憑依した人野と森と副島で喧々諤々と議論が交わされた。副島が指示を出し、森がパソコンを叩きプリントアウトしていく。出された資料を憑依した陽菜も副島と一緒に確認した。
夏子は何が起こっているのか全く理解できずにおろおろするだけだった。そんな夏子に今日も副島の視線が向いた。(ん?明らかに私の存在を副島のおっちゃんは分かってる?)夏子が思ったところ、副島の指示で森と人野は別室に移動した。
副島は、部屋でふたりっきりになった夏子に正面から向かい尋ねた。
「リサイクルショップニコニコのなっちゃんやな?なんかすごいカッコしてるけど。」
「えっ、おっちゃん、私の姿が見えるん?」
「あぁ、陽菜ちゃんの姿も見えてるで。ついさっき、なっちゃんと陽菜ちゃんやって確信が持てたんでな…。ところで…」
陽菜は、帰りの行楽客でにぎわう京阪電車の中で人野にいろいろと話をした。人野はひとつひとつに頷いてメモを取った。夏子は、(難しい話は、陽菜ちゃんに任せといたらええよな。私が首を突っ込んでもややこしくするだけやしな。それにしても、あんないい家、放ったらかしにして人野さんとこの社長どこに連れ去られてしもたんやろか?2週間に一回の訪問って何なんかな?この広い大阪で1週間で人探しなんかできるんやろか…。なんか、不安になってきたなぁ…。)と考えながら窓の外を見つめていた。
古川橋で3人は電車を降り、そこから15分ほど歩いた。夏子と陽菜がニコニコ商店街でリサイクルショップを開業する際に、商店街会長から紹介をもらった、お人好しでリーズナブルでちょっとおせっかいなおじさんとイケメン先生のふたりでやっている「金城司法書士事務所」にやってきた。
「よろず相談承ります」の売り文句に嘘はなく、イケメン所長で司法書士の森先生と補助者で「自称もぐりのオールラウンドコンサルサント」の副島のおっちゃんと呼ばれるふたりが人野を迎えてくれた。
事前に人野が「リサイクルショップニコニコの夏子さんと陽菜さんの知り合いです」と言って電話をしていたのでスムーズに話は進んだ。
陽菜の指示通り、人野は副島に書類を渡し、コピーを取ってもらった。要望を伝えると、森と副島がふたりでこそこそと話をすると、森から「明日の昼にまた来てください」と言われた。今まで、社長のところで出入りしていた「先生」と呼ばれるどの「サムライ業」の人たちとも違うフレンドリーな雰囲気が人野に伝わった。
夏子は最後に副島と目が合った気がした。(まあ、副島のおっちゃんには私の姿見えへんはずやし、気のせいかな?)と考えた。
金城事務所を出ると強い風が吹いた。「ぱさっ」っと夏子の顔に風で飛ばされてきた紙が貼りついた。
「もう、何やねん!鼻紙とちゃうやろなぁ?」
と夏子がいぶしがって髪をつまむと、5000円札だった。
「きゃー、「樋口一葉」やんかー!ラッキー!」
夏子は周りでお金を落としたであろう人がいないか探した。見える範囲では人ひとりいなかったのでよほど遠くからか、落ちていたものが風で煽られて飛んできたのだろうと思った。物欲しそうに陽菜の目を見る夏子に
「財布やったら届けなあかんけど、ばら札やから人野さんにあげとき。私ら持ってても使われへんからな。」
と優しい言葉をかけた。
人野は申し訳なさそうに受け取ると、
「おふたりにはご迷惑おかけしましたので、大したことはできませんがよかったら、今晩うちでごちそうしますので寄って行ってください。腕を振るわせていただきますから。」
と控えめに申し出た。夏子と陽菜は顔を見合わせ、有無を言わさず同時に頷いた。
業務用スーパーで5000円で材料を購入し、3人は人野のアパートに戻った。人野は、狭いキッチンではあるが、手際よく調理を進め、次々と夏子と陽菜にサーブした。前菜に始まって、かっちりとコース形式で5品。ミシュランシェフの腕をふたりは堪能した。喜ぶ、ふたりの顔を見て人野も嬉しそうだった。
すっかり満腹になった夏子が人野に小さな声で聞いた。
「人野さん、彼女とかいてんの?」
人野は片づけをしていた手を止め、夏子に言った。
「いません。いたこともありません。料理、料理でそれどころじゃなかったですから。はずかしい話ですけど、28歳で彼女歴無しの童貞です。カッコ悪いでしょ?」
人野の言葉に夏子は赤くなって再度尋ねた。
「女の子に興味ないの?」
「うーん、興味ないことは無いですよ。ただ、今までに女の人と話す機会がなかったんで。おそらく、この一生で女性と話した時間では、なっちゃんと陽菜ちゃんがトップ2ですね!」
とさわやかに笑った。夏子は意を決して
「それやったら、今晩私と…」
と言いかけた瞬間、ガンガンとドアが蹴られ、ドアの向こうから怒声が飛んだ。聞き覚えのある声は、昼に取り立てに来ていたふたりであることは間違いない!
(くっそー、せっかくのチャンスを邪魔しやがって!)夏子は再び「ナイトメア」を送り込んだ!
夏子の送り込んだ「ドアのノブから無数の紫色の触手が出てきて、手のひらや腕を食い破り体内に侵食していく悪夢」に男ふたりの悲鳴が上がった。さらに、怒りが収まらない夏子はさらにパイロキネシスで体が発火するイメージを送り込んだ。
「ぎゃおっ!」男の叫びが響くとガタンゴロンと階段を転げ落ちる音が室内にまで響いてきた。
「なっちゃん、ちょっと出かけてくる!あとはよろしく!」
と言い残し、突然、陽菜は壁から「すーっ」と出て行った。アパートの前でエンジン始動音が響くとキュルキュルキュルとタイヤを鳴らし排気音が遠ざかっていった。
4月30日朝、夏子と人野は一晩中、徹夜で話をしていて、周りが明るくなりなりかけたとき、人野が敷いてくれた布団で夏子は休み、人野は壁にもたれ、バスタオルを被って座ったまま眠りについた。
朝7時のアラームが鳴って夏子が目を覚ました瞬間、壁から陽菜が抜け出てきた。
「あれっ、なっちゃんやらずじまいやったんかいな?せっかく気を利かしたったのに…。もったいないことしたな。ケラケラケラ!まあ、私も徹夜明けやから、今から1時間半寝させてな!」
と言いうと、夏子の寝ていた布団にもぐりこみ、すぐにすやすやと眠りに落ちた。
午前8時半、陽菜は、紅茶の香りで目を覚ました。鼻をくすぐるアールグレイと焼けたトーストとベーコンと蜂蜜の香りで人野の家にいることに気がついた。夏子と人野はふたりでテーブルで既に食事をとっている最中だった。(おっ、何かええ感じやん!もしかするとあと5日の間になんかあるかな?)と陽菜は思った。
「おはよう、朝ごはん食べたら、すぐに金城事務所に行こか!」
陽菜が言うと
「えっ、お昼の予定やなかったん?」
と夏子が返した。陽菜は、細かい話は飛ばして、朝9時の訪問が可能か、人野に電話で確認させた。司法書士の森は法務局に行く予定だが副島は事務所にいるとこ事だったので訪問することにした。
金城司法書士事務所につくと、横に着いた陽菜の言うことを人野はオウム返しで副島に伝えた。昨晩、取り立てに来ていた男たちのおんぼろセルシオの後部席に便乗し一晩いろいろと調べに回っていたらしい。
副島から森に連絡してもらい、法務局で、人野の会社の履歴事項等全部証明書と社長の家の登記閲覧以外にいくつか追加の調べ物を依頼した。
9時10分、副島のスマホに森からラインが入ってきた。写真が2枚来ていた。一枚は、人野の会社の履歴事項等全部証明書の写真だった。その登記簿では、人野が代表取締役になっており、黒井の名前はなかった。相談役に人野の知らない男の名が入っていた。変更登記は2週間前に行われていたことが分かった。
もう一枚は、陽菜が追加で調べて欲しいといった会社のものだった。
10時、陸運局に移動した森から社長が載っていたベンツの現在登録証の写真が送られてきた。車両所有者は別の法人に変更されていた。(やっぱり…。私の感が正しければ…)陽菜が思った直後に、2枚目に履歴登録が送られてきた。その画を人野の肩越しに覗き込んだ陽菜は確信した。10時40分、森が帰ってきた。それと同時に事務所の電話が鳴った。副島が対応した。副島が依頼した仲間の弁護士からの電話だった。
「人野さん、黒井譲司の現住所が分かりました。元の住所からは2週間前に移転してますね。住所は…」
(これは、もう間違いない!人野さん、ごめんね、ちょっと体借りるで!)と陽菜が人野の背中から入り込んだ。そこから、約30分、陽菜が憑依した人野と森と副島で喧々諤々と議論が交わされた。副島が指示を出し、森がパソコンを叩きプリントアウトしていく。出された資料を憑依した陽菜も副島と一緒に確認した。
夏子は何が起こっているのか全く理解できずにおろおろするだけだった。そんな夏子に今日も副島の視線が向いた。(ん?明らかに私の存在を副島のおっちゃんは分かってる?)夏子が思ったところ、副島の指示で森と人野は別室に移動した。
副島は、部屋でふたりっきりになった夏子に正面から向かい尋ねた。
「リサイクルショップニコニコのなっちゃんやな?なんかすごいカッコしてるけど。」
「えっ、おっちゃん、私の姿が見えるん?」
「あぁ、陽菜ちゃんの姿も見えてるで。ついさっき、なっちゃんと陽菜ちゃんやって確信が持てたんでな…。ところで…」
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