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第2話「民法上、口頭契約は成立する?悪徳教材販売員にお仕置き!①」
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第2話「民法上、口頭契約は成立する?悪徳教材販売員にお仕置き!①」
万沙が目を覚ますと、白い天井と白いカーテンが目に入った。
「おっ、音玄、眼覚ましたんか?どや、気分悪いとか頭痛いとかあれへんか?」
と緒狩斗好哉がナースコールのボタンを押し、ベッドの横で声をかけた。(ん、「病院」?私、病院に運ばれたんや…。あっ、副島さんはどないなったんやろか?)
「監督、「副島」さんはどうなりました?」
の問いに緒狩斗は尋ねた。よく見ると緒狩斗の後ろに笑顔の副島の「霊」が見える。
「ん?「そえじま」って誰や?」
白衣の若い医師と看護師が小走りで部屋に入ってくると、万沙の脈をとり、いくつかの問診を繰り返した。
「付き添いの方、もう大丈夫そうですね。患者さんが歩けるようでしたら退院していただいて構いませんよ。」
万沙は「すみません、副島さんは…?」と尋ねると、医師は眼を閉じゆっくりと首を振った。
万沙の頬に涙が落ちた。(あぁ、やっぱり夢じゃなかったんや…。私のせいで何の罪のない人の命を奪ってしまったんや。)と心の中で思ったところ、副島が優しく囁いた。
「もう悩まんとき。レッツ前向きシンキングやで。赤ちゃんとお母さんが助かったんやからええやないか。くれぐれも「自殺」なんか考えたらあかんで。万沙ちゃんが死んだら、おいちゃんの「居場所」があれへんようになってしまうからな。せっかく、上司の人が来てくれてるんやから今日は送ってもらいや。明日、時間とって古川橋の「金城司法書士事務所」に「森健」先生を尋ねてくれるか?おいちゃんの仕事のパートナーにきちんと話しとかなあかんからな。夕方からは、おいちゃんは自分のお通夜に出なあかんからできたら午前中が助かるけどな。」
万沙は緒狩斗に自宅マンションに送ってもらった。副島の姿は無いところを見ると自宅の家族のところか、仕事場に行っているのだろう。朝の11時に門真署に出頭しないといけないので、明日の劇団への出勤は警察での事情聴取と現場検証の時間が読めないので「休み」という事で了承を得ていた。
スマホで「金城司法書士事務所」の電話番号を調べ、電話を入れた。予想外だったのは、森が万沙の話に一回も聞き返すことなくすべてを受け入れている事だった。
「こんな私の話を信じてくれるんですか?」
と問うと、0.1秒で返事ががあり、明日のアポイントがとれた。
「だって、副島さんでしょ?あの人が「ある」というのなら「ある」んですよ。冗談ばかり言う人でしたけど、決して「嘘」はつかない人でしたから。ちなみに私「対人恐怖症」なんで「愛想悪い」けど気にしないでくださいね。警察が11時からという事でしたら明日、8時半にお待ちしてますね。」
翌日、8時半前にお詫びの手土産を持って万沙は金城司法書士事務所を訪れた。古川橋から徒歩で10分ちょっとの古い住宅街の中の木造一軒家だった。ポストに森の名前と一緒に書かれた「副島大」の名前に胸が痛んだ。
インターホンを押すと、痩せ気味で背の高い男と一緒に太った副島の「霊」に迎えられ、三方を本棚に囲まれた狭い応接に通された。万沙は3人掛けのソファーに座り、その向かいに森と副島の霊が座っている。
司法書士事務所名の「金城」というのは、森が引き継いだ先代の司法書士の名前であることが説明された。副島とは30年前からの付き合いで互いに「戦友」と呼び合う仲だったという。若い頃はクライアントのために相当「むちゃくちゃ」してきた武勇伝が有るらしい。5年前に金城が病死する際に森の将来を任せられた副島が「弟」みたいなもんだという森は
「僕には副島さんは「親父」みたいなもんです。お亡くなりになってからも迷惑をおかけするのは申し訳ないんですけど、今朝がた「金城先生」が夢枕に立って、「健君、副島さんもこっちの世界の住人になってしもたんやな。今度は君が副島さんに恩返しする番やで。副島さんの息子さんが社会人になるまでは、「訳あり」でそっちの世界に残る副島さんとしっかり仕事して応援したるんやで。」って言われました。」
と普通に話しているが不思議と違和感は感じない。
しかし、森には副島の気配は感じるものの「姿」や「声」は届いていないようで、仕事をするにあたっては万沙の肉体が必要だと副島が説明し、身体の使用承諾を求めてきた。万沙にはその申し出を拒否する権利はなく、憑依した副島が森に対し昨日の経緯を「こてこての親父ノリで」説明をした。
「はい、わかりました。死んでも「仕事」って副島さんらしいですね。まあ、副島さんでないとできないやりかけの仕事もあるんで助かります。これから1年半、よろしくお願いしますね。」
森が丁寧に万沙に頭を下げた時、万沙のスマホが鳴った。「出てくれてええよ。」の副島の言葉で、万沙はスマホを取り出した。「釈金志多世」と大学の後輩の名前が出ている。
「もしもし、どないしたん…?」
万沙は一方的に話す後輩の電話を聞いた。3回生になり就職活動に入る「同人誌サークル」の後輩は大学の学生食堂で一人のイケメン社会人男性と知り合ったという。男は大学の卒業生で万沙の2学年上の社会人3年目で大手「英語教材」会社のセールスだという。
志多世が学食で就職案内冊子の「ある企業」のページを開いていると、「就活生かい?僕は3年前の卒業生で「宇津鱈弐夏留」って言うんやけど、この会社に入りたいの?」と名刺を出し、優しく声をかけてきたという。
今日のおまけ
「旧ドク」の皆さんにはご存じの「金城司法書士事務所」の再登場です。
「余命半年を宣告された嫁が…」シリーズでデビューして、「なつ&陽菜勉強会」、「さいわら」等で度々「法律業務」や「事業コンサル」等の相談先として出てきています。
今回の森先生は「大人の事情」で35歳に若返り、イケメン化しての再登場です!
もちろん「大人の事情」です(笑)!
実際に「イケメン」なんですけどね!
いつも校正の第1稿で苦労しています。
赤井のほぼ無校正の原稿を最初に読まされるのが森先生ですね(笑)。
そして、今回の「相談者」は、教材セールスで無茶苦茶なローンを組まされ、商品発送をクーリングオフができなくなる9日目迄引っ張られた「釈金志多世」ちゃんです!
困り顔で作ってみました!
うちの事務所での相談事でも年に何件かは入ってきます。
年々、やり口が巧妙になってきていますね。
詳しくは、また!
そして、今日の「万沙ちゃん」!
元々はTシャツにデニムってイメージでスタートしたんですけど、男性「旧ドク」さん達に忖度する意味で「ミニスカート」にしました(笑)。
今日は「怒った顔」です!
「行儀の悪い万沙ちゃん(笑)」はまた3日目に!
では、3日間、志多世ちゃんにお付き合いください!
(⋈◍>◡<◍)。✧♡
万沙が目を覚ますと、白い天井と白いカーテンが目に入った。
「おっ、音玄、眼覚ましたんか?どや、気分悪いとか頭痛いとかあれへんか?」
と緒狩斗好哉がナースコールのボタンを押し、ベッドの横で声をかけた。(ん、「病院」?私、病院に運ばれたんや…。あっ、副島さんはどないなったんやろか?)
「監督、「副島」さんはどうなりました?」
の問いに緒狩斗は尋ねた。よく見ると緒狩斗の後ろに笑顔の副島の「霊」が見える。
「ん?「そえじま」って誰や?」
白衣の若い医師と看護師が小走りで部屋に入ってくると、万沙の脈をとり、いくつかの問診を繰り返した。
「付き添いの方、もう大丈夫そうですね。患者さんが歩けるようでしたら退院していただいて構いませんよ。」
万沙は「すみません、副島さんは…?」と尋ねると、医師は眼を閉じゆっくりと首を振った。
万沙の頬に涙が落ちた。(あぁ、やっぱり夢じゃなかったんや…。私のせいで何の罪のない人の命を奪ってしまったんや。)と心の中で思ったところ、副島が優しく囁いた。
「もう悩まんとき。レッツ前向きシンキングやで。赤ちゃんとお母さんが助かったんやからええやないか。くれぐれも「自殺」なんか考えたらあかんで。万沙ちゃんが死んだら、おいちゃんの「居場所」があれへんようになってしまうからな。せっかく、上司の人が来てくれてるんやから今日は送ってもらいや。明日、時間とって古川橋の「金城司法書士事務所」に「森健」先生を尋ねてくれるか?おいちゃんの仕事のパートナーにきちんと話しとかなあかんからな。夕方からは、おいちゃんは自分のお通夜に出なあかんからできたら午前中が助かるけどな。」
万沙は緒狩斗に自宅マンションに送ってもらった。副島の姿は無いところを見ると自宅の家族のところか、仕事場に行っているのだろう。朝の11時に門真署に出頭しないといけないので、明日の劇団への出勤は警察での事情聴取と現場検証の時間が読めないので「休み」という事で了承を得ていた。
スマホで「金城司法書士事務所」の電話番号を調べ、電話を入れた。予想外だったのは、森が万沙の話に一回も聞き返すことなくすべてを受け入れている事だった。
「こんな私の話を信じてくれるんですか?」
と問うと、0.1秒で返事ががあり、明日のアポイントがとれた。
「だって、副島さんでしょ?あの人が「ある」というのなら「ある」んですよ。冗談ばかり言う人でしたけど、決して「嘘」はつかない人でしたから。ちなみに私「対人恐怖症」なんで「愛想悪い」けど気にしないでくださいね。警察が11時からという事でしたら明日、8時半にお待ちしてますね。」
翌日、8時半前にお詫びの手土産を持って万沙は金城司法書士事務所を訪れた。古川橋から徒歩で10分ちょっとの古い住宅街の中の木造一軒家だった。ポストに森の名前と一緒に書かれた「副島大」の名前に胸が痛んだ。
インターホンを押すと、痩せ気味で背の高い男と一緒に太った副島の「霊」に迎えられ、三方を本棚に囲まれた狭い応接に通された。万沙は3人掛けのソファーに座り、その向かいに森と副島の霊が座っている。
司法書士事務所名の「金城」というのは、森が引き継いだ先代の司法書士の名前であることが説明された。副島とは30年前からの付き合いで互いに「戦友」と呼び合う仲だったという。若い頃はクライアントのために相当「むちゃくちゃ」してきた武勇伝が有るらしい。5年前に金城が病死する際に森の将来を任せられた副島が「弟」みたいなもんだという森は
「僕には副島さんは「親父」みたいなもんです。お亡くなりになってからも迷惑をおかけするのは申し訳ないんですけど、今朝がた「金城先生」が夢枕に立って、「健君、副島さんもこっちの世界の住人になってしもたんやな。今度は君が副島さんに恩返しする番やで。副島さんの息子さんが社会人になるまでは、「訳あり」でそっちの世界に残る副島さんとしっかり仕事して応援したるんやで。」って言われました。」
と普通に話しているが不思議と違和感は感じない。
しかし、森には副島の気配は感じるものの「姿」や「声」は届いていないようで、仕事をするにあたっては万沙の肉体が必要だと副島が説明し、身体の使用承諾を求めてきた。万沙にはその申し出を拒否する権利はなく、憑依した副島が森に対し昨日の経緯を「こてこての親父ノリで」説明をした。
「はい、わかりました。死んでも「仕事」って副島さんらしいですね。まあ、副島さんでないとできないやりかけの仕事もあるんで助かります。これから1年半、よろしくお願いしますね。」
森が丁寧に万沙に頭を下げた時、万沙のスマホが鳴った。「出てくれてええよ。」の副島の言葉で、万沙はスマホを取り出した。「釈金志多世」と大学の後輩の名前が出ている。
「もしもし、どないしたん…?」
万沙は一方的に話す後輩の電話を聞いた。3回生になり就職活動に入る「同人誌サークル」の後輩は大学の学生食堂で一人のイケメン社会人男性と知り合ったという。男は大学の卒業生で万沙の2学年上の社会人3年目で大手「英語教材」会社のセールスだという。
志多世が学食で就職案内冊子の「ある企業」のページを開いていると、「就活生かい?僕は3年前の卒業生で「宇津鱈弐夏留」って言うんやけど、この会社に入りたいの?」と名刺を出し、優しく声をかけてきたという。
今日のおまけ
「旧ドク」の皆さんにはご存じの「金城司法書士事務所」の再登場です。
「余命半年を宣告された嫁が…」シリーズでデビューして、「なつ&陽菜勉強会」、「さいわら」等で度々「法律業務」や「事業コンサル」等の相談先として出てきています。
今回の森先生は「大人の事情」で35歳に若返り、イケメン化しての再登場です!
もちろん「大人の事情」です(笑)!
実際に「イケメン」なんですけどね!
いつも校正の第1稿で苦労しています。
赤井のほぼ無校正の原稿を最初に読まされるのが森先生ですね(笑)。
そして、今回の「相談者」は、教材セールスで無茶苦茶なローンを組まされ、商品発送をクーリングオフができなくなる9日目迄引っ張られた「釈金志多世」ちゃんです!
困り顔で作ってみました!
うちの事務所での相談事でも年に何件かは入ってきます。
年々、やり口が巧妙になってきていますね。
詳しくは、また!
そして、今日の「万沙ちゃん」!
元々はTシャツにデニムってイメージでスタートしたんですけど、男性「旧ドク」さん達に忖度する意味で「ミニスカート」にしました(笑)。
今日は「怒った顔」です!
「行儀の悪い万沙ちゃん(笑)」はまた3日目に!
では、3日間、志多世ちゃんにお付き合いください!
(⋈◍>◡<◍)。✧♡
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