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「やろうぜ会」

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「やろうぜ会」
 桜もすっかり満開になった3月末、京阪電車「門真市駅」の東側に約200メートル延びる門真市駅東商店街の一番奥にある「向日葵寿司ひまわりずし」のランチタイムのカウンター席に夏子と陽菜の姿があった。
 夏子と陽菜が所属するインディーズ女子プロレス団体のニコニコプロレスの大先輩でエースレスラーのリングネーム「安稀世やす・きよ」こと「長井稀世」が女将を務め、夫の長井三朗ながいさぶろうが寿司を握る向日葵寿司で週に2、3回、昼食をとることが二人のルーティンになっていた。
「稀世姉さん、今度の「やろうぜ会」ここでやらせてもらえるかな?毎回、お好み焼きがんちゃんって言うのも「芸」がないから一度場所替えを考えてるんやけど、夜にランチの値段で出してもらう事って無理かな?」
 夏子が稀世に尋ねると、先んじて三朗が答えた。
「かまへんよ。いつもの五人やろ?まあ、なっちゃんも陽菜ちゃんもお得意さんやから、内容がランチと一緒でええねやったらうちは問題ないで。」

 「いや、今回は七人やねん。一応、なっちゃんの仮彼のみつる君が「門工」卒業して、正式に「やろうぜ会」入会の歓迎会ってことやから…。お寿司はいつもの「下駄」で千円でやってもろて、あとお造りの盛り合わせや、ちょっとした天ぷらも出してもろて飲み物込みで二千五百円で頼まれへんかな?」
陽菜が申し訳なさそうに三朗に条件を付け加えた。三朗は「かまへんよ」と快諾した。
「へー、満君もメンバーに入るんや。なっちゃんの事も好きやけど、なっちゃん以上に弘道君が好きってカミングアウトした後輩の男の子やろ?まあ、不思議な三角関係やけど続いてるんやな?ところで七人っていう事は他にももう一人おるんやろ?」
 稀世が尋ねると、夏子がつまらなそうにつぶやいた。
「もう一人は、元「門工フォアローゼス」の同級生の彩雲や。智が「薬物患者のドキュメンタリー」の番組を撮る話が出てて、彩雲は薬物中毒患者見てる精神科の看護師やから「ただ」で取材できるからって今回はメンバーに入ってるねん。」
 稀世が悪気無く、夏子に確認の質問をした。
「彩雲ちゃんって、なっちゃんと陽菜ちゃんが門真工科高校に通ってた三年間の「天敵」やったっていう「学校カースト」のトップで、満君の前のなっちゃんの仮彼と今は付き合ってるってやろ。なっちゃんとしたら、満君にしても彩雲ちゃんにしても「訳あり」やから辛いよなぁ!そこらへんはどうなん?」

 「うーん、彩雲はしゃあないよな。具良満ぐらまんさんは、「フォアローゼス誘拐監禁事件」のあと、偶然にも彩雲の勤めてる病院で薬物治療を受けて、彩雲の献身的な看護を受けて付き合い始めたって経緯があるし、彩雲自身は去年までは「敵」やったけど、陽菜ちゃんの命を救ってもらったりして今はすっかり「仲間」やもんな。
 満君は「ハッカーGPグランプリ事件」の後、「処女」捧げる前に「私よりも弘道の方が好き」って言われた時は凄いショックやったけど、肝心の弘道は「そっちの気」はないみたいやからそのうち諦めて「私だけ」を見てくれると思ってるから、ここは「我慢の一手」やな。まあ「女の人の中・・・・・では一番好き」って言うてくれてるから、そこはキープやろ?カラカラカラ。」
 河童巻きを口に放り込みながら「カラッ」と話す夏子を前に三朗が、
「ふーん、なっちゃんが満君とうまくいったらええな。弘道君も満君に言い寄られても困るやろうからな。まあ、なっちゃんを僕は応援してるで。ところで陽菜ちゃんはその後良太郎君とは進展してるんかいな?」
と夏子をフォローし、陽菜にも尋ねた。

 「うーん、ハッカーGPのあと、ホテル行って「できずじまい」やった後、そういう機会が無くって…。さすがにあの時になっちゃんと「百合」ってたんを見られてるから、ちょっと攻め難いねん。まあ、もともと良太郎は「三次元の女」には興味あれへんから、「他の女」に行くことないと思えば、なっちゃんと同様に「待ち」やね。
 まあ、良太郎とホテルで初体験の時に痛すぎて、稀世姉さん直伝のマウント取られた状態からの顎への「掌底」入れてしもて、「心因性ED」にしてしもたんは私やからしゃあないねんけどね。ケラケラケラ。」
 陽菜も悪びれる様子無く、良太郎と今も「未経験」であることを白状した。
「まあ、なっちゃんも陽菜ちゃんもやさしくて「いい女」やねんから、いつまでも「処女」ってことはあれへんやろ。なんちゅうてもまだ「二十歳はたち」やん。私がサブちゃんに「処女」捧げたんは二十五歳やから、二人はまだまだ余裕持ってて大丈夫やで!」

 夏子と陽菜が高校三年間を過ごした門真工科高校で「やろうぜ会」は結成された。弱いくせに異常なまでに強い「正義感」を持った夏子は「いじめ」や「セクハラ」、「パワハラ」を許さなかった。多数の相手だろうと、格闘技をやっている屈強な男だろうとやくざであろうと、「理不尽」な行いに対しては「正義」を貫き挑んでいった。
 毎度毎度、返り討ちに遭い、ぼこぼこにされる夏子を親友の陽菜としては放っておくことはできず一緒になってボコられた。そんな姿に、最初に影響を受けたのが高校一年の時の篠原弘道だった。小さな時に見た戦隊ヒーローものの「ポリスレンジャー」に憧れて、「将来は警察官以外にはない!」と言い切る「正義漢」の持ち主で、夏子の行動に共感しすぐに仲間になった。
 門工の内外で見せる三人の「正義の行動」に、メカオタクの上坊良太郎が加わった。良太郎が加わることでメカやデジタルによる情報収集や反撃の幅が広がった。SNSによる学内いじめや、人を貶める行為に対して、得意の「ハッキング技術」で情報を操り「正義の鉄槌」を下した。
 そこに「将来はテレビ局員になってアイドルとつきあう」という目標を持ったアイドルオタクで「正しいジャーナリズム」を求める穴吹智が合流した。独自の情報収集能力は良太郎のデジタル技術や特殊技術と合わさることで効果が膨らんだ。

 セクハラ教師、パワハラ教師や学内外の「いじめグループ」を次々と「成敗」していき、いつしか「正義の門工五人組」は「やろうぜ会」と呼ばれるようになり、弱者から頼られる立場となった。
 学内カーストのトップに君臨する「門工フォアローゼス」のリーダーの中島彩雲との抗争は入学後の5月から卒業まで続いた。フォアローゼスに従わなかった学生は、門工の裏アカウントや裏グループラインで叩かれ、不条理な要求を飲まざるを得ず、それに逆らうことは「学内ボッチ」になることを意味していた。
 その事情を知らない新入生の女生徒が毎年ゴールデンウイーク明けに非公式行事として行われる「フォアローゼス総選挙」の場で公然と「何がフォアローゼスよ。この時代に「学園カースト」?高校生にもなって何やってんの?頭膿んでんじゃない?」と否定した翌日から、彼女に対する陰湿な「いじめ」が始まった。
 新たな友達どころか、中学時代の親友までも失い、担任教師に泣きついたが教師もフォアローゼスの持つ「学生統制能力」を恐れ、女学生の力になることはなかった。

 5月末の放課後、人気ひとけの無い学校裏の物置でその女学生は首吊りの準備に入った時に偶然居合わせた「門工孤高の戦士」である二年生の夏子に泣きついた。
 もともとフォアローゼスと距離を取っていた夏子は学内のSNSでは「ハブられて」いたため、一年生の女生徒が受けている仕打ちに対し何の情報も持っていなかった。
 事情を知った夏子に「怒りの電流」が流れ、そこから1年10か月にわたる「やろうぜ会」五人組と「フォアローゼス&学校全体」の大抗争が幕を開けた。抗争には興味の無かった良太郎も、フォアローゼスのスマホや学校のパソコンをハッキングし、彼女が受けてきた仕打ちや学校が隠蔽してきた事実を知り本格的に「やろうぜ会」の反転攻勢に力を貸してくれるようになった。
 智が拾い上げた情報の裏を良太郎が取り、ハッキングによりフォアローゼスの取り巻きの男女グループの切り崩しに入ると同時に、教師のコンピューターから教育委員会に事実を漏洩させた。

 「目には目」、「歯には歯」とばかりに、フォアローゼスが行ってきた「事実無根」の書き込みを「フォアローゼス」メンバーへの「なりすまし」により同じ手法で反撃に出た。学校の教師には、正面から陽菜と弘道が「正論」を持って対処を求めたが、一向に動かない。その教師のセクハラやパワハラの事実をつかんだ夏子が再度「正統な対処を求める!」と直訴したにもかかわらず、逆切れされ「貴様らには一単位もやらん!」と言われ夏子がキレた。
 教師のスマホのクローンをつくり、学校にデリヘル嬢を呼んだり、送信間違いを装って校長や教育委員会に女子学生宛てのセクハラメールを送りつけた。挙句の果てには、教師の車に「変態マニア」向け雑誌を目立つように置いたり、カーステレオから大音量でアダルトビデオの音声を流し、良太郎のメカによってエンジンを切ってもなり続けるようにする「私刑」を加え、学校に居られなくさせた上で最終的に女学生に謝罪させた。

 その事件をきっかけに「やろうぜ会」の行動は一般生徒の知るところとなりフォアローゼスとの抗争は更に激しくなっていった。あからさまに、一般生徒による「やろうぜ会」の五人に対する態度が冷ややかなものから陰湿な攻撃に変わった。それまでは「無視」、「しかと」といったような消極的攻撃だったものが、五人に対して事実無根の噂が流されるようになったのだった。
 「あの五人は全員「ただれた関係」やねんて。」、「夏子は学内でもてへんから学校外で男を見境なく拾い食いしてるらしいで。」、「あいつら全員「性病」持ちやから近づくと感染するよ。」とまことしやかに学生間で囁かれる在りもしない噂が耳に入るようになる中、「やろうぜ会」に助けられたものの中で、自分の身を顧みず夏子たちに情報を持ち込む者もいた。
 
 「ほー、やっぱり噂の出元は「フォアローゼス」の四人とその取り巻きやねんな。自分の身を顧みんと私らにそれを教えてくれたことには感謝するわな。けど、この先、私らには近づかん方がええ。あんたも「平和」に卒業まで学校生活を過ごしたいやろ。
 今から私ら「正義」の「やろうぜ会」は「悪の権化」の「フォアローゼス」に宣戦布告や。あんたじゃ私らの邪魔になるし、火の粉を被りたくなかったら私らから離れときや。」
と夏子がこっそり情報を持って来てくれた下級生を庇い、きつめの言葉をかけた。
「へー、なっちゃんかっこええやん。まるで太平洋戦争時にペリリュー島での米軍との闘いに現地人を巻き込みたくないから「お前ら素人と戦えるかい!」って言って島民を非難させた帝国陸軍の隊長さんみたいやな!」
とミリタリーマニアの良太郎が感心すると、興奮して真っ赤な顔をした弘道も続いた。
「うん、良太郎の言う通りや。ポリスレンジャーも悪の組織との闘いに市民を巻き込まへんもんな。ここは俺ら五人だけやなくて、下級生含む全校生の為に俺らが頑張るしかない。なっちゃんは正しい!「正義は我にあり」や!智も陽菜ちゃんもなっちゃんについていこうぜ!」

 陽菜と智は黙って頷き、五人での作戦会議に入り、たった五人の反攻が始まった。
「あくまで全校生徒300人を相手にする戦いやない。あくまでトップ4とその取り巻き20人が敵や。過去のありとあらゆる戦略を網羅してる僕に作戦立案は任せてくれるかな。まずは情報による敵の分断や。僕ら五人に投げつけられた「フェイクニュース」をそのまま返したるわな!」
良太郎がパソコンを開き、伝えた作戦を四人がメモを取った。

 翌日の体育の授業で点呼前に、「先生、すみません更衣室に忘れ物しちゃいました。」、「あー、私もです。すぐに取ってきます。」と夏子と陽菜は更衣室に戻るとリーダーの中島彩雲のスマホを抜き出し、良太郎に言われた手順で起動パスワードを解除し、持ち込んだブランクスマホでクローン携帯を作った。
「陽菜ちゃん、これであいつらの仲間の会話や通信は筒抜けや。智が調べたあいつらの人間関係まとめた相関図に合わせて、クローンスマホから「偽彩雲」が情報を流していけば内部崩壊していきよるやろ!」
「せやな、なっちゃん。それにしても良太郎のこういった知識ってどこからのもんなんかな?まあ、市販の「裏テク」の本とスマホのリペアショップのマニュアルがあったら何でもできるって言うてたけど、ほんま良太郎が味方で良かったよね。」
 
 そこから半年かけて徐々に攻撃は仕掛けられた。彩雲のクローンスマホから送ったメールや通信アプリに添付されたスパイアプリによりフォアローゼスの四人とセカンドグループと呼ばれる下級生幹部の裏通信は全て良太郎の持つコンピューターで把握され、一般学生が被害に遭うことは激減した。
 そして反撃の最初は簡単な「悪口」を勝手に送信し、更にその裏付けとなる情報を別に送り込んだ。皆が恐れるトップの四人には、誰も恐ろしくて逆らえないことを良いことに「外堀り」から埋めに入った。
 鉄壁を誇った「フォアローゼス」グループの結束に小さなひびが入った。徐々にフォアローゼスは求心力を失いつつあったが、彩雲たち四人の二年生とセカンドグループの一年生の四人には直接攻撃することなく、静かに攻勢は進められ二年生の3月を迎えた。
「良太郎、最終決戦のXデイはいつになんねや?」
夏子が尋ねると良太郎は夏子を諫めるように話した。
「せやな、もう何時いつでも行けるんやけど、弘道が「あいつらにも人権はあるやろ?俺らやなっちゃんと陽菜ちゃんに害が及べへんようになったらそこまででええんとちゃうんか?」ってな。そこは警察官志望の弘道らしいよな。あくまで「私怨」は捨てて話すところがそれらしいよな。カラカラカラ。」

 最終的には、トップ4プラス4との全面対決は3年の卒業式直前まで持ち越された。それまでの間、他の事件の「成敗」に忙しかったこともあるのだが、大衆の力添えを失ったフォアローゼスに最後の鉄槌を下す「これ」といった事件が無かったこともある。

 しかし、卒業間近に降って湧いた夏子と他校男子生徒の「恋」を邪魔されたことで、夏子ではなく弘道に「怒りの電流」が流れたのだった。「有ること無いこと」を吹き込まれた仮彼と破局して泣いている夏子を見て、いつもは冷静な弘道が良太郎、智と陽菜に「なっちゃんの敵討ちじゃい!良太郎、外道のフォアローゼスには最高最悪の「プランZ」の準備や!」と気合を入れた。
 良太郎の作った偽の呼び出しに騙されて夜の無人の学校に集まった中島彩雲筆頭に八人のフォアローゼスと幹部は、やろうぜ会に一網打尽にされ捕縛された。
「おいコラ、お前ら全員なっちゃんに謝れ!」
と憤る弘道の後ろにいた夏子に、後輩メンバーの下級生幹部が放った
「どうせ「ぺちゃぱい」の夏子じゃ無理やろ!冬の間はごまかせても、春が来て薄着になったら「ぺったんこの胸」がばれてふられるんや無いか。それがちょっと早なっただけやろ!」
の一言で「悪魔の夏子」が発動した。逆にその反動で弘道は冷静になった。

 詫びさえ入れれば使う予定ではなかった「プランZ」の前半部の「落花生」と「鼻フック」を夏子が取り出すと、八人の顔に鼻フックをかけ、セロテープで白目ををむかせた。門工の美女のトップ8は無残にもブタ鼻にされて、更に落花生を詰められた。
「ぎゃははは!卒業前の卒業写真っていうて全校生徒に送ったろか!ほら、動画で撮ったるからブーブー言ってみろや!」
 白目をむかされた八人のブタ鼻にされた美少女達に夏子は罵倒を続け、彩雲のクローンスマホで動画を撮りまくる。
「あほー、やめろぺちゃぱい!お前は卒業やけど、私らはまだ卒業までにあと2年あんねんぞ!そんなもん流されたら学校行かれへんやないか!」
と下級生に言われ、「悪魔の夏子」の最終スイッチが入った。

 夏子はペットボトルに入れた「水溶き味噌」を取り出すと、八人を「まんぐり返し」にし、無理やりスカート、パンツを脱がせるとパンストも引き下げ下半身はショーツ一枚の姿にした。その股間に茶色い「水溶き味噌」を振りかけると
「ほら、「ババ漏らし8人衆」もとい「BBMエイト」って今すぐ動画を流したる―!スマホの動画では臭いは伝わらへんから、おまえら一生結婚できへん「黒歴史」にしたるわ!ギャハハハ!」
と学校のグループラインに動画を送信しようとしてところで、彩雲に泣きが入った。
「ごめん、夏子!私らが悪かった。土下座でも何でもするから許して。この子らにも謝らせるからお願い!動画は堪忍して!」

 怒りが収まらない夏子であったが、良太郎と陽菜にスマホを取り上げられ、弘道と智に諫められ「怒りの電流」のアンペア数が下がった。最終的には、リーダーである彩雲を中心に鼻フックと落花生はそのままに土下座させ、夏子への詫びの言葉を動画に残すと、夏子はどや顔で凄んだ。
「この先もなんかあったら速攻ユーチューブとニコニコ動画にアップしたるからな!」



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