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第1章「地球墜落編」
「ニコニーコ公国王女4姉妹と調理係」
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「ニコニーコ公国王女4姉妹と調理係」
「ノルディック」系宇宙人の住む「ニコニーコ星」の「王」であり「大統領」でもあるニコニーコ・ウトー・カズーシには溺愛する4人の王女がいる。
第1王女は、しっかり者で面倒見がよく「姉御肌」の長女「ニコニ―コ・マリーア」といい、元双子座系α星エリアの「ニコニーコ柔術」と呼ばれる地球の「プロレス」に似た格闘技の「星系チャンピオン」であった。
純粋ノルディックに憧れて、髪を金髪にした美人でグラマーなプリンセスは37歳を迎えるが、未だに結婚相手が見つからないのは、マリーアが強すぎることと父であるカズーシの影響だと言われている。
「私はお父さんには悪いけど「結婚」にはこだわらへんよ。かわいい3人の妹が星は継いだらええし、私はゆっくりといろんな星をまわってのんびり暮らしていきたいわ。」
と常日頃から口にしている。
公務はしっかりとこなす頭脳と品格を持ち、自国民からだけでなく他の星の要人からの受けもよいマリーアには婚姻の申し込みが後を絶たない。長女であるがゆえに、4姉妹の中で最も激務をこなしており、今回の地球旅行は久しぶりのバカンスである。
「行先を私が決めていいんやったら、地球のなかで治安が良くて、美味しい物や旨いお酒がいっぱいあって、たくさんの特徴あるホットスパがある日本の能登に行きたいわ。
過去2回、能登を訪れたけどみんな優しいし、ホスピタリティーも最高!地球人は見た目は私たちニコニーコ星人とそっくりやから変装する必要もないし、周りにどう見られてるかなんか気を遣う必要もあれへんしな。」
との意見で能登旅行を提案した張本人である。
第2王女は「ニコニーコ・ピヨ」と言い、マリーアに憧れて日々研鑽を重ねるが、かなりな「天然」ぶりを発揮し公務では度々失敗を繰り返しカズーシを悩ませている22歳の次女である。
黒のショートカットに地球でいうところの「Gカップ」の「巨乳」はバスト100センチある。グラビアモデル張りのスタイルをしているがピヨの興味は「ニコニーコ柔術」に向き、「格闘界」から引退したマリーアの持っていた「ニコニーコ柔術」のチャンピオンベルトを実力で奪い返し現在もチャンピオンに君臨している。
持って生まれた運動神経の良さと恵まれたフィジカルは「双子座系最強の女」と称される。「王族の娘」の肩書があるが相手によっては「ラフファイト」にも応じるオールラウンドファイターで現在300勝無敗の無敵のチャンピオンである。
銀河宇宙最強ヒールファイターと言われた、映画「エイリアン」で有名な男女性別不可能な「ゼノモーフ」系チャンピオンと戦った「ベルト統一戦」でゼノモーフの得意技である反則の「噛みつき攻撃」に対し、「ニコニーコ柔術」で唯一認められる凶器である「パイプ椅子」一脚で迎え撃った。ゼノモーフの口にパイプ椅子を叩き込み、自慢の歯をを折られ狼狽えた隙をついたバックドロップでリング中央に倒し、コーナートップロープからの高さ3メートルのムーンサルトドロップでわずか30秒で「KO」した試合は今でも伝説となっており、ニコニーコ柔術をしている全レスラーの憧れである。
しかしこの試合がきっかけでチャレンジャーが現れなくなり、ここ半年は「ノーマッチ」の状態が続いているので「宇宙統一戦でもレプティリアンが企画してくれへんかなぁ?」が口癖である。マリーアが公務に忙しく練習に付き合ってもらえないので、トレーニングを兼ねて妹の「ナチュコ」と「ピナ」に自分が「マリーア」に鍛えられたように指導をしようとするが、
「私ら「ファイター」やなくて「アイドル」キャラでいくから、「柔術」は堪忍してー!」
と逃げられる毎日が繰り返されている。
父のカズーシは「良い顔」をしないが、公国宮廷のお抱え料理人である従者の「チャプロー」とは相思相愛の「恋仲」である。前回、マリーアと訪れた「能登の魚介類」に思いっきり惚れ込んでいて、チャプローに「日本の寿司」を強請るのが日々のルーチンになっている。
第3王女の「ニコニーコ・ナチュコ」は「ナイスバディ―」と「素敵な恋」に憧れるスレンダーな17歳である。髪型はピヨを真似た黒髪のショートカットにしているので顔だけ見ると勘違いされることもあるが、ピヨのバストが100センチの「G」に対し「83のB」のスレンダーな体形が目下の悩みである。
「私が「G」やったら、モテモテのはずやのになぁ…。「アイドル」は「下民のする職業やからあかん」ってお父さんは言うけど、私は「歌」と「ダンス」で皆の心を一つにして「癒し」のプリンセスでありたいなぁ。」
と真剣に呟くのをマリーアとピヨは毎日のように聞かされている。
性格は絵に描いたような「ど直球」。曲がったことは大嫌いで「義を見て為さざりは勇無きなり。」を座右の銘に、不正を見逃せない性格で、街中で「いじめ」や「ハラスメント」を見るとやみくもに首を突っ込むがいつもやられてしまう。しかし何度やられても治らない正義感をカズーシは非常に評価している。
今回は、初の地球行きでピナと組んで「カラオケ」で歌いまくる事と「現地での素敵な恋」を見つけるのが楽しみである。
第4王女のピナはナチュコと同じ年の17歳。年齢が近いこともあり「双子」のように育ちナチュコとは大の仲良しで、積極的な性格で常に前に出るナチュコを後ろから支えるタイプである。黒髪ロングをポニーテールにまとめ、いつも笑顔を絶やさない。
「ちっぱい派」から「かわいい」と言われる「78のA」は「ナッちゃんは私と比べたら十分「巨乳」やん。」と褒める道具として活かされており、本人は胸に対するコンプレックスは皆無である。
まめな性格で4姉妹のまとめ役的なところがあり、量子コンピュータによるデータ処理やネットでのデータ収集を得意にしている。初めての地球旅行でどんなものが地球では流行っているのかを調べるのを楽しみにしていて、ナチュコと歌うカラオケネタ探しで地球の歌の選曲にも余念がない。
4姉妹中一番の癒し系のキャラクターで子供からお年寄りまで老若男女問わず人気が高い王女であり、その落ち着いた性格と社交性を持つピナはカズーシからの信望は熱く今回の旅行の「お目付け役」の命を受けている。
そして「ニコニーコ家」だけでなく「ニコニーコ星」の宮中料理人でもある「お抱え従者」の「ナーガイ・チャプロー」はいろいろな星で料理修行を繰り返してきた。
ニコニーコ柔術のピヨの試合を見て一目惚れしたチャプローは、ピヨにアタックしようとするが「王女」と「庶民」の壁に阻まれるも、自らの「料理の腕」を武器に宮廷料理人として採用され、「非公認」ながらピヨの「彼氏」となった。
「お腹がすいた人がいない世界が「平和」だと思うんですよ。僕はそういう「平和」を目指したいんです。」
と真顔で言いながら料理を作るチャプローの横にはいつも笑顔のピヨがいるのがニコニーコ家の日常となっている。
喧嘩や格闘はからきし駄目だが、常にピヨの「影」となり「日なた」となり共にいるチャプローを3姉妹は応援してくれている。最近、小型宇宙船の操縦資格を取得した。
そんな4姉妹とチャプローが地球旅行を決めたのはひと月前だった。火星方面行のマザーシップの出航に合わせて、それに便乗する形で5人は2カ月の休暇を取った。
2800光年離れた地球に行くには、「大ワープ」可能な大型母船でも最低15日はかかる。マリーアが過去に2回、ピヨとチャプローが1回行ったという「能登」は、
「とにかく景観もいいし、人は優しいし、たくさんある温泉もそれぞれ特徴があってそりゃもう全てが最高やで!」
とナチュコとピナに説明するマリーアに乗っかって
「私はなんて言っても「食べ物」、「飲み物」やな。能登に行ったら「1日7食」でもええかって思うくらい美味しいものだらけなんよ。「能登牛丼」は炭火で焼いた「A5」ランクの能登牛をわさびで食べる「炙り丼」もええし、水菜と温泉卵を肉の上に載せる甘口ダレの「ローストビーフ丼」も外されへん。今の時期やったら「蟹丼」アンド「蟹味噌汁」もええで!私は「香箱カニ」っていうメスの蟹の甲羅に蟹身と内子、外子に海藻のアカモクが入ってて、熱々ご飯で食べた丼が忘れられへんなぁ!能登から金沢まで降りてきたら「ハントンライス」、「金沢GOGOカレー」、「金沢おでん」に「8番らーめん」って選択肢もあるわな!」
とピヨが熱弁を奮うとナチュコとピナも前のめりになってきた。
「あー、あと今の時期なら「輪島フグ」もいいですよー!「鍋」良し!「フライ」良し!「刺身」良しですね!冬の石川なら「真ガキ」もお勧めです。「焼きガキ」、「牡蠣ご飯」の定番に「カキフライバーガー」なんていうのもナッちゃんやピナちゃんにはいいですよ。」
チャプローが追い打ちをかけると、ピヨがさらにターボを利かせ
「「輪島朝市」と「近江町市場」の「海鮮丼」と「お寿司」も食べなあかんよなー!地元の日本酒と併せて…、じゅるじゅるじゅる。あかん、もう涎が止まらへんわ。」
と突っ込むと、マリーアも
「ナチュコとピナには凄い「スイーツ」もいっぱいあるで!見た目が派手なジャージー乳のクリームを使ったゴールデンアイスにゴージャスに金箔を貼り付けた「金箔付きゴールデンソフト」に地産地消の5層の「加賀パフェ」も「映え」間違いなしの逸品や!酒は私は甘酸っぱい「能登ワイン」の「マスカットベリーA」のロゼやグレープフルーツやハーブの香りが楽しめる「輪島ワイン」の「ソーヴィニヨンブラン」の「白」も楽しみたいな!」
と過去2回の石川旅行を思い出して呟いた。
「母船の皆さんへのおみやげは地球の宗教家のトップの「ローマ法王」も食べたっていう「神子原米」の「ロールケーキ」や「お団子」がいいですね。能登大納言のこし餡クリームと黒ゴマと珠洲塩クリームの「冷やしクリームパン」も絶対にヒット確実ですよね。今は冷凍で持って帰れるものもありますから、大統領や宮中の方々へのおみやげも忘れないようにしないとダメですね。」
とのチャプローの「お勧め」で全員一致で石川旅行が決まった。
地球時間の2023年12月15日、父のカズーシに見送られ、4人のプリンセスとチャプローは「宇宙船上の人」となりニコニーコ星を笑顔で出発した。 まさか16日後からの2か月間、「よもやの事態」になろうとは誰も予想していなかった。
「ノルディック」系宇宙人の住む「ニコニーコ星」の「王」であり「大統領」でもあるニコニーコ・ウトー・カズーシには溺愛する4人の王女がいる。
第1王女は、しっかり者で面倒見がよく「姉御肌」の長女「ニコニ―コ・マリーア」といい、元双子座系α星エリアの「ニコニーコ柔術」と呼ばれる地球の「プロレス」に似た格闘技の「星系チャンピオン」であった。
純粋ノルディックに憧れて、髪を金髪にした美人でグラマーなプリンセスは37歳を迎えるが、未だに結婚相手が見つからないのは、マリーアが強すぎることと父であるカズーシの影響だと言われている。
「私はお父さんには悪いけど「結婚」にはこだわらへんよ。かわいい3人の妹が星は継いだらええし、私はゆっくりといろんな星をまわってのんびり暮らしていきたいわ。」
と常日頃から口にしている。
公務はしっかりとこなす頭脳と品格を持ち、自国民からだけでなく他の星の要人からの受けもよいマリーアには婚姻の申し込みが後を絶たない。長女であるがゆえに、4姉妹の中で最も激務をこなしており、今回の地球旅行は久しぶりのバカンスである。
「行先を私が決めていいんやったら、地球のなかで治安が良くて、美味しい物や旨いお酒がいっぱいあって、たくさんの特徴あるホットスパがある日本の能登に行きたいわ。
過去2回、能登を訪れたけどみんな優しいし、ホスピタリティーも最高!地球人は見た目は私たちニコニーコ星人とそっくりやから変装する必要もないし、周りにどう見られてるかなんか気を遣う必要もあれへんしな。」
との意見で能登旅行を提案した張本人である。
第2王女は「ニコニーコ・ピヨ」と言い、マリーアに憧れて日々研鑽を重ねるが、かなりな「天然」ぶりを発揮し公務では度々失敗を繰り返しカズーシを悩ませている22歳の次女である。
黒のショートカットに地球でいうところの「Gカップ」の「巨乳」はバスト100センチある。グラビアモデル張りのスタイルをしているがピヨの興味は「ニコニーコ柔術」に向き、「格闘界」から引退したマリーアの持っていた「ニコニーコ柔術」のチャンピオンベルトを実力で奪い返し現在もチャンピオンに君臨している。
持って生まれた運動神経の良さと恵まれたフィジカルは「双子座系最強の女」と称される。「王族の娘」の肩書があるが相手によっては「ラフファイト」にも応じるオールラウンドファイターで現在300勝無敗の無敵のチャンピオンである。
銀河宇宙最強ヒールファイターと言われた、映画「エイリアン」で有名な男女性別不可能な「ゼノモーフ」系チャンピオンと戦った「ベルト統一戦」でゼノモーフの得意技である反則の「噛みつき攻撃」に対し、「ニコニーコ柔術」で唯一認められる凶器である「パイプ椅子」一脚で迎え撃った。ゼノモーフの口にパイプ椅子を叩き込み、自慢の歯をを折られ狼狽えた隙をついたバックドロップでリング中央に倒し、コーナートップロープからの高さ3メートルのムーンサルトドロップでわずか30秒で「KO」した試合は今でも伝説となっており、ニコニーコ柔術をしている全レスラーの憧れである。
しかしこの試合がきっかけでチャレンジャーが現れなくなり、ここ半年は「ノーマッチ」の状態が続いているので「宇宙統一戦でもレプティリアンが企画してくれへんかなぁ?」が口癖である。マリーアが公務に忙しく練習に付き合ってもらえないので、トレーニングを兼ねて妹の「ナチュコ」と「ピナ」に自分が「マリーア」に鍛えられたように指導をしようとするが、
「私ら「ファイター」やなくて「アイドル」キャラでいくから、「柔術」は堪忍してー!」
と逃げられる毎日が繰り返されている。
父のカズーシは「良い顔」をしないが、公国宮廷のお抱え料理人である従者の「チャプロー」とは相思相愛の「恋仲」である。前回、マリーアと訪れた「能登の魚介類」に思いっきり惚れ込んでいて、チャプローに「日本の寿司」を強請るのが日々のルーチンになっている。
第3王女の「ニコニーコ・ナチュコ」は「ナイスバディ―」と「素敵な恋」に憧れるスレンダーな17歳である。髪型はピヨを真似た黒髪のショートカットにしているので顔だけ見ると勘違いされることもあるが、ピヨのバストが100センチの「G」に対し「83のB」のスレンダーな体形が目下の悩みである。
「私が「G」やったら、モテモテのはずやのになぁ…。「アイドル」は「下民のする職業やからあかん」ってお父さんは言うけど、私は「歌」と「ダンス」で皆の心を一つにして「癒し」のプリンセスでありたいなぁ。」
と真剣に呟くのをマリーアとピヨは毎日のように聞かされている。
性格は絵に描いたような「ど直球」。曲がったことは大嫌いで「義を見て為さざりは勇無きなり。」を座右の銘に、不正を見逃せない性格で、街中で「いじめ」や「ハラスメント」を見るとやみくもに首を突っ込むがいつもやられてしまう。しかし何度やられても治らない正義感をカズーシは非常に評価している。
今回は、初の地球行きでピナと組んで「カラオケ」で歌いまくる事と「現地での素敵な恋」を見つけるのが楽しみである。
第4王女のピナはナチュコと同じ年の17歳。年齢が近いこともあり「双子」のように育ちナチュコとは大の仲良しで、積極的な性格で常に前に出るナチュコを後ろから支えるタイプである。黒髪ロングをポニーテールにまとめ、いつも笑顔を絶やさない。
「ちっぱい派」から「かわいい」と言われる「78のA」は「ナッちゃんは私と比べたら十分「巨乳」やん。」と褒める道具として活かされており、本人は胸に対するコンプレックスは皆無である。
まめな性格で4姉妹のまとめ役的なところがあり、量子コンピュータによるデータ処理やネットでのデータ収集を得意にしている。初めての地球旅行でどんなものが地球では流行っているのかを調べるのを楽しみにしていて、ナチュコと歌うカラオケネタ探しで地球の歌の選曲にも余念がない。
4姉妹中一番の癒し系のキャラクターで子供からお年寄りまで老若男女問わず人気が高い王女であり、その落ち着いた性格と社交性を持つピナはカズーシからの信望は熱く今回の旅行の「お目付け役」の命を受けている。
そして「ニコニーコ家」だけでなく「ニコニーコ星」の宮中料理人でもある「お抱え従者」の「ナーガイ・チャプロー」はいろいろな星で料理修行を繰り返してきた。
ニコニーコ柔術のピヨの試合を見て一目惚れしたチャプローは、ピヨにアタックしようとするが「王女」と「庶民」の壁に阻まれるも、自らの「料理の腕」を武器に宮廷料理人として採用され、「非公認」ながらピヨの「彼氏」となった。
「お腹がすいた人がいない世界が「平和」だと思うんですよ。僕はそういう「平和」を目指したいんです。」
と真顔で言いながら料理を作るチャプローの横にはいつも笑顔のピヨがいるのがニコニーコ家の日常となっている。
喧嘩や格闘はからきし駄目だが、常にピヨの「影」となり「日なた」となり共にいるチャプローを3姉妹は応援してくれている。最近、小型宇宙船の操縦資格を取得した。
そんな4姉妹とチャプローが地球旅行を決めたのはひと月前だった。火星方面行のマザーシップの出航に合わせて、それに便乗する形で5人は2カ月の休暇を取った。
2800光年離れた地球に行くには、「大ワープ」可能な大型母船でも最低15日はかかる。マリーアが過去に2回、ピヨとチャプローが1回行ったという「能登」は、
「とにかく景観もいいし、人は優しいし、たくさんある温泉もそれぞれ特徴があってそりゃもう全てが最高やで!」
とナチュコとピナに説明するマリーアに乗っかって
「私はなんて言っても「食べ物」、「飲み物」やな。能登に行ったら「1日7食」でもええかって思うくらい美味しいものだらけなんよ。「能登牛丼」は炭火で焼いた「A5」ランクの能登牛をわさびで食べる「炙り丼」もええし、水菜と温泉卵を肉の上に載せる甘口ダレの「ローストビーフ丼」も外されへん。今の時期やったら「蟹丼」アンド「蟹味噌汁」もええで!私は「香箱カニ」っていうメスの蟹の甲羅に蟹身と内子、外子に海藻のアカモクが入ってて、熱々ご飯で食べた丼が忘れられへんなぁ!能登から金沢まで降りてきたら「ハントンライス」、「金沢GOGOカレー」、「金沢おでん」に「8番らーめん」って選択肢もあるわな!」
とピヨが熱弁を奮うとナチュコとピナも前のめりになってきた。
「あー、あと今の時期なら「輪島フグ」もいいですよー!「鍋」良し!「フライ」良し!「刺身」良しですね!冬の石川なら「真ガキ」もお勧めです。「焼きガキ」、「牡蠣ご飯」の定番に「カキフライバーガー」なんていうのもナッちゃんやピナちゃんにはいいですよ。」
チャプローが追い打ちをかけると、ピヨがさらにターボを利かせ
「「輪島朝市」と「近江町市場」の「海鮮丼」と「お寿司」も食べなあかんよなー!地元の日本酒と併せて…、じゅるじゅるじゅる。あかん、もう涎が止まらへんわ。」
と突っ込むと、マリーアも
「ナチュコとピナには凄い「スイーツ」もいっぱいあるで!見た目が派手なジャージー乳のクリームを使ったゴールデンアイスにゴージャスに金箔を貼り付けた「金箔付きゴールデンソフト」に地産地消の5層の「加賀パフェ」も「映え」間違いなしの逸品や!酒は私は甘酸っぱい「能登ワイン」の「マスカットベリーA」のロゼやグレープフルーツやハーブの香りが楽しめる「輪島ワイン」の「ソーヴィニヨンブラン」の「白」も楽しみたいな!」
と過去2回の石川旅行を思い出して呟いた。
「母船の皆さんへのおみやげは地球の宗教家のトップの「ローマ法王」も食べたっていう「神子原米」の「ロールケーキ」や「お団子」がいいですね。能登大納言のこし餡クリームと黒ゴマと珠洲塩クリームの「冷やしクリームパン」も絶対にヒット確実ですよね。今は冷凍で持って帰れるものもありますから、大統領や宮中の方々へのおみやげも忘れないようにしないとダメですね。」
とのチャプローの「お勧め」で全員一致で石川旅行が決まった。
地球時間の2023年12月15日、父のカズーシに見送られ、4人のプリンセスとチャプローは「宇宙船上の人」となりニコニーコ星を笑顔で出発した。 まさか16日後からの2か月間、「よもやの事態」になろうとは誰も予想していなかった。
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