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ALS・筋萎縮性側索硬化症でもプロレスラーになれますか?新人レスラー安江の五倫五常

「決勝戦」

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「決勝戦」
 いよいよ関西女子タッグトーナメント決勝戦。青コーナー側のニコニコ商店街応援団が大いに盛り上げて稀世と安江を迎える準備にかかる。広義がエールをきり、皆がそれに合わせる。
「フレーフレー稀世!フレーフレー安江!」
手拍子に合わせ、応援団全員でコールする。結衣と明日香も自作の団扇を振って盛り上がっている。そんな中、武雄の隣に座っている凛の落ち着きがない。空いた隣の席を気にしつつきょろきょろして落ち着きがない。
 リングアナが叫ぶ。
「レディースアンドジェントルマン!本日の最終試合!メインイベントの関西女子タッグトーナメント決勝戦を行います。まずは、青コーナー、大阪ニコニコプロレス、「余命半年」から、「余命百年」!そして、プロレスの世界にとどまらず、爆弾解体!テロリストのロケット弾をも受け止める「不死身の守護神」へと進化した門真が生んだ奇跡のスーパーレディー!「キャンディー稀世」こと「安―稀ー世ー!」、そしてそのパートナーは、「彗星」のごとく今月デビュー!本日、デビュー三戦目が、なんとタイトルマッチ!東欧ウクライナが生んだ絶世の美女レスラー「安―江―・コーヘーンー!」。TEAM「やす&きよ」、「美女レスラー選手権」ぶっちぎりの一位チームの入場でーす!」
 会場の照明が落とされ、スポットライトが入場門を照らす。リング上の広義が奏でるエレキギターの激しい前奏に続き観客席から「大阪ふぁんくらぶ」の大合唱が始まり、リングコスチュームの上に男物のジャケットを着て、巨大なリーゼントのかつらを被り、四角い黒縁メガネをかけた安江を先頭に、同じく揃いの男物ジャケットを羽織った稀世が続いて入場してくる。
 ニコニコ応援団のボルテージが一気に上がる。大歓声の中、安江と稀世が花道をゆっくりとリングへ向かう。観客席最前列で結衣、明日香とハイタッチを交わし、リングへの階段を上がる。まりあがトップロープとセカンドロープの間を広げ、そこを通り、安江がリングに入場して観客に両手を振る!結衣が精いっぱいの声を張り上げ、団扇を振り回す。
 続いて、稀世は、エプロンでトップロープを両手で持ち二度上下に振り、張りを確かめるとサイドフリップで青コーナートップロープに立ち上がり、初代タイガーマスクばりに人差し指を天に向け直立し、歓声に応える。今日一番の歓声が上がる。くるっと空中で前転しリングに着地し、両手を振って歓声に応える。
 リング下で夏子と陽菜がビデオカメラを稀世と安江に向ける。安江が往年の人気漫才師「やすしきよし」の「きよし」師匠が「やすし」師匠の後頭部をたたくと「やすし」師匠がメガネが飛び、床を「メガネメガネ」と探す「ネタ」を再現する。中年以上の観客に、「バカ受け」だ。
 続いて、半分に切ったピンポン玉に黒マジックで大きく眼玉を描いたものを目につけた稀世が安江に後頭部をたたかれ落ちたピンポン玉を「目玉目玉」と探すネタでもうひと笑い。最後に、安江の得意技「なんでやねんチョップ」と名付けられた「逆水平チョップ」を安江の胸に入れ、安江が吹っ飛び「入場パフォーマンス」を締めた。(あー、今日も「うけた」で!この勢いで試合もいただきや!がんばろな、安江ちゃん!)稀世はパフォーマンスの出来に大満足だ。セコンドにまりあがつき、稀世と安江に話しかける。緊張している感は無く、動きは軽い。
「稀世、安江、今日はキリン幼稚園の子供たちが来てるから、反則はナッシングやで。「ホットハート」&「クールマインド」で頼むで。変に挑発されても乗らんようにな。」
「はいっ!」
 続いて、リングアナは、赤コーナーのタッグチームの紹介に入った。

 「あー、ごめんごめん、遅くなっちゃって。京大でのセミナーが長引いちゃって…。稀世さんと安江さんの試合これからよね。」
「もー、お母さん、間に合わないかと思って心配しちゃったよー。」
駆け足で息を切らせ、席に着いたみゆきに凛が口をとんがらがせて怒る。横で武雄が凛をなだめる。みゆきは、汗を拭きつつ凛の隣に座った。凛が冷たいお茶のペットボトルをみゆきに渡す。
「稀世お姉ちゃんと安江お姉ちゃんの「入場パフォーマンス」は見れたの?」
「うん、入場口から席に向かってる間に見れたよ。面白かったね。お母さん、ニコニコプロレス見るの初めてだからびっくりしたけど、稀世さんも安江さんもすっかり「スター」ね!こんなに盛り上がるものとは思ってなかったわ!」
「お母さん、試合になったらもっとすごいんだからね!しっかり応援しようね!はい、これ。」
凛はみゆきに笑顔で応援うちわを渡した。

 赤コーナーのタッグがリングに上がり、両タッグチームに大きな花束が贈られた。リングアナが、タイトルマッチ宣言を行い、レフリーが凶器の持ち込みがないか、コスチュームとブーツを確認する。中央で四人でグータッチを交わし、お互いのコーナーに戻る際、試合開始のゴング前にもかかわらず、稀世と安江の背後から、ヒールコンビがツインドロップキックをかましてきた。安江はリング下に転げ落ち、稀世はコーナーマットに吹っ飛ばされ、もんどりうった。安江は、リング下に追いかけてきた相手に結衣と明日香が座る観客席との境の鉄柵に振られ「ガシャン」という音をたてて倒れ込む。最前列の園児たちから「きゃーっ」と悲鳴が上がる。倒れ込んだ安江の背中に連続のストンピング攻撃をいれる。
 リング上では、稀世の背後から首筋にエルボーが何度も打ち入れられる。レフリーが止めに入るが反則攻撃は止まらない。進行係がやむを得ず、ゴング係に合図を送り、反則攻撃が続く中、試合開始のゴングが鳴った。
 リング下で不意打ちを食らってグロッキーな安江に結衣が立ち上がり、
「安江お姉ちゃん!大丈夫?ぱにゃにゃんだ―!」
と声援を送る。ゴングと同時に相手レスラーは、最前列のキリン幼稚園児のブーイングを受ける中、何事もなかったように「しれっ」と踵を返し、自コーナーである赤コーナーへ歩いて戻っていった。安江は、背中を押さえながら、青コーナーのエプロンに上がる。まりあが、安江に聞く。
「安江、ダメージは無いか?」
「はい、想定内でしたから、大丈夫です。それより、稀世姉さんは?」
と目をリング内に向けると、反撃に出た稀世が、振り上げたナックルを一瞬止めた。(あぁ、今日は、「反則攻撃」はナッシングやったな!)握った拳を解き、「なんでやねんチョップ」でロープに追い込んでいき、ロープを背にする相手の左腕を取り、反対側のロープに振る。
 戻ってきた相手の直前でマットに腹ばいになり、相手を通過させ、再度戻ってきたところに助走なしのハイアングルのローリングソバットを顎に叩き込んだ。相手は、マットを転がり、赤コーナーで待つパートナーとタッチした。
 稀世はリング中央で相手に「おいでおいで」と力比べを挑んだ。体格的には、稀世より一回り大きい相手選手はそれにのり両手を四つに組んだ。「力比べなら負けるはずがない。」と思い込んでいた相手を稀世が押し込む。相手レスラーは、片膝をつき背が徐々に反り返っていく。(よし、力比べは私の勝ちや!)と稀世が思った瞬間、稀世の左手から相手の手が抜け稀世の喉に手刀が突き刺さった。反則技の「地獄突き」に呼吸を止められ、動きも止まった。咳き込む稀世に、連続のミドルキックが入る。重量級のキックだけに一発蹴りが入るたびに、稀世はコーナーに後退する。自陣の青コーナーに押し込まれたところで安江とタッチ。
 安江の入場に観客席から結衣が歓声を上げる。安江は相手のキックを脇で受け止めると自らの身体を空中で回転させ、相手を巻き込んだ。あおむけに立入れた相手の右腕にすかさず柔道で鍛えた必殺の関節技「腕ひしぎ逆十字」をかけに入るが、相手の腕は左手を添えL字にロックさせ防ぐ。力比べが続くが、背後からのもうひとりのレスラーの乱入エルボーで技が解ける。レフリーが交戦権の無い選手をリング外に出るように指示している間に立ち上がりにらみ合いの状態になった。
 相手と正対した安江がもろ手狩りに入ったところ、女子では「基本的にタブー」とされる「顔面」への膝蹴りが入った。(カウンター!)一瞬、意識が飛びかけた。(呼吸しずらい!鼻血が出た?)左手で鼻下を覆うと真っ赤な鮮血が手を染めていた。
「オラオラ、かわいいお顔が真っ赤っかやで。半分だけじゃなく、お猿さんみたいに、顔中、真っ赤にしたるわな!」
と髪を掴まれ、顔面へのナックルを何発も連続して打ち込む。レフリーが止めに入るが攻撃はやむ様子は無い。(痛い!顔面への攻撃ってこんなに痛いものなの?あぁ、意識が飛びそう。何とかコーナーに帰らなきゃ。)安江は、相手の拳に臆することなく、自ら頭を押し込み、相手の拳を額で受けた。「ボゴッ!」相手の拳の小指付近から骨が砕ける音がした。右手を左手で抱え込み、苦痛の表情を浮かべ後退する相手にお返しのハイキックを二発入れると、青コーナーに戻り稀世にタッチし、コーナーにへたり込んだ。
「安江ちゃん、やり返して来るからなぁ。別嬪の安江ちゃんをこんなにしやがって、もう許さん!」
「稀世姉さん、反則だけはだめよ。お願い…。」
 (こんなにされても優等生やねんから…。でもその意思は受け取ったで!)小さく頷き、リングに飛び込む稀世。安江はセコンドのまりあに抱きかかえられエプロンへ。リングサイドで心配そうに安江を見つめる結衣と杉田の顔が目に入った。(私は、大丈夫だから、心配しないで。)と思った。あおむけの状態で、まりあから水を顔にかけられた。タオルで顔を拭き取り、再び水。二回目の拭き取り後、まりあが大きな声で言った。
「安江、息を止めて。鼻血止め入れるからな。」

 綿棒にワセリンをつけ、まりあが安江の鼻に差し込む。咳き込む安江。まりあに背中を起こされ、さすってもらった。徐々に呼吸しやすくなってくる。
「どうや、呼吸できるか?」
「はい、なんとか…。」
「それにしても、あいつら、反則のオンパレードや。特に、あんたを狙って来とるで。子供たちが心配するから、顔は撃たすな。しっかり距離を殺して、関節か締め技でいったれ。もう、遠慮はいらんぞ。骨の一本、関節のひとつでも砕いたれ。」
「はい、さっき、指一本は折ったと思います。」
「そうか、やられ損やなかったんやな。かわいい顔してやるやないか!」
 リングの中では、稀世が鬼の形相で、相手の側頭部に右に左にハイキックを連続で見舞っていた。ロープを背に稀世にいいように蹴られるパートナーからのタッチを受けずにもうひとりがリングに飛び込んできて、稀世の顔面に拳をたたき込んだ。注意に入るレフリーを無視して、攻撃を続ける。(こいつら、何でもありやな。もう、堪忍袋の緒が切れたで!)
 稀世は、相手の攻撃をもろともしない精神力で距離を詰め、正面から抱きかかえフロントスープレックスで相手の顔面をマットにたたきつけた。顔を押さえ、もんどりうつ相手に一瞬でボストンクラブをかけ背骨を締めあげる。
「私の逆エビ固めから逃げられた奴はいてへんで。はよ、ギブアップせな、背骨折れるで!それとも折ってほしいんか!」
と叫んだ。その瞬間、後頭部に固いもので殴打された衝撃を感じた。相手選手のラリアットが後頭部に入ったと気づくと同時に二発目が入った。(こいつ、腕のサポーターに鉄筋かなんか入れてきよったな。どこまで悪どいねん!こんなやつを安江ちゃんにぶつけるわけにはいけへん!)さっと振り向き、逆エビ固めを解き、三度目のラリアットを交わした。ラリアットを交わされた相手はバランスを崩し、三歩前につんのめった。振り返り際、みぞおちへの正面蹴りを稀世が見舞った。交戦権を持たない相手は、軽く吐しゃし、たまらず、リング下に逃げた。
 逆エビ固めのダメージが抜けない本来の相手に、二発のエルボ―ドロップを背筋に入れ、稀世はトップロープに上がり、ムーンソルトドロップを決めた。(このままフォールしてもええけど、安江ちゃんに花を持たすか。)と自コーナーに戻り安江にタッチした。この判断が、数分後に安江に厄災をもたらすとは、稀世は微塵にも思っていなかった。
 タッチを受けた安江は、相手の背後に回り、チキンウイングフェイスロックの体勢に入った。
「よっしゃー、安江、そのまま締め落とせ!」
まりあの檄が飛ぶ。赤コーナーで稀世が相手選手の「怪しい」動きに気がついた。右手で左の腕のサポーターの中を探っている。
「安江ちゃん、あかん!離れて!」
と稀世が叫ぶのと安江の左こめかみから激しい出血は同時だった。(痛っ!あれ、左の視界が赤い?)安江は技の力が抜けた。相手は右手を不自然に振った。(あいつ、かみそりか何か仕込んでやがったな!)稀世が、レフリーに叫んだ。
「レフリー、こいつ、剃刀かカッター仕込んでやがった、レフリーの後ろのエプロンに向けて投げやがった!確認して!」
 レフリーがエプロンに向かうが「ブツ」は見つからない。どうやら、リング下に落ちたようだ。(くそっ!とことん汚いやつや。今に見とけよ、絶対に地獄に送ったるからな!)稀世が、反則し放題の相手に視線を戻すと、左の視界を失った安江のこめかみに連続のエルボーを入れているのが目に入った。安江の左の防御の反応が明らかに遅い。(えっ、左腕動けへんようになってしもたんか?)傷に意識を持っていかれて安江の左の反応は明らかに鈍っている。
「安江ちゃん、なんとか、コーナーまで戻って!交代や!」
精一杯、稀世が左手をリングの中に伸ばす。


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