45 / 83
第4話 生徒会役員は個性が強い
生徒会役員は個性が強い 10ページ目
しおりを挟む
「へ、へぇー、そうなんだ。でもツンデレが嫌いとか、見る目がないよね。ううん、人生損してる可哀想な人だよね」
「好き嫌いなんて人の自由じゃないですかー。会長は胸と同じで器も小さいんですねー」
「な、な、なんですって!」
何よ胸が小さいとか、器と全然関係ないじゃないのっ。
確かに私は超控えめに言って貧乳かもしれないよ。
でも、言っていいことと悪いことがあるでしょ!
ここは、ツンデレこそが最強ということをハッキリさせないとね。って、葵ちゃんが敵意丸出しで綾崎さんのことを睨んでるよ。
「ボクの会長を悪く言うなんて許せない、かな」
「私は葵ちゃんのモノじゃないけど、庇ってくれてありがとうね」
「あー、ごめんなさいっ。私、本音を隠せないタイプなんですよ。だから許して欲しいかな、陽琥君からもお願いしてよー」
だから、ベタベタしすぎなんですって。
というより、どうして管君に胸を押しつけてるのよっ! 管君も管よ、満更でもないって顔してるし。べ、別に管君が誰を好きになろうと、私には関係ないんだけどねっ。
「さ、西園寺会長、ここで波風を立てると新聞に何書かれるかわからないので、器の大きいところを見せましょうよー」
「私は胸が控えめかもしれませんが、器は大きいですっ! いいわよ、それくらい許してあげるわよ。べ、別に管君のために引いてあげるんじゃないんだからねっ」
「会長がそう言うなら、ボクはこれ以上何も言えないかな」
「まぁ、だからと言ってツンデレ好きにはなりませんけどねー」
ガマンよ、ここは耐えるのよ朱音。
ここで相手の挑発に乗っては、クイーン・オブ・ツンデレの名に傷がつきますし。寛大な心でこのエセお嬢様の言葉を無視するのよ。
「そ、それで、取材って具体的に何するんですか?」
「んー、会議の様子を記事にしようかと思いましてー。目的はもちろん、新しい校則なんですけどねー」
新しい校則を記事にですか……。
これは好都合よね、わざわざ話題を振ってくれるなんて。
あの三人に復讐するには校則を変える必要があるし。というより、どうやって復讐すればいいんだろ。まずはそこから考えないといけないよね。それに、復讐する順番も大切かな。
当然、拓馬はメインディッシュなわけで、担任の加地先生と理事長は前菜にしたいところね。
「よし、今日の議題は校則に何を追加するかです。別に綾崎さんのためではないけど、何か提案がある人いるかな?」
「朱音会長ー、サキは校則に停学と退学の廃止を入れたいのだー」
「停学と退学の廃止……ですか」
いくら有名進学校とはいえ、それをしたら秩序が崩壊するのは間違いないよ。あれ、そういえば、確かマスターおなつも同じことを──って、あの人は詐欺師だったね。
うーん、これは復讐には利用できないかな。
「僕は三須先輩の意見に大賛成ですっ」
「さすが陽琥君ね、時代の最先端を行ってるなんて、私、尊敬しちゃうよ」
なんなのよ、私のときは大反対したのに。
しかも綾崎さんにデレデレしちゃってさ。
はっ、管君のことはもう考えないようにするんだった。でも……賛成の理由ぐらいは、聞いてもいいよね。
「好き嫌いなんて人の自由じゃないですかー。会長は胸と同じで器も小さいんですねー」
「な、な、なんですって!」
何よ胸が小さいとか、器と全然関係ないじゃないのっ。
確かに私は超控えめに言って貧乳かもしれないよ。
でも、言っていいことと悪いことがあるでしょ!
ここは、ツンデレこそが最強ということをハッキリさせないとね。って、葵ちゃんが敵意丸出しで綾崎さんのことを睨んでるよ。
「ボクの会長を悪く言うなんて許せない、かな」
「私は葵ちゃんのモノじゃないけど、庇ってくれてありがとうね」
「あー、ごめんなさいっ。私、本音を隠せないタイプなんですよ。だから許して欲しいかな、陽琥君からもお願いしてよー」
だから、ベタベタしすぎなんですって。
というより、どうして管君に胸を押しつけてるのよっ! 管君も管よ、満更でもないって顔してるし。べ、別に管君が誰を好きになろうと、私には関係ないんだけどねっ。
「さ、西園寺会長、ここで波風を立てると新聞に何書かれるかわからないので、器の大きいところを見せましょうよー」
「私は胸が控えめかもしれませんが、器は大きいですっ! いいわよ、それくらい許してあげるわよ。べ、別に管君のために引いてあげるんじゃないんだからねっ」
「会長がそう言うなら、ボクはこれ以上何も言えないかな」
「まぁ、だからと言ってツンデレ好きにはなりませんけどねー」
ガマンよ、ここは耐えるのよ朱音。
ここで相手の挑発に乗っては、クイーン・オブ・ツンデレの名に傷がつきますし。寛大な心でこのエセお嬢様の言葉を無視するのよ。
「そ、それで、取材って具体的に何するんですか?」
「んー、会議の様子を記事にしようかと思いましてー。目的はもちろん、新しい校則なんですけどねー」
新しい校則を記事にですか……。
これは好都合よね、わざわざ話題を振ってくれるなんて。
あの三人に復讐するには校則を変える必要があるし。というより、どうやって復讐すればいいんだろ。まずはそこから考えないといけないよね。それに、復讐する順番も大切かな。
当然、拓馬はメインディッシュなわけで、担任の加地先生と理事長は前菜にしたいところね。
「よし、今日の議題は校則に何を追加するかです。別に綾崎さんのためではないけど、何か提案がある人いるかな?」
「朱音会長ー、サキは校則に停学と退学の廃止を入れたいのだー」
「停学と退学の廃止……ですか」
いくら有名進学校とはいえ、それをしたら秩序が崩壊するのは間違いないよ。あれ、そういえば、確かマスターおなつも同じことを──って、あの人は詐欺師だったね。
うーん、これは復讐には利用できないかな。
「僕は三須先輩の意見に大賛成ですっ」
「さすが陽琥君ね、時代の最先端を行ってるなんて、私、尊敬しちゃうよ」
なんなのよ、私のときは大反対したのに。
しかも綾崎さんにデレデレしちゃってさ。
はっ、管君のことはもう考えないようにするんだった。でも……賛成の理由ぐらいは、聞いてもいいよね。
0
お気に入りに追加
7
あなたにおすすめの小説
大好きな彼女を学校一のイケメンに寝取られた。そしたら陰キャの僕が突然モテ始めた件について
ねんごろ
恋愛
僕の大好きな彼女が寝取られた。学校一のイケメンに……
しかし、それはまだ始まりに過ぎなかったのだ。
NTRは始まりでしか、なかったのだ……
冤罪をかけられ、彼女まで寝取られた俺。潔白が証明され、皆は後悔しても戻れない事を知ったらしい
一本橋
恋愛
痴漢という犯罪者のレッテルを張られた鈴木正俊は、周りの信用を失った。
しかし、その実態は私人逮捕による冤罪だった。
家族をはじめ、友人やクラスメイトまでもが見限り、ひとり孤独へとなってしまう。
そんな正俊を慰めようと現れた彼女だったが、そこへ私人逮捕の首謀者である“山本”の姿が。
そこで、唯一の頼みだった彼女にさえも裏切られていたことを知ることになる。
……絶望し、身を投げようとする正俊だったが、そこに学校一の美少女と呼ばれている幼馴染みが現れて──
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
可愛すぎるクラスメイトがやたら俺の部屋を訪れる件 ~事故から助けたボクっ娘が存在感空気な俺に熱い視線を送ってきている~
蒼田
青春
人よりも十倍以上存在感が薄い高校一年生、宇治原簾 (うじはられん)は、ある日買い物へ行く。
目的のプリンを買った夜の帰り道、簾はクラスメイトの人気者、重原愛莉 (えはらあいり)を見つける。
しかしいつも教室でみる活発な表情はなくどんよりとしていた。只事ではないと目線で追っていると彼女が信号に差し掛かり、トラックに引かれそうな所を簾が助ける。
事故から助けることで始まる活発少女との関係。
愛莉が簾の家にあがり看病したり、勉強したり、時には二人でデートに行ったりと。
愛莉は簾の事が好きで、廉も愛莉のことを気にし始める。
故障で陸上が出来なくなった愛莉は目標新たにし、簾はそんな彼女を補佐し自分の目標を見つけるお話。
*本作はフィクションです。実在する人物・団体・組織名等とは関係ございません。
スケートリンクでバイトしてたら大惨事を目撃した件
フルーツパフェ
大衆娯楽
比較的気温の高い今年もようやく冬らしい気候になりました。
寒くなって本格的になるのがスケートリンク場。
プロもアマチュアも関係なしに氷上を滑る女の子達ですが、なぜかスカートを履いた女の子が多い?
そんな格好していたら転んだ時に大変・・・・・・ほら、言わんこっちゃない!
スケートリンクでアルバイトをする男性の些細な日常コメディです。
寝室から喘ぎ声が聞こえてきて震える私・・・ベッドの上で激しく絡む浮気女に復讐したい
白崎アイド
大衆娯楽
カチャッ。
私は静かに玄関のドアを開けて、足音を立てずに夫が寝ている寝室に向かって入っていく。
「あの人、私が
美しいお母さんだ…担任の教師が家庭訪問に来て私を見つめる…手を握られたその後に
マッキーの世界
大衆娯楽
小学校2年生になる息子の担任の教師が家庭訪問にくることになった。
「はい、では16日の午後13時ですね。了解しました」
電話を切った後、ドキドキする気持ちを静めるために、私は計算した。
息子の担任の教師は、俳優の吉○亮に激似。
そんな教師が
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる