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第十三章 激化する呪い
無意識に流れ落ちる涙
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「ほんと、何でも入ってるよねその鞄。ちなみに、教科書とか入ってる?」
「いや、机ん中おいてきた」
「だよね。カナちゃん昔から家で勉強しないのに、テストの成績よかったもんね」
「授業中先生の話聞いて教科書読んでれば、意外と忘れんもんやで?」
「よく分かったよ、やっぱり頭の作りが違うって事が。記憶できない私は家で詰め込むしかないや」
ほんと記憶力がすごいんだよなカナちゃんは。人の名前も一度聞くと忘れないし。私なんてすぐ忘れちゃうけど。
そんな事を話しながら、私が中身を出して空にしたダンボールをカナちゃんが切り開いて丁寧に張り合わせていく。
せっせと冷凍食品を踏み台に使う発泡スチロールに詰め直していると、やけに視線を感じる。
気になって顔をそちらに向けると、嬉しそうに頬を緩めたカナちゃんと目があった。
「なんか、やっとまともに桜と話せた気するわ。最近俺の事、避けとったやろ?」
そう言われて初めて、私はカナちゃんと普通に接する事が出来ていると気付いた。
今まで恥ずかしくてまともに目も見れなかったのに、この緊急事態ですっかり忘れてそんな事を意識する余裕すらなかったらしい。
でも、改めて指摘されると妙に意識させられて私はスッとカナちゃんから視線を逸らしてしまった。
「ごめん、なんか恥ずかしくて。今まで通りに接しようとすればする程、変に意識しちゃって、うまく話せなかったの」
「てっきり俺、お前が怒ってんやろなって思うてたから少し安心した」
そう言って安堵のため息をもらしたカナちゃん。
私がカナちゃんに怒る理由なんてない。
むしろ迷惑をかけっぱなしなのはこちらの方で、私が怒られる立場な気がするのだが。
「怒ってるって何を?」
なぜカナちゃんがそう思ったのか理由を知りたくて尋ねると、彼は言い辛そうに言葉を紡いだ。
「昔、勝手に……お前の唇奪ったこと……」
「お、驚いたけど怒ってはないよ、それ言うなら私だって……シロが暴走した時……」
お互い様だよって言うのも何だか変な気はするが、カナちゃんのは子供のかわいいイタズラみたいなもので、私がしたのは……たちの悪い大人のイタズラだ。
それで私がカナちゃんを怒れるはずがない。むしろ、土下座して謝らないといけないのはこっちだと思う。
思い出して激しく自己嫌悪に陥っていると、カナちゃんがとんでもない事を聞いてきた。
「あれをお前に仕込んだのコハッ君? それともシロ?」
「えっ、そ、それは……」
普通に変な質問をされ、思わず動揺して手に持っていた冷凍食品を落としてしまった。
あれっていうのはつまり──そんな話を今このタイミングで蒸し返すなんて、カナちゃんの方がやはり怒っているのではないのだろうか。
恐る恐る彼の方に顔を向けると、挙動不審な私を見ておかしそうに笑っていた。
「あん時なぁ……正直お前がキス上手すぎて衝撃的やった。離れてた月日は思ってた以上に、長かってんやなって思い知らされた気ぃして。いつまでも子供のままじゃ居られへんのやな」
カナちゃんはダンボールを固定して綺麗に貼り付けながら、明るく笑って誤魔化してるけど、声のトーンがいつもより少し低い。
「そうだね……」
私だってカナちゃんが聖学に転校してきて、皆から『奏様』って慕われて囲まれてる姿を見て、胸が痛んだんだよ。
離れていた約七年の歳月が、あまりにもカナちゃんを遠い存在にしてしまった気がして。
確かにいつまでも何も知らなかったあの頃のように接していく事は無理だろう。
人としても、男の子としても成長して立派になったカナちゃんは、正直眩しすぎると感じる時がある。
本当は今まで男の子として意識してなかったというより、わざとそうしないようにしていた。
コハクやシロという大切な存在が居るからというのもあるが、カナちゃんとは純粋に友達で居たかった、変に意識して普通に話せなくなるのが辛いと思ってたから。
でも橘先生にやられたあの一件以来、カナちゃんが他の女の子と楽しそうに話しているのを見ると胸が締め付けられるようにぎゅっと痛むのを感じていた。
話したいのにうまく話せないのがもどかしくて、笑顔の矛先を向けられた女の子が羨ましくて。
友達の私がそんな気持ちを抱いてはいけないって分かっているのに、止めようとすればするほど逆に強くなっていく。
カナちゃんは私の所有物でも何でもないのに。気持ちに応える事は出来ないのに。最低だ、私。
もしかすると、コハクには最初から見透かされていたのかもしれない……無意識のうちに水面下でカナちゃんに惹かれていた私の気持ちを。
「すまん、変な事言うて。そないな顔させたかったわけやないんや。えっと俺が言いたかったんは、たとえ昔みたいにずっと一緒に居れへんでも友達である事には変わらへん。なんや最近そのポジションも桃井さんにとられつつあって寂しかってんやけど……って話逸れたな。要するにやな、変な気とか使わんでええから普通に接して欲しいんや。最近シロも変わったし、お前が幸せなら俺はそれを応援したい。正直すぐにお前への気持ちを昇華するのは難しいけど、コハッ君の時みたいに余計な邪魔はしたないねん。あーでもシロにはまだ言うたらあかんで、すぐに調子のるからなあいつ。せやから……って、桜? 何でお前……泣いて……」
カナちゃんに言われて初めて、自分の瞳から涙がこぼれている事に気付いた。どうりでさっきからやけに頬が冷たく感じるわけだ。
「ごめん、何か勝手に……おかしいな、目にゴミでも入ったのかな。大丈夫だから気にしないで」
涙の理由を悟られるわけにはいかず、私は咄嗟に嘘をついて誤魔化した。
これでいいんだ。私にはコハクとシロが居る。カナちゃんの気持ちには応えられない。最初からそうだったじゃないか。
なのに何で、カナちゃんの言葉にこんなに胸が痛むのか。私のために身を引いてくれようとしているのに、それがこんなにも苦しく感じるのか。
友達という関係、それは私が望んだ事だったはずなのに──まるで失恋でもしてしまったみたいに胸が張り裂けそうになった。
泣くな、止まれ涙! これ以上、カナちゃんに余計な心配かけるわけにはいかないのに。
「いや、机ん中おいてきた」
「だよね。カナちゃん昔から家で勉強しないのに、テストの成績よかったもんね」
「授業中先生の話聞いて教科書読んでれば、意外と忘れんもんやで?」
「よく分かったよ、やっぱり頭の作りが違うって事が。記憶できない私は家で詰め込むしかないや」
ほんと記憶力がすごいんだよなカナちゃんは。人の名前も一度聞くと忘れないし。私なんてすぐ忘れちゃうけど。
そんな事を話しながら、私が中身を出して空にしたダンボールをカナちゃんが切り開いて丁寧に張り合わせていく。
せっせと冷凍食品を踏み台に使う発泡スチロールに詰め直していると、やけに視線を感じる。
気になって顔をそちらに向けると、嬉しそうに頬を緩めたカナちゃんと目があった。
「なんか、やっとまともに桜と話せた気するわ。最近俺の事、避けとったやろ?」
そう言われて初めて、私はカナちゃんと普通に接する事が出来ていると気付いた。
今まで恥ずかしくてまともに目も見れなかったのに、この緊急事態ですっかり忘れてそんな事を意識する余裕すらなかったらしい。
でも、改めて指摘されると妙に意識させられて私はスッとカナちゃんから視線を逸らしてしまった。
「ごめん、なんか恥ずかしくて。今まで通りに接しようとすればする程、変に意識しちゃって、うまく話せなかったの」
「てっきり俺、お前が怒ってんやろなって思うてたから少し安心した」
そう言って安堵のため息をもらしたカナちゃん。
私がカナちゃんに怒る理由なんてない。
むしろ迷惑をかけっぱなしなのはこちらの方で、私が怒られる立場な気がするのだが。
「怒ってるって何を?」
なぜカナちゃんがそう思ったのか理由を知りたくて尋ねると、彼は言い辛そうに言葉を紡いだ。
「昔、勝手に……お前の唇奪ったこと……」
「お、驚いたけど怒ってはないよ、それ言うなら私だって……シロが暴走した時……」
お互い様だよって言うのも何だか変な気はするが、カナちゃんのは子供のかわいいイタズラみたいなもので、私がしたのは……たちの悪い大人のイタズラだ。
それで私がカナちゃんを怒れるはずがない。むしろ、土下座して謝らないといけないのはこっちだと思う。
思い出して激しく自己嫌悪に陥っていると、カナちゃんがとんでもない事を聞いてきた。
「あれをお前に仕込んだのコハッ君? それともシロ?」
「えっ、そ、それは……」
普通に変な質問をされ、思わず動揺して手に持っていた冷凍食品を落としてしまった。
あれっていうのはつまり──そんな話を今このタイミングで蒸し返すなんて、カナちゃんの方がやはり怒っているのではないのだろうか。
恐る恐る彼の方に顔を向けると、挙動不審な私を見ておかしそうに笑っていた。
「あん時なぁ……正直お前がキス上手すぎて衝撃的やった。離れてた月日は思ってた以上に、長かってんやなって思い知らされた気ぃして。いつまでも子供のままじゃ居られへんのやな」
カナちゃんはダンボールを固定して綺麗に貼り付けながら、明るく笑って誤魔化してるけど、声のトーンがいつもより少し低い。
「そうだね……」
私だってカナちゃんが聖学に転校してきて、皆から『奏様』って慕われて囲まれてる姿を見て、胸が痛んだんだよ。
離れていた約七年の歳月が、あまりにもカナちゃんを遠い存在にしてしまった気がして。
確かにいつまでも何も知らなかったあの頃のように接していく事は無理だろう。
人としても、男の子としても成長して立派になったカナちゃんは、正直眩しすぎると感じる時がある。
本当は今まで男の子として意識してなかったというより、わざとそうしないようにしていた。
コハクやシロという大切な存在が居るからというのもあるが、カナちゃんとは純粋に友達で居たかった、変に意識して普通に話せなくなるのが辛いと思ってたから。
でも橘先生にやられたあの一件以来、カナちゃんが他の女の子と楽しそうに話しているのを見ると胸が締め付けられるようにぎゅっと痛むのを感じていた。
話したいのにうまく話せないのがもどかしくて、笑顔の矛先を向けられた女の子が羨ましくて。
友達の私がそんな気持ちを抱いてはいけないって分かっているのに、止めようとすればするほど逆に強くなっていく。
カナちゃんは私の所有物でも何でもないのに。気持ちに応える事は出来ないのに。最低だ、私。
もしかすると、コハクには最初から見透かされていたのかもしれない……無意識のうちに水面下でカナちゃんに惹かれていた私の気持ちを。
「すまん、変な事言うて。そないな顔させたかったわけやないんや。えっと俺が言いたかったんは、たとえ昔みたいにずっと一緒に居れへんでも友達である事には変わらへん。なんや最近そのポジションも桃井さんにとられつつあって寂しかってんやけど……って話逸れたな。要するにやな、変な気とか使わんでええから普通に接して欲しいんや。最近シロも変わったし、お前が幸せなら俺はそれを応援したい。正直すぐにお前への気持ちを昇華するのは難しいけど、コハッ君の時みたいに余計な邪魔はしたないねん。あーでもシロにはまだ言うたらあかんで、すぐに調子のるからなあいつ。せやから……って、桜? 何でお前……泣いて……」
カナちゃんに言われて初めて、自分の瞳から涙がこぼれている事に気付いた。どうりでさっきからやけに頬が冷たく感じるわけだ。
「ごめん、何か勝手に……おかしいな、目にゴミでも入ったのかな。大丈夫だから気にしないで」
涙の理由を悟られるわけにはいかず、私は咄嗟に嘘をついて誤魔化した。
これでいいんだ。私にはコハクとシロが居る。カナちゃんの気持ちには応えられない。最初からそうだったじゃないか。
なのに何で、カナちゃんの言葉にこんなに胸が痛むのか。私のために身を引いてくれようとしているのに、それがこんなにも苦しく感じるのか。
友達という関係、それは私が望んだ事だったはずなのに──まるで失恋でもしてしまったみたいに胸が張り裂けそうになった。
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