【R18】あなたの心を蝕ませて

数年前、世界を闇から救った聖女サクラは、共に旅をした末に王となったヴィクトールと結ばれた。

心優しき夫を愛し、また彼からも深く愛されていたサクラだったが、数年経っても子宝には恵まれず。ヴィクトールが側室を迎えたことをきっかけに彼女の心を何かが蝕み始める。

心身ともに窶れていく中、目に飛び込むのは側室との間に生まれた子とヴィクトールが幸せそうに過ごす姿ばかり。

限界を迎えたサクラは、とある出来事を引き金にとうとうヴィクトールに「私を元の世界に帰して」と告げてしまう。

その言葉を聞いたヴィクトールは──





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※第14回恋愛小説大賞にて奨励賞いただきました。応援ありがとうございました。
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