52 / 154
第四章 藍
第51話 「隠し部屋」
しおりを挟む
私とセオは、ロイド子爵家の倉庫を訪れていた。
ここに、私の両親の記録が残っているかもしれない。
大きな南京錠に鍵を差し込んで開錠すると、セオが倉庫の扉を開いてくれた。
ギィ、と微かに軋む音を立てて扉が開く。
トマスが言ったように、倉庫の中は埃まみれだった。
私はハンカチで口元を押さえながら窓の側まで歩いてゆき、細くカーテンを開けて彩光する。
どうやらすぐに日に焼けて駄目になってしまいそうな物や、書類など風に飛ばされてしまうような物はなさそうだ。
私がカーテンと窓を開けてセオの方を見ると、セオが廊下から手招きをした。
不思議に思いながらもセオの元まで戻ると、セオは手元に弱い風を集め、埃を一気に窓の外へと払ってくれた。
「わぁ! すごい……! 風の魔法って、こんな使い方も出来るんだね」
「全部綺麗にっていう訳にはいかないけどね」
「それでもすごいよ! ありがとう、セオ」
「どういたしまして」
セオは柔らかく目を細める。その表情にまたどきりとしてしまうが、私は気を取り直して再び倉庫に足を踏み入れた。
「えーと、肖像画とかは……ないか。美術品や骨董品の棚は、お義父様が不在の時にあんまり触りたくないわね……本棚を中心に見ましょう」
「わかった」
「この棚にあるのは、帳簿や財務関係の書類ね……帳簿は、見ても仕方ないか」
「パステル、こっち。この辺りに日誌や手紙類が仕舞われてるみたい」
セオが手招きをしている場所に行くと、確かに過去の子爵家の業務を記した日誌類が、納められていた。
だが、目的の期間のものが、なかなか見つからない。
「おかしいわね……九年前にお義父様が領主になってからのものしかないわ」
「その次の棚は、十七年以上前の記録になってる。間がすっぽり抜けてる」
「うーん、個人的な日記はともかく、子爵家としての業務を記録してある日誌は、普通処分しないと思うんだけど……どこか別の所にあるのかしら?」
「…………」
「でも、やっぱりあるとしたら倉庫の中よね。執務室には今必要な書類や帳簿しか置いてないし、他の部屋には持ち出さないだろうし……」
「……パステル、一回部屋に戻ろう」
「え? ええ、そうね。ないものは仕方ないわね」
何故かセオは再び警戒するような、ピリッとした表情をしている。これ以上倉庫にいても意味がないので、私は素直に部屋に戻ることにした。
部屋に戻るとセオはすぐに扉を閉める。窓も閉まっていることを確認すると、再び出入り口を凝視した。
私は、首を傾げながらもソファに腰を下ろす。
少ししてセオは警戒を解き、向かいのソファに腰掛けると、小さな声で私に問いかけた。
「……パステル、トマスさんってどんな人?」
「え? トマスは、私のお祖父様が領主を務めていた頃から、この屋敷で執事をしていた人よ。今は家令に昇格して、ずっとマナーハウスにいるわ。
ここ数年は私も簡単な手伝いをするようになったけれど、社交以外の領地のことは、ほとんどトマスが管理しているわよ」
「護衛とか、用心棒として雇われた経歴はない?」
「うーん、どうだろう。トマスは、私が生まれる前から屋敷にいるから。エレナなら知ってるかもしれないけど……どうしたの?」
「……倉庫に、隠し部屋がある。風の流れが不自然な場所があった。それと、倉庫にいる間、ずっと見張られてた」
「……え?」
「トマスさんの身のこなしは、普通の執事じゃない。なにか、隠してるのかも」
「まさか、そんなこと……考えすぎじゃない?」
「魔力は感じないから、聖王国とは関係ないと思うけど……念のため、警戒した方がいい」
「……トマスに、裏表なんてないと思うんだけどな……」
「……わからないけど、僕を敵視してることは確かだ。見張ってたってことは、倉庫の中を探られたくない理由があるのかもしれない。
明日、トマスさんが来客応対をしている間に、隠し部屋を調べよう。鍵はまだ返さないで」
「わかった」
私はいまいち納得がいかなかったが、セオの考えを否定する材料もないので、ひとまず頷いておいた。
そして翌日。
客人と共にトマスが応接室に入って行ったのを確認し、私とセオは、エレナと一緒に再び倉庫を訪れていた。
エレナにはもちろん、トマスに対する疑念は伝えていない。
トマスはやはり、昨晩倉庫の鍵を返すように言ってきた。
だが、まだ探し物が見つかっていないからと素直に伝えると、エレナかイザベラを同伴させることを条件に、意外とすんなり許可してくれたのだった。
セオはトマスを疑っているが、トマスは単純にセオのことが信用できず、倉庫の中を荒らされるのが嫌で様子を探っているのではないだろうかと、私は思う。
なんせ、トマスは私以上に、人を信用しないタイプだから。
「隠し部屋は、この本棚の後ろにある。もしかしたら近くに何か仕掛けがあるかもしれないけど……心当たり、ある?」
私もエレナも、首を横に振る。
「なら、風の魔法で動かすから、少し離れていて」
セオが風の力で棚を少し浮かせて、ゆっくりと移動させる。すると、本棚の置かれていた壁には、小さな扉が隠されていたのだった。
「こんなところに隠し扉が……エレナも存じませんでした」
「私も知らなかったわ。セオのおかげね。……さあ、開けてみましょうか」
ギィィ……と小さな音を立てて、エレナが扉を開く。扉はすごく小さくて、小柄な成人女性一人がやっと通れる程度の通路が伸びていた。
私やセオなら、なんとか通れるだろう。
「……この隙間では、お腹のお肉がつかえてしまいそうです。エレナはここでお待ちしていますから、お二人で行ってらして下さい」
「わかったわ。あ、あと、もし誰か来ても追い返してくれるとありがたいのだけど」
「かしこまりました。トマスもイザベラも通しませんから、安心して下さい」
エレナはそう言ってウインクを飛ばす。
「ありがとう、エレナ。頼りになるわ。……じゃあ、行きましょうか、セオ」
「うん。僕が先に入るよ」
小さな木戸を開けて細い通路を抜けると、そこは円形の小部屋になっているようだった。窓もなく薄暗いが、外からの光だけで視界は充分に確保できる。
閉ざされていたからか、埃はそんなに積もっていないものの、ほんの少しだけ黴《かび》臭い。
「パステル、暗いけど見える?」
「うん、なんとか」
小部屋には、小さな文机と本棚がぽつん、とあるだけだった。
文机には、燃料がカラカラになって久しいランタンと、護身用と思われる短剣が置かれている。
引き出しの中には未使用の便箋と封筒、インクやペンが入っていた。
二段しかない小さな本棚の上段には、数冊の日記帳と小箱がひとつ。
下の段には、絵葉書や手紙の束が収められていた。
「日記も小箱も確認したいけど、ここで見るには時間もないし、暗いわね。私の部屋に運びましょうか」
「それより、外で魔法の家を出すから、そこに収納すればいい。魔法の家の中に隠しておけば、もしパステルの部屋に誰かが入ったとしても、見つからない」
「そっか、それもそうね。じゃあ、お願い」
セオが先に外に戻り、手乗りサイズの魔法の家を取りだした。魔法の家に手をかざして魔力を流すと、一瞬強い光を放ち、魔法の家はあっという間に大きくなった。
私は手紙や日記、小箱を渡し、セオは次々と家の中に運んでいき、収納した。
――倉庫の外から男性二人が言い争う声が聞こえてきたのは、魔法の家を手乗りサイズに戻し、本棚を慎重に元の位置に戻し終わった時だった。
ここに、私の両親の記録が残っているかもしれない。
大きな南京錠に鍵を差し込んで開錠すると、セオが倉庫の扉を開いてくれた。
ギィ、と微かに軋む音を立てて扉が開く。
トマスが言ったように、倉庫の中は埃まみれだった。
私はハンカチで口元を押さえながら窓の側まで歩いてゆき、細くカーテンを開けて彩光する。
どうやらすぐに日に焼けて駄目になってしまいそうな物や、書類など風に飛ばされてしまうような物はなさそうだ。
私がカーテンと窓を開けてセオの方を見ると、セオが廊下から手招きをした。
不思議に思いながらもセオの元まで戻ると、セオは手元に弱い風を集め、埃を一気に窓の外へと払ってくれた。
「わぁ! すごい……! 風の魔法って、こんな使い方も出来るんだね」
「全部綺麗にっていう訳にはいかないけどね」
「それでもすごいよ! ありがとう、セオ」
「どういたしまして」
セオは柔らかく目を細める。その表情にまたどきりとしてしまうが、私は気を取り直して再び倉庫に足を踏み入れた。
「えーと、肖像画とかは……ないか。美術品や骨董品の棚は、お義父様が不在の時にあんまり触りたくないわね……本棚を中心に見ましょう」
「わかった」
「この棚にあるのは、帳簿や財務関係の書類ね……帳簿は、見ても仕方ないか」
「パステル、こっち。この辺りに日誌や手紙類が仕舞われてるみたい」
セオが手招きをしている場所に行くと、確かに過去の子爵家の業務を記した日誌類が、納められていた。
だが、目的の期間のものが、なかなか見つからない。
「おかしいわね……九年前にお義父様が領主になってからのものしかないわ」
「その次の棚は、十七年以上前の記録になってる。間がすっぽり抜けてる」
「うーん、個人的な日記はともかく、子爵家としての業務を記録してある日誌は、普通処分しないと思うんだけど……どこか別の所にあるのかしら?」
「…………」
「でも、やっぱりあるとしたら倉庫の中よね。執務室には今必要な書類や帳簿しか置いてないし、他の部屋には持ち出さないだろうし……」
「……パステル、一回部屋に戻ろう」
「え? ええ、そうね。ないものは仕方ないわね」
何故かセオは再び警戒するような、ピリッとした表情をしている。これ以上倉庫にいても意味がないので、私は素直に部屋に戻ることにした。
部屋に戻るとセオはすぐに扉を閉める。窓も閉まっていることを確認すると、再び出入り口を凝視した。
私は、首を傾げながらもソファに腰を下ろす。
少ししてセオは警戒を解き、向かいのソファに腰掛けると、小さな声で私に問いかけた。
「……パステル、トマスさんってどんな人?」
「え? トマスは、私のお祖父様が領主を務めていた頃から、この屋敷で執事をしていた人よ。今は家令に昇格して、ずっとマナーハウスにいるわ。
ここ数年は私も簡単な手伝いをするようになったけれど、社交以外の領地のことは、ほとんどトマスが管理しているわよ」
「護衛とか、用心棒として雇われた経歴はない?」
「うーん、どうだろう。トマスは、私が生まれる前から屋敷にいるから。エレナなら知ってるかもしれないけど……どうしたの?」
「……倉庫に、隠し部屋がある。風の流れが不自然な場所があった。それと、倉庫にいる間、ずっと見張られてた」
「……え?」
「トマスさんの身のこなしは、普通の執事じゃない。なにか、隠してるのかも」
「まさか、そんなこと……考えすぎじゃない?」
「魔力は感じないから、聖王国とは関係ないと思うけど……念のため、警戒した方がいい」
「……トマスに、裏表なんてないと思うんだけどな……」
「……わからないけど、僕を敵視してることは確かだ。見張ってたってことは、倉庫の中を探られたくない理由があるのかもしれない。
明日、トマスさんが来客応対をしている間に、隠し部屋を調べよう。鍵はまだ返さないで」
「わかった」
私はいまいち納得がいかなかったが、セオの考えを否定する材料もないので、ひとまず頷いておいた。
そして翌日。
客人と共にトマスが応接室に入って行ったのを確認し、私とセオは、エレナと一緒に再び倉庫を訪れていた。
エレナにはもちろん、トマスに対する疑念は伝えていない。
トマスはやはり、昨晩倉庫の鍵を返すように言ってきた。
だが、まだ探し物が見つかっていないからと素直に伝えると、エレナかイザベラを同伴させることを条件に、意外とすんなり許可してくれたのだった。
セオはトマスを疑っているが、トマスは単純にセオのことが信用できず、倉庫の中を荒らされるのが嫌で様子を探っているのではないだろうかと、私は思う。
なんせ、トマスは私以上に、人を信用しないタイプだから。
「隠し部屋は、この本棚の後ろにある。もしかしたら近くに何か仕掛けがあるかもしれないけど……心当たり、ある?」
私もエレナも、首を横に振る。
「なら、風の魔法で動かすから、少し離れていて」
セオが風の力で棚を少し浮かせて、ゆっくりと移動させる。すると、本棚の置かれていた壁には、小さな扉が隠されていたのだった。
「こんなところに隠し扉が……エレナも存じませんでした」
「私も知らなかったわ。セオのおかげね。……さあ、開けてみましょうか」
ギィィ……と小さな音を立てて、エレナが扉を開く。扉はすごく小さくて、小柄な成人女性一人がやっと通れる程度の通路が伸びていた。
私やセオなら、なんとか通れるだろう。
「……この隙間では、お腹のお肉がつかえてしまいそうです。エレナはここでお待ちしていますから、お二人で行ってらして下さい」
「わかったわ。あ、あと、もし誰か来ても追い返してくれるとありがたいのだけど」
「かしこまりました。トマスもイザベラも通しませんから、安心して下さい」
エレナはそう言ってウインクを飛ばす。
「ありがとう、エレナ。頼りになるわ。……じゃあ、行きましょうか、セオ」
「うん。僕が先に入るよ」
小さな木戸を開けて細い通路を抜けると、そこは円形の小部屋になっているようだった。窓もなく薄暗いが、外からの光だけで視界は充分に確保できる。
閉ざされていたからか、埃はそんなに積もっていないものの、ほんの少しだけ黴《かび》臭い。
「パステル、暗いけど見える?」
「うん、なんとか」
小部屋には、小さな文机と本棚がぽつん、とあるだけだった。
文机には、燃料がカラカラになって久しいランタンと、護身用と思われる短剣が置かれている。
引き出しの中には未使用の便箋と封筒、インクやペンが入っていた。
二段しかない小さな本棚の上段には、数冊の日記帳と小箱がひとつ。
下の段には、絵葉書や手紙の束が収められていた。
「日記も小箱も確認したいけど、ここで見るには時間もないし、暗いわね。私の部屋に運びましょうか」
「それより、外で魔法の家を出すから、そこに収納すればいい。魔法の家の中に隠しておけば、もしパステルの部屋に誰かが入ったとしても、見つからない」
「そっか、それもそうね。じゃあ、お願い」
セオが先に外に戻り、手乗りサイズの魔法の家を取りだした。魔法の家に手をかざして魔力を流すと、一瞬強い光を放ち、魔法の家はあっという間に大きくなった。
私は手紙や日記、小箱を渡し、セオは次々と家の中に運んでいき、収納した。
――倉庫の外から男性二人が言い争う声が聞こえてきたのは、魔法の家を手乗りサイズに戻し、本棚を慎重に元の位置に戻し終わった時だった。
0
お気に入りに追加
19
あなたにおすすめの小説
毒花令嬢の逆襲 ~良い子のふりはもうやめました~
りーさん
恋愛
マリエンヌは淑女の鑑と呼ばれるほどの、完璧な令嬢である。
王子の婚約者である彼女は、賢く、美しく、それでいて慈悲深かった。
そんな彼女に、周りは甘い考えを抱いていた。
「マリエンヌさまはお優しいから」
マリエンヌに悪意を向ける者も、好意を向ける者も、皆が同じことを言う。
「わたくしがおとなしくしていれば、ずいぶんと調子に乗ってくれるじゃない……」
彼らは、思い違いをしていた。
決して、マリエンヌは慈悲深くなどなかったということに気づいたころには、すでに手遅れとなっていた。
余りモノ異世界人の自由生活~勇者じゃないので勝手にやらせてもらいます~
藤森フクロウ
ファンタジー
相良真一(サガラシンイチ)は社畜ブラックの企業戦士だった。
悪夢のような連勤を乗り越え、漸く帰れるとバスに乗り込んだらまさかの異世界転移。
そこには土下座する幼女女神がいた。
『ごめんなさあああい!!!』
最初っからギャン泣きクライマックス。
社畜が呼び出した国からサクッと逃げ出し、自由を求めて旅立ちます。
真一からシンに名前を改め、別の国に移り住みスローライフ……と思ったら馬鹿王子の世話をする羽目になったり、狩りや採取に精を出したり、馬鹿王子に暴言を吐いたり、冒険者ランクを上げたり、女神の愚痴を聞いたり、馬鹿王子を躾けたり、社会貢献したり……
そんなまったり異世界生活がはじまる――かも?
ブックマーク30000件突破ありがとうございます!!
第13回ファンタジー小説大賞にて、特別賞を頂き書籍化しております。
♦お知らせ♦
余りモノ異世界人の自由生活、コミックス3巻が発売しました!
漫画は村松麻由先生が担当してくださっています。
よかったらお手に取っていただければ幸いです。
書籍のイラストは万冬しま先生が担当してくださっています。
7巻は6月17日に発送です。地域によって異なりますが、早ければ当日夕方、遅くても2~3日後に書店にお届けになるかと思います。
今回は夏休み帰郷編、ちょっとバトル入りです。
コミカライズの連載は毎月第二水曜に更新となります。
漫画は村松麻由先生が担当してくださいます。
※基本予約投稿が多いです。
たまに失敗してトチ狂ったことになっています。
原稿作業中は、不規則になったり更新が遅れる可能性があります。
現在原稿作業と、私生活のいろいろで感想にはお返事しておりません。
うまく笑えない君へと捧ぐ
西友
BL
本編+おまけ話、完結です。
ありがとうございました!
中学二年の夏、彰太(しょうた)は恋愛を諦めた。でも、一人でも恋は出来るから。そんな想いを秘めたまま、彰太は一翔(かずと)に片想いをする。やがて、ハグから始まった二人の恋愛は、三年で幕を閉じることになる。
一翔の左手の薬指には、微かに光る指輪がある。綺麗な奥さんと、一歳になる娘がいるという一翔。あの三年間は、幻だった。一翔はそんな風に思っているかもしれない。
──でも。おれにとっては、確かに現実だったよ。
もう二度と交差することのない想いを秘め、彰太は遠い場所で笑う一翔に背を向けた。
非実在系弟がいる休暇
あるふれん
ライト文芸
作家である「お姉ちゃん」は、今日も仕事の疲れを「弟くん」に癒してもらっていた。
とある一点を除いてごく普通の仲良し姉弟に、創作のお話のような出来事が訪れる。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる