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第038話 新しい収益の柱を考えます
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今日も今日とて土木作業という名の作業指示を終えて、村に帰ってきた訳ですが。
リサさんにちょっと怒られました。
話によると、あの出オチのオークさん。
専業の方でも、複数で相手する程の厄介な対象だそうで。
森で出会うと、死を覚悟するような相手なんだとか。
クマさんとかと同レベルなんですね。
足が遅いので、魔法使いの人がいれば釣瓶撃ちなんだそうですが。
あ。
専業という事で。
この世界、冒険者さんっぽいのがいました。
厳密には、口利き屋さんというのが町にいまして。
そこに登録している何でも屋さんですね。
というのも、職業が未分化な世界なので。
それぞれを捕捉する部分で人材斡旋業が存在しているようです。
ちなみにこれ。
領主の人が助成しているんです。
というのも、領有地で問題があれば軍を派遣しますが。
領有外には影響を及ぼせません。
ただ、口利き屋に助成する事によって。
そういう地域の人でも気軽に人材を斡旋してもらえるようになります。
そうやって、影響力を伸ばして実効支配地域を増やすそうです。
為政者というのも、色々考えないといけないんだなと改めて考えさせられました。
はい。
怒られた分は挽回するという事で。
お仕事を頑張ろうかなと。
実はですね。
行商に使っていたヤクさんなのですが。
カップルだったらしく。
妊娠が発覚しまして。
新しいヤクカップルを買ってきた次第です。
ちなみに青汁込みで、四行商くらいなので頑張って稼がないとダメです。
で、新しいヤクさん達ですが既存の牛舎に入りきらないという事で。
村外れの我が憩いの豆腐住宅近くに、新規で建設する事になりました。
大脱走するにしても先ですし、冬を越えるには必要な設備ですので。
それに、この子達に関しては行商チーム専有になるそうなので。
大切に育てます。
何よりも……。
『おめめ、ちゃーみんぐ……』
『もふもふ』
『つの、かっこいいの』
精霊さん達が、飼うと伝えた途端にメロメロに。
獲物と飼育動物の差はなんだろうなと思いながらも。
人間も似たようなものかと、柔軟な精霊さん達の思考に敬意を表しておきます。
という訳で、最近は飼育員さんもやっている今日この頃です。
やっと新しい牛舎に慣れたヤクさん達に藁を混ぜた草をあげて、糞の処理をしている最中。
そろそろ行商のアイテムもラインナップを考えないと駄目だなと思った次第でして。
いや、青汁なんですが、大盛況は変わらないんです。
傷薬だし、そんなに必要とする人間がいるのかと初めは思っていたのですが。
オークさんに出会ったりして、中々この世界の人も過酷なのだなと思い知った訳で。
ダリーヌさん曰く。
「あればあるだけ持ってきたら良いさね。この町で捌けなければ、交易に出すだけさ」
なんて話でした。
現状は領主ががっつり確保して、各領地へ慎重にばら撒いているそうで。
この辺、在地の偉いさんへの褒美兼示威行為も兼ねているそうで。
為政者というのも、色々(以下略。
ただ、冬になると素材の収穫量も減りそうなので。
次の収益の柱も欲しいなと。
そんな時にリサさんから聞いたのが、魔道具だったんです。
魔道具。
その怪しい響きが、中二心を擽りました。
リサさんにちょっと怒られました。
話によると、あの出オチのオークさん。
専業の方でも、複数で相手する程の厄介な対象だそうで。
森で出会うと、死を覚悟するような相手なんだとか。
クマさんとかと同レベルなんですね。
足が遅いので、魔法使いの人がいれば釣瓶撃ちなんだそうですが。
あ。
専業という事で。
この世界、冒険者さんっぽいのがいました。
厳密には、口利き屋さんというのが町にいまして。
そこに登録している何でも屋さんですね。
というのも、職業が未分化な世界なので。
それぞれを捕捉する部分で人材斡旋業が存在しているようです。
ちなみにこれ。
領主の人が助成しているんです。
というのも、領有地で問題があれば軍を派遣しますが。
領有外には影響を及ぼせません。
ただ、口利き屋に助成する事によって。
そういう地域の人でも気軽に人材を斡旋してもらえるようになります。
そうやって、影響力を伸ばして実効支配地域を増やすそうです。
為政者というのも、色々考えないといけないんだなと改めて考えさせられました。
はい。
怒られた分は挽回するという事で。
お仕事を頑張ろうかなと。
実はですね。
行商に使っていたヤクさんなのですが。
カップルだったらしく。
妊娠が発覚しまして。
新しいヤクカップルを買ってきた次第です。
ちなみに青汁込みで、四行商くらいなので頑張って稼がないとダメです。
で、新しいヤクさん達ですが既存の牛舎に入りきらないという事で。
村外れの我が憩いの豆腐住宅近くに、新規で建設する事になりました。
大脱走するにしても先ですし、冬を越えるには必要な設備ですので。
それに、この子達に関しては行商チーム専有になるそうなので。
大切に育てます。
何よりも……。
『おめめ、ちゃーみんぐ……』
『もふもふ』
『つの、かっこいいの』
精霊さん達が、飼うと伝えた途端にメロメロに。
獲物と飼育動物の差はなんだろうなと思いながらも。
人間も似たようなものかと、柔軟な精霊さん達の思考に敬意を表しておきます。
という訳で、最近は飼育員さんもやっている今日この頃です。
やっと新しい牛舎に慣れたヤクさん達に藁を混ぜた草をあげて、糞の処理をしている最中。
そろそろ行商のアイテムもラインナップを考えないと駄目だなと思った次第でして。
いや、青汁なんですが、大盛況は変わらないんです。
傷薬だし、そんなに必要とする人間がいるのかと初めは思っていたのですが。
オークさんに出会ったりして、中々この世界の人も過酷なのだなと思い知った訳で。
ダリーヌさん曰く。
「あればあるだけ持ってきたら良いさね。この町で捌けなければ、交易に出すだけさ」
なんて話でした。
現状は領主ががっつり確保して、各領地へ慎重にばら撒いているそうで。
この辺、在地の偉いさんへの褒美兼示威行為も兼ねているそうで。
為政者というのも、色々(以下略。
ただ、冬になると素材の収穫量も減りそうなので。
次の収益の柱も欲しいなと。
そんな時にリサさんから聞いたのが、魔道具だったんです。
魔道具。
その怪しい響きが、中二心を擽りました。
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