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第022話 お祭りの買い出しって胸キュン
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近況や今後の展開などダリーヌと話し込む。
無理のない範囲での活動方針を打ち出した辺りで結構な時間が過ぎていたので、お暇を。
「価格交渉はちゃんとしてるさね。次回、楽しみにね」
にやりと悪い表情で笑うダリーヌに食えない婆さんだなと笑えてしまったのは負けだろう。
こいつより増えるのかと、懐に収まりきらない革袋をじゃりんと鳴らしながら、鞄に詰め込む。
店を出て、唐突にリサさんに待機をお願いした。
首をくてんと傾げるリサさんを尻目に、精霊さん、精霊さん、カモン。
ダリーヌはケツを持つと言ってくれたけど、相手は公権力。
忖度して部下が暴走するというシナリオも十分考えられる。
というか、案として挙げた段階でやらかす気満々とみているの。
なので。
「周囲で怪しい人を発見したら、優しく折檻の方針です。お願い出来ますか?」
私のお願いに、精霊さん達がきゅぴーんっとつぶらな瞳を輝かせる。
『そーさく!!』
『おんみつどーしん!!』
『てんまふくめつ!!』
おぉぅ。豪華な顔ぶれだ。
往年の名俳優が揃い踏みしそうだなと思いながら、しゅばっと散っていく精霊さんを見送る。
別に壁とか普通にすり抜ける存在なのに。
壁に葉っぱで身を隠して透過する演出は過剰演出だと思う。
ちょっと頬を引きつらせて見送っていると、耳元でぼそり。
「また魔法?」
「ダリーヌさんはああ言って下さいましたが、念には念を入れたいと思います」
そう答えると、離れたリサさんが深い溜息一つ。
ちょっと苦笑を浮かべながら。
「身を案じてくれて、ありがとう」
その言葉に、軽く一礼を返しておいた。
「さてさて、帰るまでに頑張りましょう!!」
えいえいおーで商店巡りの開始だ。
ダリーヌのお店を出て、そのままお店を梯子する。
特に今日も顔を出してくれた酒屋は要チェックだ。
「おぅ。また買いに来てくれたのかい? お得意様だね」
破顔するおいちゃんを置いて、樽を確認していく。
エールと果実酒が主で、蒸留酒はまだ開発されていないと。
果実酒に関しては、前回のを除き、種類を優先させてみた。
葡萄酒もどきに限らず、結構色々な果実のお酒が生産されているようで。
いつ、どこの人間にもお酒は重要なのだなと改めて感じさせられた。
小樽を買い込み、じょろじょろと移していってもらう事、暫し。
「はは。店でも開けそうな量だな。何かあったのかい?」
「収穫祭を開こうかと思いまして」
「そりゃあ、縁起が良い。でも、それにしちゃ良い酒ばっかりだな」
どうせ量を飲むんだから、勿体無いよなんて冗談を交えながら、おまけにエールの新酒樽を付けてくれるおいちゃん、まじ神。
小樽とは言え、担ぎ切れないと思っていると。
馬車まで配達してくれるという太っ腹サービスも付いてきた。
おいちゃん、(以下略。
「また、市でよろしくな!!」
超フレンドリーに手を振るおいちゃんを後に、次のお店を目指す。
前回は生活向上を主体に買い物をしていたが、今回は収穫祭の買い出しだ。
ちょっと豪華な布とか、珍しくて高価な珍味系保存食など楽しそうなものを狙っていく。
という訳で、馬車の荷台は竜宮城もかくやの豪華な物品の数々で覆いつくされてしまった。
ヤクの皆さんは大丈夫かなと思ったけど、速度は出ないけど馬力が命のヤクさん。
事も無げにごろごろと進み始めたので、一安心。
さぁ、再びの凱旋だぜ!!
無理のない範囲での活動方針を打ち出した辺りで結構な時間が過ぎていたので、お暇を。
「価格交渉はちゃんとしてるさね。次回、楽しみにね」
にやりと悪い表情で笑うダリーヌに食えない婆さんだなと笑えてしまったのは負けだろう。
こいつより増えるのかと、懐に収まりきらない革袋をじゃりんと鳴らしながら、鞄に詰め込む。
店を出て、唐突にリサさんに待機をお願いした。
首をくてんと傾げるリサさんを尻目に、精霊さん、精霊さん、カモン。
ダリーヌはケツを持つと言ってくれたけど、相手は公権力。
忖度して部下が暴走するというシナリオも十分考えられる。
というか、案として挙げた段階でやらかす気満々とみているの。
なので。
「周囲で怪しい人を発見したら、優しく折檻の方針です。お願い出来ますか?」
私のお願いに、精霊さん達がきゅぴーんっとつぶらな瞳を輝かせる。
『そーさく!!』
『おんみつどーしん!!』
『てんまふくめつ!!』
おぉぅ。豪華な顔ぶれだ。
往年の名俳優が揃い踏みしそうだなと思いながら、しゅばっと散っていく精霊さんを見送る。
別に壁とか普通にすり抜ける存在なのに。
壁に葉っぱで身を隠して透過する演出は過剰演出だと思う。
ちょっと頬を引きつらせて見送っていると、耳元でぼそり。
「また魔法?」
「ダリーヌさんはああ言って下さいましたが、念には念を入れたいと思います」
そう答えると、離れたリサさんが深い溜息一つ。
ちょっと苦笑を浮かべながら。
「身を案じてくれて、ありがとう」
その言葉に、軽く一礼を返しておいた。
「さてさて、帰るまでに頑張りましょう!!」
えいえいおーで商店巡りの開始だ。
ダリーヌのお店を出て、そのままお店を梯子する。
特に今日も顔を出してくれた酒屋は要チェックだ。
「おぅ。また買いに来てくれたのかい? お得意様だね」
破顔するおいちゃんを置いて、樽を確認していく。
エールと果実酒が主で、蒸留酒はまだ開発されていないと。
果実酒に関しては、前回のを除き、種類を優先させてみた。
葡萄酒もどきに限らず、結構色々な果実のお酒が生産されているようで。
いつ、どこの人間にもお酒は重要なのだなと改めて感じさせられた。
小樽を買い込み、じょろじょろと移していってもらう事、暫し。
「はは。店でも開けそうな量だな。何かあったのかい?」
「収穫祭を開こうかと思いまして」
「そりゃあ、縁起が良い。でも、それにしちゃ良い酒ばっかりだな」
どうせ量を飲むんだから、勿体無いよなんて冗談を交えながら、おまけにエールの新酒樽を付けてくれるおいちゃん、まじ神。
小樽とは言え、担ぎ切れないと思っていると。
馬車まで配達してくれるという太っ腹サービスも付いてきた。
おいちゃん、(以下略。
「また、市でよろしくな!!」
超フレンドリーに手を振るおいちゃんを後に、次のお店を目指す。
前回は生活向上を主体に買い物をしていたが、今回は収穫祭の買い出しだ。
ちょっと豪華な布とか、珍しくて高価な珍味系保存食など楽しそうなものを狙っていく。
という訳で、馬車の荷台は竜宮城もかくやの豪華な物品の数々で覆いつくされてしまった。
ヤクの皆さんは大丈夫かなと思ったけど、速度は出ないけど馬力が命のヤクさん。
事も無げにごろごろと進み始めたので、一安心。
さぁ、再びの凱旋だぜ!!
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