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第002話 未確認てちてち物体、第一種接近遭遇
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叫ぶだけ叫んだら落ち着いた。
「ふむ、本当に無一文で投げ出されるとは……」
そこここにあったポケットを叩いてもビスケットの一つも見つからない。
もひとつ叩いても、増えるものもない。
周囲を見渡しても、荷物が置かれている形跡もない。
ないない尽くしに、これは早晩に詰むなと確信する。
木々の間から空を見上げれば、さんざめくようにご機嫌な太陽が浮かんでいるのが垣間見えた。
空は青く、雲は白い。
当たり前の情景にほっとする。
「あまりにも物理法則が違っていたら、二進も三進もいかないところだけど」
そっと足元にあった小石を拾い上げて、ぽいっと投げて見れば地面に引かれるようにすとんと落ちる。
「リンゴではないけど。ニュートンさんは何というのかな、こういう時に」
物理的探究は程々に。
今度は体の性能チェックに移る。
こきりこきりと首を曲げ、肩を回した段階である事に気付いた。
「うぉ……。快適だ……。何、この可動範囲……。プラモかよ」
長年のつけが溜まった肉体は、立てばめまい、座れば痔痛、歩く時には膝頓痛だったのだが、偏頭痛も四十肩も無くなり、正に健康体そのものだった。
心なしか、思考にかかっていたもやのようなものまで吹き飛んで、爽やかな気分なのだ。
「これが最高にハイってやつなのかな……」
こめかみをぽりぽり、志の低い事を呟きながら、膝の耐久確認の屈伸からラジオ体操に移り、体の感覚を掴んでいく。
「さてさて。そろそろ先を考えないと」
寂しさのあまり独り言を連発しながら、ふむと悩み始める。
このまま動かずに過ごそうにも、ここは森。
食料云々の前に、自分自身が食料になりそうな気がする。
あらクマさん、こんにちは。
私が昼ごはんです。
そんな未来を思い浮かべて、身震いしてみた。
「何とかして、指針を立てないとな……」
とすんっと下草に座り込み、顎に手を置いてむむむと考え込む。
『ししん……』
『ほうしん?』
『ふしんなの……』
『かしんはいずこに』
と、誰もいないと思い込んでいた周囲から聞こえてきた声に顔を上げる。
「え、あれ? 誰かいますか?」
私の声に、静寂が返る。
これはまたいつもの霊現象かと、この地に来てまで付きまとってくるのかと怨嗟の溜息を吐こうとした瞬間。
『いますよ?』
『いるの』
『きこえる?』
ふと、振り返るとそこには小人がちょこんとわらわら立っていた。
身長は三十センチ程だろうか。
三等身で、三分間の料理番組のオープニングに登場する玉ねぎ頭を彷彿とさせる生物がそこにいた。
若干生物と言い切りにくかったのは、その身が若干透けている事が原因であるが。
霊にしては、はっきりとコミュニケーションを取ってくるなと。
今までになかったパターンに若干戸惑う。
『にんげん、とまった』
『ていしじょうたい』
『うごかないの』
口々にわらわらしている小人を前に、考え込んでみる。
神様……はきっと先の女神みたいなのを指すのだろう。
幽霊……のイメージとはちょっと違う。
付喪神……にしては、小さいけど人間形態だ。
「精霊……さん?」
疑問形で聞いてみると、くわっと目を見開いた小人達が万歳三唱を始める。
『おぉ、こみにけーしょん』
『はじめてのかんかく』
『いだいなるだいいっぽ』
『けいしょういたみいります』
ざわざわしながら、周囲をネイティブアメリカンの儀式のように闊歩し始める小人達。
このまま火炙りにされるのは嫌なので、関係を深めるべく会話をしてみる事にした。
ひょいっと掴んで持ち上げてみると、半透明なのにしっかりとリアルな触感が返ってくる事に脳が驚く。
「えと、精霊さんですか?」
『はい、にんげんさん』
うぉ、ファーストコンタクトだと思いながら、会話を進めてみる。
どうもこの世界。
この小人改め精霊さんが活躍する世界なのだそうだ。
活躍というのも別に生存活動を行っている訳では無く、言ってしまえばエネルギーの動きが目に見えて喋っているようなものらしい。
地球でいえば電気が小人の姿をして、きこきこ自転車の車輪を回したり、ふんぬっと鍋を温めたりしている感じだろうか。
まぁ、比喩だけど。
で、気付いてしまった。
精霊さんの声の感じは、地球時代の霊現象の感覚と瓜二つ。
きっと地球にも精霊さんみたいな存在はいて、喋ってたのだろうけど聞き取れる程の出力が無かったのかな。
そう考えると、そんなものに悩み傷つきながら生きてきた四十年近くに泣けてきた。
しょんぼりとしつつも、話を広げていく。
どうも精霊さん同士は何らかのコミュニケーション能力でつながっていて情報伝達が出来るようだ。
ただ個々の人格は曖昧で、イメージ的にはテレビ局で編集された番組を各テレビが好きなチャンネルを映している感じだろうか。
双方向性だけどね。
頼めば色々やってくれそうなのだが、この手の話だと対価とか頼み方の相違から生まれる悲劇とかを想像してしまい、そう易々と頼めない。
迷いに迷っていると、中天にあった太陽は傾き、徐々に世界が朱に染まり始める。
ぐーっと鳴る腹に危機感を刺激され、ええいままよと精霊さんに聞く事にした。
「道とかどこにあるか分かります?」
『みち?』
『にんげんさんがつくってたやつ』
『つちの』
『いしの!!』
ざわざわと会議が始まり、てとてとと歩み出た一人がびしっと指さす。
『あっち』
通じた……。
パーフェクトコミュニケーションに胸を撫でおろしながら、対価に戦々恐々としていたのだが。
……。
天使が通っていった。
きっと……の後にトンボのアイコンが描かれるコマだなと思いつつ、聞いてみる。
「対価は必要ないですか?」
藪蛇かもしれないけど、円滑な人間関係には重要な事だ。
『たいか?』
『とくにはございません』
『なにかもらえる?』
『それはすてきなこと』
結論としては、無償奉仕をする生き物のようだ。
生き物?
まぁ良い。
取りあえず、精霊さんの助力を借りて生存圏まで移動する。
対価を考えるのは後回し。
生き残るの大事。
最優先。
「ふむ、本当に無一文で投げ出されるとは……」
そこここにあったポケットを叩いてもビスケットの一つも見つからない。
もひとつ叩いても、増えるものもない。
周囲を見渡しても、荷物が置かれている形跡もない。
ないない尽くしに、これは早晩に詰むなと確信する。
木々の間から空を見上げれば、さんざめくようにご機嫌な太陽が浮かんでいるのが垣間見えた。
空は青く、雲は白い。
当たり前の情景にほっとする。
「あまりにも物理法則が違っていたら、二進も三進もいかないところだけど」
そっと足元にあった小石を拾い上げて、ぽいっと投げて見れば地面に引かれるようにすとんと落ちる。
「リンゴではないけど。ニュートンさんは何というのかな、こういう時に」
物理的探究は程々に。
今度は体の性能チェックに移る。
こきりこきりと首を曲げ、肩を回した段階である事に気付いた。
「うぉ……。快適だ……。何、この可動範囲……。プラモかよ」
長年のつけが溜まった肉体は、立てばめまい、座れば痔痛、歩く時には膝頓痛だったのだが、偏頭痛も四十肩も無くなり、正に健康体そのものだった。
心なしか、思考にかかっていたもやのようなものまで吹き飛んで、爽やかな気分なのだ。
「これが最高にハイってやつなのかな……」
こめかみをぽりぽり、志の低い事を呟きながら、膝の耐久確認の屈伸からラジオ体操に移り、体の感覚を掴んでいく。
「さてさて。そろそろ先を考えないと」
寂しさのあまり独り言を連発しながら、ふむと悩み始める。
このまま動かずに過ごそうにも、ここは森。
食料云々の前に、自分自身が食料になりそうな気がする。
あらクマさん、こんにちは。
私が昼ごはんです。
そんな未来を思い浮かべて、身震いしてみた。
「何とかして、指針を立てないとな……」
とすんっと下草に座り込み、顎に手を置いてむむむと考え込む。
『ししん……』
『ほうしん?』
『ふしんなの……』
『かしんはいずこに』
と、誰もいないと思い込んでいた周囲から聞こえてきた声に顔を上げる。
「え、あれ? 誰かいますか?」
私の声に、静寂が返る。
これはまたいつもの霊現象かと、この地に来てまで付きまとってくるのかと怨嗟の溜息を吐こうとした瞬間。
『いますよ?』
『いるの』
『きこえる?』
ふと、振り返るとそこには小人がちょこんとわらわら立っていた。
身長は三十センチ程だろうか。
三等身で、三分間の料理番組のオープニングに登場する玉ねぎ頭を彷彿とさせる生物がそこにいた。
若干生物と言い切りにくかったのは、その身が若干透けている事が原因であるが。
霊にしては、はっきりとコミュニケーションを取ってくるなと。
今までになかったパターンに若干戸惑う。
『にんげん、とまった』
『ていしじょうたい』
『うごかないの』
口々にわらわらしている小人を前に、考え込んでみる。
神様……はきっと先の女神みたいなのを指すのだろう。
幽霊……のイメージとはちょっと違う。
付喪神……にしては、小さいけど人間形態だ。
「精霊……さん?」
疑問形で聞いてみると、くわっと目を見開いた小人達が万歳三唱を始める。
『おぉ、こみにけーしょん』
『はじめてのかんかく』
『いだいなるだいいっぽ』
『けいしょういたみいります』
ざわざわしながら、周囲をネイティブアメリカンの儀式のように闊歩し始める小人達。
このまま火炙りにされるのは嫌なので、関係を深めるべく会話をしてみる事にした。
ひょいっと掴んで持ち上げてみると、半透明なのにしっかりとリアルな触感が返ってくる事に脳が驚く。
「えと、精霊さんですか?」
『はい、にんげんさん』
うぉ、ファーストコンタクトだと思いながら、会話を進めてみる。
どうもこの世界。
この小人改め精霊さんが活躍する世界なのだそうだ。
活躍というのも別に生存活動を行っている訳では無く、言ってしまえばエネルギーの動きが目に見えて喋っているようなものらしい。
地球でいえば電気が小人の姿をして、きこきこ自転車の車輪を回したり、ふんぬっと鍋を温めたりしている感じだろうか。
まぁ、比喩だけど。
で、気付いてしまった。
精霊さんの声の感じは、地球時代の霊現象の感覚と瓜二つ。
きっと地球にも精霊さんみたいな存在はいて、喋ってたのだろうけど聞き取れる程の出力が無かったのかな。
そう考えると、そんなものに悩み傷つきながら生きてきた四十年近くに泣けてきた。
しょんぼりとしつつも、話を広げていく。
どうも精霊さん同士は何らかのコミュニケーション能力でつながっていて情報伝達が出来るようだ。
ただ個々の人格は曖昧で、イメージ的にはテレビ局で編集された番組を各テレビが好きなチャンネルを映している感じだろうか。
双方向性だけどね。
頼めば色々やってくれそうなのだが、この手の話だと対価とか頼み方の相違から生まれる悲劇とかを想像してしまい、そう易々と頼めない。
迷いに迷っていると、中天にあった太陽は傾き、徐々に世界が朱に染まり始める。
ぐーっと鳴る腹に危機感を刺激され、ええいままよと精霊さんに聞く事にした。
「道とかどこにあるか分かります?」
『みち?』
『にんげんさんがつくってたやつ』
『つちの』
『いしの!!』
ざわざわと会議が始まり、てとてとと歩み出た一人がびしっと指さす。
『あっち』
通じた……。
パーフェクトコミュニケーションに胸を撫でおろしながら、対価に戦々恐々としていたのだが。
……。
天使が通っていった。
きっと……の後にトンボのアイコンが描かれるコマだなと思いつつ、聞いてみる。
「対価は必要ないですか?」
藪蛇かもしれないけど、円滑な人間関係には重要な事だ。
『たいか?』
『とくにはございません』
『なにかもらえる?』
『それはすてきなこと』
結論としては、無償奉仕をする生き物のようだ。
生き物?
まぁ良い。
取りあえず、精霊さんの助力を借りて生存圏まで移動する。
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